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ダイソン レーザーは明る場所でもゴミが見えるのか

Laser Slim Fluffy™クリーナーヘッドを使用した感想

ダイソンのレーザーは明るい場所でも見える?

V12/V15はレーザー付きクリーナーヘッドを標準装備

ダイソンから2021年に新発売されたV12やV15を量販店などの店頭で試してみたものの、店内の照明が明るくて「Laser Slim Fluffy™クリーナーヘッド」が床を照らすレーザー光がよく見えないため、「家で使えるのか不安…」という声をいただいたので、照明をつけた部屋でレーザーを床に照射した写真や動画を掲載。

ダイソン レーザーユニット

グリーンレーザーの役割

ダイソンのレーザー照射機能とは、2021年にダイソンから発売されたV12とV15に付属されている「Laser Slim Fluffy™クリーナーヘッド」に新しく搭載された機能です。その他に従来機(V11)のクリーナーヘッドより軽量化+小型化されているため、使い勝手や取り回しやすさが「Digital Slim」や「V8 Slim Fluffy」のように向上しています。
ヘッドの左側にはレーザーユニットが搭載されており、人間の目が最も明るく感じる波長の緑色をしたレーザーを床に照射することで、床に落ちている目視できない微細なゴミを浮かび上がらせ、ゴミの取り逃がしを防ぐ効果があります。家では猫を飼っているため、毎日掃除をしていても、埃や塵のほかに猫の抜け毛が大量に浮かび上がります。

明るい場所でダイソンレーザー照射

明るい場所ではゴミは浮かび上がらない

確かに照明がついている明るい部屋では、レーザーの光はうっすら見える程度でゴミを可視化することはできませんでした。このため、床に落ちているゴミを可視化したい場合は、電気を消しながら掃除をしたほうがよさそうです。また、日差しが強い部屋でもレーザーの光が見えなくなるため、カーテンを閉めて薄暗くしたほうがゴミが見やすかったです。

ダイソンレーザー照射(机の下)

少しでも影になる+薄暗い場所はゴミが浮かびあがる

ただし、床に落ちているゴミが見えにくいほど部屋が明るくても、影ができるような家具周りはゴミがくっきり見えます。日中でも外が曇っていたり、強い日差しが入り込んでいなければゴミが浮き上がります。また、だだっぴろい場所のゴミは取りこぼしが発生しにくいため、個人的にはいちいち部屋の照明を消したり、カーテンを閉めて掃除をすることはないです。

ダイソン レーザーのON/OFF 比較

部屋を暗くするとゴミがくっきりと浮かび上がる

薄暗い場所でレーザーを床に照射するとゴミは星空のように白く輝きます。さらには、照らされたゴミとゴミの影にコントラストの差(明暗の差が大きい)ができるため、目視しにくかった細かなゴミがくっきりと浮き上がり、ゴミの取りこぼしを防ぎます。「抜け毛の多いペット」「小さなお子様」「アレルギー体質の人」がいる家庭では是非とも取り入れたいクリーナーヘッドです。

動画のように影になる場所ではくっきりとゴミが見えるようになるため、ゴミを取りこぼしやすい脚付き家具の下や影になるような狭い場所をしっかり掃除ができます。ゴミを可視化するレーザーは、指で埃を掬って冷ややかな視線を向けてくる姑のような存在ですが、ゴミがしっかり取れるの様子がはっきりと分かるので、掃除のモチベーションが上がります。個人的には液晶ディスプレイにリアルタイムで表示されるゴミの量とサイズの数値より、グリーンレーザーによって可視化されたゴミをキレイに吸い取る様子を見たほうが達成感が得られます。

気になった短所

ダイソンレーザーの欠点(片側が暗い)

明るくなるのはユニットが配置された片側だけ

個人的にレーザーユニットが片側にしかついてないことのほうが気になりました。レーザーユニットはヘッド正面の左側から、床に対してほぼ水平方向からレーザーを照射するため、ユニットがない右側は左側に比べると暗いのです。ダイソンによるとヘッドの両側にレーザーを搭載するとヘッドが肥大化することに加えて、壁際の掃除力が低下するとのことで片側のみになったということです。

ダイソン レーザー(穴があいたようなムラ)

新品なのにレーザーにムラがある

その他に光の放射にムラがあることも少し気になりました。壁に映ったレーザーの光にはスイスチーズのように複数の穴があいた感じに。レーザーユニットに個体差があるのか、さらにたくさんの穴が映るモデルも存在しました。ダイソンによるとレーザーのムラは光源部を拭き取ることで解消されるとのことですが、外側から綿棒で拭き取ったり、エアダスターで吹き飛ばしてもムラはなくなりませんでした。

ダイソン レーザーのムラ

壁に映ったタコの吸盤のような穴は、床では集中線のように長細く伸びた状態で映ります。この気になるムラは外側のレーザー照射部を拭き取っても解消しないうえ、ムラが増えたり減ったりすることがあることから、照射部の内側に粒径の小さい塵などが付着し、その影が拡大されて壁や床に映っているのかもしれません。

ダイソン レーザーのムラ

個体差があるのかもしれませんが、筆者が持っているV12では、上のV15よりレーザーのムラがひどく、床を照射すると孫悟空がかめはめ波を打ったような無数の集中線が映ります。このムラも消えたりすることがあるので、やはりレーザーレンズの内側に塵が付着していることが原因なのかもしれません。分解には特殊なドライバーが必要になるので、素人には分解することが難しいと思います。

ダイソン レーザーの安全面

ペットや子供の目に入っても安全?危険?

以前、コンサートで強力なレーザー光線を浴びた客が失明や視力を失ったり、持っていたスマホやカメラが破損したという事故があったため、視線が低いペットや好奇心旺盛な子供による安全面も気になります。基本的にレーザーを人や動物の目に当たらないように避ける必要がありますが、ダイソンによるとレーザーユニットはMAXの1/10以下しか出力していないため、万が一直視しても問題のないパワーだそうです(国際のレーザー安全規格もクリア)。実際に筆者は近距離で直視してみましたが、数分間だけ目に残像が残るだけで、視力を失ったりすることはありませんでした。
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マキタ菌
マキタ菌

ダイソンのコードレスクリーナーに標準付属されているクリーナーヘッドがひと目で分かる比較表は下のリンク先からどうぞ。この記事で紹介したレーザーユニットが搭載されたクリーナーヘッドはV12/V15シリーズのモデルに付属されいますが、ダイレクトドライブクリーナーヘッドが同梱されたモデルもラインナップされています。V12とV15の違いはこちらの記事(V15 DetectとV12 Detect Slimの違いを徹底比較
)を参考にしていただければ幸いです。

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