売上ランキングより役立つ目的別おすすめモデル
マキタ信者が目的や用途にあったモデルをピックアップ
一昔前までハンディクリーナといえば、吸引力が弱い+連続使用時間も短かったため、目についたゴミだけを吸引するキャニスター掃除機の予備機として使われてきた。それが今、吸引力の向上とモーターやバッテリーの軽量化により、ハンディクリーナー本体に延長管と床ヘッドを装着して家中丸ごと掃除ができるスティックコードレス掃除機が台頭。現在、大手家電メーカーはメイン機として使える高機能タイプのラインナップを充実させている。
そんなダイソンや大手家電メーカーなどの高機能タイプの製品に並んで売上ランキングの上位に君臨しているのが、電動工具メーカーの充電式クリーナーだ。中でもマキタのクリーナーは建築現場の職人たちや、新幹線やテーマパークなどの清掃業者に愛用されており、軽くてコンパクトなフォルムと取り回しやすさから家庭で使うユーザーも多く存在する。そこでこのページでは、マキタ信者の私が用途や目的に合ったマキタの最新モデルをピックアップ。
マキタのカタログやこのページで記載している重量は、本体にバッテリーを装着した重量です。[ヘッド:138g][延長管:91g][サッシノズル:22g][サッシノズル:6g]の重さは含まれないため、スティックとして使う場合は記載している重量に約260gほどプラスされます。
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サイクロンアタッチメントをスリム化させたい場合はCL003G
現在、マキタの充電式クリーナは、空気とゴミを遠心分離し、強い吸引力を持続させるサイクロンアタッチメントを装着して使用するのが一般化してきています。しかし、本体と延長管の間に接続するため、家具下などの狭い場所の掃除をすると、ユニットやダストケースが家具や床にぶつかり取り回しにくいデメリットが存在します。
40Vmaxシリーズから新しくラインアップされたCL003Gは、サイクロンアタッチメントを本体部分と一体化したモデル。狭い場所で邪魔になっていたサイクロンアタッチメントのダストケースが高い位置に配置されたことで、使い勝手や取り回しが向上。ゴミ捨てもサイクロンアタッチメントと同様に簡単に行うことができます。
吸引力の目安となる吸込仕事率は、CL001GやCL002Gより劣っていますが、マキタが開示している吸込仕事率はサイクロンアタッチメントを装着してない状態の数値のため、CL001GやCL002Gにサイクロンアタッチメントを装着した場合は、CL003Gと吸引力に大差はありません。運転音もCL001G/CL002Gと同様に静音化されています。
カプセル式で一番強い吸引力を重視したい場合はCL001G
マキタの中から最も吸引力の強いカプセル式モデルを選ぶとすれば、従来モデルからさらに吸引力と静音性が向上したCL001Gがおすすめです。同社が展開するプロ用電動工具の中で一番電圧の高いリチウムイオンバッテリ(36V)を搭載しているため、家中まるごと掃除ができるパワーやスタミナは兼ね備えたフラッグシップ機となります。
また、流路構造を見直したことで、騒音値はパワフルモードで65dB、エコモードで54dBと、他のどのモデルより低騒音化を実現しているため、静音性を重要視している人にもおすすめです。その他にカーペット等への引っかりを低減したヘッドを標準装備しており、従来のヘッドより軽い力ヘッドを前後に滑らせることができます。
紙パック式で一番強い吸引力を重視したい場合はCL002G
マキタの中から最も吸引力の強い紙パック式モデルを選ぶとすれば、40maxシリーズのCL002Gがおすすめです。高電圧(36V)のバッテリーを搭載しているため、同社の充電式クリーナーの中で一番パワフル。ゴミ捨て方式は紙パック式を採用しているため、カプセル式のモデルに比べるとランニングコストはかかるものの、簡単かつ衛生的にゴミを捨てられる特長を持っています。
ゴミ捨てはサイクロンアタッチメントを取り付けると簡単かつ埃も舞い上がりにくくなるため、簡単なゴミ捨てを重要視している場合は、サイクロンアタッチメントが付属されたカプセル式のCL001GRDCWやCL001GRDCOのほうがおすすめです。カプセル式はHEPAフィルター(別売)を取り付けることができるため、紙パック式より綺麗な空気を排出するからです。
紙パック式で軽さを重視したい場合はCL107FDSHW
2016年に発売されたCL107FDは売れに売れて2017年には品切れ状態が長く続いた超人気モデル。その人気は毎年「価格.comの掃除機売上ランキング」でもハイエンド機に混じってトップ10に入っているほど。
10.8V(スライド式)初となるコードレス掃除機CL107FDの本体重量は1.1kgと軽く、手元に配置されているバッテリーも業務用シリーズ(14.4V/18V/40V)のモデルに比べると小型でコンパクト。従来の10.8V(差込式)モデルと違い吸引量も大きく向上。
