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コジマ&ビックカメラでセールしているDC62MHは安いのか調べてみた

「コジマ×ビックカメラ」でDC62MHを特別セール

コジマモデル:DC62MH
価格:22,800円(税抜)
セール期間:11月05日まで
ビックカメラモデル:DC62MH
価格22,800円(税抜)
セール期間:11月11日まで

先日から「DC62」のキーワードで検索してきてるユーザーが増えている。何事かとSNSなどで情報を収集してみると日本の大手家電量販店の通販サイト[ビックカメラ.com]や[コジマネット]でダイソンの製品[スティックコードレスクリーナー]や[ファンヒーター]の期間限定セールを行っているのが原因のようだ。掃除機のほうは、どちらも2013年に発売された[DC62MH]を22,800円(税抜)で販売しているようだ。ちなみに、DC62が発売された前の年にコジマはビッグカメラの子会社となっている。

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DC62MH(22,800円)はお買い得なの?

青色税抜:22,800円
税込:24,624
5年保証:+1,231円

ビッグカメラで掲載されている価格(22,800円)は税抜なので、税込にすると(24,624円)。なので、コジマネットやビッグカメラ.comで販売されている価格は同じである。ちなみにデフォルトでダイソン公式の2年保証がつくが、家電量販店が提供している長期保証(5年)に入ると(1,231円)プラスされるようだ。

売上ランキング№1の通販サイト(アマゾンジャパン)でDC62MHの価格変動を調べてみると、去年まで45,000円前後で販売されていたDC62MHは、今年も徐々に下がりはじめて30,000円前後まで下がっている。なので、5年保証に入ったとしても[ビック+コジマ]で購入したほうがお買い得である。アマゾンの最安値は8月に3日ほど25,020円までストンと下がっているが、それと比較してみても安いといえる。

一方、ネットショップの価格を比較できる[価格.com]で最安値のショップを調べてみると、1位は現在セールを行っている[ビックカメラ.com]と[コジマネット]の他に「ソフマップドットコム」の3社が上位を首位している。コジマとソフマップはビックカメラの子会社なので現在の価格は一時的にセールで下がっている価格と判断してよいだろう。ということで、今回のDC62MHの特価24,624円(税込)はどこと比べてもリーズナブル。

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DM62MHってどんなモデルなの?

モデル発売日
DC352011年
DC452012年
DC622013年
DC742014年
V62015年
V72017年
V82016年
V102018年

発売時期は?

ダイソンのスティックタイプのコードレス掃除機は2011年から登場しており、今回セールで出品されているDC62MHは2013年に発売されたモデルである。5年前に発売された型落ちではあるものの、従来モデルには採用されていなかった新しいテクノロジーを搭載しており、キャニスター掃除機の代わりになりうるレベルとして脚光を浴びた。これをきっかけに翌年から遅れをとっていた国内大手電機メーカーも次々に独自の特徴を打ち出したハイエンド機を発売し、スティック掃除機市場は激戦状態となった。

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モデル吸引力
DC35標準:28W
MAX:65W
DC45標準:28W
MAX:65W
DC62標準:28W
MAX:100W
DC74標準:28W
MAX:100W
V6標準:28W
MAX:100W
V7標準:21W
MAX:100W
V8標準:28W
MAX:115
V10標準:28W
MAX:130W

吸引力は強いの?

DC62は従来モデルよりパワーアップした「デジタルモーターV6」を搭載したことにより[MAXモード]の吸引力が大幅にアップ。比較的新しいモデルと比べても引けを取らないパワーの持ち主であり、キャニスター掃除機の代わりになりうるレベルと認知されたモデルでもある。基本的に掃除をする部屋が複数だと駆動時間の長い「標準モード」を使用するため、フロアを掃除する際の吸引力は最新モデルの[V10]と同等と言っても過言ではない。

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モデルサイクロン
DC356個
DC456個
DC6215個
DC7415個
V615個
V715個
V815個
V1014個

吸引力は本当に持続するの?

