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ダイソンが公表しないコードレス掃除機の欠点のまとめ

ダイソンが気になってるけど後悔しないか悩んでいる

以前はコード式のキャニスター型掃除機でフロアを掃除するのが主流であったが、2004年にスウェーデンのエレクトロラックス社が日本で発売したエルゴラピードシリーズを皮切りに、各メーカーのコードレス掃除機のシェア率は、「ロボット掃除機」とともに年々あがってきており、今ではメイン機になりうるレベルのコードレス掃除機も多く販売されるようになった。

スティックタイプのコードレス掃除機の中では、ダイソンのように重心が上にある「ハンディタイプ」が人気があり、今では海外メーカーだけでなく、日本の大手家電メーカーからも毎年独自の特徴を打ち出したコードレス掃除機が発売されている。そして、ハンディタイプの中で一番人気があるのがダイソンから販売されているのdyson cycloneシリーズのモデルだ。

しかし、ダイソンのコードレス掃除機には、公式ページや発表会で公表しない欠点も多く存在するため、使う人の特性や用途によっては適していないこともあり、使う人によって評価が分かれている。そこで、これからダイソンの製品を購入を考えている方が後悔しないように、ダイソンのスティック型コードレス掃除機を使っていてイラッとした欠点と対策をまとめてみた。

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日本仕様のダイソン V10 Fluffy/Animalpro/Absoluteで色々なゴミを吸い取ってみた

ダイソンがランキングで人気の理由

ざっくりまとめると

●コードレスクリーナーの火付け役はダイソン(先駆者)
●吸い込んだ空気とゴミの集じん捕集率が国内メーカーと段違い
●フィルターが目詰まりしにくいから強い吸引力が持続する
●フィルターが目詰まりしにくいからお手入れの頻度が少ない
●ヘッドのブラシパワーが強いからゴミを掻き出す集じん力が高い

まずはじめに、ダイソンが競合メーカーよりランキング上位に鎮座している紹介しておきたい。ダイソンのコードレス掃除機の特長といえば、吸い込んだ空気とゴミを「サイクロン部」で遠心分離する能力が群を抜いて優れていることと、ダストピックアップ率が優れた「モーターヘッド」を搭載していることである。

ダイソンは複数のサイクロンで吸い込んだ空気とゴミを遠心分離しているため、微細なゴミを大量に吸い込んでも吸引力が低下しにくいのだ。競合のサイクロン式と違い、掃除の途中で吸引力が低下したりすることがないうえ、面倒なフィルターお手入れを頻繁にしなくてよくなるメリットは面倒くさがりの人には大きい。

そして、ダイソンにはブラシを搭載したローラーがパワフルに回転するモーターヘッドが標準装備されているため、フローリングだけでなくカーペットの奥深くからも多くのゴミを集じんする能力も優れている。このため、抜け毛の多いペットを飼っていたり、アレルギーに悩んでいるユーザーからも人気が高いのだ。

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ダイソンを使って分かったデメリットと解決策

ダイソン ウェルドライン

価格のわりに雑な部分が目立つ&塗装が剥げやすい

私が初めて購入したダイソンのコードレス掃除機は、日本では販売されていなかった[V6 Absolute]というモデルである。購入したときの価格は約7万円。今ではどこの大手家電メーカーもで高価格帯のスティックコードレスクリーナーを発売しているが、当時のわたしはマキタのコードレス掃除機しか持っていなかったためかなり高額に感じられた。

そんな強気な価格で販売されていたダイソンが家に届いて、箱から本体を取り出した際に感じたことは「なんかちゃちい…」であった。今では毎年発売される新モデルを検証しているため、見慣れてしまい何も感じなくなったが、それまでは超高級掃除機というイメージが強く、期待していたこともあるのだろうが、初めてみたダイソンは価格の割りに作りがちゃちく感じたのだ。

ダイソン 塗装剥げ

実際に樹脂部分は成形時に発生する「ウェルドライン」が大量についているうえ、クリアビンやヘッドカバーの透明な樹脂部分にもヒビや傷のような「成形跡」がついていた。さらに、サイクロンのヘッド部や延長管は塗装されているのだが、ちょっとぶつかったりすればすぐに塗装が剥がれるようなクオリティなのだ。

