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マキタのコードレスクリーナー「CL280FD」「CL281FD」「CL282FD」の実機レビュー

目次
  1. 9年ぶりに18Vからパワーアップした新モデルが登場!
    1. 「従来モデル」と「新モデル」の違い
    2. 新モデル(CL280FD/CL281FD/CL282FD)の違い
    3. マキタ菌に感染した信者が耐え忍んだ9年間
  2. 「FDZW」と「FDRFW」と「FDFCW」の違いは?
    1. 付属品に違いがあるので用途に合ったモデルを選ぼう
    2. 「FDZW」の付属品
    3. 「FDRFW」の付属品
    4. 「FDFCW」の付属品
  3. 梱包されてる箱の大きさはどれくらいなの?
    1. 軽くて邪魔にならないサイズ
  4. 新しく採用されたパイプロックボタンの特徴を教えて
    1. パイプロックボタンから得られる5つのメリット
  5. スイッチの種類はどのようになってるの?
    1. 「ワンタッチスイッチ」と「スライド&トリガスイッチ」の特徴
    2. 「スライド+トリガースイッチ」の特徴
    3. 「ワンタッチスイッチ」の特徴
  6. 吸込仕事率(吸引力)はどれくらい強くなったの?
    1. 従来モデルに比べて21~62%アップ
    2. CL280FDの吸引力がわかる動画
    3. CL281FDの吸引力が分かる動画
    4. CL282FDの吸引力が分かる動画
    5. サイクロンアタッチメント装着時の吸引力が分かる動画
  7. どんな床の掃除が得意な床用ヘッドなの?
    1. 「フローリング」や「畳」のようなフラット床面が得意な標準ヘッド
    2. 絨毯から微細ゴミを掻き出せる「旧じゅうたんノズル(別販売品)」
    3. フローリングと絨毯に対応した「新じゅうたんノズルDX(別販売品)」
  8. 色々なゴミを吸い取った動画が見たい
    1. マキタクリーナーが得意なゴミ
    2. マキタクリーナーが苦手なゴミ
  9. 集じん方式はどんなタイプがあるの?
    1. 「カプセル式」と「紙パック式」の2種類
    2. カプセル式の特徴(メリットとデメリット)
    3. 紙パック式の特徴とメリットとデメリット
    4. 「紙パック」と「カプセル」どちらを選べばいいの?
    5. 「カプセル式」と「紙パック式」どっちが排気が綺麗なの?
    6. サイクロンアタッチメントってなんぞや?
    7. 従来のサイクロンアタッチメントは付けられるの?
    8. 「A-67169」に「ストレートパイプ340」を取り付けられるの?
  10. ゴミの捨て方は簡単なの?
    1. カプセル式のゴミ捨て方(CL280FD/CL281FD)
    2. 紙パックor高機能ダストバッグのゴミ捨て方(CL282FD)
    3. サイクロンアタッチメントのゴミの捨て方
  11. フィルターのお手入れはどうやるの?
    1. カプセル式のお手入れ方法(CL280FD/CL281FD)
    2. 高機能ダストバッグ式のお手入れ方法(CL282FD)
    3. サイクロンアタッチメントのお手入れ方法
  12. 連続使用時間はどれくらいつかえるの?
    1. 強モードで6畳の部屋を10回掃除できるスタミナ
    2. 予備バッテリーを用意すれば延々と掃除ができる
    3. バッテリーの残量は分かるの?
  13. 充電時間はどれくらいかかるの?
    1. ダイソンより約10倍も早い充電スピード
  14. 充電方法はどのようするの?
    1. 本体からバッテリーを取り外して充電器で充電
  15. 充電音は静かになった?騒音値はどれくらい?
    1. 充電時間は変わらないのに前モデルよりうるさくなった
  16. 充電器のサイズはどれくらいなの?
    1. 初めて見た奥様はびっくりする大きさ
  17. バッテリーの寿命はどれくらいでくるの?
    1. バッテリーの寿命を延ばす方法はあるの?
    2. バッテリーの交換方法は?自分でできる?
  18. 運転音はうるさくない?騒音値はどれくらい?
    1. 強モードは周辺に響く不快にな甲高い音が低減!
  19. 重量はどれくらいなの?軽い?重たい?
  20. 収納方法はどのようにするの?立てかけられる?
  21. 床以外の掃除はできないの?
    1. カスタム次第で幅広い掃除ができる

9年ぶりに18Vからパワーアップした新モデルが登場!