集じん方式は簡単かつ衛生的にゴミを捨てられる紙パック式を採用しており、ゴミ捨て時に埃が舞い上がったり、フィルターのお手入れをするのが面倒だと感じる人に最適。
カプセル式で軽さを重視したい場合はCL108FDSHW
軽さにウェイトを置いたマキタの10.8Vシリーズが欲しいけれど、前述したCL107FDSHWのように紙パックにランニングコストをかけたくない場合におすすめしているのが、2018年8月に同シリーズから発売されたCL108FDSHWです。
CL108FDの集じん方式はカプセル式が採用されているため、ランニングコストがかかりにくいうえ、フィルタは水洗いすることができるので経済的。別販売品の目詰まりしにくい「高機能フィルター」を装着すれば面倒な水洗いする頻度も低減します。
現在、アマゾンではCL106FDSHWの評価が高く、レビュー数も多くついていますが、2018年にCL106FDSHWより吸引力がパワーアップしたCL108FDSHWが新しく発売されたため、10.8Vでカプセル式にする場合は迷わずCL108FDSHWを選びたい。
バッテリーを取り外して充電するのに抵抗がある人は「マキタのターボ60」
マキタの軽い10.8Vシリーズを選びたいものの、同社が展開する電動工具と同じ着脱式バッテリーを採用しているため、「バッテリーを充電器で充電するのが面倒」や「力が弱いからバッテリーを取り外すのが難しい」という批判レビューが散見されます。そんな人におすすめなモデルが通販生活限定で販売されている「マキタのターボ60」。
内蔵バッテリーを採用している「マキタのターボ60」は、充電アダプターを本体に差し込んで充電するため、力の弱いシニアや主婦層から高い人気があるモデル。さらに、吸込仕事率は同クラスのCL107FDを超える35W!簡単に着脱できる新しい「ロック付サイクロンアタッチメント」を取り付ければ紙パックの消費も抑えることができます。
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新規で買わないほうがいいシリーズ(電圧)
マキタの着脱式バッテリーの特徴
- クリーナーに採用されてる外付式バッテリーは5種類
- バッテリーの種類:[7.2V][10.8V][14.4V][18V][40Vmax]
- 位置づけ:7.2V/10.8V(家庭用)、14.4V/18V/40Vmax(業務用)
- 急速充電器で充電するから充電時間が早い
- 予備バッテリーを用意すれば使用時間を延ばせる
- 同じ電圧の電動工具との間で使い回すことができる
新規で[7.2V-差込式][10.8V-差込式][14.4V-スライド式]のクリーナーを買うメリットはない
基本的に当サイトでおすすめしてるマキタの充電式クリーナーは、同社が展開する電動工具と同じ着脱式バッテリーを採用しているモデルとなる。その最大の理由は、一度クリーナーのバッテリーと充電器を手に入れると、同シリーズから新しいモデルが発売されたときに、経済的に乗り換えることができるからだ。マキタのクリーナーや電動工具は本体のみでも購入することができるため、同じ電圧の充電式ツールであれば1つのバッテリーで全て使い回すことが可能。
おすすめしていない[7.2V-差込式][10.8V-差込式][14.4V-スライド式]シリーズは、2009~2010年から新しいモデルが発売されていないため、このシリーズのモデルは10年近く前のモデルとなっており、性能が最新モデルに比べると劣っているのがネックとなる。クリーナーだけでなく電動工具のラインナップ数もあまり増えていないため、バッテリーに互換性のある電動工具の種類や新機種も増えていないままとなっており、放りっぱなしにされたシリーズとなった状態。
以前は7.2Vシリーズのモデルは軽さを重視している人には最適なシリーズであったが、10.8Vシリーズ(スライド式)モデルのほうが吸引力が2倍以上強いため、CL107FD(紙パック式)やCL108FD(カプセル式)のほうがおすすめである。重量もわずかな差なので10.8Vシリーズも軽いまま。さらに、CL107FD/CL108FDは上のクラスの14.4Vシリーズのモデルの吸引力が同等になっていることから、マキタの中から選ぶとすれば軽量タイプの10.8V(スライド式)シリーズ、互換性のある電動工具のラインナップの多い18Vシリーズ、最もパワフルな40Vmaxシリーズのモデルを選ぶとよいだろう。
知っておくと便利な専用ツール
サイクロンアタッチメント(A-67169/A-68856)
サイクロンアタッチメントのメリット
- フィルターが目詰まりしにくくなる
- フィルターのお手入れ頻度が低減
- 強い吸引力を持続できる
- ゴミ捨てが簡単になる
- ゴミ捨て時に埃が舞い上がりにくい
