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この記事の目次

ダイソンの推しメンはV8 Slim!?

Dyson V8 Slim Fluffy+ 口コミレビュー

V8シリーズから日本住居+日本人に最適な軽量モデルが登場!

ざっくりまとめると

●2019/8/21にダイソンのオンラインストアでDyson V8 Slimが発売
●[V8 Slim Fluffy]と[V8 Slim Fluffy+]の2機種がラインナップ
●V8 SlimはDyson V8 Fluffyを軽量化した日本専用モデル
●ソフトローラークリーナーヘッドが従来より小型化
●ストレートパイプが従来より短縮化
●Vシリーズで一番軽量だから女性や年配者にも最適

2019年8月21日にダイソンからスティックコードレスクリーナー(Dyson V8 Slim)が発売された。新しくV8シリーズにラインアップされたのは[Dyson V8 Slim Fluffy]と[Dyson V8 Slim Fluffy+]2機種となり、2016年に発売されたV8 Fluffyを軽量化した日本専用モデルとなる。

Dyson V8 Slimで大きく改良されたパーツは、従来モデル(V8 Fluffy)と比べて、40%小さくて軽いクリーナーヘッドを搭載したことと、ストレートパイプを細く短くしていること。このため、日本の住宅でも使い勝手がよくなったうえ、平均身長が低い日本人にも取り回しやすくなる。

現在、ダイソンの主力は同年に発売されたV11シリーズがフラッグシップ機となるが、使用頻度の高い[標準モード]の使用時間はV8シリーズのほうが10分も長く使えるうえ、重さが570gも軽いことを考えると、最新モデルより軽量化されたV8に魅力を感じる人も多いのではないだろうか。

V8 Slimはいつ値下がり?

63,720円は高い…いつ頃に買えば安くなるの?

ざっくりまとめると

●V8 Slim Fluffy:52,920円(公式の発売日価格)
●V8 Slim Fluffy+:63,720円(公式の発売日価格)
●同年に発売されたV7 Slimは約2ヶ月で1万円値下がりした
●さらに予算を抑えたい場合は年末年始のセールか2020年モデルの発売まで待つ
●今すぐ欲しい場合は10月の増税に伴う駆け込み値下げセール(9月)を狙う
●公式が9月30日まで購入したV8 Slimの代金を8%還元してくれる

基本的にダイソンを問わずハイエンド機(高機能タイプ)のコードレスクリーナーはどこのメーカーも発売当初はかなりの割高となるため、少しでも予算を抑えたい場合は少し待ったほうがよいだろう。現在、公式オンラインストアではV8 Slim Fluffyが52,920円、V8 Slim Fluffy+が63,720円と、2019年シリーズのモデルが購入できるほど割高となっている。

「具体的にどれくらい待てばいいの?」例えば、2019年3月に発売されたV7 Slimは当初45,000円で販売されたが、63日後には33,000円台まで下った。このため、少し予算を抑えたい場合は2ヶ月は待ったほうがよいだろう。さらに予算を抑えたい場合は、年末年始のセールや来年の3月~5月に発売される新モデルが発売されるまで待ったほうがよいだろう。

ダイソン 8% 還元セール(消費税増税対策)

どうしても今すぐ欲しい場合は、2019年10月に消費税が8%から10%に引き上げられるため、ポイントに依存している量販店やQRコード決済サービスの駆け込み需要を狙ったキャンペーン時に購入。その後、現在ダイソンが行っている「8%還元キャンペーン(9月30日まで)」を利用し、指定した口座に商品代金の8%を振り込んでもらうと予算を抑えることが可能。ちなみに増税前最後となる楽天市場の「スーパーSALE」は9/4~9/11のあいだに開催される予定だ。

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V8 Slimの種類

V8 Slim Fluffy 仕様 V8 Slim Fluffy+
2.15kg 質量 2.15kg
5時間 充電時間 5時間
通常:40分
通常:30分
強:7分
使用時間 通常:40分
通常:30分
強:7分
コンビネーションノズル
隙間ノズル
LED隙間ノズル
ミニソフトブラシ
フトンツール
ミニモーターヘッド
収納用ブラケット

