現在、愛猫は大量の毛が抜け落ちる換毛期のためか、毎日ブラッシングを行っていても毛玉ができやすい状態。フェルト状になってしまった毛玉はハサミでカットしているが、猫の皮膚は柔らかくて伸びやすいうえ、毛玉と皮膚の境目が分かりにくくなるため、毛玉を切るときに誤って皮膚も一緒に切ってしまう事故が多いようだ。
そのため、フェルト状の毛玉ができたときは、皮膚に傷をつけない対策として、毛玉にコームをさしてクシの上をハサミで切っていた。しかし、この方法だと左手でコーム、右手でハサミを持っていないといけないため、逃げようとする猫を押さえながら毛玉を切ることは難しいこともあった。
そこでコームにカミソリの刃を固定して、くしを毛玉にさすと同時に毛玉がカットできる物を作ろうと思ったが、コームにカミソリの刃を固定するのが難しく断念。しかし、髪の毛をカットしたり・梳いたりすることができるヘアカッターが同じ構造であることを知り、ヘアカッターでもうまく毛玉をカットできるのではないかと購入してみた。
メーカー各社から色々な種類のヘアカッターが販売されている中、普通刃とスキ刃がついていて、ダイヤルで刃の出し具合を調整できる高機能なGreen BellのMB-305を選んだ。自分も髪を梳きたくなったときはこれを使用してみたかったからだ。
早速、猫についていたフェルト状の毛玉に試してみると、すんなりと毛玉を体から切り離すことができた。逃げようとする猫も左手で押さえながらカットすることもできるので簡単だ。
また、クシの中に刃があるため、クシより下にある皮膚を誤って切ってしまうこともなく安全(毛玉の表面積が広い面にクシを通せば安全)。不安であれば毛玉の上のほうを少しずつ切っていき、コームやスリッカーなどでとかすとよいだろう。

実際にヘアカッターで猫の毛玉をカットした動画は上からご視聴ください。ちなみにヘアカッターを購入しなくても、おとなしい猫ちゃんであれば、家にある細かい目のクシとハサミがあれば安全に切ることもできます。クシとハサミで安全に毛玉を切る方法は下記の記事をご参照ください。
2023年 毛玉カッターを自作する
前述した市販のヘアカッターはコームの歯先が太くて猫の毛玉に刺しこみにくいので、歯先が細いコームにカミソリの刃を固定することにした。
細目のコームとL字のカミソリを用意する。どちらもAmazonで貝印の商品を購入したが、価格を引きたい場合は100円ショップに足を運んで購入するとよいだろう。
硬い物を使ってカミソリの刃を押し出して取り外す(写真ではカミソリの刃カバーを利用)。
2液性エポキシ接着剤で刃とクシを接着する。硬化するまでクランプがなければクリップや洗濯バサミを使って圧着しておくとよいだろう。
コームの歯先が細くなったので、ヘアカッターより毛玉に刺し込みやすくなった。
頑固な毛玉を簡単に取ることができた。
作るのが面倒な場合は、コームとハサミを利用するとよいだろう(下記記事参照)。

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