コード式のキャニスター掃除機にあまり関心はなかったが、唯一欲しかったのが日立から販売されている「こまめちゃん」。今回、こまめちゃん(PV-H23-A)を購入する機会があったので、開封レビュー+サイクロンアタッチメントを装着しておがくずの吸引できるのか検証!
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目次
こまめちゃんって何?
型式 | 発売日 | 消費電力/吸込仕事率 |
PV-H20 | 1996年9月 | 500W/200W |
PV-H21 | 1997年9月 | 650W/250W |
PV-H22 | 1998年10月 | 670W/260W |
PV-H23 | 2008年12月 | 670W/240W |
コンパクトかつメイン機に引けをとらない吸引力のサブ機
現在は小型かつ軽量なリチウムイオンバッテリーを搭載しているコードレス式のスティックコードレスクリーナーをメイン機として使用している家庭が増えているが、リチウムイオンバッテリーが主流になる以前はコード式のキャニスター掃除機をメイン機として使う家庭が一般的であった。
その中でニカド電池やニッケル水素電池を搭載した充電式ハンディークリーナーや、コード式でコンパクトなハンディークリーナーがサブ機として使われていたが、こ唯一キャニスター掃除機に引けを取らないパワーを持っていたサブ機が日立製作所が販売していたこまめちゃんなのだ。
こまめちゃんはたまごっちやルーズソックスが流行していた1996年から発売されており、現在販売されているモデル(PV-H23)はマイナーチェンジされた4代目。PV-H22以前のモデルと比べると吸引力は少し低下しているが、延長パイプが標準付属されるようになり、スティックタイプとしても使用可能となっている。
こんな人におすすめ
- 小型で邪魔にならないコード式掃除機を探している
- 小型のコード式掃除機で一番強い吸引力を求めている
- スティックコードレスクリーナーの吸引力に満足できない
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クチコミの高評価は本当なのか?こまめちゃん開封レビュー
どれくらいの大きさ?邪魔にならない?
こまめちゃんが梱包されているダンボールは39.5×23.5×16(cm)と長辺の長さは、これまで見たどのスティッククリーナーの箱より小さいサイズになっている。本体の大きさは一般的なキャニスター掃除機を真っ二つにしたくらいの大きさなので、棚の上などに収納できるくらいのサイズだ。同梱されている延長パイプも2つに分割することができるので、省スペースに収納すること可能となっている。
重さはどれくらいなの?軽い?
本体のみの重量を測ってみると2.07kgであった。昨日測ったときは2.06kgだったのは何故少し太ったのかと考えたが、コードをだして測定してたのが原因かもしれない。本体に床用ヘッドを取り付けて床を掃除した場合、本体は床についているため、腕に負担がかかりにくく軽々と掃除をすることができた。
本体に延長管と床用ヘッドを装着してスティックタイプにした状態の重量は2.35kgであった。仕様では2.1kgと記載されていたが、コードをすべて引き出した状態の重さなのかもしれない。こまめちゃんをスティックタイプにした場合、手元に約2kgの重心が集中するため、力の弱い女性だとやや重たく感じることだろう。目についたゴミの掃除やワンルームを掃除する用途であれば耐えれれるが、一軒家をまるごと掃除すると男でも手首に負荷がかかり手がだるくなってくる。
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紙パックの集じん容量はどれくらいなの?
これまでこまめちゃんの紙パックは、同社のキャニスター掃除機に使用されている紙パックと互換性があるのだと思いこんでいたが、実際はこまめちゃん専用の紙パックが販売されており、一般的な紙パックのサイズより半分ほどの大きさでがっかり。ゴミを回収できる集じん容量も、同社のキャニスター掃除機の紙パックが1.3Lに対して、こまめちゃんは0.6Lなので半分ほどの集じん容量となっている。
こまめちゃんに使用できる純正紙パックの型番は(GP-S35F-5枚入)となっており、よく利用するAmazonや楽天市場では5枚入りが400円前後で販売されている。
我が家は抜け毛の多い猫と一緒に生活しており、1日に何度も掃除機をかけるほど使用頻度が高いため、こまめちゃんの集じん容量だと4~7日で一杯になってしまうため、空気とゴミを遠心分離して、紙パックの消費を抑えられるサイクロンアタッチメントを装着して使用することに(後述)。
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コードの長さはどれくらいなの?
コードの長さは同社のキャニスター掃除機と同じ約5mあるため、自分の部屋から部屋の前の廊下や隣の部屋まで掃除をすることができた。コードは本体の後ろ側(右サイド)から引き出すことができ、後ろ側(左サイド)にある巻取りボタン押せば「シュルシュル」と内部のコードリールに巻くことができる。
こまめちゃんは小型でも消費電力が700Wもあり、本体やコードがかなり発熱されるため、使用時は必ずコードを黄色いテープまで引き出したほうがよいだろう。コードが熱で溶けて発火したり、ぐにゃぐにゃになる原因となるからだ。
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吸引力は強いの?吸込仕事率はどれくらい?