[V8 Slim Fluffy]と[V8 Slim Fluffy+]の違い

V8 Slimは[V8 Slim Fluffy]と[V8 Slim Fluffy+]2種類のモデルがラインナップ。それぞれの違いは付属されている専用ツール(アタッチメント)となり、本体やクリーナーヘッドのスペックは同じである。このため、主な用途がフロアのみの掃除であれば、最低限のアタッチメントが同梱された割安の[V8 Slim Fluffy]。フロアだけでなく布団などの寝具、家電や家具など幅広く掃除したいのであれば、アタッチメントが豊富な[V8 Slim Fluffy+]を選ぶとよいだろう。

なお、あとでLED隙間ノズルを除くアタッチメントは単品でも販売されているため、あとで必要になった場合でも購入することが可能。ただし、公式オンラインストで注文すると割高なため、予算を抑えたい場合は、Amazonや楽天市場などで販売されている並行輸入品がおすすめ。例えば、V8用の布団やマットレスからハウスダストを取り除ける[フトンツール]は、公式オンラインストアでは約4000円で販売されているが、並行輸入品だと半額ほどで購入することができるのだ。

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従来のV8 Fluffyと新しいV8 Slim Fluffyの大きな違い

Dyson V8 Slim Fluffy+(重量)

力の弱い女性やお年寄りにすすめたくなるほど軽くなった!

V8 Slim 各パーツの重量

●本体:1528g
●ストレートパイプ:202g
●クリーナーヘッド:423g
●V8 Slimスティイック時の重量:約2.15kg
●Dyson Vシリーズで一番軽い!?

当サイトではこれまで軽いダイソンのコードレスクリーナーを探している人には、V7シリーズのモデルをおすすめしてきた。V7より軽いV6を候補から外した理由は、V6以前のモデルには簡単にゴミ捨てが行える機構が採用されていないからだ。V7以降にはゴミが回収されるクリアビンにゴミをこそぎ落とすスクレイパーが配置されているため、クリアビンの中で詰まった綿埃のかたまりやシュラウドに絡みついた髪の毛もしっかり捨てられるメリットは大きい。

しかし、V7にはV8と同じ重たい本体とクリーナーヘッドが採用されているため、まだまだ女性やお年寄りには軽いとは言えない重さであった。実際に通販サイトのレビューやSNSの口コミに目を通しても、「ダイソンは重たくて使いにくい。」「ダイソンが欲しいけど重たいから軽い製品を使用している。」という意見も多く散見される。軽いダイソンならV7シリーズとおすすめしておきながら、本当にV7は力の弱い人にとって軽く感じるのかと罪悪感もあった。

今回発売されたV8 Slimは後述するクリーナーヘッドやストレートパイプが軽量化されており、日本の住居や平均身長の日本人にも使いやすくなった日本専用モデル。実際に使用してみたが、従来のFluffyより軽い力でヘッドを前後にストロークさせることができるうえ、軽く手をひねるだけで方向転換もスムーズに行えるようになっている。さらに重量は同年に発売された軽さで定評のある「V7 Slim」よりも軽い2.15kg。力の弱い女性やお年寄りやDCシリーズを使っているユーザーも違和感なく乗り換えることができる軽さとなっている。

実際に従来のV8と重さや使い勝手を体感で比べてみたが、比較的新しいシリーズ(V7/V8/V10/V11)を持っている人が、V8 Slimを持つとかなり驚くような軽さとなっている。また、重量が軽くなっただけでなく、従来のFluffyに搭載されているクリーナーヘッドより、軽い力でヘッドを前後に滑らせる動作もできた。さらに、ヘッドの奥行きが短くなったため、手首に負担をかけずに方向転換もスムーズに行えるのも嬉しいポイント。ワンルームであれば従来の重たいFluffyでも問題ないが、家一軒丸ごと掃除する場合は迷わずV8 Slimを選びたいほど軽くなっている。

V8 Slim スリムソフトローラークリーナーヘッド(高さのサイズ)

従来のソフトローラークリーナーヘッドと比べると高さが約1cm低くなっているため、家具やベッドのような下の隙間も掃除がしやすくなっている。ただし、我が家では家具の下に5cm以上も隙間がないため、ヘッドの高さが低くなった恩恵はうけられなかった。

V8 Slim スリムソフトローラークリーナーヘッド(奥行きのサイズ)

