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プラマイゼロ株式会社(±0) XJC-Y010 簡易レビュー

追記:詳細レビューや新モデルとの性能が一目で分かる性能比較表はこちらのページからどうぞ。

プラマイゼロ(±0)ってどんなメーカーなの?

プラマイゼロ株式会社(±0)が販売している(XJC-Y010)を購入した。同社は激落ちくん(メラミンスポンジ )などで生活用品で有名なレック株式会社の子会社のようだ。どんな会社なのか興味のある方はこちらのページにまとめたのでご覧ください。

XJC-Y010は、2014年に同社が初めて発売したコードレスクリーナーで、当初、売れないだろうなと予想していたが、楽天市場のレビューが2,000件を超えているので、掃除機マニアの自分にとって無視できない存在となった。女性のレビューが多いのでシンプルなデザインがうけているようだ。言われてみれば確かにホワイトカラーはナチュラル系の部屋に似合いそうである。ちなみにいiFデザインアワード2015年で金賞を受賞している。

人気がでているようなので、今後はプラマイゼロの製品もまとめていきたいと思っています。現在、新しくXJC-Y010の上位機種(XJC-A020)も販売されているが、このモデルはバッテリーの容量が2.0Ahから2.5Ahに増えているので、吸込仕事率は同じままで連続使用時間が長くなっただけのようである。

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吸引力ってどうなの?

XJC-Y010が届いたときに、早速、開封して吸引力を調べてみたが「18Vなのに吸引力よわっ」というのが感想であった。しかし、バッテリーを取り外して電圧を調べてみると10.8Vであった。価格が2万円近くするので、勝手に18Vと勘違いしていたようだ。

電圧が10.8Vですと、マキタの家庭用モデルや、通販生活で人気のあるマキタターボと同じ電圧になりますが、自分がデスク周りで愛用している「CL100DW」より、吸引力はあきらかに強いようだ。さらに、うまく説明できないが、本体の吸込口に手をあてたときに重たいゴミを吸い上げられるような強いパワーも感じた。

次に、通販生活から新しくパワーアップされて発売されたマキタターボ(CL103DX)と比較してみたが、CL103DXのターボモードより少し吸引力が強く感じました。過去に書いたCL103DXの記事を見てみると、ターボモードの吸込仕事率は27W。XJC-Y010の吸込仕事率は30WとXJC-Y010のほうが仕様(スペック)も少し上である。従って、この吸込仕事率30Wという数値は本物であろう。

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ノーマルヘッド

電動工具メーカー(マキタなど)のように回転ブラシが備わっていないノーマルヘッドが採用されているようだ。首を左右に振りにくいので、使い勝手は電動工具メーカーのほうが上かな。しかし、ヘッドの吸込口を狭くしている設計なので、ヘッドの吸込口で発生している風速は強く、フローリングに落ちてる埃を吸い取る能力は高いだろう。

こういったノーマルヘッドはハイエンドタイプ(高級モデル)を使っているユーザーから、ちゃちいなどと揶揄されることがあるが、ヘッドに回転ブラシが備わっていないので、髪の毛やペットの毛を絡めずに吸い取れる長所があります。また、ペットの餌や砂のような嵩のあるゴミも、ゴミに対してヘッドをかぶせれば簡単に吸い込めます。モーターヘッドだとブラシが弾き飛ばしてわやになります。

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フィルターは目詰まりしやすいの?

XJC-Y010の集じん方式はフィルター式になっており、電動工具メーカーのカプセル式モデルのように、ダストカップに搬入されたゴミをフィルターでダイレクトにうけとめて、吸い込んだ空気とゴミを分離する構造になっています。

このようにサイクロン式になっていないフィルター式の掃除機は、フィルターが目詰まりしやすいので吸引力が低下しやすい短所があります。

お手入れが面倒でなければ止めはしない

フローリングやカーペットには目に見えないような粉じん(微細なゴミ)がたくさん落ちています。このような粉じんはプレフィルターの網目をくぐりぬけ、フィルターの溝にどんどん詰まっていきます。

この溝に詰まったゴミは簡単にはとれないので、刷毛でしつこく掃いたりしなければ除去できません。このときに埃が大量に舞い上がります。なので、外にでてお手入れをするか、下に新聞紙を敷いて、フィルターのお手入れをしなければいけません。

さらに、このフィルターセットは、ダストカップに組みつけられているので、プレフィルターとフィルターを分解するときに必ずゴミを手で触らなければいけません。

目詰まりしやすく吸引力が落ちやすい構造なので、このお手入れを頻繁に行わなければいけません。毎日掃除をする方で神経質な方なら毎日お手入れをするでしょう。この不衛生で面倒なお手入れに耐えられるのでれば止めはしませんが、この作業を面倒ととる方であれば、もう少し予算をあげてFREED2の下位モデルを購入することをおすすめします。

