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ダイソンのクリーナーヘッドの種類と特徴を分かりやすく解説!

ゴミの除去率は吸引力でなくクリーナーヘッドの設計で大きく変わる!?

ダイソン(クリーナーヘッドの種類)

ざっくりわかる早見表

ソフトローラークリーナーヘッドスリムソフトローラークリーナーヘッド(Slim Fluffy™ クリーナーヘッド)Micro Fluffy クリーナーヘッドLaser Slim Fluffy™(レーザースリムフラフィ)クリーナーヘッドOminidirectional Fluffy™(オムニダイレクショナル フラフィ)クリーナーヘッドダイレクトドライブクリーナーヘッドダイソン-ワイドモーターヘッドカーボンファイバーブラシ搭載モーターヘッド
ソフトローラー
クリーナーヘッド
スリムソフトローラー
クリーナーヘッド
Micro Fluffy
クリーナーヘッド
レーザースリムフラフィ
クリーナーヘッド
Ominidirectional Fluffy
クリーナーヘッド
ダイレクトードライブ
クリーナーヘッド
カーボンファイバーブラシ搭載
ワイド(幅広)タイプ
カーボンファイバーブラシ搭載
モーターヘッド
採用機種:DC74/V6/V7/V8/V10/V11採用機種:V8 Slim/Digital Slim採用機種:Micro 1.5kg採用機種:V12/V15採用機種:Omni-glide採用機種:V6/V7/V8/V10/V11/V12/V15採用機種:V6 Cordfree採用機種:DC62/V6/V7Slim
フローリングに特化したクリーナーヘッド
柔らかなナイロンフェルトに覆われている
大小のゴミを同時に吸引することが可能
床の拭き取り効果が優れている
髪の毛やペットの毛が絡みにくい
ソフトローラークリーナーヘッドの軽量型
従来より40%小型化+軽量化
ソフトローラークリーナーヘッドの軽量型
従来より45%小型化
レーザー搭載のスリムソフトローラークリーナーヘッド
見えない埃を可視化
全方向転換駆動のクリーナーヘッド
押しても引いても大小のゴミを同時吸引
床の拭き取り効果が優れている
髪の毛やペットの毛が絡みにくい
カーペット非対応
Omni-glideに付属
カーペットに特化したクリーナーヘッド
従来より硬いナイロンブラシを搭載
従来よりブラシパワーが75%アップ
カーペットの集じん力は№1
→従来より幅4cm広くなったワイドタイプ
従来より広範囲の掃除が効率化
従来ヘッド(DC35/DC45)よりナイロンブラシ柔軟化
ブラシパワー向上
回転ブラシが減速&停止しにくい
幅×奥行き×高さ
250×105×60(mm)
幅×奥行き×高さ
250×78×47(mm)
幅×奥行き×高さ
206×78×47(mm)
幅×奥行き×高さ
250×78×47(mm)
幅×奥行き×高さ
207×127×47(mm)
幅×奥行き×高さ
250×99×65(mm)
幅×奥行き×高さ
250×101×45(mm)
幅×奥行き×高さ
212×101×45(mm)
約760g約420g約365g約420g約595g約700g約520g
フローリングフローリングフローリングフローリングフローリングフローリングフローリングフローリング
カーペット🔺カーペット🔺カーペット🔺カーペット🔺カーペットカーペットカーペットカーペット
たたみたたみたたみたたみたたみたたみたたみたたみ
大きなゴミ大きなゴミ大きなゴミ大きなゴミ大きなゴミ大きなゴミ🔺大きなゴミ🔺大きなゴミ🔺

ダイソンの掃除機を選ぶ際に最も重要なポイントは、クリーナーヘッドと言っても過言ではありません。なぜなら、ダイソンの製品はサイクロン方式により、強い吸引力が持続する特徴を持っているため、ゴミの除去率(ダストピックアップ率)は、吸引力の指標となる吸込仕事率より、クリーナーヘッドの設計やブラシ性能によって大きく左右するからです。

マキタ菌
マキタ菌

このページでは、掃除機がけをする床の種類や、吸い取るゴミの種類に適合したモデルを選べるように、ダイソンのコードレス掃除機に搭載されているクリーナーヘッドの種類と特徴をわかりやすく解説!

