各メーカーのコードレス掃除機のバッテリー交換費用まとめ
各メーカーのコードレス掃除機のバッテリー交換費用まとめ
2016.05.10
吸引力以外にも重視したいポイントは色々ある
コードレス掃除機の購入する際、選ぶポイントでまず気になるのは、なんといっても「吸引力」ですが、吸引力以外にも人それぞれ重視するポイントが色々あるかと思います。例えば、「騒音値」「連続使用時間」「充電時間」「本体の軽さ」「ゴミの捨てやすさ」など、使う人の特性やライフスタイルによって重視するポイントが変わってくるかと思います。
わたしは、けっこう面倒くさがりな人間なので、吸引力以外に重視するであろうポイントは、やはり「ゴミの捨てやすさ」や「フィルターのお手入れ」です。愛用しているマキタのカプセル式掃除機は、フィルターに付着したゴミや埃をダスター刷毛で落とさないといけないし、このときにどうしても埃が舞いあがるのでストレスになります。
「じゃあ、紙パックにすればいいじゃない!」と思われるかもしれませんが、コードレス掃除機の紙パックは集じん容量が小さいので、目詰まりが発生すると吸引力が顕著に低下してくるのでイライラしてくることがあります。でも、まだ詳細なレビューは記載していませんが、最近購入したリョービの紙パック式のBHC-1800の吸引力(60W)はかなりやばかったですね。しかも、サイクロンユニット装着すれば紙パック代がかからないという。
バッテリーが入手しにくかったり、交換費用が高いと萎える
次に重視するであろうポイントはバッテリーの交換費用とバッテリーの入手のしやすさです。というか、コードレス掃除機を人にすすめておいて、バッテリーの寿命がきたときに、バッテリー交換できないなんて可哀相ですから、バッテリーが交換できない+入手しにくい製品はこのサイトでは紹介しないようにしています。
しかし、メーカーによってバッテリーの交換費用はけっこう差があります。また、自分で交換できない製品もあり、そういった場合は、バッテリー代だけでなく、交換費用+送料もかかります。そこでこのページでは、各メーカーの純正品のバッテリーの価格をまとめてみました。ちなみにネットで販売されているバッテリーの価格は変動することがあるので、あらかじめご了承ください。
マキタのバッテリー価格
基本的にマキタのような電動工具メーカーのコードレス掃除機は、セパレートチャージ式が採用されているので、バッテリーをワンタッチで取り外すことが可能です。従って、自分でバッテリー交換することができるので、ネットで単品販売されているバッテリーを購入する費用しかかかりません。バッテリーはアマゾンや楽天市場で出店しているショップが販売しているので、入手がしやすく価格もさまざま。
14.4Vや18Vのバッテリー価格は、現行機種に標準付属されているスタンダードな3.0Ah(容量)のバッテリーの価格です。この電圧のバッテリーはアマゾンより楽天市場に出店しているショップで購入したほうが安いようです。14.4Vや18Vはバッテリーの種類(容量)が豊富なので、軽くしたい場合や連続運転時間を延ばしたい場合は、3.0Ah以外のバッテリーを購入することで解消されます。マキタのバッテリーの種類一覧はこちらからどうぞ。
ちなみに10.8Vの通販生活限定モデルの(CL103DX)や、マキタの(CL105D)は内蔵バッテリーが採用されていますが、工具不要でバッテリーパックを取り外すことができるので、女性やお年寄りでもバッテリー交換を簡単に行えます。バッテリーの価格は約5,000円ほどです。
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日立工機のバッテリー価格
日立工機も電動工具メーカー、マキタと同じようにセパレートチャージ式が採用されているのでバッテリーを自分で交換することができ工賃はかかりません。同社はマキタのようなシェア率の高い大手有名メーカーなのでバッテリーが入手しやすく、アマゾンや楽天市場でも購入することが可能です。
日立工機の10.8Vバッテリーは、マキタより容量が0.2Ahほど多いので若干価格が上のようである。吸引力の強い14.4Vや18Vのバッテリーはスタンダードな3.0Ah(容量)の価格です。標準付属されているバッテリーの容量は5.0Ahなので、この大容量のバッテリーの価格は3.0Ahより、高くなります。一回の掃除が約20分以内で終わるのであれば、交換時は価格の安いスタンダードな3.0Ahのバッテリーもおすすめです。
