「電動工具メーカー」や「ローエンドタイプ」が駄目な理由
フィルターのお手入れが大変なモデルしかない
マキタのような電動工具メーカーや、7.2V~10.8Vの電圧が採用されているローエンドタイプのコードレス掃除機は、ゴミ捨ては簡単なのですが、フィルターに付着したチリ・埃をブラシで除去するお手入れが大変なうえ、埃が舞いあがるのでだんだんと億劫になってきます。しかし、フィルターが目詰まりすると吸引力が低下するので、ゴミを捨てるたびにお手入れをしなければいけません。
紙パック式で毎日家全体を掃除するとすぐにゴミでいっぱいになり、吸引力の低下&購入費用がかかる
なので、吸引力の強い業務用(14.4V~18V)の紙パック式のモデルもおすすめなのですが、これで毎日、家全体を掃除すると紙パックの集じん容量が小さいのですぐにいっぱいなるうえ、現行機種(2009年発売)ではゴミが溜まってくると顕著に吸引力が落ちてきます。(ちょいがけ用としては最適)
2015年に発売されたリョービのBHC-1800が紙パック式の中では一番吸引力が強いですが、運転音が爆音なのでご近所さんの生活音が聞こえてくるような集合住宅で使うのはためらってしまう方もいるでしょう。
ヘッドが小さいから掃除する部屋が広い場合は不向き
また、電動工具メーカーのヘッドは幅が狭いのでちょいがけ用としては最適ですが、これで家全体を掃除する用途だと、ヘッドの幅が広いハイエンドタイプの製品に比べると効率よく掃除が行なえません。
ダイソンが駄目な理由
ダイソンは高額なので予算がオーバーしてしまう人がいる
そこで、ゴミ捨てが簡単に行なえてフィルターが目詰まりしにくいダイソンV6(2年保証付)がおすすめなのですが、ハイエンドタイプの製品の中では、ダイソンの製品はかなり高額な部類になるので予算がオーバーする方もいるかと思います。
ダイソンと同じ「2段式サイクロン」が採用されていて、価格が安くなる「東芝のVC-CL1200」もおすすめなのですが、「2段式サイクロン」なのにダイソンより目詰まりしやすく、ダストカップの中が汚れやすいので、ゴミ捨て時にダストカップ内まで綺麗にする人にはおすすめできません。
シャープの製品がおすすめな理由
ハイエンドタイプで価格が安い、ゴミ捨てとフィルターお手入れが簡単なFREED2(下位モデル)がおすすめ
予算低めで買えるハイエンドタイプでおすすめなのが、2015年にシャープから発売されたFREED2の下位モデルがおすすめです。下位モデルといってもモーターヘッドのブラシの種類が違うだけなので吸引力は上位モデルと同等です。
FREED2は、2016年モデルのFREEDが発売されたことによって価格が下がってきています。タイムセールを除く最安値は、22,000~23,000円台で販売されています。在庫数によって価格が変動したり、在庫がなくなると購入できなくなるので注意してください。
ゴミ捨てとフフィルターのお手入れに手間がかからない
国内メーカーのコードレス掃除機は集じん容量が少なく、フィルターが目詰まりしやすいので、コードレス掃除機で毎日家を掃除した場合、こまめにゴミ捨てとフィルターのお手入れを行なわなければいけません。なので、ゴミ捨てとフィルターのお手入れの簡単さを重視して選んだほうがよいです。
FREED2の集じん方式は、ダイソンのような「2段式サイクロン」ではなく「1段式サイクロン」が採用されています。国内メーカーの大半がこの「1段式サイクロン」採用しており、フィルターが目詰まりしやすい短所がありますが、FREEDシリーズはフィルターをダストカップに装着した状態でお手入れができるので、埃を舞いあがらせず老人の方でも簡単にフィルターのお手入れとゴミ捨てが行なえます。(動画参照)
充電時間が早く、自分で交換できる+予備バッテリーも用意できる
その他にシャープは大手家電メーカーの製品の中で唯一、バッテリーをワンタッチで取り外せて充電が行なえる「セパレートチャージ」を採用しています。そのため、バッテリーを取り外して充電器で急速充電することが出来るので、充電時間が約80分とハイエンドタイプの製品の中でダントツに早い強みがあります。
連続運転時間は他の製品に劣りますが、バッテリーがワンタッチで取り外せる上に、メーカーが単品でバッテリーをAmazon等で販売しているので、自分で簡単にバッテリー交換ができたり、予備バッテリーとして購入すれば稼働時間を2倍に延長させることも可能です。