フローリングの掃除が得意なクリーナーヘッドの種類

ソフトローラークリーナーヘッド

ソフトローラークリーナーヘッド(得意/不得意のゴミ)

採用シリーズ:DC74/V6/V7/V8/V10/V11
ヘッドサイズ:幅250×奥行105×高60(mm)
  • 大きなゴミをヘッドで滑らせる動作で吸引できる
  • フローリングを拭き取る乾拭き効果が高い
  • 回転ブラシに髪の毛やペットの毛が絡みにくい
  • ワイドな吸込幅で広範囲の床を効率よく掃除できる
  • カーペット深部に入り込んだ微細なゴミを掻き出す集じん力が低い
  • カーペットに絡みついたペットの毛を掻き取る集じん力が低い
  • ヘッドを上げ下げしたときに手に負荷がかかりやすい
  • 回転ブラシの着脱が面倒(硬貨が必要)
こんな人におすすめ
  • カーペットを敷いている面積が狭い住環境
  • フローリングや畳をモップがけしたような掃除がしたい
  • ブラシに絡みついた髪の毛や糸くずのお手入れをしたくない

「ソフトローラークリーナーヘッド」は、モデル名に“Fluffy”と付くモデルに標準装備されているパワーヘッドとなります。ダイソンの掃除機のCMにも登場するので、一度は目にした人も多いのではないでしょうか。従来のダイソンは「カーボンファイバーブラシ搭載モーターヘッド」が搭載されていましたが、2014年に発売されたDC74に採用されて以降、ダイソンの象徴とも言えるクリーナーヘッドになりました。ただし、比較的新しいモデルには「ソフトローラークリーナーヘッド」が軽量化されたモデルが採用されています(後述)。

ソフトローラークリーナーヘッドの最大の特徴は、柔らかなソフトローラーと広い開口部によって、小さなゴミから大きなゴミまでヘッドを滑らせる動作で同時に吸引することができます。ローラーは柔らかいナイロンフェルトに覆われているため、フローリングのモップがけしたような乾拭き効果も得られます。その他に、髪の毛や糸くずのような長いゴミが絡みにくい設計になっているので、掃除後に面倒なヘッドのお手入れから解放されるメリットも存在します。ヘッドの幅はワイドタイプなので広範囲を効率よく清掃ができます。

ソフトローラークリーナーヘッドの短所は、硬いナイロンブラシが搭載されていないため、カーペットの奥深くに入り込んだ微細なゴミや、頑固に絡みついた毛髪やペットの毛を掻き出す集じん力が低い欠点が存在します。また、従来の[カーボンファイバーブラシ搭載モーターヘッド]に比べると大きくなっているため、小回りが効かないなどの批判も散見されます。重量も重たくなっているため、段差をまたぐときなどヘッドの上げ下げした際に、手に負荷がかかりやすいのもネックとなります。

スリムソフトローラークリーナーヘッド

ソフトローラークリーナーヘッド(得意/不得意のゴミ)

採用シリーズ:V8 Slim/Digital Slim
ヘッドサイズ:幅250×奥行78×高47(mm)
  • 従来(V11)のソフトローラークリーナーヘッドより40%軽量+小型
  • ヘッドを滑らせる動作で大きなゴミを吸引できる
  • フローリングを拭き取る乾拭き効果が高い
  • 回転ブラシに髪の毛やペットの毛が絡みにくい
  • ワイドな吸込幅で広範囲の床を効率よく掃除できる
  • 硬貨を使わずに回転ブラシを簡単着脱できる
  • カーペット深部に入り込んだ微細なゴミを掻き出す集じん力が低い
  • カーペットに絡みついたペットの毛を掻き取る集じん力が低い
こんな人におすすめ
  • ダイソンの中で軽いモデルを探している
  • カーペットを敷いている面積が狭い
  • フローリングや畳をモップ掛けしたような掃除がしたい
  • ブラシに絡みついた髪の毛や糸くずのお手入れをしたくない