従来のソフトローラークリーナーヘッドと比べると奥行きが約3cmほど短くなっており、ヘッドの方向転換が軽い力でスムーズに行えるようになっていた。より小回りが効くようになったため、机や椅子の脚周りのような狭い場所や、床にごちゃごちゃと物を置いている我が家でも掃除がしやすくなっている。

V8 Slim スリムソフトローラークリーナーヘッド(幅のサイズ)

従来のソフトローラークリーナーヘッドより40%小さく+軽くなったということで、広い場所の掃除が効率よく掃除ができないのではないかと不安になった人もいるのではないだろうか。新しいクリーナーヘッドは軽量化されたものの、全幅は従来と同じ25cmのワイドタイプになっているため、広い部屋や長い廊下も従来モデル同様に効率よく掃除することができた。

Dyson V8 Slim Fluffy+(ローラー直径)

V8 Slimのクリーナーヘッドに搭載されているモーターが消費する電力は従来のものに比べると5W低いため、ローラーを回転させるブラシパワーが少し劣っていると考えられる。しかし、従来のものと比べるとローラーの直径が約1cmほど小さくなっているため、モーターに負荷がかかるカーペットやラグを掃除してもローラーの回転が停止することはなく問題に感じなかった。
ノギスをフェルトに強く押し当てた直径:V8/46mm、V8 Slim/34mm

Dyson V8 Slim Fluffy+(ブラシバーの素材)

一見すると従来と同じプラスチック製にしか見えないブラシバーは、航空機にも使用される軽くて頑丈なアルミニウム製に変更されている。曲げやねじりの力に強い剛性のある素材を使用したことにより、前述したローラーの直径を小さくすることが実現できたという。

V8 Slim スリムソフトローラークリーナーヘッド(内蔵モーター)

クリーナーヘッドのパーツの中で一番の重量があるモーターも従来に比べると一回り小さくなっている。色々なメーカーのコードレスクリーナーを紹介してきたが、Dyson Fluffyのソフトローラークリーナーヘッドより重たいヘッドは見たことがない。ヘッドを上げ下げするとストレートパイプの先端に1kgくらいの鉛をぶらさげてるような感じで、腕を伸ばした状態でヘッドを肩から上に持ち上げるのは困難だったが、V8 Slimは女性でも軽々と持ち上げられる軽さになっている。

V8 Slim スリムソフトローラークリーナーヘッド(カーボンファイバーブラシ)

従来4列に配置されていた静電気の発生を抑え微細なゴミを取り除くカーボンファイバーブラシは2列に変更され、ブラシバーを覆うナイロンフェルトに縫い付けられている。これにより、カーボンファイバーブラシを植え付けていた4つプラスチック製の部品や接着剤を排除。大きくて重たいと言われたソフトローラークリーナーヘッドを少しでも軽くするために緻密な努力が伺える。

Dyson V8 Slim Fluffy-全長

パイプが6cmも短くなったから低身長の人にも使いやすくなった!

ダイソンの製品は重たくて手が痛くなってくるという批判だけでなく、特に女性から身長が低いから使いにくいという批判もSNSや通販サイトの口コミで多く見られる。実際にダイソンのコードレスは年々全長が長くなっていき、本体フォルムも大きくなって新しくなるほど使い勝手が悪くなっている。正直、古いDCシリーズが一番軽くて取り回しが良かったと思うほどだ。新しいV8 Slimは従来のV8と比較するとストレートパイプの長さが約6cmほど短くなっている。延長管の短縮化により背丈が低い人でも使いやすくなっており、平均身長が低い女性やお年寄りの方にもプレゼントしたくなるほど軽く使い勝手がよくなっている。
V8 Slim Fluffy ストレートパイプ(延長管)の直径

V8 SlimをWebやCMなどで見た人にはストレートパイプが短くなっただけでなく細くなったと感じた人もいるのではないだろうか。実際にノギスで測定してみると従来のV8に比べると約0.6cm細くなっていた。ただし、接続口やストレートパイプの内径は同じになっているため、従来モデル(Vシリーズ)のアタッチメントを新しいV8 slimにも使い回すことが可能となっている。(DCシリーズ)からの乗り換えの場合でも、「ダイソン変換アダプター」を利用することで接続することが可能。
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Dyson V8 Slim ソフトローラーの取り外し方&取り付け方【サイト用】

ヘッドのローラーを工具不要でサッと取り外せるようになった!

