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ダイソン[V11]と[Digital Slim]と[Micro1.5kg]の違いを分かりやすく解説

[V11]と[Digital Slim]と[Micro1.5kg]の違い

ダイソン[V11]と[Digital Slim]と[Micro1.5kg]の違い

愚直に吸引力を追求した結果、太っていったダイソン

ダイソンが立ちながら床を掃除できるスティックタイプのコードレスクリーナーを初めて発売したのは2011年。当時は消費者からメイン掃除機を託せるパワーやスタミナが求められていたため、ダイソンは愚直に強い吸引力や集じん力を追求してきた。

このため、現在のダイソンの最上位モデルは、吸引力の要となるバッテリーの電圧が25.2V、モーターの回転数は1分間で125,000回転まで向上。さらにクリーナーヘッドのモーターは回転ブラシに内臓され、ゴミを掻き出す集じん性能も向上している。

これらの改良を続けてきた結果、近年は一家まるごと掃除ができるパワーとスタミナを兼ね備えたコードレス掃除機をメイン機として使う家庭が増えてきている。しかし、本機の吸引力やヘッドの集じん力を追求した故に重量が重たくなり、競合に比べると使い勝手が悪いという批判も目立つようになった。

ダイソン軽量モデルの重量

2019年:V7とV8の軽量モデル(V7slim/V8slim)がラインアップ

v7slim/v8slim

そんな背景もあってか、2019年に日本人や日本の住居に合わせて設計された軽量タイプのマイナーチェンジモデルがV7やV8シリーズから新しくラインアップされた。新しく発売されたV7 SlimとV8 Slimは平均身長の低いアジア人でも使いやすいようにストレートパイプが約6cm短縮化、クリーナーヘッドは従来のクリーナーヘッドより軽くてコンパクトに設計されている。

2020年:V7slimとV8slimを過去にする新鋭の登場

Digital Slim/Micro1.5kg

2019年に発売された軽量化モデルのV7 SlimとV8 Slimは従来と同じ本体が採用されたマイナーチェンジモデルだったため、ストレートパイプとクリーナーヘッドは軽くなったが、本体が重たいままという不満が残っていた。しかし、2020年にダイソンは従来モデルの本体より軽量化した[Digital Slim]と[Micro1.5kg]という全く新しいタイプの軽量モデルを発売した。

2020年にダイソンが推してるモデルは3極化

2020年 ダイソンがおすすめしているモデル

そして、現在ダイソンが運営する公式サイトや楽天市場などの直営サイトで全面的に推しているモデルは、最もパワフルな[V11]、軽量でパワフルな[Digital Slim]、最も軽量な[Micro 1.5kg]の3極化となっている。

そこで、このページでは現在ダイソンが推している[Dyson V11]・[Dyson Digital Slim]・[Dyson Micro 1.5kg]の3シリーズを初めてダイソンを買おうとしている人にも分かりやすく特徴やメリット・デメリットなどを解説したい。

Dyson V11「最も強いタイプ」の特徴

dyson v11の特徴

重量:2.72kg
連続使用時間:エコ 40分/中 20分/強 8分
※ソフトローラー装着時
こんな人におすすめ
  • 一番吸引力が強いモデルを探してる
  • 連続使用時間が長いモデルを探してる
  • 集じん容量が多いモデルを探してる
  • 残りの運転時間が秒単位で分かる液晶ディスプレイ付きモデルを探してる
  • 少々重たくても気にならない

V11は2019年に発売された吸引力重視タイプのシリーズとなっており、ダイソンの中で一番強いパワーと、家中まるごと掃除ができるスタミナを兼ね備えた最上位モデルとなる。

また、残りの運転時間が秒単位で分かる液晶ディスプレイや、バッテリーの節電効果があるエコモードを搭載しているため、掃除の途中でバッテリーが切れることがなくなった。

パワー・スタミナ・ブラシパワーに特化しているフラッグシップ機のため、本体重量が重たく、大きなクリーナーヘッドが後述する軽量タイプより取り回しにくいのがネックとなる。