ダイソンの製品はCMや写真で見ると高級な感じがするが、国内の家電メーカーの製品に比べると外装のクオリティーが低いので過度な期待はしないほうがよいだろう。ちなみに1週間もすれば見慣れてしまうので、今はとくに何も感じないが、最初見たときは落としたら、すぐに破損するだろうなと思ったほどちゃちく感じた。

ダイソン-延長管(ストレートパイプ)クリアコーティング

ダイソンの中で塗装が剥げにくいのはV10&V11

ダイソンの中で塗装が落ちやすいパーツは、家具の角などにぶつかりやすいストレートパイプ。現在、2018年と2019年に発売された[V10]と[V11]シリーズのストレートパイプだけ光沢があり耐久性の高い塗膜(クリアコーティング)が張られているため、家具のような硬いものにぶつけても傷や汚れがつきにくくかったり、塗装が剥げにくい。このため、小さな傷や塗膜の剥がれが気になるのであれば、比較的新しいV10シリーズや、最新のフラッグシップ機であるV11を選ぶとよいだろう。

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ダイソン DC61,DC62,DC74とV6の動作音の比較(Dyson noise)

ダイソンの音は本当にうるさい!得に独特の高音が耳障り

ダイソンのコードレス掃除機は吸引力だけでなく音にも定評があり、ダイソンの口コミやレビューを見ていると運転音がうるさいという批判も多く散見される。音が気にならないという意見も見られるものの、近所の生活音が聞こえてこない戸建の家や防音対策されたマンションで生活している口コミも混ざっているので、全てのレビューを鵜呑みにしないほうがよいだろう。

今はわたしは一軒家で生活しているが、もともとは団地やアパートで生活をしていた人間であり、会社の寮や部屋を借りて友達とルームシェアをしたこともある。このような隣の家の生活音が聞こえてくるような環境や、同じ家に家族や同居人がいる環境でダイソンの掃除機を使うと、耳をつくような不快な甲高いレベルの音がすると思ったほうがよいだろう。

特に2ティアーラジアルサイクロンを採用したDC62以降のモデルから「ピー!」という増えを吹いたような甲高い音が酷くなったため、隣の生活音が聞こえてくるような環境だとダイソンの稼働音は近所にも聞こえてると思ったほうがよいだろう。このため、ご近所さんの生活音が聞こえてくるような集合住宅の場合、ダイソンは朝早くや夜遅くに使う躊躇するような騒音がするため、使える時間帯が限られてしまうと考えたほうがよい。

【V6/V7/V8/V10/V11】ダイソン Vシリーズ 運転音の騒音値を比較【2019年版】
ダイソンの中で音が静かなモデルはV7・V8・V10・V11

筆者がダイソンの欠点まとめた記事を書いた当時のモデルは、前述したように甲高い音が耳障りであったが、2016年に発売されたV8は本体内の複雑な風路が見直され、狭い風路を空気が高速で通り抜ける際に発生するノイズが大幅に抑えられている。また、本体に振動・音量・音圧を低減させる各種吸音材が配置されたことにより、V6の運転音に比べると50%に低減された。翌年に同じ本体のV7、その後、フォルムが変更されたV10とV11が発売されたが、V7~V11のモデルはV8同様に甲高い音と稼働音の届く範囲が低減されているため、ダイソンが欲しいけど騒音が気になる場合は、V7/V8/V10/V11のモデルがおすすめである。

当サイトではダイソンのコードレスの中で人気のVシリーズの運転音を全て録音し、比較しながら騒音値も測定。運転音が一番静かだと思うモデルを選びたい場合は、下記の記事を参照していただければ幸いである。
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「V10 Fluffy」と「V10 Animalpro」に付属されているモーターヘッド音の違い

ダイレクトドライブクリーナーヘッドの振動音が下の部屋に響く

ダイソンのスティック機はV6シリーズからカーペットに特化したダイレクトドライブクリーナーヘッドを標準装備したAnimalというモデルが登場。V6のAnimalを使用したときは特に何も感じなかったが、V7/V8/V10/V11のAnimal/Absoluteに付属されているダイレクトドライブクリーナーヘッドはブラシパワーが強くなったものの、フローリングを掃除すると下の部屋に響くような振動音がするのだ。

 

ただ、ヘッドのコンセプトがカーペット用ということで、ほこりを叩き出す能力があります。それをフローリングで使うと、叩き出す振動とガタガタドコドコという音を感じます。そのためマンション等に住んでいる方は下の階への騒音に気をつけてください。(dyson V8 Animalの購入者レビューから)