ちなみに、日立工機の10.8Vのバッテリーはマキタと違い、容量が1.5Ahだけじゃなく3.0Ahのバッテリーも販売されています。なので、一回の連続使用時間を延ばしたい場合は、容量の多い3.0Ahに買い換えて装着することも可能です。日立工機のバッテリーの種類一覧はこちらからどうぞ。
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ダイソンのバッテリー価格
ダイソンのの現行機種(2016/4)のバッテリーは2つの止めネジで固定されているので、プラスドライバーがあれば自分でバッテリーを取り外して交換することが可能です。ダイソンの純正バッテリーはアマゾンや楽天市場では販売されていないので、ダイソンお客様相談室で注文をしなければいけません。ダイソンのバッテリーの交換方法はこちらのページからどうぞ。
上記は、2015年に発売されたDyson V6シリーズのモデルに装着されているバッテリーの価格ですが、このバッテリーは、DC74やDC62と互換性があるので、比較的新しいモデルのバッテリー価格はすべて同じだと思います。ちなみにこの価格は2015年に調べたときの価格です。ダイソンといえば専用ツールがけっこう割高であるがバッテリーは意外に安い。
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エルゴラピードのバッテリー価格
エレクトロラックス社のエルゴラピードはバッテリーが本体に内蔵されているが、他のメーカーと違いバッテリーパックを採用していません。ノートPCなどに使われている、単三電池より若干大きい18650タイプの電池(Φ18mm、長さ65mm)が、モーター後部に4本、グリップ部に2本(14.4Vは恐らくここが1本)配置されています。
これらの電池は電極にバッテリーが半田付けされており、自分でバッテリー交換することができないのでメーカーに依頼する必要があります。しかし、本体をメーカーに送ってバッテリー交換してもらうと、(バッテリー価格+作業工賃4,320円+代引き手数料+送料)がかかり割高となってしまうので、バッテリー価格と同じ価格で販売されているハンドユニットを丸ごと交換したほうが経済的にバッテリー交換できます。(モーターも新品になるので、メーカーもハンドユニットの交換を推薦しています)
ハンドユニットは、ネット上であれば、公式サイトのエレクトロラックスショップや、エレクトロラックス楽天市場で購入することができます。どちらのショップも商品を購入した合計金額が5,000円以上を超えると送料無料になるので、5,000円以上するハンドユニットは送料無料になります。ちなみに上記にハンドユニットの価格は2015年に発売されたモデルなので、型落ちだと少し安くなります。自己責任となりますが、半田付けができたり、知識があるのであれば、電池を購入して自分で交換したほうが経済的です。
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エルゴパワーのバッテリー価格
エレクトロラックス社のスティック型コードレス掃除機には「エルゴラピード」と「エルゴパワー」の2種類のシリーズがあります。エルゴパワーは21.6Vのバッテリーが搭載されているので、吸込仕事率やダストピックアップ率の性能はエルゴラピードより高くなりますが、2in1スタイルが採用されていないので、ハンディ掃除機として使用することができません。
「エルゴパワー」は「エルゴラピード」と違い内蔵式バッテリーが採用されておらず、本体からワンタッチでバッテリーを取り外すことが可能です。従って、バッテリーの寿命がきたとき、「エルゴラピード」のようにハンドユニットごと買い換えなくても、バッテリーのみを単品で注文すれば、自分で簡単に交換することが可能です。
バッテリーの購入方法は、公式サイトのエレクトロラックスショップや、エレクトロラックス楽天市場で注文することが可能です。どちらのショップも商品を購入した合計金額が5,000円以上を超えると送料無料になるので、5,000円以上で販売されているバッテリーは送料無料になります。ちなみに上記は、2015年に発売されたモデル(ZB5022)の価格です。
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シャープ(FREED2)のバッテリー価格