こまめちゃんの吸引力の指標となる吸込仕事率は240W。こまめちゃんのようなコード式の類似商品(ハンディクリーナー)と比較しても頭一つ抜けた状態となっている。実際に吸引力は体感でもかなり強く、家で使用しているダイソンV11のMAXモードよりも強いうえ、コード式なので連続使用時間に制限がない。また、消費電力もそれなりに消費していることもあり、ものを吸い上げようとする力もかなり強い。Amazonの口コミでも吸引力が弱いと批判しているレビューはほとんどない。ゴミを吸引した動画はこちらからどうぞ。
また、現在人気となっているコードレスクリーナーのように、延長パイプが同梱されているため、延長パイプと床用ヘッドを組み合わせれば「スティックタイプ」として使用することも可能なっている。スティック時でも吸引力は強いままでストレスフリーで床に落ちているゴミを吸引することができた。
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こまめちゃんの付属品
こまめちゃんには床用吸口(床用ヘッド)が標準付属されており、本体や延長パイプに取り付けることにより、フローリング・畳・カーペットを掃除することができる。ヘッドは簡素な設計ではあるものの、吸込口の周りにはナイロンブラシが配置されており、カーペットに絡みついたペットの毛・髪の毛・糸くず、そして、奥深くに入り込んだ微細なゴミも掻き出すことができる。ただし、ゴミはナイロンブラシに絡みつくため定期的にお手入れが必要となる。
付属応用部品には高い場所の掃除や床の掃除に便利な「延長パイプ」2本と、サッシなどの狭い溝の掃除に最適な「隙間用吸口」が同梱されている。本体に延長パイプを取り付けることにより、立ちながら床を掃除することができるが、ヘッドがコンパクトな設計になっているため、広範囲の掃除には向かない。
別販売品には、布団などの寝具の掃除に便利な「ふとん用吸口」、家具や家電に付着した埃の掃除に便利な「はたき吸口」、家具と家具とのあいだの奥まった場所の掃除に便利な「伸縮すき間用吸口」、棚の掃除に便利な「棚用自在吸口」、車内や高い場所の掃除に便利な「ホース」がラインアップされている。
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こまめちゃんにサイクロンアタッチメントを装着する方法
サイクロンアタッチメントとは、マキタやリョービのような電動工具メーカーが販売している空気とゴミを遠心分離できるユニットである(近年、安価な類似商品も出回っている)。サイクロンアタッチメントを本体と延長パイプのあいだに装着することでサイクロン掃除機に変身するため、強い遠心力が持続するうえ、紙パックの消耗を大幅に軽減できるメリットが存在。こまめちゃんの紙パックの集じん容量が小さく、自分の家の掃除や用途だとすぐに紙パックが一杯になり経済的ではないため、サイクロンアタッチメントを取り付けてることに。
こまめちゃんの吸込口(内径)は約34mm。
マキタ、リョービ、類似商品(サードパーティ製)のサイクロンアタッチメントの接続口(外径)は約32mm。
ビニールテープの厚みが約0.2mmなので、サイクロンアタッチメントの接続口にビニールテープを5周ほど巻けば、こまめちゃんにピッタリ接続することができる。内径と外径の差が大きい場合は厚みのあるゴム板を接着しようかと思っていたが、その必要はないようだ。
テープは何回着脱しても裂けにくいビニールテープやダクトテープがおすすめ。テープは必ず接続箇所全体に巻くこと。掃除をしている際にサイクロンアタッチメントが抜けやすくなるからだ。
計算通りこまめちゃんにサイクロンアタッチメントをしっかり接続することができた。
今回レビューも兼ねて安価なBisoffのサイクロンアタッチメントを取り付けてみたが、ゴミが回転して落下してくるところのスペースが約6mmほどなく、ここにペットの餌や砂のような固形のゴミや、ペットの毛の塊がひっかかることがあった。また、ここにゴミが引っかかることで、ゴミが回転するスピードが失速するため、ゴミの遠心分離率も低下するのではないかと予想。
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どんな用途で使う予定?
DIY 電動工具からでる木くずの集じんに?
今、DIY作業部屋のスペースが狭いため、コードレスクリーナーを壁に掛けた状態で、電動工具を使用した際に発生する木くずや、床に落ちた木くずを集じんしている。
しかしながら、もっと強い吸引力が必要だと感じるシーンがあったり、コードレスだと連続使用時間に限りがあるため、コードレスクリーナーをこまめちゃんに変更する予定である。
こまめちゃんであれば、軽くてコンパクトなので壁に設置することも可能なうえ、なんといっても吸引力240Wを延々と運転できるメリットはかなり大きい。
とはいえ、記事で書いたこと以外にもメリット・デメリットがあるかもしれないので、まだ、毎日の家の掃除で使用して何か気づいたことがあれば追記したい。
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この記事の動画はこちらからどうぞ。
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