ダイソンのFluffyに標準装備されているソフトローラークリーナーヘッドはモップがけしたようにフローリングをピカピカに拭き取る効果があるものの、ソフトローラーがすぐに汚れるため定期的に水洗いする必要があった。我が家でも床を汚したり、這いずりまわる猫を飼っているため、けっこうな頻度でソフトローラーを水洗いしていた。

しかし、従来のソフトローラークリーナーヘッドはソフトローラーを取り外すために500円硬貨を用意したり、ネジを回してカバーを取り外す一手間がかかるため、スムーズにソフトローラーの着脱が行えず洗浄する頻度が高い我が家ではイライラすることがあった。さらにこのネジの溝はバカになりやすいほど柔らかい素材。

一方、V8 Slimに採用されているスリムソフトローラークリーナーヘッドは、手だけで簡単にソフトローラーを取り外せるようになったため、工具や硬貨を用意したり、ネジを回したりする面倒な手間がかからなくなり、ソフトローラーの着脱がストレスフリーになった。ローラーのお手入れ頻度の高い我が家では嬉しいポイント。

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Dyson V8 Slim Fluffy+に付属されているLED隙間ノズルの明るさ【サイト用】

Fluffy+にだけ光る[LED隙間ノズル]が付属される!

新モデルのV8 Slimには今までのダイソンにはなかった専用ツールも新登場。比較的新しいモデル(V7/V8/V10/V11)には標準付属品として同じ「隙間ノズル」が同梱されていたが、[V8 Slim Fluffy+]には吸込口にLEDが搭載されたパープルクリアの「LED隙間ノズル」が付属されているのだ。

新しく追加されたLED隙間ノズルは、ノズルの根本から吸込口まで集光アクリル棒が埋め込まれており、吸込口の先端だけでなくノズル全体がネオン街のライトのように綺麗に光る。LEDライトはトリガーを引いているときだけ点灯し、家具のあいだなどの暗くて狭い隙間や、棚などの影になるような場所に落ちているゴミが一目で分かり、薄暗い場所での掃除が便利に。

※[V8 Slim Fluffy]には従来の光らない隙間ノズルが付属されているため、新しいノズルが欲しい場合は注意が必要。

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V8 Slimの吸引力検証!(色々なゴミを吸い取ってみた)

Dyson V8 Slimで微細なゴミ(小麦粉・おがくず)を吸引

ハウスダストに見立てた微細なゴミ(小麦粉&オガクズ)

従来のクリナーヘッドと同様にフローリングや畳の上に散布した小麦粉やオガクズはほぼワンストロークで吸引することができた。クイックルワイパーをかけたような拭き取り効果は床を汚すペットを飼っている我が家では高ポイント。ただし、動画では分かりにくいが畳の溝に入り込んだ小麦粉をワンストロークで完全に除去することが出来なかったため、しっかり掃除したい場合はヘッドを何度か往復させるか、MAXモードに切り替えたほうがよいだろう。

フローリングのようなフラットな床面に落ちた微細なゴミの掃除は得意であるものの、カーペットに刷り込んだ小麦粉やオガクズはヘッドを2~3回ストロークさせても取りこぼしが目立つ結果に。クリーナーヘッドには硬いナイロンブラシが採用されていないため、絨毯の奥に入り込んだ微細なゴミを掻き出す集じん力は弱い。しっかり掃除したい場合は付属品のナイロンブラシが搭載された「ミニモーターヘッド(V8 Slim Fluffy+のみ)」の使用がおすすめだが、ブラシの密集度が低いV7のモデルが付属されているため、集塵力は従来のV8に付属されていたものより集塵力が弱く感じた。

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Dyson V8 Slimでシュレッダーの紙を吸引

シュレッダーにかけた紙

シュレッダーにかけた紙は、[MAXモード]を使わなくても30分間使用できる[通常モード]でワンストロークでほぼ吸引することができた。ゴミの量が多いとローラ部で勢いよく回転し飛び出してくるものもあったが、ヘッドを2~3回ストロークさせれば完璧に除去できたため問題には感じなかった。ただし、ソフトローラーと上カバーが密着しているため、シュレッダーの紙のように薄っぺらいゴミは、ローラーとカバーのあいだに挟まることがあった。従来のクリーナーヘッドと違いローラーは手で簡単に取り外せるようになっているため、ゴミ詰まりのお手入れはそこまでストレスを感じなかった。

