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シャークの掃除機は絨毯からペットの毛を掻き出せるのか検証してみた

SHARKはペットオーナー向け?

シャークの掃除機は絨毯からペットの毛を掻き出せるのか検証してみた

  1. SHARKのEVOPOWER SYSTEMが気になっている
  2. 絨毯に絡みついたペットの毛を吸引できるのか気になる
  3. ペットを飼っている人の口コミが知りたい

毎年、メーカー各社から独自のコンセプトを全面にだしたコードレスクリーナーが発売されていますが、どんなに基礎的スペックが高かったり、機能が充実している高機能製品でも、カーペットに絡みついたペットの毛を掻き出す集じん力が低い製品は多く存在します。

筆者は抜け毛の多い長毛種の猫を飼っていて、2022年に発売されたSHARKの最高峰のEVOPOWER SYSTEM iQ+ CS851JMVAEを所持しているので、同社のEVOPOWER SYSTEMが採用しているブラシレスタイプのパワーヘッドの特徴を熟知しています。

この記事ではペット飼いの人が後悔しないように、愛猫の抜け毛をつかって、抜け毛の多いペットと生活している人が継続使用できるかを念願に置いたテストを実施。SHARKのコードレスクリーナーがペットの抜け毛を清掃するのに最適なのか分かりやすく解説します。

フローリングに落ちたペットの抜け毛

Shark EVOPOWER SYSTEM ヘッドの開口部の高さ

フローリングや畳のような固い床面ですと、ストレスなくペットの毛を吸引することができます。上位シリーズの(IQ+/IQ/AVD)であれば、クリーナーヘッドにソフトローラーと広い開口部が採用されているので、嵩のあるペット用のトイレ砂(大粒)もヘッドを滑らせる動作で吸引できます。

Shark EVOPOWER SYSTEM ペットの毛(フローリング)

基本的にEVOPOWER SYSTEMはブラシレスタイプのパワーヘッドを採用しているため、ペットの毛を回転するローラーに絡めることなく吸引することができます。このため、やりたくない家事ランキングにも入ることがある掃除機のヘッドのお手入れ頻度が劇的に減ります。

実際に固い床面にペットの毛を撒いて吸い取ってみましたが、回転するローラーに毛が絡むことはありませんでした。ちなみに家の床を掃除をしていると、たまに猫の毛が絡みつことがあるものの、そのまま素地を続けていると絡んだ毛は吸われていきます。

また、EVOPOWER SYSTEMの上位モデルのパワーヘッドは、ソフトローラーとパワーフィンを組み合わせた「ハイブリッドパワークリーン」を搭載しているので、ペットが汚した汚れを拭き取る効果が高い特長も持っています。

Shark EVOPOWER SYSTEM ヘッドの開口部の高さ

さらには、ヘッドの開口部が大きなゴミを押し出してしまわないほど広いので、嵩のあるペット用のエサやトイレ砂もヘッドを滑らせる動作で集じんすることができるメリットが存在します。ダイソンのソフトローラークリーナーヘッドに似ています。

これらの検証と実体験から、抜け毛の多いペットを飼っていながら、カーペットを敷いている面積が狭い住環境では、SharkのEVOPOWER SYSTEMは有効です。

カーペットに落ちたペットの抜け毛

EVOPOWER SYSTEM カーペットに絡みついたペットの抜け毛を吸い取れる?

ペットの抜け毛が頑固に絡みつきやすいカーペットの清掃にシャークのEVOPOWER SYSTEMは不向きです。

基本的にEVOPOWER SYSTEMはブラシレスタイプのパワーヘッドを採用しているため、ペットの抜け毛が絡みつきにくい特長を持っていますが、ペットの毛を掻き取る集じん力が低い欠点が存在します。

実際に抜け毛の多い長毛種の猫の定位置に絨毯マットを敷いて、自然に絡みついた猫の毛を吸い取る検証を行ってみましたが、ブラシバーに採用されているソフトローラーやパワーフィンでは猫の毛を掻き取りながら吸引することはできませんでした。