スリムソフトローラークリーナーヘッドは、2019年に発売された[V8 Slim Fluffy]に標準装備されているクリーナーヘッドです。2020年に発売された[Digital Slim]に採用されているクリーナーヘッドは[Slim Fluffy™クリーナーヘッド]というモデル名ですが、双方のヘッドのサイズは同じなので、互換性はありませんが、同じ特徴を持っていると考えて問題ありません(重量も10g程度の差です)。

スリムソフトローラークリーナーヘッドは、前述したソフトローラークリーナーヘッドと同様に、広い開口部と柔らかなフェルトローラーで大きなのゴミをヘッドを滑らせる動作で吸引することが特徴を持っています。また、柔らかなフェルトに覆われたローラーでモップがけしたように床をピカピカに拭き取る効果もあります。その他に硬いナイロンブラシが採用されていないため、髪の毛や糸くずのような長いゴミがヘッドに絡みつきにくいメリットも存在します。

従来のソフトローラークリーナーヘッドとの違いは、40%小型+軽量化された日本住宅向けに設計されていることです。操作性と小回りが向上したため、力の弱い女性でも軽い力でヘッドを上げ下げできるようにななっただけでなく、机や椅子の脚でごちゃついた狭い場所でもストレスなく掃除ができます。小型+軽量化されたとはいえ、クリーナーヘッドの幅は(25cm)のままなので、従来モデルのように広範囲の床から廊下や階段まで効率よく清掃できます。

その他に、スリムソフトローラークリーナーヘッドが装備されているモデルは、短縮+軽量化されたストレートパイプと組み合わせられているため、クリーナー本体にパイプとヘッドを装着した状態の全長が従来モデルより短くなっています。このため、従来の欧米仕様のダイソンが使いにくいと感じる平均身長の低い女性や年配者にも使いやすくなっています。

Laser Slim Fluffy™クリーナーヘッド

ソフトローラークリーナーヘッド(得意/不得意のゴミ)

採用シリーズ:V12/V15
ヘッドサイズ:幅250×奥行78×高47(mm)
  • レーザー照射で微細なゴミが浮かび上がる
  • 従来(V11)のソフトローラークリーナーヘッドより40%軽量+小型
  • ヘッドを滑らせる動作で大きなゴミを吸引できる
  • フローリングを拭き取る乾拭き効果が高い
  • 回転ブラシに髪の毛やペットの毛が絡みにくい
  • ワイドな吸込幅で広範囲の床を効率よく掃除できる
  • 硬貨を使わずに回転ブラシを簡単着脱できる
  • カーペット深部に入り込んだ微細なゴミを掻き出す集じん力が低い
  • カーペットに絡みついたペットの毛を掻き取る集じん力が低い
こんな人におすすめ
  • ダイソンの中で軽いモデルを探している
  • カーペットを敷いている面積が狭い
  • フローリングや畳をモップ掛けしたような掃除がしたい
  • ブラシに絡みついた髪の毛や糸くずのお手入れをしたくない

Laser Slim Fluffy™クリーナーヘッドは、2021年に発売された「Dyson V12 Detect Slim」や「Dyson V15 Detect」に標準装備されているクリーナーヘッドです。スリムソフトローラークリーナーヘッドと違い、従来のソフトローラークリーナーヘッドより軽量+小型化されているだけでなく、ゴミを照射するグリーンレーザーを新たに搭載しています。

