バッテリーの劣化 | 蓄えられる容量が徐々に減っていき運転時間が短くなっていく |
バッテリーの寿命 | フル充電してもすぐに残量がなくなり掃除ができなくなる |
必ず寿命がくるコードレス掃除機のバッテリー
日立アプライアンスが発売したスティックコードレスクリーナー「PV-BC500」は、去年の2月に発売されているので、ヘビーな使い方をしている人の中には、もしかしてバッテリーの寿命がきた方もいるのではないだろうか。
バッテリーは正しく使っていても、充放電を繰り返しているうちに劣化し、いずれ寿命がおとずれます。バッテリーが劣化すればするほど、蓄電できる容量が少なくなってくるため、徐々に連続運転時間が短くなり、寿命がくるとフル充電してもすぐに残量がなくなってしまいます。
そのため、運転時間がいちじるしく短くなった場合は、バッテリーの寿命のサインなので、新しいバッテリーに交換する必要があります。
■掃除機を預けているあいだ掃除ができない。
■バッテリー代金以外に作業工賃がかかる。
内蔵バッテリーの欠点
PV-BC500はバッテリーが本体に内蔵されており、この内蔵バッテリーを外すには「ドライバー」と「ラジオペンチ」が必要であった。しかし、日立アプライアンスは最寄の相談窓口サービスセンターに持ち込み修理すること推薦している。
そのため、バッテリー交換時に製品を持って行く手間と、製品を預けてるあいだ掃除機が使えないこと、また、バッテリー代だけでなく交換作業費もかかる欠点がある。
ちなみに、日立にバッテリーの交換方法と交換修理費用を聞いてみると、電池の交換修理費用は、税別16,000円(バッテリー代12,000円+作業工賃4,000円)と、決して安いとはいえない費用がかかる。
ちなみに同じスタンドタイプで有名なエルゴラピード(2015年モデル)も、バッテリーを交換すると(バッテリー代12,000円+作業工賃4,320円+代引き手数料、送料)と同じくらい交換修理費用がかかる。(自分でハンドユニットごと交換すると12,000円で交換可能)他のメーカーに比べるとPV-BC500やエルゴラピードのバッテリー代は高価である。
内蔵バッテリーでも簡単に交換できるタイプもある
最近のコードレス掃除機は内蔵バッテリーが採用されていたとしても、単品販売されているバッテリーを購入すれば、携帯電話のように工具不要で自分で簡単に交換することができるようになっている。
例えば、低価格路線で人気のあるマキタやアイリスオーヤマの製品には、内蔵式のバッテリーが採用されている製品があるが、バッテリーパックからコネクターを外すだけで簡単にバッテリーを取り外すことが可能、ネットや購入店で単品販売されているバッテリーを購入すれば、自分で経済的に交換することが可能である。
PV-BC500のバッテリー交換方法
ドライバーとラジオペンチを用意しよう
日立アプライアンスにPV-BC500の電池交換方法を聞いてみると、「電池交換は、半田付け作業などが必要なため、お客様では出来ないので、お近くのサービスセンターにお持ち込み、お預けをしていただきますようお願い致します。」という回答をいただいた。
しかし、本体に内蔵されているバッテリーを見てみると、半田付け作業を行わなくても、ドライバーとラジオペンチがあれば取り外すことは可能であった。従って、バッテリーを単品で手にいれることができれば、作業工賃4,000円を節約して経済的にバッテリーを交換することが可能である。
また、相談窓口サービスセンターに持ち込む手間もかからないうえ、交換してるあいだ製品を預けなくてもよくなります。ちなみに家の最寄のサービスセンターは100km近く離れているので、バッテリー交換しようとするとかなり手間がかかる。
部品名称 | デンチクミ |
部品番号 | PV-BC500(012) |
型番 | 25R6S1P |
希望小売価格 | 12,000円(税別) |
バッテリーの購入方法
バッテリーの購入方法は、最寄の日立相談窓口サービスセンターで上記部品番号にて注文すれば購入することが可能であった。また、インターネットで調べてみると日立の純正品パーツで販売しているショップが1件あった。(2016年調べ)
購入店でバッテリーを取り寄せて購入する場合は、販売店によって異なると思うので、購入した販売店、家電量販店に直接問い合わせをして確認したほうがよいだろう。
※ちなみに、リチウムイオンバッテリーは取扱いによっては危険なため、自己責任で交換されるということでお願いします。
電池カバーを取り外す
まずはじめに、ループハンドルを折りたたんで、電池カバーを取り外す。電池カバーは2本のネジで固定されているため、プラスドライバーが必要である。
電池カバーを取り外したところである。内蔵されているバッテリーパックが姿をあらわした。
コネクターを取り外す
電池カバーを開いたら、次にバッテリーを半分ほど引き抜き、バッテリーに接続されている3つのコネクターを抜いていく。
コネクターを外す順番はどうでもいいのだが、まず左のコネクター(+)から。このコネクターは指でつかんで引き抜けば簡単に取り外せた。
次に右の黒い(-)の配線を外した。この配線は指で引き抜くのは困難だったので、ラジオペンチで端子をつかんで引き抜いた。
最後に真ん中のコネクターを取り外した。真ん中のコネクターだけ中央の赤丸の部分を押しながらでないと引き抜けないので注意されたし。
バッテリーを取り外す
3本の接続されていた配線を抜くと、バッテリーを本体から本体から取り外すことができた。
新しいバッテリーを取り付ける際は、バッテリーを半分まで差し込み、3本の配線をバッテリーに接続する。このときに(+赤)と(-黒)の配線の差し込む場所を間違わないように気をつけてください。ご安全に。