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ダイソン レーザーヘッドの新旧比較!ゴミの見え方はどう変わった?「Laser Slim Fluffy™ クリーナーヘッド」VS「Fluffy Optic™クリーナーヘッド」

レーザーの照射範囲が2倍になったFluffy Optic クリーナーヘッド


ダイソンから2021年に発売されたV12やV15のLaser Slim Fluffy™ クリーナーヘッドに初搭載されたレーザー(高出力グリーンLED)。人が最も明るく感じる波長の緑色の光源を限りなく床に近い位置に配置したことで、肉眼では見えにくかった微細なゴミの輪郭や影を浮かび上がらせるようになりました。

発売モデルクリーナーヘッド
2021年5月Dyson V12 Detect SlimLaser Slim Fluffy™ クリーナーヘッド
レーザー搭載
Dyson V15 Detect
2022年8月Dyson V12 Detect Slim
Dyson V15 Detect
2023年4月Dyson MicroFluffy Optic™クリーナーヘッド
レーザー照射範囲2倍
Dyson V12 Detect Slim
2023年6月Dyson V12s Detect Slim Submarine
Dyson Gen5detect

同社から2023年に発売された『Micro』『V12 Detect Slim』『V12s Detect Slim Submarine』『Gen5detect』には、新しいFluffy Optic™クリーナーヘッドが搭載され、従来のLaser Slim Fluffy™ クリーナーヘッドに搭載されていたレーザーより、照射範囲が2倍に広がったという。

そこで、この記事では、従来の「Laser Slim Fluffy™ クリーナーヘッド」と、新しい「Fluffy Optic™クリーナーヘッド」光源が照射するゴミの見え方の比較を行ってみました。

現行ソフトローラークリーナーヘッドの特徴

大きなゴミを弾かずに集じんできるローラー搭載


ダイソンの従来モデル(DC74/V6/V7/V8/V10/V11)に搭載されていたソフトローラークリーナーヘッドは、掃除の快適性が寄与されて革新的なヘッドでした。

  • 大小のゴミを同時に吸い取る
  • 汚れを拭き取る効果がある
  • 髪の毛が絡みにくくなる

上記の三拍子揃った特長がある秀逸なクリーナーヘッドでしたが、図体が大きくて取り回しにくかったり、ヘッドを上げ下げしていると腕が疲れやすい重厚感がネックでした。

幅はそのままコンパクト+軽量になった


ブラッシュアップされたFluffy Optic™クリーナーヘッドは、比較的新しいモデルに搭載されているクリーナーヘッドと同じ様に、日本の狭い住居空間に合わせて約40%も小型化・軽量化しています。

そのため、段差をまたぐときなどヘッドの上げ下げをしても腕に負担がかかりにくくなり、ヘッドが引っかかりやすい机や椅子の脚周りでも使い勝手が向上しています。

ゴミを可視化するレーザー機能を搭載


2021年に発売されたV12/V15シリーズには、目に見えにくい微細なゴミ(塵・埃・ペットの毛など)を可視化するレーザー機能が搭載されました。

しかし、このレーザーは薄暗い場所でゴミを浮き上がらせる一方、照明がついてる明るい部屋ではゴミを可視化することができないのがネックでした。

簡単分解


ソフトローラークリーナーヘッドのローラーは効果がないと分解できませんでしたが、Fluffy Optic™クリーナーヘッドは、従来の「スリムソフトローラークリーナーヘッド」や「Laser Slim Fluffy™ クリーナーヘッド」の工具レスで取り外せる機構を踏襲しています。簡単着脱できるのでお手入れのハードルも下がります(ローラーは丸洗い可能)。

従来レーザーヘッドとの違い!照度の違い

レーザーを照射するレンズは、新しい「Fluffy Optic™クリーナーヘッド」のほうが大きくなっていました。

モデル照度
Laser Slim Fluffy約28Lux
Fluffy Optic約460Lux
部屋の照明が照らした床面約80~170Lux(床)

動画で視聴
光の明るさを数値化できる照度計をヘッドから10cm離して測定すると、「Laser Slim Fluffy™ クリーナーヘッド」の照度が28Luxなのに対し、「Fluffy Optic™クリーナーヘッド」は460Luxと明るさが大きく向上していました。

