2段サイクロン式ユニットを搭載した36Vコードレスクリーナー[R36DA(SC)]を購入したものの、木工で使用すると、ダストケースのお手入れが面倒に感じたり、集じん容量が小さくてゴミがすぐに一杯になるため、このまま使い続けるとうんざりしてくるだろうなと悟った。
ハイコーキの2段式サイクロンは大きなゴミをダストケースで遠心分離して、フィルター目詰まりの原因となる微細なゴミは上段にあるサイクロンコーン(10気筒)で遠心分離。サイクロンコーンで遠心分離した微細なゴミはダストケースの2室に回収される設計だが、実際はダストケースの上部やゴム部に塵が付着。ゴミ捨て毎に塵をブラシで除去するのは不衛生かつ面倒だ。
そこで、2段サイクロン式ユニットを取り外して、R36DAのダストケース(カプセル)を取り付けて、元のダストケース集じん方式に戻して、マキタのサイクロンアタッチメントを取り付けることに。しかし、R36DAのダストケースを単品で注文しなくとも、所持している7.2V/10.8V/14.4V/18Vシリーズのダストケースを取り付けることができれば経済的だということで実際に試してみることに。
また、逆に「各シリーズ(7.2V/10.8V/14.4V/18V)のモデルに36V用の2段サイクロン式ユニットを取り付けられないか?」という質問がありそうなので、備忘録として一緒に調べてみることにした。
結果はというと、新しく発売された36Vの[R36DA]に、以前から販売されていた7.2V/10.8V/14.4V/18Vシリーズのモデルのダストケースを取り付けることは可能であった。また、どのシリーズも集じん容量は560mlなので色以外に違和感もなかった。
また、ハウジング凸部も同じままなので、[フィルターホルダー][フィルター][プレフィルター]なども互換性があるままだった。つまり、わざわざR36DAのダストケースを単品注文しなくとも、使用してない古いモデルがあれば経済的にR36DA(SC)をダストケース集じんに戻せるという。
逆に36V[R36DA(SC)]の2段サイクロン式ユニットやHEPAフィルターを(7.2V/10.8V/14.4V/18V)のモデルに取り付けることも可能だった。しかし、2段サイクロン式ユニットを取り付けると吸引力が4割以上損失してしまうため、同クラス(36V)以外のクリーナーに装着しないほうがよいだろう。
ちなみに、R36DA(SC)のマニュアルには別販売品に[1段サイクロン式ユニット]が掲載されていた。36V用の[1段サイクロン式ユニット]が別販売されるソースは見つけられなかったが、ハイコーキのカタログには[1段サイクロン式ユニット]を搭載した18Vシリーズのモデル[R18DB(S)]が発売予定と掲載されていた。さらにこの[1段サイクロン式ユニット]は別販売されるようなので単品注文することも可能なようだ。
おそらくこの[1段サイクロン式ユニット]は36V[R36DA(SC)]に取り付けることが可能であろう。また、[R18DB(S)]の吸込仕事率は前モデルの[R18DA]や[R18DSAL]と同等(40W)なので、[R18DA]や[R18DSAL]に装着できれば問題なく使用ができるだろう。互換性があれば経済的にサイクロン方式に切り替えることが可能だ。
ちなみに[1段式サイクロン式ユニット]と[2段式サイクロン式ユニット]の吸引力低下率は上記の通り。サイクロン式ユニットを装着することで、フィルター目詰まりを軽減させられる利点はあるものの、吸引力の損失は予想以上に大きい。
1段式サイクロン式ユニットのほうが2段式に比べると目詰まりしやすいだろうが、R36DAは吸込仕事率は業界一強い155Wもあるので、ゴミ捨てやお手入れが簡単だったら、1段式サイクロン式ユニットに交換しようかなとも考えている。
また、1段式サイクロン式ユニットが発売されれば、互換性について追記したい。
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