DC62の発売は画期的な動きがあった年でもあり、従来モデルに採用されていた6気筒の「ルートサイクロン」から15気筒に増えた「2ティアーラジアルサイクロン」を搭載。ダストカップ内で捕らえきれなかった微細なゴミは、強い遠心力が発生している15個のサイクロンで強力に遠心分離される。マニュアルにはフィルターのお手入れ目安は一ヶ月と記載されているが、実際は数ヶ月お手入れをしなくても吸引力が低下した感じはしない。DC62が発売された2013年は、ダイソンが「吸引力が変わらない掃除機」として認知されはじめた年になった。

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フローリングカーペット固形のゴミペットの毛
フローリング
ペットの毛
カーペット

床用ヘッドのダストピックアップ率はどうなの?

DM62シリーズのラインアップには「カーボンファイバーブラシ搭載モーターヘッド」というモーター駆動でブラシが回転するヘッドが標準装備されている。このモーターヘッドはV6シリーズの一部のモデルにも採用されており、ダイソンのスタンダードモデル。

ヘッドの特徴は小型・軽量なので、狭い部屋や机や椅子の下でも取りまわしの良い設計となっている。従来モデルよりパワーアップしたブラシバーには、少し硬めの「ナイロンブラシ」と「カーボンファイバーブラシ」を搭載しているので、フローリングに付着した微細なゴミから、カーペットの奥深くに入り込んだゴミも効率よく掻き出すことができる。

ただし、ヘッドと床との隙間が狭いので、米粒のように少しでも嵩のあるゴミだとヘッド前面で押し出してしまう欠点も存在する。固形のゴミはゴミに対してヘッドをかぶせるように吸引する必要があるが、量が多いと動画のように弾き飛んでいく。また、コンパクトで取りまわしの良い利点があるものの、広い部屋の掃除は比較的新しいヘッドに比べると効率が悪い欠点も存在する。

ダイソンのモーターヘッドの種類」はこちらのページからどうぞ
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フィルターのお手入れは簡単なの?

掃除機を使い続けていると面倒になってくるのがフィルターのお手入れ。前述したとおり、ダイソンのコードレス掃除機はフィルターが目詰まりしにくい構造になっているので、吸引力を下げることなく使い続けることができる。そのため、すぐに吸引力が低下する製品のように、ゴミを捨てるたびにお手入れをする必要はない。

DC62からV8までのプレモーターフィルターはサイクロンの中央上部に配置されているため、手を汚さず簡単に着脱することが可能。筒状のフィルターを本体から引き抜くだけなので、小さい子供やご年配の方でも説明書を見なくても取り外すことができる。お手入れ方法も水でサッと洗浄するだけなので簡単。每日使った場合は月に1度のお手入れで十分だ。

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DC62MHに弱点はないの?

「ポストモーターフィルター」が搭載されてないから排気性能が…

ダイソン掃除機のCMを見ていて「部屋の空気より綺麗な空気を排出します」というコピーを聞いたことはないだろうか。ダイソンのコードレス掃除機が綺麗な空気を排出するのは、空気が漏れない「精密な製品設計」と、空気清浄にも採用されているHEPAフィルターと同等の「ポストモーターフィルター」を搭載しているためである。

実はポストモーターフィルターが採用されたのはV6以降のモデルなので、それ以前のDC74/DC62/DC45/DC35には搭載されていないのだ。そのため、DC62と比較的新しいモデルを比べると排気性能が劣っているので、アレルギー体質であったり、小さなお子様がいる家庭ではV6~V10のモデルのほうがおすすめである。

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「ゴミ捨て機構」が古くてゴミが詰まることが…

DC35~V6のモデルはレバーを下方向に押すとダストカップのフタがパカっと開いてゴミを捨てる仕様だった。しかし、ワンタッチでゴミが捨てられると謳っていても、実際はダストカップとシュラウドのあいだにゴミが挟まったり、シュラウドにゴミが絡みついたりして、スムーズにゴミ捨てが行えないこともあり不満が残っていた。

一方、V7~V10といった比較的新しいモデルは、ダストカップのフタが開くと同時にダストカップ内に詰まったゴミやシュラウドに絡みついたゴミをこそぎ落としながら押し出すスクレイパーが搭載されているので、簡単かつ衛生的にゴミ捨てが行えるようになっている。ゴミ捨てをストレスフリーにしたい場合は、V7~V10のモデルを選ぶとよいだろう。