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Dyson V8 Slim Fluffyで髪の毛や糸くずを吸い取った動画

髪の毛や糸くずのような長いゴミ

髪の毛や糸くずのような長細いゴミは、フローリングや畳のようなフラットな床面であれば[通常モード]で快適に吸引することができた。しかしながら、カーペットに絡みついた髪の毛はヘッドを何度も往復させないと吸引することができなかった。うまく集じんできない原因はV8 Slimのクリーナーヘッドには糸状のゴミを掻き出せるナイロンブラシが搭載されてないからである。狭い場所であればV8 Slim Fluffy+に付属されている「ミニモーターヘッド」で対応できるが、カーペットを敷いている面積が広い家では、V8 Slimでは不向きだと考えたほうがよいだろう。

一般的なモーターヘッドで髪の毛のような長いゴミを吸引するとブラシに絡みつくデメリットが存在するが、V8 Slimに搭載されている「スリムソフトローラークリーナーヘッド」はブラシバーに硬いナイロンブラシが搭載されていないため、ゴミがローラーに絡みつきにくい特長を持っている。実際に我が家でもV6シリーズから同じ特長を持つ「ソフトローラークリーナーヘッド」を搭載しているモデルを使い続けているが、ローラーに髪の毛・ペットの毛・糸くず・カーペットの繊維が絡みつくことはほぼ皆無であった。

しかし、上の検証動画ではショートヘアーは量が多くてもローラーに絡みつかなかったが、ロングヘアーの場合は量が多いとローラーに髪が盛大に絡みついた。一般家庭で使用する分にはローラーにごみが絡みつくことはほとんどないが、美容室のように床に髪が大量に散乱している場合はV8 Slimのクリーナーヘッドは不向きだと考えたほうがよいだろう。ちなみに髪の毛のようなゴミはダストカップ内でも絡みつきやすいが、V8本体にはゴミをこそぎ落とすスクレイパーが採用されているため、ゴミに触れずストレスフリーでゴミ捨てが行えた。

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Dyson V8 Slim Fluffyで米粒を吸い取った動画

キッチンの床に落ちた米粒

ネット上には「ダイソンは米粒も吸わない」という口コミが散見されるが、実際に標準装備されているクリーナーヘッドの種類によっては、回転ブラシが米粒を勢いよく弾き飛ばしてしまったり、ヘッドと床とのあいだが狭い設計のためヘッドの前面で米粒を押し出してしまうことがある。また、ヘッドを滑らせてる際にヘッドと床とのあいだに米粒のような硬くて固形のゴミが挟まり、フローリングにひっかき傷がついてしまうなんてことも。

V8 Slimに搭載されているスリムソフトローラークリーナーヘッドは、嵩のあるゴミも入り込んでいく広い開口部と柔らかフェルトに包まれたローラーによって大きなゴミも小さなゴミと同時に吸引することができる特長を持っている。実際に床にばらまいた米粒を吸わせてみたが、ヘッドを滑らせる動作で問題なく吸引することができた。ヘッドと床とのあいだにゴミが挟まる心配もないため、ヘッドでゴミを引きずったような傷もつきにくい。

ただし、動画のように一度に米を吸う量が多いと、一部の米粒がローラー部で一回転し前から飛び出して来る場面もあったが、ゴミが明後日の方向に勢いよく弾き飛んでいくわけではないので問題とは感じなかった。その他に米粒くらいの嵩のゴミになってくると、ヘッドを引く動作ではうまく吸引することができなかった。ヘッドの後側でゴミを押し出してしまう原因は、ヘッドの後側にゴミを吸込口まで巻きこめるローラーが不採用になっているからだろう。

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Dyson V8 Slim Fluffyでペット用の餌とトイレ砂を吸い取った動画

ペット用の餌やトイレ砂のような固形のゴミ

基本的に吸込口に回転ブラシが搭載されたモーターヘッドでペット専用の餌やトイレの砂を吸引しようとすると、回転ブラシがゴミを遠くに弾き飛ばしてしまったり、ヘッドの前面で押し出してしまうため、ヘッドを取り外して吸引する必要があった。最近では腰を曲げることなくモーターヘッドを着脱できる製品(親子ノズル、スグトルブラシ等)も販売されているが、ペダルやボタンを押して取り外す必要があるため、ちょっとした一手間や掃除が一時的に中断されてしまうのが現状。