実際に「ダイソン アニマル 振動」と検索すると、わたしと同じ批評をしている口コミが散見される。

一軒家で使用したときはそこまでうるさいと感じなかったが、アパートのような集合住宅で連続運転していると、下の階の住人からクレームがくるのではないかというくらい大きな振動音が鳴り響くため、もし上の階から生活音が聞こえてくるような防音対策が施されてないアパートに住んでる場合は、ダイレクトドライブクリーナーヘッドが搭載されているAnimalモデルは個人的におすすめできない。

上の階の住人が掃除機をかけているのが分かるようなアパートにお住まいでダイソンが欲しい場合は、ソフトローラークリーナーヘッドが標準装備されているFluffyか、ソフトローラークリーナーヘッドとダイレクトドライブクリーナーヘッドの2つが付属されているAbsolute、カーボンファイバーブラシ搭載モーターヘッドを標準装備しているモデルを選んだほうが無難である。

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ダイソン コンパクトなヘッド

クリーナーヘッドが大きくて重たいから取り回しにくい

従来のDCシリーズには小型で軽量タイプの「カーボンファイバーブラシ搭載モーターヘッド」でスタンダードモデルであったが、Vシリーズでは「カーボンファイバーブラシ搭載モーターヘッド」は採用されず、代わりに図体が大きくて質量のある「ソフトローラークリーナーヘッド」や「ダイレクトドライブクリーナーヘッド」が搭載されるようになった。

ソフトローラークリーナーヘッドは従来のヘッドが苦手としてた固形のゴミもヘッドを滑らせる動作で吸引することができるうえ、拭き取り効果も高いため床をピカピカに磨き上げる特長。ダイレクトドライブクリーナーヘッドは他のどのヘッドよりカーペットの深部に入り込んだ微細なゴミや、頑固に絡みついたペットの毛を掻き出す集じん力が優れた特長を持っている。

しかしながら、どちらのヘッドも強力な内蔵モーターを搭載したことにより質量が大幅にアップ。ブラシパワーが強くなったものの、力の弱い女性やご年配の方が使うには決して軽いとは言えない全体重量になったのだ。その他に、効率よく掃除ができる幅広タイプのヘッドになったため、机や椅子の脚まわりや狭い場所では小回りが効かず使い勝手が悪くなるなどのデメリットも存在。

 

Dyson V8 Slimと従来(V8 Fluffy)の違いを比較
Vシリーズから日本人にあった軽量モデルが登場

現在ダイソンの中で人気のあるシリーズは、ゴミに触れずに簡単にすてられるようになったV7/V8/V10/V11の4シリーズ。その中で重量が軽いシリーズは従来のスタンダードモデルとなるV7であるが、女性や年配者が使う分にはまだまだ重たくておすすめするのに躊躇するような重さであった。

しかし、2019年にDCシリーズに標準装備されていた小型+軽量で取り回しやすい「カーボンファイバーブラシ搭載モーターヘッド」を搭載したV7 Slimや、「ソフトローラークリーナーヘッド」を軽くてコンパクトに改良したV8 Slimが発売。女性が軽々持ち上げられるほど軽くて取り回しがよくなっているため、ダイソンが欲しいけれど、軽さを重視したい場合はV7 SlimやV8 Slimがおすすめである。

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ダイソン サイクロンの中

水洗いできないから排気が臭くなってくる

基本的にダイソンのコードレス掃除機は、サイクロン部分やダストカップを水洗いすることが禁止されているため、国内メーカーのサイクロン掃除機と違い衛生面やメンテナンス性が低い欠点が存在する。なぜ丸洗いできないのかというと、ダストカップ部分に電気が通る通電箇所があったり、乾きにくい複雑なサイクロン部を簡単に分解できないからである。

掃除機の空気の通り道には微細な粉じんが付着するため、長年使用していると排気が臭くなることがある。特に空気が曲がるような場所には粉じんが付着しやすいため、ダイソンのサイクロン部分には大量の粉じんが付着している。そのため、フィルターを水洗いしても不快な臭いが改善されず、排気の臭いで悩んでいるユーザーは決して少なくない。