「従来モデル」と「新モデル」の違い

新モデルの特長●吸引力の指標となる「吸込仕事率」がアップ
●ゴミを溜められる「集じん容量」がアップ
●「ブラシ付きモーター」→「ブラシレスモーター」
●モーターの耐久性がアップ
●排気口に「吸音スポンジ」を配置し騒音低減
●「エラストマ一体モーターケース」で振動低減
●延長管を簡単に着脱できる「パイプロックボタン」を採用
●カプセル/紙パックの「誤取付防止構造」を採用
●形状を安定させるフレーム付の「高機能フィルタEX」を採用(カプセル式)
●「HEPAフィルター(別販売品)」が登場(カプセル式対応)
●簡単着脱できる「ロック付サイクロンアタッチメント」が登場

2019年2月20日に株式会社マキタから18Vスライド式リチウムイオンバッテリーを電源とするスティックコードレスクリーナー「CL280FD」「CL281FD」「CL282FD」を発売するとが発表された。高効率ブラシレスモーターの搭載により、吸込仕事率は従来モデルと比べて1.6倍にアップ。さらに内部構造の見直しにより、耐久性は従来モデルより2倍以上に向上したという。今回発売されたモデルは同社が展開するスティックタイプの充電式クリーナーの中で最上位に位置するモデルとなる。

現在、新モデルはメーカー欠品中のため、どこのショップで注文しても発送の手配が3月中旬~下旬の予定となっている。新モデルは「CL280FD/CL281FD/CL282FD」の3機種がラインアップ。どのモデルを購入しようま迷う人もいると思うので、現時点で公開されている仕様から用途に合ったモデルを選べるように分かりやすく解説。
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新モデル(CL280FD/CL281FD/CL282FD)の違い

モデルCL280FDCL281FDCL282FD
スイッチ
集じん方式
吸込仕事率パワフル:なし
強:45W
標準:なし
高機能フィルタE
パワフル:60W
強:42W
標準:15W
高機能フィルタEX
パワフル:60W
強:42W
標準:15W
高機能フィルタEX
連続運転時間パワフル:なし
強:20分
標準:なし
パワフル:15分
強:20分
標準:50分
パワフル:15分
強:20分
標準:50分
充電時間約:22分約:22分約:22分
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国内電動工具メーカーの18V充電式クリーナー戦国時代年表2009年:日立工機が18V充電式クリーナー発売
2010年:マキタが日立工機を超える18V充電式クリーナーを発売
2014年:日立工機がマキタを凌駕するR18DSAL(18V)を投入
2015年:リョービが日立工機を凌駕するBHC-1800(18V)を投入
2019年:マキタがリョービに匹敵する新モデルを発売するNew
18Vは9年間もフラッグシップ(上位機種)が変わらなかった2010年02月:「CL180FD」発売(カプセル式)
2010年10月:「CL182FD」発売(紙パック派 歓喜)
2016年03月:「CL181FD」発売 (スイッチが違うだけ…)
2017年11月:「CL180FD青/CL181FD青」発売(色が違うだけ…)
2019年03月:「CL280FD/CL281FD/CL282FD」発売(吸引力アップ)

マキタ菌に感染した信者が耐え忍んだ9年間

マキタから18Vシリーズのコードレス掃除機が発売されたのは2010年。当初は電動工具メーカーの中では最強の吸引力を誇っており、パワーヘッドを搭載したダイソンと比べられるほど人気が高かった。その人気の高さは建築現場の職人だけでなく、家庭で奥様方に愛用されるほど。しかし、これまで新モデルを発売してこなかったマキタは、競合である日立工機やリョービの製品にパワー面で圧されてしまい、近年では吸引力を重視する人にはおすすめできるものではなかった。

基本的に大手電動工具メーカーの充電式クリーナーは、同社が展開する電動工具と同じバッテリーを採用している。このため、同じ電圧のバッテリーを使用すると、電動工具との間で使い回しができるのだ。電動工具は本体のみでも販売されるため、同社のバッテリーと充電器を持っていれば経済的に電動工具を購入することができるメリットがあるものの、逆にそれが足枷となり他社に乗り換えることが難しくなる。つまり、マキタユーザーは長い間、新モデルが発売されるのを待ち続けてきたのだ。

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「FDZW」と「FDRFW」と「FDFCW」の違いは?

付属品CL280FDZW
CL281FDZW
CL282FDZW
CL280FDRFW
CL281FDRFW
CL282FDRFW
CL280FDFCW
CL281FDFCW
CL282FDFCW
本体
バッテリー×
充電器×
サッシノズル
床用ヘッド
ストレートパイプ×
ストレートパイプ
340
ロック付
××
サイクロン
アタッチメント
ロック付
××

付属品に違いがあるので用途に合ったモデルを選ぼう

今回発売された新モデルは「CL280FD」「CL281FD」「CL282FD」の3機種。各モデルには末尾が異なるモデル名が3種類ラインアップされているため、欲しいモデルは決まったものの、どれを購入するがよいのか選び方に困惑してしまう人もいるのではないだろうか。ここでは用途にあったモデルが選べるように型番末尾の違いを分かりやすく解説。