V8 Slimのクリーナーヘッドは従来モデルと同じように、ヘッド前面の開口部が広くなっているため、ペットの餌や砂のような比較的大きな固形のゴミも、ヘッドを前に滑らせる動作で吸引することができる特長を持っている。このため、固形のゴミが発生しやすいペットと生活している家や、お子様の食べこぼしなどの後始末に悩んでいる家でも、わざわざモーターヘッドを取り外したり、ノズルを付け替える手間がかからないため、掃除を中断することなく効率よく掃除ができる。

実際に我が家でも猫を飼っているため、トイレを置いている部屋や廊下には固形の砂が転がっていたり、餌を食べさせているキッチンにはドライフードが転がっており、毎日掃除をするのが日課になっている。V8 Slimだと目についたこれらのゴミを手軽にサッと掃除をできるため、ペットの餌のような比較的嵩のあるゴミが散乱している用途にも最適だと感じた。ちなみに家ではジョイントマットの上に砂がよく転がっているため、動画ではジョイントマットでも検証を行っている。

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dyson V8 Slim vs カーペット(絨毯)に絡みついた猫の毛

カーペットに絡みついたペットの毛

我が家では抜け毛の多い長毛種の猫を飼っており、毎日床に落ちた抜け毛と格闘している。

V8 Slimが標準装備しているスリムソフトクリーナーヘッドの場合、フローリングや畳のような平坦な床であれば問題なく吸引できるうえ、ペットの毛がローラーに絡みつかないため、お手入れ頻度も劇的に減り非常に快適。

しかし、カーペットやラグに頑固に絡みついたペットの毛はヘッドを何度往復させても綺麗にすることができなかった。ソフトローラーには硬いナイロンブラシが搭載されていないため、絨毯繊維に絡みついたペットの毛を掻き出す集じん力が弱いからだ。

V8 Slim Fluffy+に標準付属されているナイロンブラシを搭載した「ミニモーターヘッド」を使用すると効率よく除去することができる。しかし、カーペットを敷いている面積が広い場合は、ヘッド幅が狭いミニモーターヘッドでは効率よく掃除ができない。

このため、カーペットを敷いている面積が広い場合は、軽量重視であれば軽くてコンパクトなカーボンファイバーブラシ搭載モーターヘッドを搭載した「V7 Slim」。さらなる上の集じん力を求める場合は、ダイレクトドライブクリーナーヘッドを搭載した「Animal」「Absolute」がおすすめである。

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Dyson V8 Slim Fluffy 壁際の吸引力を検証

壁際の掃除力が向上したのは本当?

軽量化されたスリムソフトローラークリーナーヘッドは、従来のクリーナーヘッドにはなかったヘッド裏面の両端に溝が設けられている。このため、ヘッドの幅いっぱいまでゴミが吸い取れたり、壁際のゴミの掃除力も向上しているという。そこで、当サイトでは大小のゴミを壁際に散布し壁際の掃除力の検証を行ってみた。

検証の結果は「快適」までとは言えないが、ほとんどのゴミをヘッドを2~3ストロークさせることでほぼ完璧に吸引することができたため、問題になるような取りこぼしは発生しなかった。ただし、小麦粉のように静電気によって床面に付着してしまうような超微細なゴミはヘッドのサイドで掃除をすると大量に取りこぼしが発生した。

これはどのメーカーのヘッドにも共通していることだが、ヘッドの端までブラシが届かない設計になっているため、床に付着するような粉じんはうまく集じんすることができないようだ。しっかり壁際も掃除したい場合は壁際の掃除力が強いヘッド前側を壁に追いやる動作で掃除。さらに頑固にこびりついたゴミは吸込口の先端にブラシがついたコンビネーションノズルが最適。

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dyson V8 Slim カーペットやラグの上でローラーが止まらないのかブラシパワー検証

カーペットやラグで回転ブラシは止まらないの?

