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ダイソン掃除機で壁際のゴミが本当に吸い取れないのか検証してみた。

壁際の吸引

ダイソンのヘッド

パワーブラシ

モーター駆動のパワーブラシヘッド

ダイソンのヘッドは、デモンストレーションで競合メーカーを使ってゴミ除去率を比較するだけあり、かなり優秀のものだと考えています。吸引力が落ちないだけでなく、ダストピックアップにも力を入れているので、フロアやゴミの種類によっては、ダイソンより吸い込み仕事率の強い掃除機が、ゴミを取りこぼしてしまうこともあります。

ダイソンはモータ駆動のヘッドなので重たいという欠点がありますが、ヘッド自体にパワフルなモーターが搭載されている「パワーブラシタイプ」なので、ヘッドが吸い込む空気を動力としている「タービンブラシタイプ」のヘッドより、回転するスピードもパワーも全然違います。

ヘッドのブラシ

ゴミ除去率の高いブラシ

さらに回転ブラシには、カーペットに絡みついたりゴミや奥深くまで入り込んだゴミを掻き取る「ナイロンブラシ」と、静電気の発生を抑えて微細なゴミを掻き取る「カーボンファイバーブラシ」が植えられている。“ 他のどの掃除機より確実にゴミを吸い取る”のかはさすがに検証できないが、ダストピックアップ率は高い部類に入ると思います。

パワーブラシタイプの欠点

パワーブラシタイプ特有の欠点

しかし、ダイソンのヘッドにも欠点があり、回転ブラシを高速回転させるため、ヘッドにモーターが搭載されているので、タービンブラシタイプのヘッドより重たい。掃除をしているときは、意外にヘッドを持ち上げる動作も多く手に負荷がかかってしまうのだ。

さらにパワーブラシタイプなので、モーター(ベルト部)にゴミが絡まったりすることもあるので、タービンブラシタイプと違って故障する確立が高くなる。保証期間内であればいいが、保証が利かなかったり、新品と取替えになった場合、けっこうな料金がかかります。

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ダイソンで壁際(隅)のゴミを吸い取れるのか検証

ダイソン 壁際の動画

分かりやすく動画で検証

ダイソンのコードレスクリーナーに標準装備されている3種類のヘッドを装着して、実際に壁際のゴミを吸い取ってみた。吸引力の強さは「標準モード」にして、ゴミには大鋸屑(小・大)を使った。

コードレスクリーナーは、キャニスター掃除に比べると吸引力が弱いが、このモーター駆動の強力な回転ブラシがゴミを浮かせて後方に掻きだすので、結果、ダイソンより吸引力が強くても、高機能タイプでない「キャニスター掃除機」や「コードレス掃除機」では、ゴミ除去率が低くなってしまうこともあるのだ。

吸引力が強い部分

このダイソンの回転ブラシはゴミ除去率が高いが、わたしの予想では角にゴミが残ると考えていた。ダイソンの吸引力の強い部分はピンクの枠の部分であり、回転ブラシ(ローラー)の部分は大した吸引力がないうえ、このブラシの毛先が角まで届かないからである。

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ソフトローラークリーナーヘッド

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ダイレクトドライブクリーナーヘッド

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カーボンファイバーブラシ搭載モーターヘッド

動画Upload 宿題。

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結果

予想とは違い、一番ゴミが残ると予想していた「ソフトローラークリーナーヘッド」も角に溜まったゴミを吸い取ることが出来た。しかし、体感では他のクリーナーに比べると隅部分のゴミを取る能力は低く感じた。

壁際のゴミ

よく見ると壁際に約15mm幅の白いラインが残っていた。このラインの部分はローラーのブラシが届かない部分のようだ。微細なゴミを取る能力が高いので、ブラシが届くところと、ブラシの届かない部分には、くっきりとラインがでていた。元からあるラインかと思い、別のベニヤ板を敷いたが同じラインがでた。

隙間 幅

ということで、目に見えるような大きなゴミは吸い取れるが、微細なゴミやこびりついたような埃はダイソンのモーター駆動のヘッドでは取り除くことが出来ないようだ。なので、ゴミの取りにくい場所では、「MAXモード」に切り替えたり、ブラシのついた「コンビネーションノズル」や「ハードフロアツール」を装着する必要あり。

ちなみに角部分に溜まった微細なゴミは、吸引力の強いキャニスター掃除機のヘッドでも取るのが難しい。黒い床の角に粒径の片栗粉でも撒けば、ちゃんと取り除けていないことがよく分かるのではないだろうか。

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国内メーカーには、壁際の掃除を得意としたヘッドの掃除機も販売されているようなので、壁際の掃除にも対応する、ヘッドに工夫が施されている掃除機を使わないと、壁際の微細なゴミは完全には取り除けないかもしれない。

ダイソンコードレスクリーナー 性能比較表

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