一般的なクリーナーヘッドに搭載されているLEDライトと違い、床上7.3mmという低さから、1.5度の下向き角度で緑色のライトを照射しているため、目視できなかったゴミを床面からはっきりと浮き立たせることができます。実際に白色LEDを搭載しているヘッドより、猫の毛や微細なゴミがはっきりと見えるようになり、取りこぼしがなくなりました。

Micro Fluffy™ クリーナーヘッド

ソフトローラークリーナーヘッド(得意/不得意のゴミ)

採用シリーズ:Micro 1.5kg
ヘッドサイズ:幅206×奥行78×高47(mm)
  • 従来(V11)のソフトローラークリーナーヘッドより45%小型
  • 小型なので使い勝手がよく取り回しやすい
  • ヘッドを滑らせる動作で大きなゴミを吸引できる
  • フローリングを拭き取る乾拭き効果が高い
  • 回転ブラシに髪の毛やペットの毛が絡みにくい
  • 硬貨を使わずに回転ブラシを簡単着脱できる
  • カーペット深部に入り込んだ微細なゴミを掻き出す集じん力が低い
  • カーペットに絡みついたペットの毛を掻き取る集じん力が低い
  • 吸込幅が狭いため広範囲の掃除が苦手
こんな人におすすめ
  • 一番軽いダイソンを探してる
  • ワンルーム用の軽量モデルを探している
  • 小回りが効くコンパクトなヘッドを探してる
  • カーペットを敷いている面積が狭い
  • フローリングや畳をモップ掛けしたような掃除がしたい
  • ブラシに絡みついた髪の毛や糸くずのお手入れをしたくない

Micro Fluffy™ クリーナーヘッドは、2020年に発売された[Dyson Micro 1.5kg]に標準装備されているクリーナーヘッドです。前述したスリムソフトローラークリーナーヘッドは、ソフトローラークリーナーヘッドに比べると40%小型+軽量化したモデルでしたが、Micro Fluffy™ クリーナーヘッドは45%小型化されたモデルとなり、ダイソンの現行モデルの中で最小+最軽量のクリーナーヘッドとなります。

コンパクトになっても従来モデルの特徴は継承しており、柔らかなナイロンフェルトブラシで大小のゴミを同時に捕らえることができ、素足で歩けるほどツルツルに汚れを拭き取ります。黒いカーボンファイバーブラシは静電気の発生を抑え、フローリングの床や溝から微細なゴミを集じんします。硬いブラシがないのでローラーにゴミが絡みにくく、掃除後のうんざりするお手入れからも解放されます。

最小サイズのMicro Fluffy™ クリーナーヘッドは、より狭い場所にも届きやすくなったメリットがある一方で、全幅が狭くなっているため、一度に広い面のお掃除をすることできない短所も存在します。このため、軽さを重視したいけれど、広範囲の場所を掃除したい場合は、ワイドな吸い込み幅を維持したまま小型+軽量になったスリムソフトローラークリーナーヘッドを搭載したモデルのほうが最適です。

Omnidirectional Fluffy™(オムニディレクショナル フラフィ) クリーナーヘッド

Omnidirectional Fluffy(オムニディレクショナル フラフィ) クリーナーヘッド(カーペット/フローリング)

採用されているシリーズDyson Omni-glide
ヘッドサイズ:幅207×奥行127×高47(mm)
  • 前後左右斜めなど思った方向に移動できる
  • 浮遊感のあるかけ心地で軽い力でヘッドを移動できる
  • ヘッドを前方に押しただけで往復した時と同様のごみ取れ
  • 障害物の多いエリアをストレスなく掃除ができる
  • 家具と家具の間の狭い隙間(13cm)も掃除ができる
  • ヘッドを上げ下げする回数が減る(負荷軽減)
  • 大小のゴミを吸引できる
  • 回転ブラシに髪の毛やペットの毛が絡みにくい
  • フローリングを拭き取る乾拭き効果が高い
  • 硬貨を使わずに回転ブラシを簡単着脱できる
  • タイルカーペット(短毛)上だと浮遊感がなくなる
  • カーペット・ラグ(長毛)上だとローラーが減速+停止しやすい
こんな人におすすめ
  • 軽い力で操作できるヘッドを探している
  • 小回りが効くコンパクトなヘッドを探してる
  • カーペットを敷いている面積が狭い
  • フローリングや畳をモップ掛けしたような掃除がしたい
  • ブラシに絡みついた髪の毛や糸くずのお手入れをしたくない