自走式ヘッドを採用している国内メーカーのハイエンド機を使っていると毛足の長いカーペットやラグを掃除したときにクリーナーヘッドの回転ブラシがよく停止することがある。この原因はカーペットの毛足が長くなればなるほどブラシとの摩擦力が高まるため、ブラシを回転させているモーターに負荷がかかってしまうからだ。ブラシスピードが大幅に減速したり停止すると、絨毯繊維に絡みついた髪の毛や深部に入り込んだ微細なゴミを掻き出せなくなる。

実はV8 Slimのクリーナーヘッドのブラシパワーは従来モデルより低下。そこで、軽量化されたスリムソフトローラークリーナーヘッドはフローリングや畳だけでなく、モーターに負荷のかかる絨毯や毛足の長いラグの上でも勢いよく回転するのか検証を行ってみた。 検証したフロアはフローリング・たたみ・ジョイントマット・カーペット(ループタイプ)・ラグ(毛足が長いタイプ)・ラグ(毛足が太いタイプ) である。

従来のソフトローラークリーナーヘッドの仕様は(16.2V/20W )、軽量タイプのスリムソフトローラークリーナーヘッドは(16.2V/15W)。回転しているローラーを手で抑えると従来のクリーナーヘッドより力をかけずに停止したため、スペック上だけでなく体感でもブラシパワーはやや低下していると感じた。

フローリング・ジョイントマット・畳のような平坦な床であれば、ローラーの減速は一切感じないほど勢いよく回転。 カーペットでは、カットタイプ、ループタイプに関わらず毛足が短ければローラーの減速は感じなかったが、毛足が長いタイプや毛足が太いタイプのラグでは少し減速を感じた。ただし、8月からの使用でローラーが停止したことは1度もないため、国内メーカーのハイエンド機と比べるとブラシパワーは高い部類である。

毛足が長いタイプや毛足が太いタイプのラグでは「通常モード」より「MAXモード」のほうが減速したように感じた。吸引力の強い運転モードにすると、ヘッドと床との密着度が高まるため、ローラーに強い負荷がかかるためだと考えられる。 「通常モード」と「MAXモード」のローラー回転速度は同じである。このため、ブラシが停止するような負荷のかかる床では「通常モード」のほうがローラーが停止しにくいと思われる。

ただし、スリムソフトローラークリーナーヘッドは、カーペットやラグの上でローラーは勢いよく回転していたが、ローラーに硬いブラシが搭載されていないため、頑固に絡みついた髪の毛やペットの毛、深部に入り込んだ微細なゴミを掻き出す集塵力は現行のモデルの中で一番弱い。 カーペットを敷いている面積が狭い場合は、V8 Slim Fluffy+に付属されているミニモーターヘッド(単品購入可)で対応。カーペットが広い環境で、除去できないハウスダストやペットの毛に悩まされている場合は、V7 Slimのほうがおすすめである。おすすめしたV7 Slimは軽量にウェイトを置いた場合のおすすめであって、使用時間や効率も重視する場合は異なるので注意。

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Dyson V8 Slimのゴミの捨て方

【2019年版】ダイソン 全シリーズのゴミの捨て方が分かる動画

V8シリーズからゴミ捨てがストレスフリーに!

ダイソンのコードレスクリーナーは、2016年に発売されたV8シリーズ以前のモデルはクリアビンのフタを開けゴミを落とす単純仕様になっていた。ワンタッチで簡単にゴミが捨てられると肯定的なレビューがある一方で、シュラウドに絡みついたゴミやクリアビン内に詰まったゴミが落ちてこないと不満を唱える批判レビューも多く存在していた。

実際に歴代モデルを使用してきたわたしもゴミが詰まらないようにこまめなゴミ捨てを心がけていたものの、どうしてもシュラウドに髪の毛や綿埃が絡みついたしまうため、定期的に分解してお手入れをしていた。また、猫を飼いだしてからはクリアビンがすぐに猫の毛で一杯になるため、詰まったゴミを手で触れて取ったり、割り箸でほじくりだすことも。

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Dyson V8 Slim Fluffy シュラウドに絡みついた猫の毛を手で触れずに捨てられるのか?

うんざりしていたペットの毛や綿埃も手で触れずに捨てられる!?

