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自動ゴミ収集機能が搭載されたコードレス掃除機のまとめ

掃除機に対するニーズが多様化

自動ゴミ収集機付きコードレス掃除機

ずるいコードレス掃除機爆誕!自動ゴミ収集機搭載

2016~2018年2019~2020年2022年
吸引力重視吸引力/軽量重視の二極化自動ゴミ収集機付きが登場

参考:Panasonic
当初、コードレス掃除機は目についたゴミを吸引するサブ機として使われていましたが、2016年頃からメイン掃除機を託せるパワーとスタミナを兼ね備えた製品がメーカー各社から発売されました。本格的にメイン掃除を任せられる製品はパワフルなモーターやバッテリーを搭載しているため、2kg以上のモデルが多く存在していました。

しかし、重量が重たいパワー重視タイプの製品は、力の弱い女性やご年配の手首に負荷がかかりやすく、取り回しや操作性を批判する口コミが多く見られました。そんな背景もあってか、メーカー各社はパワーやスタミナにこだわった[パワー重視タイプ]と、軽さや使い勝手にこだわった[軽量重視タイプ]を用意するようになりました。

さらに昨今では、掃除の始まりから終わりまで楽に使える自動ゴミ収集機を搭載したコードレス掃除機が発売されるようになりました。今後、ロボット掃除機のように自動ゴミ収集機を搭載したメーカーが増えていくと考えられるので、備忘録がてら自動ゴミ収集機付を採用している各社のモデルをこのページにまとめることにしました。

自動ゴミ収集機とは?

コードレス掃除機の自動ゴミ収集機能とは?

自動でゴミを移動してくれる充電台!

  1. ゴミ自動収集までしてくれる充電台
  2. 面倒なごみ捨てから解放される

コードレス掃除機に付属されている自動ゴミ収集機は、掃除機本体を立てかけて収納できる充電台にゴミを溜めておける機能を兼ね備えています。

1回の掃除が完了して本体を収納するごとに、本体に溜まったゴミを自動で収集するため、不衛生なごみ捨てが不要になるメリットがあります。

マキタ菌
マキタ菌

ロボット掃除機などにも採用されている自動ゴミ収集付きのドックはごみ捨てが億劫だと感じている人に非常にありがたい機能です。面倒なごみ捨てが解消されるため、熱い視線を注いでいる人も多いのではないでしょうか。

自動ゴミ収集機のメリット

自動ゴミ収集機のメリット

うんざりするゴミ捨てから解放!

  1. ごみ捨て頻度が1日→1ヶ月になる
  2. 重たいダストボックスが軽くなる
  3. ごみ捨て時のダストカップや延長管の着脱から解放される
  4. ごみ捨て時の埃や塵の舞い上がりから解放される
  5. ごみ捨て後のお手入れから解放される
  6. まとめ→うんざりするごみ捨てから解放される

基本的にコードレス掃除機のダストボックスの集じん容量は、キャニスター掃除機に比べると小さくなります。このため、集じん容量が(0.2L~0.3L)の製品で毎日掃除をした場合、こまめなごみ捨てが必要になります。自動ゴミ収集機は1ヶ月分のゴミを溜めておくことができるため、毎日掃除とごみ捨てをする環境の場合、面倒だったごみ捨てが1日1回から30日に1回になります。

“簡単かつ衛生的にごみ捨てができる”と謳った製品は多いですが、実際はごみ捨て前に本体からダストカップや延長管を取り外す工程が必要だったり、ごみ捨て時は必ず塵が舞い上がるため、静電気で本体やダストボックスの外側にゴミが付着し、拭き取りのお手入れが必要になります。自動ゴミ収集システムだと、億劫だったごみ捨てやうんざりする本体のお手入れから解放されます。

自動ゴミ収集機のデメリットと選び方

  1. 自動ゴミ収集機のサイズ(場所をとるドックがある)
  2. 自動ゴミ収集機のランニングコスト(消耗品がかかるドックがある)
  3. 自動ゴミ収集機の騒音(音が大きいドックがある)
  4. 自動ゴミ収集機の排気性能(排気性能が低いドックがある)
  5. 自動ゴミ収集機の集じん容量(集じん容積が小さいドックがある)
  6. 自動ゴミ収集機のゴミ除去率(ゴミを移行できないドックがある)
  7. 掃除機の集じん方式(目詰まりしやすい集じん方式を採用している掃除機がある)
  8. 掃除機の集じん容量(集じん容積が極端に小さい掃除機がある)