Omnidirectional Fluffy™(オムニディレクショナル フラフィ) クリーナーヘッドは、2021年に発売された全方向駆動コードレスクリーナー[Dyson Omni-glide]に搭載されているクリーナーヘッドです。

このクリーナーヘッドは、縦方向に並べた2本のソフトローラーをそれぞれ内側に高速回転させて、ヘッドと床との摩擦を最小限に抑えているため、ヘッドが宙に浮いているような感覚で掃除ができます。氷の上を滑らせているような浮遊感を得られるため、軽い力でヘッドを移動させることが可能になりました。その他に前後に配置された回転方向の違う2本のローラーでゴミを集じんしているため、ヘッドを押したりor引いただけで、往復したときと同様のゴミ取れを実現しています。

また、360°回転する4つのキャスターホイールを配置しており、従来のヘッドでは不可能だった横方向や斜め方向の移動も可能となっています。コンパクトなヘッドをどんな方向にも縦横無尽に移動できるようになったことで、机や椅子の足廻りや、床置きが多い雑多なエリアなど狭いエリアでもストレスなく掃除ができます。ヘッドの幅が広い類似品のBALMUDA The Cleanerに比べると、浮遊感や広い範囲の清掃効率は落ちますが、障害物が多い住環境ではOmni-glideの方が適しています。

フローリングでは軽い力でヘッドを移動させられるものの、引っかかりが発生するカーペットでは肝心の浮遊感がなくなり、回転するローラーが大きく減速したり、停止することがあります。このため、フローリング・畳・タイルのような硬い床が多い場所には向いていますが、カーペットを敷いている面積が広いエリアの清掃は不向きとなります。ただし、カーペットを敷いている面積が狭い場合は、絨毯上で回転させるハックミニモーターヘッドと組み合わせることで対応可能です。

カーペットの掃除が得意なクリーナーヘッドの種類

Digital Motorbar™クリーナーヘッド

Dyson V15 Detect Complete Digital Motorbar クリーナーヘッド(毛絡み防止-コーム型ブレード)

Dyson V15 Detect Complete-Digital Motorbar クリーナーヘッド(得意/不得意のゴミ)

ヘッドサイズ:幅250×奥行120×高65(mm)
採用シリーズ:V15 Detect Complete

Youtube アイコン清掃動画を視聴する

Digital Motorbar™クリーナーヘッドは、前述したMotorbar™クリーナーヘッドと同じ毛絡み防止機構を搭載しています。2022年にV15シリーズから新しくラインアップされたV15 Detect Completeに付属されています。

Digital Motorbar™クリーナーヘッドとの違いは、重量と奥行きがやや増えるものの、ブラシパワーが強いうえ、コーム型ブレードの数が56個に増えているので、ブラシに絡まる毛をほどく能力がさらに向上しています。

また、フローリングやカーペットを見分けられるDyson DLS™テクノロジーを搭載しており、床の種類に応じてブラシバーの回転スピードを自動で調整するため、効率の良い清掃やバッテリーの節電効果を得られます。

その他にヘッドの前側にある開口部を開け閉めできる「スライドスイッチ」があり、床の種類に合わせて、手動でスイッチを動かすことで吸引力を調整することが可能になっています。モードは上記の3段階に調整可能。

