床・家具・凸凹・布製品・布団・壁・天井すべてに対応!
A-71205の構造はチューブ状の吸口が10列に並んでおり、そのまわりにナイロンブラシが配置されている。ブラシの幅は約15cmもあるので、棚ブラシより効率的に棚や卓上を掃除することができる。
また、ラウンドブラシのようにブラシが長いと吸口からゴミが遠くなり、ゴミをうまく吸いとれない場合があるが、吸口とブラシの長さが同じなので、ゴミを取りこぼすことなくしっかり吸い取ることができる。
チューブの内径は5mmになっているため、他のブラシノズルと違い、必要な物を吸い取らず、細かいゴミだけを吸い取ることができる。物であふれている雑多な卓上・棚から引き出しの中の掃除にも最適。
ブラシ部分は工具レスで簡単に取外ことができるため、チューブの吸口にゴミがつまってもサッと除去することができた。
ナイロンブラシの太さは約0.3mmなので歯ブラシのような太さで少し硬めである。このため、背景が反射するような光沢のものを掃除すると細かい傷が付く場合があるので注意が必要である。
ブラシノズルの可動部は90°回転するため、角度を変えてフレキシブルホースやパイプと組み合わせることにより、床との水平な面だけでなく、壁や天井などの掃除もしやすい。
カタログには“ご使用の際はフレキシブルホースを併用してください”と記載されており、メーカーはフレキシブルホースとの組み合わせを推奨している。現在、フレキシブルホースは2種類用意されており、新しい伸縮性のあるホースとの組み合わせのほうが使い勝手が断然よかった。
フレキシブルホース+ストレートパイプ+ブラシノズルの順で組み合わせれば、手の届かないような高い場所を掃除も可能であった。これまでは、壁や天井を効率よく掃除ができるブラシ幅のノズルがマキタから販売されていなかったので、クイックルワイパーで掃除をしていた。ブラシノズルだと消耗品がかからないので、経済的に壁を掃除できるのは高ポイント。
色々な場所を掃除してみた
衣類
筆者がいつも装備している腕カバーを掃除してみたが、吸口が吸着することなく軽い力で表面を掃除することができた。花粉を吸引するのであれば排気がクリーンになるHEPAフィルタ(A-68965)も装着したい。
カーテン
衣類だけでなくカーテンのようなファブリックも吸口が張り付かないので掃除がしやすかった。基本的にカーテン・ソファー・マットレスのような布製品全般に対応すると考えて問題ないだろう。
木製品の机や棚のような家具もしっかり掃除ができる。吸口から聞こえるシャーッという音がしっかり吸ってる感じがしていい。ゴミ以外の物に吸着しないので、卓上にスマホやリモコンのような小物がごちゃごちゃと散乱してても、そのまま掃除できるのも高ポイント。
キーボードのような凸凹とした場所の掃除にも最適。ブラシは適度に硬いのでキーボードの側面や溝に固着した塵もしっかり除去できる。
家電のような入り組んだ表面もしっかり掃除ができた。家の家電には掃除をしてもすぐに埃や塵だけでなく、猫の毛が静電気によって大量に付着するので、はたきのような掃除ができるのは助かる。ただピアノのように光沢のあるものには、細かな傷がつくかもしれないので注意したい。
壁際や巾木に頑固にこびりついた塵もブラシで掃きながら吸引。いかに壁際に特化した床用ヘッドでも固着した塵を吸い取るのは難しい。
約15cmもある幅広なブラシなので、壁や扉に付着した塵も簡単かつ効率的に掃除ができた。手の届かない高い場所を掃除する場合はフレキシブルホースとブラシノズルのあいだに延長管(パイプ)を接続することで解決。ペンキを塗っているみたいで楽しい!
ブラシノズルの奥行きは幅狭なので、サッシレールのような溝やソファの隙間の狭い場所もしっかり吸い込む。狭い溝の掃除はスキマブラシも最適だが、吸引力だけではとれない固着したゴミの除去は、ゴミを掻き出せるブラシのついたノズルのほうに軍配があがる。
花粉症の人は布団を天日干ししたときに付着する花粉にもアレルギー症状がでるようだが、ブラシノズルは布製品には吸着しないので、表面に付着したハウスダストの吸い取りにも便利だった。布団の深部までしっかり掃除したい場合は、シートノズル(A-67022)のほうがおすすめだが、布団に吸口が吸着してしまうため、ノズルを前後に滑らせることが難しいのがネックとなる。
標準装備されている床用ヘッドが苦手なカーペット深部に入り込んだゴミも掻き出しながら吸引することができた。ただし、絡みついたペットの毛を除去できるほどブラシは硬くないので、頑固に絡みついた髪の毛やペット毛で悩んでいる場合は、吸口に毛髪を絡め取るエチケットブラシが配置されたフロアカーペットノズルが最適です。
吸口であるチューブの内径は5mmなので、色々なものが入った引き出しの中を掃除した場合、必要なものは吸い込まず、細かいゴミだけを吸引することができた。わざわざ物を移動させずとも手っ取り早く掃除ができるメリットは大きい。
実際に色々な場所を掃除した動画はこちらからどうぞ。
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