自動ゴミ収集機のサイズ

充電ドックに一ヶ月分のゴミを溜めることができるため、アタッチメントの収納+自動ゴミ収集システムが搭載されているドックは従来の充電ドックより場所をとるデメリットがあります。置く場所にスペースの余裕がない場合はサイズがコンパクトなものを選びましょう。

しかし、ドックが逆にコンパクトすぎると、ドック側の集じん容量が小さい可能性があるので、集じん容量を重要視する場合は、家電量販店に足を運んでドック内の紙パックやダストボックスの大きさを確認したほうがよいだろう。

自動ゴミ収集機のランニングコスト

自動ゴミ収集機の集じん方式は[紙パック]と[ダストカップ]の2種類に大別されます。

紙パック式は簡単かつ衛生的にゴミを捨てられるメリットがありますが、消耗品なのでランニングコストがかかるデメリットも存在します。今後、キャニスター掃除機の紙パックを採用する製品が登場すると、サードパーティ製の互換紙パックが使えるようになるので消耗品費を抑えることができるでしょう。

ダストカップ式は丸洗いできるのでランニングコストがかからずに経済的ですが、ごみ捨て時に塵や埃が舞いやすいので不衛生なうえ、ダストカップやフィルターのお手入れが必要なので手間がかかります。今後、サイクロン式を採用した自動ゴミ収集機が発売されれば、フィルターのお手入れ頻度が軽減されるでしょう。

自動ゴミ収集機の騒音

強力な吸引力で本体のゴミを回収するため、ゴミを移行させる時に大きな音がします。実際に口コミを見ていると音の大きさにびっくりしたというレビューが目立ちます。大きな音をだせない環境で使用する場合は、家電量販店に足を運んで自動ゴミ収集機の音を確認したほうがよいでしょう。

また、製品によっては自ゴミ収集を停止することができる機能も搭載されているので、大きな音をだせない時間帯に掃除機を使用する場合は、自動ゴミ収集を停止できる機能の有無や、その機能を多用する場合はボタンが押しやすい位置に配置されているのかも確認もしておくとよいでしょう。

自動ゴミ収集機の排気性能

現在の自動ゴミ収集機の集じん方式は[紙パック]と[ダストカップ]の2種類があります。自動ゴミ収集機が捕集できるゴミの大きさを開示してない製品は排気性能が低い可能性が高いので、綺麗な排気を重要視したい場合は、集塵捕集効率を開示している製品を選んだほうがよいでしょう。キャニスター掃除機の紙パックを採用した自動ゴミ収集機が登場すれば、ハウスダストの集塵捕集効率や脱臭性が高い紙パックがラインナップされているので、

自動ゴミ収集機の集じん容量

自動ゴミ収集機の集じん容量が小さいとごみ捨て頻度が高くなります。掃除機がけする頻度が高かったり、一度に吸引するゴミ量が多い用途で使用する場合は、集じん容量が大きい製品を選びたい。紙パック式で集じん容量が大きい製品を探している場合は、キャニスター掃除機に採用している紙パックを搭載する製品が発売されるまで待ったほうがよいでしょう。

自動ゴミ収集機のゴミ除去率

「長い髪の毛やペットの毛を収集できないときがある…」というレビューが散見されます。まだ、自動ゴミ収集機を搭載した製品は発売して間もない発展途上の段階であるため、さらに利便性を高めた完成形を求める場合は、消費者がクレームした問題点を解消した後継機や欠点を解消している競合製品が発売されるまで待ったほうがよいでしょう。

掃除機の集じん方式

自動ゴミ収集機が搭載されている現行のコードレスクリーナーは、本体の吸口からフィルターへと空気が流れる集じん方式となっているため、フィルターが目詰りしやすい欠点が存在します。ゴミ捨て頻度が軽減しても、フィルターのお手入れが増えると本末転倒。手間のかかるフィルターのお手入れ頻度も軽減させたい場合は、サイクロン方式の製品が発売されるまで待ったほうがよいでしょう。

掃除機の集じん容量

メーカー各社の軽量重視タイプの集じん容量は0.13~0.2Lです。自動ゴミ収集機付きの現行機種は集じん容量がさらに小さくなっており、開示しているPanasonicのモデルは0.05Lです。ダストカップが小さいと本体が軽くて取り回しやすいメリットがあるものの、清掃範囲が広い環境ではすぐにゴミが一杯になるので、一度に吸引するゴミの量が多い用途で使用する場合は、集じん容量が大きい製品がラインアップされるまで待ったほうがよいでしょう。