また、家に敷いている絨毯やマットを掃除していても、硬いナイロンブラシが搭載された製品に比べると、絡みついた猫の除去率は低く感じました。

EVOPOWER SYSTEM ペットの毛の掃除に最適なアタッチメント

ただし、EVOPOWER SYSTEMには、エチケットブラシが搭載された「布団用ノズル」や、硬いナイロンブラシが搭載された「ペットマルチノズル」が付属されたモデルがラインナップされており、これらの専用ツールを使えばカーペットに絡みついたペットの抜け毛を絡め取ったり、深部に入り込んだ微細なゴミを掻き出すことができます。

このため、カーペットを敷いている面積が狭い場合は、付属アタッチメントが豊富なEVOPOWER SYSTEMを選べば後悔をすることはありませんが、カーペットを敷いている面積が広い住環境では幅の狭いアタッチメントで掃除をするのは大変なので不向きとなります。

特にエチケットブラシがついた布団ノズルは簡単にカーペットに絡み撃ちた抜け毛を絡め取ることができます。マルチノズルは硬いナイロンブラシがついているのでカーペット深部に入り込んだ微小なゴミを掻き出せます。

ゴミ捨て

本体のゴミ捨て

メッシュフィルタ(ゴミの絡まり)

集じん方式がサイクロン方式のコードレスクリーナーでペットの毛や髪の毛を吸引すると、ダストカップ内で空気とゴミを遠心分離しているので、円筒状のメッシュフィルターにゴミが絡みつくことがあります。

Shark EVOPOWER SYSTEM(ゴミ捨て)

一方、EVOPOWER SYSTEMは吸込口からフィルターへと空気とゴミを流れる構造になったダストケース集じん方式を採用しており、ダストカップ内でゴミが回転することがないため、メッシュフィルターにゴミが絡みつきにくくなっています。

Shark EVOPOWER SYSTEM(ペットの毛ゴミ捨て)

実際にEVOPOWER SYSTEMを家のフロア清掃で使っていても、メッシュフィルターに猫の毛が絡みつくことは少ないです。また、ダストカップは縦半分に開く設計になっているので、ダストカップに猫の毛が付着していても簡単にゴミ箱の中に落とすことができます。

Shark EVOPOWER SYSTEM(ダストカップの開き方)

ただし、ダストカップの集じん容量が小さいので、換毛期は1日で猫の毛で一杯になることがあります。ゴミ捨ては手元にあるボタンを押すだけでダストカップが開く構造になっているので、個人的にこまめにゴミ捨てを行ってもストレスはなかったです。

自動ゴミ収集機能

Shark EVOPOWER SYSTEM iQ+ CS851JMVAE(自動ゴミ収集ドック)

シャークのEVOPOWER SYSTEMシリーズは本体がスリムであるものの、ダストケースの集じん容積が小さいデメリットが存在します。ゴミ捨てはワンタッチで簡単に行えるものの、毎日のゴミ捨てが面倒だと感じる人もいると思います。

そんな人におすすめなのが、自動ゴミ収集機能を搭載したEVOPOWER SYSTEM IQ+シリーズです。本体をドックに置くだけで、ドックがダストカップ内のゴミを回収してくれるので、面倒なゴミ捨ての手間から解放されます。検証ではダストカップ内で圧縮された猫の抜け毛や大粒の猫砂も収集することができました。

シャークのコードレス掃除機を猫がいる家庭で使った感想のまとめ

シャークのコードレス掃除機を猫がいる家庭で使った感想のまとめ

シャークのEVOPOWER SYSTEMはフローリングのような固い床面に落ちた猫の毛を吸引するには最適ですが、カーペットに絡みついた猫の毛を掻き出す集じん性能は低いです。

付属されているアタッチメント(布団ツール)を使えば、頑固に絡みついた毛を簡単に集じんすることができるので、カーペットを敷いている面積が狭い場合は、布団ノズルが付属されたモデルを選びたい。

シャークからラインナップされている製品のスペックや、付属されているアタッチメントがひとめでわかる一覧表は下記のリンク先からどうぞ。

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