V11シリーズには2020年にワンタッチで取り外せる着脱式バッテリーや、短縮化されたストレートパイプを採用したモデル(V11 Fluffy Origin SV15 FF/V11 Absolute Extra SV15 ABL EXT)がラインアップされている。着脱式バッテリーは予備バッテリーを用意することで長時間の掃除にも対応。短縮化されたストレートパイプを採用したモデルは背丈が低い人にも使いやすい。

Dyson Digital Slim「軽くて強いタイプ」の特徴

Dyson Digital Slimの特徴

重量:1.9kg
連続使用時間:エコ 40分/中 25分/強 5分
※ソフトローラー装着時
こんな人におすすめ
  • 軽いモデルを探してる
  • 日本人の身長に合ったモデルを探してる
  • 連続使用時間が長いモデルを探してる
  • 残りの運転時間が秒単位で分かる液晶ディスプレイ付きモデルを探してる
  • 着脱式バッテリーが採用されたモデルを探してる

Dyson Digital Slimは2020年に発売された軽量でパワフルなモデルとなっており、フラッグシップ機のV11と違い、そこそこ強い吸引力と軽さを兼ね備えたバランスタイプと考るとよいだろう。

Digital SlimにもV11に採用されていた残りの運転時間が秒単位で分かる[液晶ディスプレイ]や、節電効果の高い[エコモード]を踏襲しているため、バッテリー切れの心配をせずに使用することが可能。

さらにDigital Slimはワンタッチでバッテリーを取り外せる着脱式バッテリーを採用しているため、バッテリーを簡単に交換できるだけでなく、予備バッテリーを用意することで長時間の掃除にも対応。バッテリーは単体で充電することも可能なので、本体の収納場所がコンセント周りに縛られないメリットも存在。

Dyson Micro 1.5kg「最も軽いタイプ」の特徴

Dyson Micro 1.5kgの特徴

重量:1.5kg
連続使用時間:エコ 18分/中 無し/強 5分
※ソフトローラー装着時
こんな人におすすめ
  • 一番軽いモデルを探してる
  • ボタンスイッチのモデルを探してる
  • 日本人の身長に合ったモデルを探してる
  • 一番取り回しやすいモデルを探してる
  • 掃除をする範囲が狭い
  • 最低限の吸引力があれば問題ない

Dyson Micro 1.5kgは2020年に発売されたダイソンの最軽量モデル。ダイソンの中で一番軽くて取り回しやすいモデルを探している場合は、迷わずダイソンの中で一番軽いMicro 1.5kgを選びたい。

クリーナーヘッドはワイドタイプのV11やDigital Slimと違い、幅が狭くコンパクトになっているため、一度に広い面を掃除することが苦手。しかし、小回りが効き、取り回しやすいメリットがあるため、床置きが多い雑多な部屋や机や椅子の脚周りのような掃除には最適な設計となっている。

軽さのスペックに極振りした故に犠牲にしたものも多く、軽い低電圧のバッテリーを採用しているため、吸引力が他のモデルより低下している。また、[中モード]がなくなっているうえ、[強モード]は5分しか使用できないため、使用頻度の高い運転モードは吸引力が弱い[エコモード]が中心となる。

その他に、連続運転時間が短いうえ、Digital Slimに搭載されている液晶ディスプレイや着脱式バッテリーが不採用。予備バッテリーが用意できないうえ、バッテリー残量をおおまかに確認することもできないため、掃除中に「バッテリーが切れないかな?」という不満が常につきまとう。

さらに、ゴミを回収するクリアビンの集じん容量が他のどのモデルよりも小さいため、すぐにゴミがいっぱいになるのもネックとなる。ゴミ捨ては従来のように簡単にできるため、それほど苦にならないが、こまめなゴミ捨てが必要となる。

掃除をする範囲が狭い場合は軽いMicro 1.5kgは最適だが、一度に広い面を掃除する効率性やスタミナが低いため、広いスペースの掃除には不向きとなる。

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