使用感想
使用感想

ブラシパワーは毛足の長いカーペットを掃除してもブラシが停止しにいくほどパワフル!それに加え56個のブレードを配置しているので、髪の毛やペットの毛が絡みにくく、うんざりするヘッドのお手入れから解放されました。また、ダイソンのヘッドはカーペットを持ち上げてしまうほど床とヘッドの隙間が狭い設計になっていますが、スライドスイッチで開口部を開くことにより、負圧を下げることができるので、軽い力でヘッドを押し引きできるようになったのも高ポイント。さらには開いた開口部からヘッドの前面で押し出していた大きなゴミ(ペット用トイレ砂・キャットフード)も吸えるようになったのも嬉しいポイントです。

Motorbar™クリーナーヘッド

Dyson V12 Detect Slim Complete Motorbar クリーナーヘッド(毛絡み防止-コーム型ブレード)

Dyson V12 Detect Slim Complete Motorbar クリーナーヘッド(得意/不得意のゴミ)

ヘッドサイズ:幅250×奥行99×高65(mm)

Youtube アイコン清掃動画を視聴する
「Motorbar™クリーナーヘッド」は、前述したダイレクトドライブクリーナーヘッドに毛絡み防止機構が搭載されたマイナーチェンジモデルです。2022年にV12シリーズから新しくラインアップされた「V12 Detect Slim Complete」から付属されるようになりました。

従来のダイレクトドライブクリーナーヘッドはカーペット深部に入り込んだ微細なゴミやカーペットに頑固に絡みついたペットの毛などを掻き出す集じん力が高い特長を持っているものの、ブラシにひょろ長いゴミが絡みつきやすいため、掃除後に行う回転ブラシのお手入れがネックでした。

Motorbar™クリーナーヘッドは、ブラシバーの後側に43個のコーム型ブレードを配置しており、ブラシに絡みついたゴミをブレードが自動ほどいてくれます。面倒だったヘッドのお手入れから解放されるため、カーペットからブラシに絡みつきやすいゴミを除去する用途に最適です。

使用感想
使用感想

我が家は抜け毛の多い長毛種の猫を飼っているため、絨毯に頑固に絡みついた抜け毛を掻き取るダイレクトドライブクリーナーヘッドが必須でした。しかし、猫の抜け毛が必ずブラシに絡みつくため、掃除後のヘッドのお手入れがストレスフルでした。Motorbar™クリーナーヘッドに交換してから、うんざりするお手入れから解放され満足度は高いです。

ダイレクトドライブクリーナーヘッド

ダイレクトドライブクリーナーヘッド(得意/不得意のゴミ)

採用シリーズ:V6/V7/V8/V10/V11/V12/V15
ヘッドサイズ:幅250×奥行99×高65(mm)
  • カーペットから最も多くの微細なゴミを集じんできる
  • カーペットに絡みついたペットの毛を一番効率よく集じんできる
  • ワイドな吸込幅で広範囲の床を効率よく掃除できる
  • 固形のゴミをヘッド前面で押してしまう
  • ヘッドを持ち上げたとき手に負荷がかかる
  • フロリーングで使用した際の振動音が大きい
  • ブラシに髪の毛やペットの毛が絡みつく
  • 回転ブラシの着脱が面倒(硬貨が必要)
こんな人におすすめ
  • アレルギー体質だから、カーペットから最も多くのハウスダストを掻き出したい
  • ペットと生活してるから、カーペットに頑固に絡みついたペットの毛を掻き取りたい

「ダイレクトドライブクリーナーヘッド」はカーペットに特化したモデルとなり、カーペットからゴミを掻き出す集じん性能が優れています。ダイレクトドライブクリーナーヘッドはV6シリーズから採用されたクリーナーヘッドとなり、その後に発売されたV7/V8/V10/V11シリーズのモデルにも採用されています。基本的にモデル名に[Animal]が付くモデルに標準装備されていますが、[Absolute]が付くモデルにもソフトローラークリーナーヘッドと一緒に付属されています。(V7シリーズだけ[Motorhead]に標準装備)。

