ついにダイソンがヘッドにLEDライトを搭載!
コードレス掃除機を販売しているメーカーがヘッドに床を照射するLEDライトを当たり前のように搭載するなか、ダイソンだけは頑なにLEDライトを採用する動きはみられなかった。しかし、2021年にきてようやく見えにくかったゴミを可視化するグリーンレーザーを搭載したクリーナーヘッドを装備した「V12 Detect Slim」や「 V15 Detect」を発売した。
そこで、猫を飼っている家の床で猫の抜け毛がどのように浮かび上がるのかV12/V15に標準装備されているLaser Slim Fluffy™クリーナーヘッドで照射しながら掃除をしてみた。なお、家にいる猫は長毛種のノルウェージャンフォレストキャットで、抜け毛の多い品種だと言われている。実際に毎日掃除機がけをしたり、ブラッシングをするほど毛が抜ける。
毎日掃除をしていても翌日には床は抜け毛だらけに!
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まずはじめにON/OFF可能なグリーンレーザーを切った状態で床を清掃。その直後に掃除をした場所をレーザーで照射すると、当然ながら床はキレイなままであった。しかしながら、よく見ると吸引しきれなかったゴミもちらほら見られるため、レーザーでゴミの取りこぼしを防ぐだけでなく、ダイソンが苦手な場所が把握できるようになった。特に壁際や段差に落ちている微細なゴミの集じん力は、マキタのノーマルヘッドより低いように感じた。
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24時間後に前日に掃除をした床や階段をレーザーで照射すると、埃や塵だけでなく猫の毛も大量に落ちていた。毎日掃除機がけをしていても、猫が出入りする部屋や廊下は動画のように毎回猫の毛が大量に落ちているので、最初は一日に抜ける猫の毛の量の多さに驚愕したものの、今では毎日の掃除に対するモチベーションが向上。吸引したゴミの量をサイズ別に表示する新機能より、レーザーが可視化したゴミをキレイにするほうが達成感もある。
猫の抜け毛は健康被害を及ぼす
米ジョージアサザン大学の研究によると、猫と一緒に生活している女性はそうでない女性と比べると、肺癌による死亡リスクが約3倍も高くなるという結果が報告されています。猫の毛を吸入することで、慢性的に気管支や肺の中で炎症が起きていると考えられており、慢性的な炎症が続くことで細胞分裂をして治そうとしますが、細胞分裂の頻度が多いと突然変異の誘発が生じやすくなり、癌細胞が発生する確率が高まるそうです。
アレルゲンは猫の毛に付着している
また、猫の毛自体に害はありませんが、毛には猫の唾液や皮脂腺に存在する「Fel d 1」「Fel d 4」というアレルギーの原因物質が付着しているため、猫アレルギーの人が猫の毛に触れたり、吸入するとアレルギー症状がでる人もいるそうです。癌にならなくとも猫の毛の放置は、健康被害を及ぼすため、猫と生活している家庭では見えにくい猫の毛を浮き上がらせるLEDライトが搭載された掃除機で毎日掃除することをおすすめします。
レーザー付きモデルを使って分かったまとめ
- ゴミの取りこぼしを防げる(Good)
- ダイソンの苦手な場所が把握できる(Good)
- アレルゲンを減らすことができる(Good)
- 強い達成感が得られる(Good)
- 明るい場所ではゴミが見えにくい(Bad)
- 部屋を薄暗くする必要がある(Bad)
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