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マキタの掃除機に使える「社外品 サイクロンアタッチメント」の選び方

安価な社外品「サイクロンアタッチメント」が純正品を猛追

後悔しないマキタの社外品「サイクロンアタッチメント」の選び方

充電式クリーナー専用のサイクロンアタッチメントを最初に採用したのは電動工具メーカーのリョービ(2015年)。その後、リョービのクリーナー専用にもかかわらず、他社のクリーナーに装着して使用するユーザーが続出したことから、競合となるマックスやマキタでも類似商品が販売された。

各メーカーのサイクロンアタッチメントの発売日

現在は電動工具メーカーのサイクロンアタッチメントだけでなく、純正品より安価なサードパーティ製のサイクロンアタッチメントも通販サイトで複数販売されている。このため、マキタクリーナーに社外品のサイクロンアタッチメントを装着しているユーザーもネット上で多く見られるようになってきた。

マキタ菌
マキタ菌
筆者自身もいくつかの社外品のサイクロンアタッチメントをマキタの充電式クリーナーやキャニスター掃除機に取り付けて使用。この記事では、中華メーカーのサイクロンアタッチメントの特徴と、購入後に後悔しない選び方のポイントを紹介したい!
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社外品のサイクロンアタッチメントの特徴

ダストケースの取り外し方

ダストケースの着脱方法がねじ込み式

マキタのサイクロンアタッチメントはゴミを回収するダストケースがワンタッチで取り外せる「ラッチ式」を採用している。このため、ダストケースの着脱が簡単なうえ、使用中にダストケースが落下するトラブルは皆無であった。

一方、中華業者が販売しているサイクロンアタッチメントは「ねじ込み式」を採用している。このため、特にリョービが販売する以前に販売されていたものは使用中にダストケースが外れて落下するトラブルが度々起こった。

マキタ菌
マキタ菌

Amazonでレビュー数の多い「Abeden」「Bisoff」のモデルは、従来販売されていたモデルに比べるとダストケースが外れにくくなっているので問題と感じなかった。また、着脱方法は「ねじ込み式」であるが、ストレスが溜まるほどの手間とは感じなかった。

ゴミが通過する幅が狭い

ゴミが通過する幅

マキタのような一段式サイクロン構造の場合、吸込口から吸引したゴミと空気はサイクロンアタッチメントのダストケース内のみで遠心分離される。ゴミは遠心力によってダストケースの内壁に押さえつけられるため、くるくるとダストケースの内壁を回転しながら底に落下していく。

しかし、中華メーカーのサイクロンアタッチメントは、メッシュフィルターを囲っている「インナハウジング」と「ダストケース」のあいだが約5mmと狭いため、比較的嵩のあるようなゴミを吸引すると隙間に詰まってしまうのだ(正確にはパッキンとインナハウジングのあいだ)。

このため、幅や高さが5mm以上あるゴミは詰まりやすいため、吸引するゴミ(ペット用の餌・砂・木くず等)が大きい場合は中華メーカーのサイクロンアタッチメントは不向きである。ここに固形のゴミが詰まると、髪の毛やペットの毛のようなゴミも絡みついてしまうため、さらにゴミの分離能力が低下する。

マキタ菌
マキタ菌

ゴミが詰まるとパッキンを取り外してゴミを除去しないといけないからうんざり!Amazonレビューでも自分と同じようにゴミが詰まるという口コミが見られた。家では幅のある木材の切削屑や、猫の餌や砂が詰まりやすかった。さらに詰まったゴミに髪や猫毛が絡みつき、そこに綿埃が付着していって隙間を埋めてしまうという!かなり、ストレスになるので、吸うゴミが大きい場合は迷わずマキタを選んだほうがよい。

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買うと後悔する社外品のサイクロンアタッチメントのポイント

買うと後悔する社外品のサイクロンアタッチメントのポイント

接続口が短いモデルは買わないほうがいい

中華業者から販売されているマキタクリーナー用のサイクロンアタッチメントは、掃除機本体の吸口を差し込む「接続口」が純正品より短い設計になっている。このため、接続口にテープを巻いても、しっかりと本体吸口の奥まで差し込むことができないため、使用中に抜け落ちてしまうことがあった。

ジョイント部分の不安定

また、接続している部分が短いと、軽い力でヘッドをストロークさせられないカーペットを掃除したときに接続箇所がぐらついて不安定になることもあった。不安定になると使い勝手が悪い。

Amazonのレビューでも筆者と同じような批判レビューが目立った。そのためか、Abedenは2020年に接続口を長くした改良版モデルを発売している。

ちなみに、Abedenと見分けが付かないモデルを販売しているBisoffも同年の8月25日頃に改良版を販売すると返信を頂いたが、現在も改良版は販売してないまま。

ダストカップが抜けやすいサイクロンアタッチメント

ダストカップが抜けやすいODM

写真左のモデルは従来のリョービのモデル(写真右)とよく似ているが、黒いボトムハウジングで段差がないものは、サイクロンカップが抜けやすい。ODM製のためか、色々なところから販売されており、このタイプはレビューが良くても充電式クリーナーに使用する場合は避けたほうがよい。

ボトムハウジングに段差があるものは同じ「ねじ込み式」だが、きちんとロックされるのでダストカップが抜けにくい。リョービの従来モデルに付属されていた採用されていたものだが、マックスもおそらくリョービと同じものだろう。どちらも単品販売されているが、マキタと価格に大差がない。

マキタに使える社外品のサイクロンアタッチメントのおすすめ

Abedenの2020年改良版(サイクロンアタッチメント)

マキタ菌
マキタ菌

今(2020/9/18)確認するとAmazonで販売されている社外品で接続口が長いのはAbedenの(2020年)改良版のみ。これ以外のサードパーティ製をマキタ・ハイコーキ・ボッシュ等の充電式クリーナーに取り付けると使い勝手が悪くなるので止めたほうがよい。

 

ただし、「社外品のサイクロンアタッチメントの特徴」で説明したとおり、ゴミを通過するスペースが狭いので大きなゴミを吸引する用途には不向き。5mm以上のゴミを吸引する場合は、予算をあげてマキタのサイクロンアタッチメントを取り付けたほうがよい。

マキタ菌
マキタ菌

価格が変動している場合は、競合メーカーのリョービのサイクロンアタッチメント(旧タイプ)もおすすめだ。ゴミが通過する箇所は中華メーカーの倍(約10mm)あるので、ゴミも詰まりにくくなっているからだ。ただし、マキタの吸口とはサイズが合わないので、サイクロン側の接続口にビニールテープを巻いて直径を調整する必要がある(mm以下)。

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マキタ菌
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このページを見てやっぱり純正でラッチ式のサイクロンアタッチメントしよう思ったあなた。現在はマキタのモデルは2種類あるので選び方に注意が必要である。本体の吸口にロック機能がついてないモデルは「A-67169」。ロック機能がついている新しいモデルは「A-68856」を選びたい。

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