ダイレクトドライブクリーナーヘッドは、ローラーに硬いナイロンブラシと静電気の発生を抑えるカーボンファイバーブラシを搭載しており、フローリングとカーペットどちらにも対応。最大の特長はパワフルなブラシパワーと硬いナイロンブラシでカーペットから最も多くの微細なゴミを集じんすることができます。また、カーペットに頑固に絡みついてとれないペットの毛も効率よく集じんすることができるため、室内でペットと生活している家庭に最適です。ヘッドの幅は一度に広範囲のゴミを吸引することができるワイドタイプです。

ソフトローラークリーナーヘッドと同様にパワフルな内臓モーターを搭載しているため、重量は700gと重たい部類に入ります。このため、ヘッドを上げ下げする動作を繰り返していると手首に負担がかかるデメリットが存在します。その他に、ヘッドと床との隙間があまりない設計になっているため、米粒やペット用の餌や砂のような固形のゴミは、ヘッド前面で押し出してしまうのがネックとなります。また、カーペットにおける集じん力が優れている一方でブラシにゴミが絡みついやすく、定期的にお手入れが必要となります。さらに、アパートのような集合住宅のフローリングを掃除すると、下の階に迷惑になるような振動音が発生します。

カーボンファイバーブラシ搭載モーターヘッド

カーボンファイバーブラシ搭載モーターヘッド(得意/不得意のゴミ)

採用シリーズ:DC35/DC45/DC62/V6/V7
ヘッドサイズ:幅212×奥行101×高45(mm)
  • 小型だから使い勝手がよく取り回しやすい
  • 軽量だから手首に負担がかかりにくい
  • カーペットの集じん力はソフトローラーより優れている
  • 嵩のある固形のゴミはヘッド前面で押してしまう
  • 吸込幅が狭いため広範囲の掃除が苦手
  • ブラシに髪の毛やペットの毛が絡みつく
  • 回転ブラシの着脱が面倒(硬貨が必要)
こんな人におすすめ
  • ダイソンの中で軽いモデルを探している
  • カーペットから多くのハウスダストを吸引したい
  • カーペットに絡みついたペットの毛を効率よく吸引したい

[カーボンファイバーブラシ搭載モーターヘッド]は、ソフトローラークリーナーヘッドが登場する前のスタンダードモデルです。V6シリーズ以前の”Motorhead”が付くモデルに採用されていたクリーナーヘッドでしたが、2019年に後発品として発売されたV7 Slimにも標準装備されるほど根強い人気があります。

ブラシバーには少し硬めのナイロンブラシと静電気の発生を抑えるカーボンファイバーブラシを搭載しており、フローリングとカーペットのどちらにも対応しています。現在のスタンダードモデル(ソフトローラークリーナーヘッド)と違い、小型+軽量な設計になっており、狭い場所でも取りまわしがよいうえ、ヘッドを上げ下げする動作を繰り返しても手が疲れにくいメリットが存在します。

ダイソンの初のスティック機(DC35)から採用されている古いモーターヘッドですが、新モデルが登場するたびにブラシパワーがアップしており、特にDC62以降に採用されているモデルはカーペット上で回転ブラシが減速しにくく、カーペットにおける集じん力が向上しています。当サイトの検証では、カーペットから微細なゴミやペットの毛を掻き出す集じん力は[ソフトローラークリーナーヘッド]よりはるかに高い結果になりました。

ヘッドの幅が21cmとコンパクトな設計になっているため、軽くて取り回しやすいメリットがあるものの、広範囲な面を効率的に掃除することができないデメリットが存在します。その他にヘッドと床との隙間があまりない設計のため、ペット用の餌・砂や米粒など嵩のあるような固形のゴミはヘッドを前後に滑らせる動作だとヘッド前面で押してしまったり、ゴミに対して上から被せて吸引しようとするとブラシでゴミ弾き飛ばしてしまうのがネックとなります。