FREED2の下位モデルは価格が安くなってきていますし、ダイソンや東芝のような2段式サイクロン構造ではないので、空気とゴミを分離する能力は劣りますが、フィルターをダストカップから取り外さなくてもお手入れすることが可能なうえ、ゴミを捨てる際に埃も舞いあがりにくくなっています。

どうしても、XJC-Y010や

XJC-A020

が欲しいけれど、面倒なお手入れはしたくないという場合は、このようにティッシュをフィルターにかぶせれば少しは楽になります。ちなみに、ゴミを捨てる際に埃が舞いあがりやすく手が汚れる製品は、電動工具メーカー(特にボッシュ)、エレクトロラックスのエルゴラピード、エルゴパワーです。ダイソンも毎回シュラウドやダストボックス内を掃除する人であれば、埃が舞いあがりやすいうえ、手も汚れるので嫌になってくるでしょう。

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充電方法が変わってる

XJC-Y010は、一般的な内臓バッテリーが採用されている製品と同じように、直接本体にプラグを差し込んで充電することができます。さらに、バッテリーに充電プラグを差し込むDCジャックが付いおり、バッテリーをワンタッチで取り外すことができるので、本体をコンセントのない場所などに収納しながら、バッテリーを充電するなんてこともできます。

コードレス掃除機のユーザーには、バッテリーを取り外して充電する行為が面倒だという派閥と、本体をコンセント周りに置きたくないからバッテリーを取り外して充電したいという派閥が存在します。XJC-Y010はどちらの充電方法でも充電することができるので、どちらの派閥もターゲットにすることができるという。

ちなみに、XJC-Y010専用のバッテリーは、現在(4/29)約8000円で単品販売されています。バッテリーがワンタッチで取り外しできるので、単品販売されているバッテリーを購入すれば、予備バッテリーとして使用できるので連続使用時間を延ばすことも可能です。

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立てかけて収納できるスタンド付き

掃除機本体を立てかけて収納できる金属製のスタンドも付いていました。マキタのような電動工具メーカーはスタンドが付属されていないのでうらやましい限りである。バッテリーを本体から取り外して充電することも可能なので、収納場所にスタンドを置いて立てかけて収納することも可能です。コンセント周りに収納しておきたい場合は、近くにスタンドを設置しておけば、立てかけながら充電することも可能です。

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まとめ

現在、電圧が10.8Vのコードレス掃除機は、電動工具メーカー以外からも続々と登場していますが、XJC-Y010やXJC-A020は、10.8Vクラスの中では吸込仕事率がトップクラスです。自分の体感でも一番強く感じたので間違はないでしょう。

しかし、フィルターが目詰まりしやすい構造になっており、また、フィルターのお手入れが不衛生で面倒なタイプになっている短所もあります。なので、面倒なお手入れが苦手な方は、フィルターにティッシュなどをかませるなど工夫が必要です。

ティッシュを巻くのも面倒だという方は、マキタアイリスオーヤマの紙パックのモデルがおすすめです。ちなみに10.8Vの紙パックなら当サイトで紹介しているマキタモデルより、通販生活モデルのマキタ(CL103DX)のほうが吸引力が強いです。

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アンジェ(インテリア雑貨)で購入すると「おまけ」が2つもらえる

現在(2016/4)、楽天市場に出店しているショップで一番安価な価格は19,440円です。楽天市場の(アンジェ(インテリア雑貨))も19,440円で販売しているうえ、おまけが2つもらえるのでお得です。おまけは、「フィルター」か「ブラシノズル」のどちらかを選ぶことができます。どちらも単品で購入すると1,000円ほどするものです。

フィルターは水洗いすると約1日乾かさないといけないので、予備のフィルターがあると乾くのを待たずに掃除することができます。また、フィルターは消耗品(交換目安1年)なので、予備フィルターを選ぶと経済的に購入することができます。

ブラシノズルは、家具や家電製品に付着した埃を傷つけずに吸い取ることが可能ですし、壁際にこびりついた頑固な埃をかきだしながら吸い取ることができるの、掃除の範囲が広がり便利です。

こちらは必ずおまけとしてもらえる「高機能ふきん」です。使ってないのでどんなものかわかりませんが、説明によると洗剤を使わずに汚れを拭き取ることができるようです。生地を触った感じだと、親会社のレックが販売している 激落ちクロス「マイクロファイバー(極細繊維)」に似ている。