ちなみに照明をつけた部屋(夜)の床の照度は100Lux前後なので、28Luxの「Laser Slim Fluffy™ クリーナーヘッド」は明るい場所でゴミを可視化できなくなるのも納得です。

「Fluffy Optic™クリーナーヘッド」は、部屋の照明が照らした床の照度より明るい数値なので、明るい場所でもゴミを可視化できるかもしれません(検証は後述)。

従来レーザーヘッドとの違い!ON/OFF機能


従来のLaser Slim Fluffy™ クリーナーヘッドにはレーザーのON/OFFスイッチがありましたが、新しいFluffy Optic™クリーナーヘッドはスイッチが採用されていません。メーカーによると、従来のレーザーよりさらに安全性が高いことからオンオフ機能がなくなったのとこです。

これまでレーザーをOFFにする機会がなかったので、個人的にはスイッチがなくても困ったことはありません。しかし、直視すると数分間残像が残るほど高出力なLEDなので、目線の低い子供やペットがいる家庭では、目に当たらないように注意したほうがよいでしょう。

従来レーザーヘッドと比較!重量の違い


重量は、従来の「Laser Slim Fluffy™ クリーナーヘッド」が427g、新しい「Fluffy Optic™クリーナーヘッド」が416gでした。新モデルは気持ち軽くなった程度なので、体感に差がでるような違いはありませんでした。

従来レーザーヘッドと比較!明所でのゴミの見え方

(旧モデル)Laser Slim Fluffy クリーナーヘッド

※床一面に微細なゴミを散布して検証


動画で視聴
部屋の照明がついた明所では、机の下などの影ができるスペースに落ちているゴミは可視化されますが、影ができない広いスペースでは、ヘッドの手前にあるゴミしか可視化することができませんでした。そのため、離れた場所に落ちているゴミを可視化し、効率よく床に落ちたゴミを集じんするためには、照明を消して薄暗くした状態で掃除する必要がありました。

(新モデル)Fluffy Optic クリーナーヘッド


動画で視聴
新しいFluffy Optic™クリーナーヘッドだと、部屋の照明を点灯させた明るい場所でも、1m先に落ちている微細なゴミの輪郭が見えました。照度が大きく向上したことで、わざわざ照明を消さなくても、離れた場所のゴミも浮かび上がります。

従来レーザーヘッドと比較!暗所でのゴミの見え方

(旧モデル)Laser Slim Fluffy クリーナーヘッド


動画で視聴
レーザーの明るさ違いが分かりやすくするため、真っ暗にした状態で撮影してみました。真っ暗な状態だと、従来の「Laser Slim Fluffy™ クリーナーヘッド」でもかなり明るく感じ、ゴミが天の川銀河にある無数の星の様に浮かび上がります。明るい場所と違い、ゴミの輪郭がはっきり見えるだけでなく、照らされたゴミの影が長くなるため、見えにくかった微細なゴミの有無がよくわかります。

(新モデル)Fluffy Optic クリーナーヘッド


動画で視聴
新しい「Fluffy Optic™クリーナーヘッド」だと、「Laser Slim Fluffy™ クリーナーヘッド」で満足していたことが恥ずかしくなるほど明るさに大きな差がありました。離れた箇所では、より多くのゴミが浮かび上がっていることが写真でも分かるかと思います。

新旧レーザーヘッドを使ったまとめ

Laser Slim Fluffy
クリーナーヘッド
モデルFluffy Optic
クリーナーヘッド
レーザー
28Lux照度465Lux
427g重量416g
ON/OFF
簡単分解

グリーンレーザーを搭載したヘッドを使い始めてから、床に落ちているゴミの有無が分かるようになるので、ゴミの取りこぼしがなくなりました。また、掃除が出来ているところと出来ていないところが一目で分かるので、効率よく掃除ができるようになり、バッテリーの節電効果が得られるメリットは大きいです。

ゴミの可視化に拘りがない場合は、従来のLaser Slim Fluffy™ クリーナーヘッドが搭載されたモデルを選んだほうが経済的です。この比較記事を見て、明るい場所でもゴミを可視化したくなった場合は、レーザーの照度が向上した「Fluffy Optic™クリーナーヘッド」が搭載されたモデルを選ぶとよいでしょう。

ダイソンから販売されている各モデルに付属されているクリーナーヘッドの種類やスペックなどが分かる比較表は下記のリンク先からどうぞ。

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