ポストモーターフィルター

排気性能で選ぶならV6以降のモデル

ダイソンの中で排気性能を重視する場合は、部屋の空気より綺麗な空気を排出するポストモーターフィルターを搭載したV6/V7/V8/V10/V11シリーズのモデルをおすすめしている。ポストモーターフィルターは空気清浄機にも採用されているHEPAフィルターと同等の排気性能があるため、不快な臭いがしくくなっているからである。0.3μmの微粒子を99.97%以上の粒子捕集率を有しているため、喘息やアレルギー体質の人にも嬉しいポイント。

汚れが気になる場合はブロワーで吹き飛ばすのが効果的

また、サイクロン部分に大量に付着した粉じんが気になる場合は、強力な風を吹き起こすことができる[ブロワー]を使うことをおすすめしている。コンプレッサーのように場所をとらないうえ、エアダスター(缶スプレー)よりサイクロン内部の粉じんを効率よく綺麗に除去できるからである。ちなみに、メーカーは水洗いを禁止しているが、実際はサイクロン部を分割して水洗いするユーザーも存在する。(ダイソンを水洗いした記事は←からどうぞ)

サイクロンを丸洗いしたい場合は迷わず国内メーカー

基本的にダイソンの製品はダストカップやサイクロンを水洗いすることが禁止されているため、衛生面やメンテナンス性を重視したい場合は、ダストカット部分が丸洗いできる国内の大手電機メーカーのコードレス掃除機をおすすめしたい。ちなみに、現在ダイソンのようにフィルターが目詰まりしにくい2段式サイクロン構造を採用している国内メーカーは東芝の[トルネオVコードレス]やパナソニックの[MC-SBU530J/MC-SBU430J]となる。

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【2019年版】ダイソン 全シリーズのゴミの捨て方が分かる動画【コードレス掃除機】

CMのように簡単にゴミ捨てができない+埃が舞い上がりやすい

ダイソンのコードレスクリーナーはCMでよく流れるため、ワンタッチでクリアビン(ダストカップ)の蓋をパカっと開けて簡単にゴミをゴミ箱に落とせるイメージをしている人も多いことだろう。

しかし、実際はクリアビンの中でゴミが詰まったりするため、細い棒などでほじくりださなければいけない手間がかかるのだ。また、髪の毛のような長いゴミや綿埃のようなゴミがシュラウドのメッシュ部分に絡みつくため、クリアビンを取り外してゴミを手で触れながら除去する必要もある。

その他にゴミが勢いよく下に落ちていくため、埃や塵が舞い上がりやすいデメリットも存在する。さらに舞い上がった粉じんが本体やクリアビンに付着するため、ゴミ捨て時に毎回拭き取らなければいけないという。

ダイソン V7 ゴミの捨て方
V7以降は詰まったゴミをこそぎおとせる

この記事を作成した当時は、簡単にゴミ捨てが行えると謳っていたダイソンに不満があったものの、2016年~2017年に発売されたV7V8には、ゴミに触れずに簡単に捨てられる[新ゴミ捨て機構]が搭載された。従来モデルのようにワンタッチで蓋をパカッと開けてゴミを落とすのではなく、半手動の操作を加えることによって、ダストカップの周りに配置されたゴム製のスクレイパーが、クリアビンの中で詰まったゴミや、シュラウドに絡みついたゴミをこそぎ落としてくれるため、従来モデルよりゴミ捨て時にかかるお手入れの不満が解消されのだ。

ダイソン V10 ゴミ捨て

V10とV11はゴミ捨て時に埃が舞い上がりにくい

さらに、2018~2019年に発売されたV10とV11は、クリアビンとサイクロンが直線的に配置されたことにより、フォルムがジョウロ形状からピストル形状に変更された。このため、本体を比較的小さいゴミ箱の奥に入れながら真っ直ぐごみを落とすことができるため、従来モデルより埃や塵が舞い上がりにくくなったのだ。とはいえ、粉じんは舞い上がってくるため、当サイトではダイソンには蓋付きのゴミ箱をおすすめしている。また、本体に付着した粉じんは絞ったフキンやウェットティッシュで拭き取るか、ダスター刷毛で掃き取ることをおすすめしている。

 

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ダイソン トリガー

トリガースイッチを引く指が疲れるのは本当?

