14.4Vと18V仕様と付属品が異なる
エルゴラピードシリーズには、電圧が14.4Vと18Vのモデルが2種類あります。それぞれの外見は色が違うだけで同じデザインですが、仕様(スペック)に違いがあります。上はそれぞれの違いを分かりやすく表にしたものです。比較しているモデルは、2015年に発売された現段階では一番新しいモデルです。
充電時間、集じん容量、重量は同じ
14.4Vと18Vの同じスペックは、「充電時間」と「集じん容量」です。重量は18Vの14.4Vのモデルより100g重たくなっています。スティック型コードレスクリーナーでも、ダイソンやマキタのような重心が上にあるタイプの場合だと、わずか100gの差でも手首にかかる負担は大きく変わってきます。
しかし、エルゴラピードのような重心が下にあるスタンドタイプの場合、体感重量がとても軽いので、100gくらい程度の差だと手首にかかる負担はあまり変わりません。なので、選ぶポイントを充電時間、集じん容量、重量で選ぶ場合は、どちらを選んでも差はありません。
連続使用時間の違い
14.4Vと18Vのモデルの連続使用時間を比較すると、18Vのモデルのほうが14.4Vのモデルより、通常モードの連続使用時間が15分も長くなっています。15分は3~4部屋をみっちり掃除できる時間なので、かなり大きな差がありことになります。
エルゴラピードは空になったバッテリーを満充電するのに約4時間かかるので、掃除をしている最中に充電がきれると長いあいだ掃除を開始することができません。なので、掃除をする範囲が広い場合は、18Vのモデルを選んだほうがよいだろう。
ダストピックアップ率の違い
14.4Vと18Vのモデルの吸引力は電圧の高い18Vのほうが少し上です。しかし、ダストピックアップ率(ゴミの除去率)をみると、カーペットの数値は18Vのモデルのほうが上になっているが、フローリングの数値は同じになっています。
なので、フローリングのような平坦な床面をメインで掃除する場合は、14.4Vのモデルを選んだほうが経済的です。ヘッドには回転ブラシ搭載されているのでゴミを浮かせながら吸い取ってくれます。逆に床にカーペットを敷いている面積が広い場合は、ダストピックアップ率が高い18Vのモデルを選んだほうがよいでしょう。
バッテリー交換代の違い
エルゴラピードはバッテリーがハンドユニットに内蔵されているので、自分で交換することができません。なので、バッテリーの寿命がきたときはハンドユニットごと交換しなければいけません。このハンドユニットは、エレクトロラックスの公式サイトや楽天市場のオンラインショップで購入することができます。
双方のモデルのハンドユニットの価格を比べてみると、14.4Vのモデルのほうが、18Vのモデルより、ハンドユニットが3,000円ほど安くなっています。なので、バッテリーに寿命がきたとき、14.4Vのモデルのほうがバッテリーを経済的に交換することができます。
付属品(ノズル)の違い
最近は2013年に売れたレイコップをきっかけに、多くのメーカーから布団専用掃除機が登場しています。また、ダイソンのようなハンディタイプのコードレスクリーナーで布団や車内の掃除をする方も増えています。
エルゴラピードの14.4Vと18Vのモデルは、どちらもスティック型からハンディ型を取り外せる2in1スタイルで、床の掃除だけでなく、スティック型では困難な「卓上」や「階段」の掃除をすることが可能となっています。
さらに18Vのモデルには、ハンドユニットに装着できる「布団用ノズル」や「ホース」なども付属されているので、ハンディ型で布団の掃除をしたり、車内の狭い場所も掃除をしたい場合は、迷わず掃除の範囲が広がる18Vのモデルを選んだほうよいでしょう。
一目で性能や付属品がわかる比較表
いかがでしょうか、14.4Vと18Vのモデルの違いは、仕様(スペック)だけでなく、標準付属されている専用ツールにも違いがあります。自分のライフスタイルにあったものを選びましょう。
上のエレクトロラックス社のコードレス掃除機の性能比較表では、エルゴラピードシリーズやエルゴパワーシリーズのラインナップの性能や付属品をわかりやすくまとめています。エルゴラピードの購入を考えている方の参考になれば幸いです。
ちなみにエルゴパワは、エルゴラピードより吸引力やダストピックアップ率が高いですが、2in1スタイル(スティック&ハンディ)タイプではないので床の掃除しかできないので、卓上や車内などの掃除ができると思い購入すると後悔するで注意しましょう。