パッキン内部に入り込んだ粉塵を除去したい
ダイソンのコードレス掃除機を長く使っていると、クリアビン(ダストボックス)のパッキンの隙間に粉じんや汚れが蓄積しやすい構造になっています。特に透明なクリアビンは汚れが目立ちやすく、粉塵が残っていると見た目も不衛生に感じがちです。さらに、内部にたまった粉じんがニオイの原因となり、排気臭につながっているケースもあります。
DysonV8でシナモンパウダーを吸い込んだあと、「フィルターやサイクロンを掃除しても、なぜか排気がずっとシナモンの香りのまま…」という状態になってしまいました。原因を調べていくと、クリアビンのフタ内部やパッキンの隙間に入り込んだシナモンパウダーが残留しており、そこから排気時に香りが出続けていることが分かりました。
パッキン周辺は外側からのお手入れでは届きにくく、細かな粉塵が内部に蓄積しやすい構造になっています。また、パッキンを取り外すにはクリアビンのフタを取り外す必要があることから、今回は、Dyson V8の「クリアビンのフタ」や「パッキン」を実際に取り外し、内部に入り込んだ粉塵まで徹底的に掃除しました。
ここでは、工具を使わずにDyson V7・V8のクリアビンからフタを簡単かつ爪を割らずに取り外す手順と、取り外したフタからパッキンを取り外す手順を詳しく紹介していきます。わたしと同じ様にクリアビンのフタを取り外してお手入れしたり、フタやパッキンを交換したい方の参考になれば幸いです。
クリアビンの蓋の取り外し方
クリアビンの蓋を開けた状態で右にスライドさせます。Dyson V7・V8のクリアビンのフタは、完全固定ではなく左右にわずかに動く“遊び”がある構造になっています。
クリアビンのフタを固定しているヒンジ部分の凹と凸のあいだにできた隙間に潤滑剤を注します。ここではシリコンスプレーを注しましたが、なければ食用油や水でも問題ないです。
クリアビン本体に対してクリアビンの蓋を90度近く開いた状態にします。
クリアビンの蓋を90度付近、つまり垂直状態にする理由は、ヒンジ部の凸部の爪が最も抜けやすい位置になるからです。
爪は透明で小さいので分かりにくいですが、爪の先端を拡大鏡で見ると左右にテーパーがついていることがわかります。
クリアビン本体と蓋を持ちながら、矢印方向に除々に力を入れていき蓋を取り外します。
クリアビンの蓋を取り外すことができました。最初は爪が割れないかとヒヤヒヤしていましたが、ヒンジ部の凸部と凹部は丈夫な作りになっており、簡単に割れないようになっています。動画を撮影する前に20~30回ほど着脱しましたが、割れたり欠けたりすることはありませんでした。万が一爪が折れてもAmazonでフタだけ販売されているので安心です。
それでも不安な場合は、先述したように潤滑剤をヒンジの凸凹に注しながら着脱するとよいでしょう。蓋を取り外すと、蓋のお手入れだけでなく、クリアビンの中や空気とゴミが入り込んでくる流入口に付着した粉じんも除去しやすいので、定期的に着脱する場合は潤滑剤を使用することをおすすめします。
クリアビンのパッキンの取り外し方
ラジオペンチなどを使って角部のパッキンをつまみ出します。
つまみだした部分を手で持ち左右の部分を引っぱり出します。
蓋についている爪を指で押しながら隙間を広げ、パッキンを引っぱり出します。
クリアビンの蓋に通電箇所はないので、お手入れする場合はパッキンと一緒に水洗いしても問題ありません。
クリアビンのパッキンの取り付け方
パッキンは表面と裏面があります。表面は突起がありますが、裏面は平坦になっています。フラットな面を蓋側にし、突起がある面を上向きにします。
パッキンを取り付ける向きは表裏だけではなく上下方向もあります。パッキンは四辺が完全対称ではないので、蓋側のパッキンをはめ込む溝形状の長辺と短辺を合わせ、上下判別の基準にします。
ヒンジ側の溝からパッキンをはめこんでいきます。その際、ヒンジの爪部分にパッキンが引っ掛かると、画像のようにシワができて溝へ正常にはまらないので、スパッジャーを使って押し込んでいきます。スパッジャーが無ければ、ピンセットやスプーンなどの柄尻(柄先)を使って押し込むことも可能でした。
パッキンを右手で伸ばしながら、左右の湾曲部にパッキンを差し込んでいきます。左手でパッキンを抑えておかないと抜けるので注意。
最後に爪を開いた状態にしながら、残りのパッキンを差し込みます。
クリアビンの蓋の取り付け方
蓋の左側の爪に潤滑剤を注します。慣れている場合は不要。
蓋の左側の爪をクリアビンのヒンジ穴に差し込みます。
蓋を垂直状態にし、矢印方向に力を徐々にかけながら、左の爪を穴に押し込みます。
手の手順・力加減を動画でチェックする
ここまでの手順を写真と文章で解説してきましたが、「実際にどのくらいの力で引っ張ればいいの?」「ツメの噛み合わせがよく分からない」「写真で見てもやり方が合っているか不安…」という方のために、工具を使わずに指先だけでスムーズにパーツを着脱させる細かな手の動きや角度を撮影しました。文字や写真だけでは分かりにくかった部分は、ぜひこちらの動画を合わせて参考にしてみてください。








































コメント