シャープのコードレス掃除機(FREEDシリーズ)は、セパレートチャージ式が採用されており、バッテリーを誰でも簡単に取り外せることが可能なので工賃は不要です。また、2015年に発売されたFREED2のバッテリー(BY-5SB)は、アマゾンや楽天市場でも購入できるので入手がしやすい。ちなみにこのバッテリーは従来機種のFREED(EC-SX200)とも互換性があります。
価格は現在(2016/5)ですと、18Vのバッテリーが6500円前後で販売されているので、他社に比べると安価なほうである。ただし、容量が1730mAhと少ないので、他のメーカーに比べると連続使用時間が短い短所があります。セパレートチャージ式は、バッテリーが2個あると、予備バッテリーとして使えるので連続使用時間が延ばせ便利です。
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日立アプライアンスのバッテリー価格
日立アプライアンスの2015年モデル(PV-BC500)は、バッテリーが本体に内蔵されており、バッテリーを交換する場合、最寄のサービスセンターに持ち込まなければいけません。(ちなみに家だと最寄のサービスセンターが100km近く離れている。)さらに、バッテリー代だけではなく工賃もかかるので、バッテリーの交換費用は他社に比べて割高です。
大半のメーカーがバッテリーをネットで単品注文して、自分でバッテリー交換を行えますが、日立アプライアンスは自分でバッテリーを経済的に交換できません。PV-BC500の吸引力は他のメーカーと比べて頭一つ抜けているので残念である。
バッテリーはネットで販売している店が1件あるので、自己責任となりますが自分で交換することが可能です。自分でバッテリーを交換したい場合は、こちらの記事(日立(PV-BC500)のバッテリーを自分で交換する方法)を参考にしてください。
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アイリスオーヤマのバッテリー価格
アイリスオーヤマのコードレス掃除機は内蔵バッテリーが採用されていますが、ドライバーが1本あれば簡単に取り外すことができます。(14.4Vは工具不要)また、バッテリーはアマゾンや楽天市場でも販売されているので入手しやすい。
上のバッテリー価格はアマゾンや楽天で出店されている安いショップで販売されていた価格です。どちらも2015年に発売されたモデルで、リチウムイオンバッテリーの価格です。
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プラスマイナス0のバッテリー価格
聞きなれない会社という人もいるかもしれませんが、発売から1年以内で楽天市場のコードレス掃除機のランキングに入ったほど人気があります。ラインナップは電圧が10.8Vですが、10.8Vシリーズのマキタの現行機種(2015/4調べ)より吸引力が強い。
この会社のコードレス掃除機もマキタのバッテリーと同じようにワンタッチで取り外すことができるので、自分で簡単にバッテリー交換が行えます。バッテリーは、±0のオフィシャルオンラインストアだけでなく、アマゾンや楽天でも販売されているので入手がしやすい。
バッテリーの価格は電動工具メーカーやアイリスオーヤマの10.8Vに比べると割高であるが、バッテリーにDCジャックがついているので本体を収納しながら充電することも可能です。
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東芝のバッテリー価格
2015年に東芝から発売されたコードレス掃除機(VC-CL1200)は、本体にバッテリーが内蔵されており、4箇所の止めネジを緩めることによりバッテリーを取り外すことが可能です。しかし、東芝はバッテリーを単品で販売していないので、バッテリーを交換する場合、販売店か最寄のサービスステーションへ持ち込みしなければいけません。バッテリーはどこを探しても見つからなかったので単品で購入することは難しいでしょう。
バッテリーを交換するのにかかる費用は、バッテリー代13,000円+工賃2,100=計15,100(税別)かかります。ちなみに2014年に発売された従来機種(VC-CL100)も同じ交換費用がかかります。他社の18Vのバッテリーに比べると交換費用が高額でありますが、東芝のバッテリーの充電回数は2,000回と他社に比べると耐久性が高い。この充電回数に偽りがなければ、毎日充電しても5年半使えることになり、1年に換算すると約3000円なので個人的に交換費用が高いと思いません。
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