ミニモーターヘッド

ヘッドサイズ:幅144×奥行91×高47(mm)
  • ソファーや車内シートなどの布製品の掃除ができる
  • 布団やマットレスなどの寝具の掃除もできる
  • 小域的なカーペットの掃除にも対応する
  • フローリング非対応(車輪がなく傷がつきやすい)
  • 広範囲のカーペットを効率よく掃除ができない
  • ゴミがブラシに絡みつきやすい
  • ブラシの取り外しが面倒
こんな人におすすめ
  • 布団などの寝具を掃除したい
  • ソファーなどの布製品を掃除したい
  • 小域的なカーペットをしっかり掃除したい

ミニモーターヘッドは吸口面にモーター駆動で高速回転するナイロンブラシを搭載しているため、当初はソファーや車内のシートのような布製品の清掃に推奨されていました。しかし、布団を掃除した場合、フトンツールよりハウスダストを集じんする能力が高いことから、布団やマットレスなどの寝具の清掃にも使うことが一般的となってきています。

また、現在スタンダードになっているソフトローラークリーナーヘッドより、カーペットにおけるゴミの集じん力が高いことから、カーペットの掃除に利用するユーザーも増えています。しかし、床用のヘッドより幅が狭いため、広範囲のカーペット掃除には不向きです。床との設置面には車輪がついていないため、フローリングような傷がつきやすい床にも使用できません。

当サイトではフローリングの清掃がメインであれば、ソフトローラークリーナーヘッドを標準装備しているFluffyをおすすめしています。小域的に敷いているカーペットは「ミニモーターヘッド」で対応できるため、カーペットを敷いている面積が狭い環境では、無理にダイレクトドライブクリーナーヘッドが付属されているAnimalやAbsoluteを購入する必要はありません。

スクリューツール

Youtube アイコンゴミを吸引する動画を見る

採用シリーズ:V12/V15
ヘッドサイズ:幅140×奥行110×高63(mm)
  • ソファーや車内シートなどの布製品の掃除ができる
  • 布団やマットレスなどの寝具の掃除もできる
  • 小域的なカーペットの掃除にも対応する
  • ブラシにゴミが絡みにくい
  • ブラシを簡単に取り外せる
  • フローリング非対応(車輪がなく傷がつきやすい)
  • 広範囲のカーペットを効率よく掃除ができない
こんな人におすすめ
  • 布団などの寝具を掃除したい
  • ソファーなどの布製品を掃除したい
  • 小域的なカーペットをしっかり掃除したい
  • 掃除後のブラシお手入れをしたくない

スクリューツールは、前述したミニモーターヘッドと同じで、ファブリック製品や小域的なカーペットの清掃などの用途で使います。

ミニモーターヘッドとの違いは、回転するブラシにゴミが絡みにくくなったことです。ミニモーターヘッドは硬いナイロンブラシがブラシバーに搭載されているため、ゴミを掻き出す集じん力は高いものの、髪の毛やペットの毛などの長いゴミが絡みつきやすく、掃除後に回転ブラシのお手入れが必要でした。

一方のスクリューツールは、絡みついたゴミが太い方から細い方へと移動する物理の法則を利用した円錐形のブラシバーが採用されているため、硬いナイロンブラシで描き出したゴミはブラシバーに絡みつかずに、端へ移動しながら吸口に吸われます。このため、掃除後のうんざりするブラシのお手入れから解放されます。

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付属されている[クリーナヘッド]や[専用ツール]が分かる比較表

マキタ菌
マキタ菌

ダイソンの各モデルに搭載されているクリーナーヘッドや、付属されている専用ツールがひとめで分かる性能比較表は下記のリンク先からどうぞ。

基本的にカーペットを敷いている面積が広くなければ、ソフトローラーが標準装備されたモデルを選ぶとよいでしょう。局所的に部屋に敷いているカーペットをしっかり掃除したい場合は、ミニモーターヘッドが付属されているモデルを選びたい。カーペットを敷いている面積が広い場合はダイレクトドライブクリーナーヘッドが付属されているモデルを選ぶと良いでしょう。

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