選べる選択肢が少ない(2021~2022)

現在、自動ゴミ収集機を搭載したコードレス掃除機は、パナソニックとシャークの2社からしかラインナップされていません。まだ発売されたばかりで前述した欠点も存在しますので、欠点が改善された製品を選びたい場合は、後継機や競合から類似品が発売されるまで待ったほうがよいでしょう。

軽さを重要視する場合は、極限までダストカップを小さくしたパナソニック。連続使用時間を重視する場合は、バッテリーが2個付属されているシャークのほうが適しています。また、シャークの自動ゴミ収集機は紙パックが不要なのでランニングコストがかからないメリットがあります。

どちらもゴミが絡みにくいヘッドを搭載しているため、髪の毛やペットの毛が絡みにくい特長をもっています。その他にどちらも床に落ちている微細なゴミの有無がわかる[ゴミセンサー]を採用していますが、SHARKはゴミを照射する[ダブルLEDヘッドライト]や、かがまずに家具下の掃除ができる[FLEX機能]を搭載しているため、機能面ではSHARKに軍配があがります。

Panasonic(パナソニック)

Panasonic Power CORDLESS MC-NS10K
モデル名MC-NS10K
発売日2021年10月
連続使用時間HIGH(約6分)
AUTO(約10~15分)
掃除機の重量1.5kg
集じん方式掃除機(フィルター式)
ドック(紙パック/AMC-U2
集じん容量本体(0.05 L)
ドック(0.8 L)
充電台サイズ幅134×奥行282×高さ417(mm)
排気性能非開示
口コミamazonレビューレビュー
楽天レビューレビュー
マキタ菌
マキタ菌

家でよく使用するダイソンV8やV15の集じん容量が0.54L、紙パック式のキャニスター掃除機が1.2~1.5Lだということを考えると、抜け毛の多い猫を飼っている我が家では0.05Lや0.8Lという集じん容量が非常に小さく感じた。また、V15を使用していると3日でクリアビンが猫の毛で一杯になるので、ランニングコストがかかるのもネック。その他にハンディとして使いにくいというレビューも散見された。一般家庭では問題にならないかもしれないが、ゴミ量が多い環境で使用する場合は、集じん容量が大きい製品が登場するのを待ったほうがよいかもしれない。

SHARK(シャーク)

EVOPOWER SYSTEM IQ+/CS851JMVAECS150JAE
モデル名CS851JMVAECS150JAE
発売日2022年9月22日2023年2月1日 
掃除機の重量約0.9kg ※1
約2.0kg ※2
約0.9kg ※1
約1.9kg ※2
連続使用時間エコモード:約62分 ※1
エコモード:約50分 ※2
iQモード:約14~62分 ※1
iQモード:約14~50分 ※2
ブーストモード:約14分 ※1
ブーストモード:約14分 ※2
最大17分 ※1
最大13分 ※2
集じん方式掃除機(フィルター式)
ドック(フィルター式)
掃除機(フィルター式)
ドック(フィルター式) 
集じん容量本体(0.15L)※3
ドック(1.0L)※3
本体(不明)
ドック(1.0L)
充電台サイズ※3
幅×奥行×高さ(mm)
280×256×720(充電台のみ)
451×256×720(アクセサリ台 組付時)
280×256×720(充電台のみ)
380×256×720(アクセサリ台 組付時)
排気性能0.3~10µm粒子 99.99%捕塵0.3~10µm粒子 99.99%捕塵 
口コミamazonレビューレビュー
楽天レビューレビュー
amazonレビューレビュー
楽天レビューレビュー
※1 ハンディ時
※2 スティック時
※3 当サイトで測定した寸法
IQモード:ゴミ量に応じて掃除モードを自動調整
マキタ菌
マキタ菌

SHARKの製品は本体やドックの集じん容量を公開していないが、見た感じ本体の集じん容量は1.0~1.3L、ドックは洗浄シーンで手がすっぽり入るスペースがあるので、1L以上は軽くありそうな感じ。パナソニックのように紙パックを使用していないので、ランニングコストがかからないのはゴミ量が多い用途では嬉しいポイント。さらに空気清浄機にも採用されているHEPAフィルターを搭載しているので、ドックは綺麗な空気を排出する。

参考記事

パナソニック(MC-NS10K)プレスリリース
SHARK(CS851JMVAE)プレスリリース

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