- 紙パック代がかからなくなる
マキタから発売されている「サイクロンアタッチメント」は、集じん方式をサイクロン方式に変更することができるユニットである。床用ヘッドから吸い込んだ空気とゴミをは外付けのダストケース内で遠心分離されるため、強い吸引力が持続する。
サイクロンアタッチメントを本体と延長管のあいだに取り付けて使用することにより、微細な粉じんによるフィルターや紙パックの目詰まりが大きく軽減することから、サイクロンアタッチメントを装着して使用するユーザーが増えている。
さらに、ゴミ捨てがカプセルや紙パックより簡単になり、埃を舞い上がらせずにゴミ捨てができるメリットも嬉しいポイント。その他に、紙パックの消耗が低減され経済的になることから、紙パック式のモデルにも取り付けて使用している人も増えている。
2018年以前に発売されたモデルの本体には
パイプロックボタンが採用されていないため、
ストッパーがついていない「A-67169」を取り付けよう。サイクロンアタッチメントを装着すると全長が長くなるため、長くて使いにくい場合はショートパイプ(
459246-9)と組み合わせたい。
2019年以降に販売されたモデルの本体には
パイプロックボタンが採用されているため、接続口にストッパーが付いている「A-68856」「A-72687」「A-72481」を取り付けよう(右2つはダストケースが黒のスモーク)。サイクロンアタッチメントを装着すると全長が長くなるため、長くて使いにくい場合はストッパー付きのショートパイプ(
459481-9/
413757-8)と組み合わせたい。
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じゅうたんノズルDX
じゅうたんノズルDXのメリット
- 絨毯に絡みついた糸くずやペットの毛を簡単に集じんできる
- フローリングと絨毯に対応してるからノズル付け換え不要
- フローリングを軽い力でヘッドを前後に滑らせるようになる
マキタのクリーナーヘッドはフローリングや畳のようなフラットな場所の掃除を得意としている。しかし、高機能タイプのクリーナーのように吸込口に回転ブラシが搭載されていないため、カーペットやラグに絡みついたゴミや、奥深くに入り込んだゴミの集じんが苦手。
フローリングメインの掃除であれば標準装備されている床用ヘッドで十分だが、ペットの抜け毛・髪の毛・糸くず・綿埃のようなゴミがカーペットに頑固に絡みついて困っている場合は、それらのゴミを効率よく集じんできる「じゅうたんノズルDX」をおすすめしたい。
じゅうたんノズルは吸込口にエチケットブラシを搭載しているため、カーペットに頑固に絡みついたペットの毛や髪の毛を効率よく集じんすることができるのだ。
カーペットに絡みついた髪の毛やペットの毛が集じんできなくて困っている場合は、エチケットブラシが搭載されている新「じゅうたん用ノズルDX」が最適。フローリングにも対応しているため、床の種類に合わせてヘッドを交換する手間も省ける。
カーペット深部に入り込んだ微細なゴミを集じんしたい場合は、硬いナイロンブラシが搭載されている旧「じゅうたん用ノズル」が最適。ただし、髪の毛やペットの毛も掻き取れるが、ブラシに絡みついたゴミのお手入れが定期的に必要となる(フローリング未対応)。
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高機能フィルターEX
高機能フィルターのメリット
- フィルタに付着したゴミをサッと落とせる
- フィルタが目詰まりしにくくなる
- 吸引力が低下しにくくなる
- 面倒なお手入れ(水洗)の頻度が減る
- ※14.4/18V/40Vmaxのカプセル式には標準装備
このページでおすすめしている10.8Vシリーズのカプセル式モデルには、素材が「不織布のフィルター」が採用されている。このフィルターは水洗いして繰り返しつかえるメリットがあるものの、微細なゴミを吸引するとすぐに目詰まりを起こすデメリットが存在。さらにこのフィルターの汚れは、水洗いしないと除去することができないため、長く使っているとお手入れ(洗浄)がだんだんと億劫になってくるのだ。
そこで、おすすめしているのが14.4/18Vシリーズにも標準付属されるようになった「高機能フィルター」だ。高機能フィルターは従来のフィルターより目が細かくなっているため、フィルターが目詰まりしにくいうえ、フィルターに付着したゴミは水洗いしなくてもブラシでサッと落とすことができるのだ。毎日掃除をしても月に一回の水洗いで十分、毎週行っていた面倒な水洗いから解放されるメリットは大きい。
Makita(マキタ)
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入数:1個
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