ダイソンのコードレス掃除機は、指を引いたり離したりすることでスイッチを切り替えることができる[トリガースイッチ]が採用されている。こまめにON/OFFに切り替えることができるため、公表されている連続使用時間より長く使用できるほど節電効果が高いメリットが存在する。

しかし、ネット上の口コミやレビューではトリガーを引く指が疲れるという批評レビューも多く存在し、長い時間掃除をする人にとってはデメリットも存在する。実際にDC62以前の古いモデルはトリガースイッチが重くなっており、連続運転をしていると指が痛くなってくるのだ。

しかし、比較的新しいV6以降のモデルは軽い力でトリガースイッチを引くことが出来るように改良されており、個人的には指が疲れたと感じたことはないため、力のないご年配や女性の方が使うのであれば、V6以降のモデル(V7/V8/V10)のモデルのほうがおすすめである。

ただし、比較的新しいモデルでも、トリガースイッチを引いてる指が疲れるというレビューも散見されるので、掃除をする時間が長い場合は、連続運転時間に向いている押しボタン式の[ワンタッチスイッチ]を採用している国内の大手家電メーカーの製品を選ぶとよいだろう。

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ダイソン-カーボンファイバーブラシ搭載モーターヘッド(Motorhead)の特徴

米粒やペット用のドライフードも吸えないって本当?

ダイソンの批判レビューには米粒やドライフードのような嵩のあるゴミも吸えないも散見されるが、これは嘘やアンチコメではなく半分事実である。実際にDCシリーズに標準装備されていた「カーボンファイバーブラシ搭載モーターヘッド」や、Animalモデルに標準装備されている「ダイレクトドライブクリーナーヘッド」は、ヘッドと床との隙間が狭い設計になっているため、固形のゴミをヘッドの前面で押し出してしまうのだ。ゴミに対してヘッドをかぶせる動作で吸引することができるが、量が多いと上の動画のように回転ブラシが弾いてしまうため、アタッチメントを取り付けて吸引する必要があるのだ。

ダイソン-ソフトローラークリーナーヘッド(Fluffy)」の特徴

ただし、DC74以降から登場した「ソフトローラークリーナーヘッド」は従来のクリーナーヘッドが苦手としていた固形のゴミを簡単に吸引することができるようになった。このクリーナーヘッドの最大の特長は、広い開口部と柔らかなフェルトに包まれたローラーによって、ヘッドを滑らせる動作で大小のゴミを同時に吸引する可能。硬いナイロンブラシが搭載されていないため、前述した2つのクリーナーヘッドよりカーペットにおける集じん性能は劣っているが、髪の毛が絡みつかなかったり、フローリングを拭き取る効果が高いため、ソフトローラークリーナーヘッドを装備しているFluffyは人気が高い。

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ダイソン 髪の毛絡まる

回転ブラシに髪の毛などが絡まりやすいは本当?

ダイソンがカーペットにおける集じん性能が優れているのは、回転するブラシがパワフルかつ高速回転するモーターヘッドが搭載されているからである。しかし、ローラーやブラシバーには硬めのナイロンブラシが搭載されているため、ナイロンブラシに髪の毛やカーペットの繊維が絡みつきやすいのは紛れもない事実である。

家には抜け毛の多い長毛種の猫を飼っているため、毎日掃除すると1週間に1回~2回はお手入れが必要となる。絡みついた毛はヘッドからブラシバーを取り外して行わないといけないため、だんだんと苦痛になってくるのだ。犬や猫のような抜け毛の多いペットを飼っていて毎日掃除をする場合は頻度の高いお手入れ覚悟したほうがよいだろう。

ダイソン-ソフトローラークリーナーヘッド(Fluffy)」の特徴

従来のスタンダードモデルであった「カーボンファイバーブラシ搭載モーターヘッド」や、Animalシリーズに標準装備されている「ダイレクトドライブクリーナーヘッド」は、硬いブラシが搭載されいているため、髪の毛・ペットの毛・糸くずのような長いゴミが絡みつきやすかった。

しかし、DC74以降に発売されたシリーズには「Fluffy」というモデルが登場するようになり、このモデルに標準装備されている「ソフトローラークリーナーヘッド」のローラーは柔らかなフェルトに覆われていて硬いブラシが搭載されていないため、長いゴミや絨毯の繊維が絡みつきにくくなった。

このため、クリーナーヘッドのブラシに長いゴミが絡みつかないか不安な場合は、各シリーズにラインアップされているFluffyがおすすめである。ただし、硬いブラシが搭載されていないため、カーペット深部からゴミを掻き出したり、絡みついたペットの毛などを集じんする能力は他のどのヘッドよりも劣る。

