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シャークのEVOFLEX(S10/S30)とEVO(IR170J)の違い

EVOFLEXとEVOの違い

シャークの公式サイトで公開されている同社の充電式クリーナーの説明書を見ていると、公式オンラインストアでは販売されていないShark® EVO(IR170J)というモデルがあることに気づいた。外見は2018年に発売されたEVOFLEXにそっくりだが、一体何が違うのか仕様を比較してみた。

EVOはコストコ専用モデル(廉価版)

プレスリリースに掲載されていないモデルなのでシャークに問い合わせてみるとEVOはコストコ専用モデルのようだ。EVOFLEXとの大きな違いは[MultiFLEX]機能が採用されていないことと、付属品の有無・本体カラーのようだ。

EVO(IR170J)の定価は29800円だが、現在ネットでは16,800円で販売しているショップがあるので、本体やクリーナーヘッドがEVOFLEXと同等のIR170Jはかなりお買い得なハイエンド機と言える。

MultiFLEX機能がないってどういうこと?

EVOFLEXの最大の特徴の1つとも言えるMultiFLEXとは、ボタン1つでパイプを折り曲げられる機能である。EVO(IR170J)には、このMultiFLEX機能がないのだ。

MultiFLEX機能を利用することで、家具の下の奥まった場所を腰をかがめずに楽な姿勢で掃除をすることができるというもの。また、パイプを曲げることで、左写真のように狭い場所に設置した家具下も難なく清掃できるメリットも存在。

マキタ菌

MultiFLEX機能がないからシリーズ名が[EVOFLEX]→[EVO]なんだね。腰痛持ちの人や年配者には嬉しい機能だけど、足腰が弱くない人には別になくても困らない機能かも。

その他にパイプを折り曲げた状態で自立することができるため、掃除機本体をコンパクトに収納することができる。従来のコードレスクリーナーは掃除機を立て掛けて収納する場合、壁掛けブラケットを壁にネジ止めする必要があるが、EVOFLEXは壁に傷をつけなくても立て掛けて収納することが可能。

マキタ菌

自立式の収納モードができないEVO(IR170J)はどうやって省スペースに収納するんだろう?壁掛け用ブラケットも付属されていないし、EVOは一般的なクリーナーよりヘッドの奥行き深いから、サードパーティ製のクリーナースタンドとも互換性がなさそう。IR170J専用のスタンドを自作する必要があるかも!?

MultiFLEX機能がないから重量が軽い

EVOFLEX S10EVOFLEX S30EVO IR170J

3.33kg3.33kg3.07kg

EVOFLEXは本体に延長管とヘッドを装着した重量が3.33kgと、同等のバッテリー(25.2V)を搭載している競合のハイエンド機と比べると重たい部類にはいる。EVOFLEXの欠点とも言えるずっしりとした重量だが、EVO(IR170J)はEVOFLEXより260gも軽い3.07kgになっている。

マキタ菌

EVOFLEXとEVOの本体とヘッドは同じものが使われているので、重量が260g軽くなっているのはMultiFLEX機能の有無が関係していると考えられる。260gは数字で見ると微々たる差に思えるかもしれないが、コードレス掃除機で260gも差があると体感重量はかなり変わる。

連続使用時間と充電方法の違い

EVOFLEX S10EVOFLEX S30EVO IR170J


標準モード:19分
強モード:12分
標準モード:38分
強モード:24分
標準モード:19分
強モード:12分
充電時間:3.5時間

EVOFLEXとEVOは本体とヘッドは同じのため、基礎的なスペックは同じだが、EVOFLEXのS30は着脱式バッテリーが2個付属されているため、着脱式バッテリーが1個しか付属されていないEVOFLEXのS30とEVOのIR170Jと違い長時間の掃除にも対応している。

ただし、着脱式バッテリー(XBAT200AS)は単品で販売されているため、あとから予備バッテリーを購入することも可能である。

また、EVOFLEXのS30は着脱式バッテリーを置くだけで充電できる充電ドックが付属されているため、充電を簡単に行うことができる。

S10とIR170Jは充電ドックが付属されていないため、充電プラグを本体かバッテリーに差し込んで充電する必要がある。バッテリーは取り外して単体で充電することも可能。

付属品(アタッチメント)の違い

EVOFLEX S10EVOFLEX S30EVO IR170J

EVOFLEXのS30だけ、標準付属品である[抗アレルゲンホコリ取り用ブラシ][ロングフレキシブル隙間ノズル][布団ツール]に加え、[ミニモーターヘッド]が同梱されている。ミニモーターヘッドは別売されており、後から購入することも可能である。

ミニモーターヘッドは吸口にモーター駆動の回転ブラシが搭載されているため、ソファーやマットレスなどの布製品の表面に深く入り込んだ微細なゴミや毛髪をしっかり除去することができる。[布団ツール]でも布製品の掃除は可能だが、ゴミを掻き出す集じん力は低い。

マキタ菌

以上がEVOFLEXとEVOの大きな違いである。本体の吸引力やパワーヘッドの集じん力は同等なので、予算を抑えたい場合はEVOはおすすめである。管理人おすすめのSharkのクリーナーや、Sharkのその他のモデルと比較したい場合は下記のリンク先からどうぞ。

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