V8のゴミ捨ては従来のようにレバーを押すとクリアビンのフタが開くだけの単純仕様ではなく、レバーを引き上げる半手動の操作を加えることによって、サイクロン部分がスライドすると同時にフタが開く設計に改良された。サイクロンが上にスライドすることによりクリアビン内に配置されたスクレイパーがシュラウドに絡みついたゴミをこそぎ落としてくれるため、ゴミを手で取り出すうんざりするお手入れから解放されたのだ。このゴミをこそぎ落とすスクレイパーは翌年に発売されたV7や、新しいV10やV11にも採用されている。

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Dyson V8 Slimの充電方法

V8 Slim Fluffy 充電方法(ACアダプター)

充電アダプターで充電

ざっくりまとめると

●充電アダプターを本体に差し込んで充電
●プラグの抜き差しが面倒になってくる
●本体を床に置いた状態で充電するため邪魔になる

基本的にダイソンのコードレスクリーナーには「充電アダプター」が標準付属されており、充電プラグを本体(ハンドル部)に差し込むことにより充電をすることができる。ただし、V8シリーズは満充電するのに約5時間もかかるため、そのあいだストレートパイプとクリーナーヘッドを含む本体を床の上に置いておくと場所をとるデメリットが存在。このため、標準付属されている収納用ブラケット(後述)を使用して本体を立てかけながら充電するユーザーが多い。

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V8 Slim Fluffy 充電方法(収納用ブラケット)

収納用ブラケットで充電

ざっくりまとめると

●本体を立て掛けた状態で充電+収納できる
●収納用ブラケットは壁にネジ止めする必要がある
●壁に傷をつけられない場合はクリーナースタンドを使用

基本的にダイソンのスティック機にはクリーナー本体を立てかけながら充電できる「収納用ブラケット」が標準付属されている。収納用ブラケットを使用することで省スペースに収納することができるうえ、使いたい時に手軽にサッと取り出すことができるため、大半のダイソンユーザーが収納用ブラケットを使用して充電している。

しかしながら、収納用ブラケットは壁にネジ止めして固定する必要があるため、壁に穴をあけられない賃貸住宅などでは使用することが難しい。このため、壁に傷をつけられない環境では、収納用ブラケットを手軽に家にミニ柱をたてられる「ディアウォール」や、ダイソンに対応した他社の「クリーナースタンド」に固定して使用するユーザーが多い。

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Dyson V8 Slimの収納方法

Dyson V7 and V8 cord-free vacuums – Setting up the docking station (SG)

壁に立てかけて収納

スティック機の本体を壁に立てかけて収納する場合は、付属されている収納用ブラケットを壁にネジ止めする必要がある。壁の材質が木材の場合は木ネジで固定することができるが、ネジが効かない石膏ボードの場合は石膏ボード用のアンカーを購入してネジ止めする必要がある。しかしながら、壁に傷をつけられない賃貸住宅の場合ではボードアンカーの使用は難しいため、後述するクリーナー専用スタンドやディアウォールを使用して省スペースに収納するユーザーが多い。

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v8 slim fluffy スタンド

クリーナースタンドを使った収納

上は当サイトでおすすめしているダイソンに対応したクリーナースタンド。おすすめしている理由は簡単に組み立てができるうえ、据え置きタイプの中でも比較的リーズナブル。さらに収納用ブラケットに収納できないアタッチメントも一箇所にまとめて収納できるため、付属アタッチメントが多いV8 Slim Fluffy+にも最適。収納用ブラケットを壁にネジ止めするのと違い、容易に好きな場所に設置できるのもうれしいポイント。

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Dyson V8 Slim ディアウォールで収納

ディアウォールを使った収納

さらにクリーナースタンドよりリーズナブルに本体を立てかけて収納+充電したい場合におすすめなのがディアウォール。簡単に小さな柱を作れるディアウォールはつっぱり棒のような仕組みになっており、ホームセンターに安価(300円前後)で販売されてSPF(2×4材)の両端にバネのついたディアウォールを差し込んで床と天井のあいだにつっぱるだけ。他のアタッチメントも一箇所にまとめて収納したい場合は、別販売されている収納ホルダーがおすすめ(右写真参照)。

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このレビュー記事は実際に使いながら更新しているため編集中です。
なおDysonの「V8 Fluffy」と「V8 Slim Fluffy」の違いを解説した記事は「こちら」からどうぞ。