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フィルターが目詰まりしにくい&吸引力が持続するダイソンはどれ?[コードレス掃除機]

ダイソンにはフィルターが目詰まりしやすいモデルが存在する

ダイソンの最大の特長といえば、フィルターが目詰まりしにくい[2段式サイクロン構造]を採用しているため、フィルターの目詰まり原因となる微細なゴミを吸引しても強い吸引力が持続することだ。筆者が初めて使用したコードレス掃除機はすぐに目詰まりするマキタクリーナーだったため、何度使用してもフィルターが目詰まりしないダイソンの出会いは衝撃的であった。フィルターが目詰まりしない=ゴミ捨て時のお手入れが不要になるため、目詰まりしやすいマキタクリーナーや国内メーカーのサイクロン掃除機しか知らなかった筆者は感動すら覚えた。

半年くらいフィルターのお手入れをしなくても問題なかったダイソンだが、2018年に発売されたV10の吸引力検証動画を撮影しているときに「ん?なんかおかしいぞ」という疑念が沸き起こる。いつものようにダイソンでハウスダストに見立てた小麦粉を吸引した後にフィルターを見るとフィルターが汚れていたのだ。これまでいくつもの歴代モデルを検証してきたが、検証動画を撮っているときにフィルターが汚れたモデルなんて一つもなかったというのに。また、V10やV11を家で使用すると、一ヶ月でフィルターは綿埃や猫の毛がびっしり付着のを見て疑念は確信に。

実際にサイクロンをくぐりぬけてフィルターが目詰まりすると一目でわかる色のついたシナモンパウダーを各モデルに吸わせて検証。結果、比較的新しい(V10)とフラッグシップ機である最新の(V11)は、従来モデルのVシリーズ(V6/V7/V8)だけでなく、さらに古いDCシリーズのモデル(DC62/DC74)や、さらに格下のサイクロンテクノロジーを採用しているDC35/DC45より目詰まりしやすい結果に。このため、なるべくフィルターのお手入れをしたくない人や、強い吸引力を少しでも長く持続させたい場合は、最新モデルより少し古くて簡単にゴミ捨てが行えるV7やV8がおすすめである。

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ダイソン専用スタンドのまとめ

壁に穴を開けないと収納用ブラケットを固定できない

基本的にダイソンのスティックコードレスクリーナーを立てかけて収納したい場合は、標準付属されている[収納用ブラケット]を使用する必要がある。しかしながら、収納用ブラケットは壁にネジ止めしなければいけないため、壁に傷をつけられない賃貸や、壁に穴を開けることに抵抗がある場合は、収納用ブラケットを使用してダイソンを省スペースに収納すると同時に充電することができないのだ。

他社の専用スタンドを使って収納する

以前はダイソン専用のスタンドを販売している業者はごくわずかであったが、現在はダイソンのスティック機を立てかけて収納+充電できるクリーナースタンドを販売している業者が増えている。壁に穴をあけられず収納問題で困りそうな場合は、収納用ブラケットを固定できる「クリーナースタンド」や「ディアウォール」の使用をおすすめしたい。

充電ドック付きのモデルを選ぶ

ダイソンは2011年からスティックタイプのコードレスクリーナーを毎年発売しているものの、これまでのモデルには本体やアタッチメントを収納できるスタンドは付属されていなかった。しかし、2018年に発売されたV10シリーズには、本体とアタッチメントを収納しながら充電することができるフロアドック付きのモデル[Dyson Cyclone V10]がラインアップされた。

さらに2019年に発売されたV11シリーズには充電ドックが付属されているモデルが複数ラインナップされており、従来のドックと違い本体にストレートパイプとクリーナーヘッドを装着した状態で立てかけて収納+充電することが可能。このため、ちょっとした一手間をかけずに掃除機を取り出したり収納したい場合は、最新シリーズのV11のほうがおすすめである。

スタンド付きモデルが簡単に分かる比較表は下記のリンク先からどうぞ。

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ダイソン欠点まとめ

ダイソンのスペックや付属品が一目で分かる性能比較表

ダイソンの基本的な「仕様」から、搭載されている「モーターヘッド」や付属されている「専用ツール」がひとめでわかる性能比較表は下記のリンク先からどうぞ。今お持ちのモデルとの比較にも役立ちます。