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「FDZW」の付属品

[FDZW]の付属品 こんな人におすすめ!●既に18V専用のバッテリーと充電器を持ってる人
“FDZW“で終わるモデルは[本体]に[ストレートパイプ][ヘッド][サッシノズル]のみの付属となっているため、[バッテリー]や[充電器]が同梱されていない。新規でマキタの18Vクリーナーを使う人は、間違えてもFDZWが付くモデルは購入しないようにしよう。逆に18Vシリーズの従来モデルや電動工具を持っていて[充電器]や[バッテリー]を持っている人は、本体と各ノズルが付属されているFDZWを購入したほうが、経済的に新モデルに乗り換えることができる。

「FDRFW」の付属品

[FDRFW]の付属品 こんな人におすすめ!●マキタクリーナーを新規で購入する人
●サイクロンアタッチメントが不要な人
●従来のサイクロンアタッチメントを使いたい人
“FDRFW“で終わるモデルは[本体][ストレートパイプ][ヘッド][サッシノズル]に加え、[バッテリー]と[充電器]が付属されているため、新規で18Vのマキタクリーナーを購入する人はFDRFWが付くモデルを選ぶとよいだろう。ただし、吸い込んだ空気とゴミを遠心分離し、フィルターの目詰まりを低減することができる[ロック付サイクロンアタッチメント]や[ストレートパイプ340(ロック付)]が必要な場合は、FDFCWが付くモデルを選んだほうがよい。

「FDFCW」の付属品

[FDFCW]はこんな人におすすめ●マキタクリーナーを新規で購入する人
●新しいロック付サイクロンアタッチメントが必要な人
“FDFCW“で終わるモデルは[本体][ストレートパイプ340][ヘッド][サッシノズル][ロック付サイクロンアタッチメント]に加え、[バッテリー]と[充電器]が付属されている。ゴミ捨てやフィルターのお手入れが面倒だと感じる人は、フィルターの目詰まりを軽減させ、ダストカップがワンタッチで着脱できる「ロック付サイクロンアタッチメント」が付属されているFDFCWを選びたい。従来モデルにサイクロンアタッチメントを取り付けると、掃除機の全長が長くなり使い辛くなるという批判口コミが散見されたが、FDFCWには通常より短い[ストレートパイプ340]が付属されているので問題点は解消されている。
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梱包されてる箱の大きさはどれくらいなの?

軽くて邪魔にならないサイズ

梱包サイズFDZW:513(長さ)×140(幅)×176(高さ)(mm)
FDRFW:わからぬ
FDFCW:590(長さ)×245(幅)×170(高さ)(mm)

マキタの充電式クリーナーを注文していつも驚くのが、梱包されたダンボール箱のサイズだ。ダイソンのような高機能タイプの製品に比べるとコンパクトで、初めて注文したときは本当にこの中に掃除機が入っているのかと思ったほどの軽さだったのを覚えている。押し入れに横にして入れてもスッポリはいるので、毎月コードレス掃除機を購入してる私にとっては助かる。今回購入した本体のみの「FDZW」は相変わらずのコンパクトなサイズであったが、セット品の「FDFCW」はサイクロンアタッチメントが同梱されているのでいつもの箱より少し大きくなっている。

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新しく採用されたパイプロックボタンの特徴を教えて

パイプロックボタンから得られる5つのメリット

Point●すぐにハンディクリーナーとして使えるようになった
●ストレートパイプの着脱がストレスフリーになった
●ゴミ捨て時のストレートパイプの着脱が楽になった
●サイクロンアタッチメントが抜け落ちなくなった
●強く差込むがなくなったから本体差込口に亀裂が入らない

新モデルにはストレートパイプ(延長管)を簡単に着脱できる「パイプロックボタン」が搭載されている。同年に発売されたマキタターボ60にも採用されていることから、今後、同社から発売される充電式クリーナーにもパイプロックボタンが採用されると考えられる。

パイプロックボタンが採用されているマキタターボ60や新モデルを使っていて感じたメリットは、卓上や階段を掃除する時に、すぐにハンディタイプとして使えることだ。また、カプセル内のゴミを捨てる際のストレートパイプ着脱もストレスフリーになった。その他に、接合部がしっかりと固定されるため、サイクロンアタッチメントが使用中に抜け落ちることも皆無になった。従来モデルだと抜けないように強く差し込んだために、吸込口に亀裂を入れたこともあった。

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スイッチの種類はどのようになってるの?

モデルCL280FDCL281FDCL282FD
スイッチ
集じん方式
吸込仕事率パワフル:なし
強:45W
標準:なし
高機能フィルタEX
パワフル:60W
強:42W
標準:15W
高機能フィルタEX
パワフル:60W
強:42W
標準:15W
紙パック

「ワンタッチスイッチ」と「スライド&トリガスイッチ」の特徴

ざっくりまとめると!●「CL280FD」:スライド+トリガースイッチを採用
●「CL281FD」:ワンタッチスイッチを採用
●「CL282FD」:ワンタッチスイッチを採用

新モデルのスイッチ方式は「スライド+トリガースイッチ」と「ワンタッチスイッチ」の2種類が採用されている。ここでは、2つのスイッチ方式の特徴を誰にでも分かりやすく解説しよう。

「スライド+トリガースイッチ」の特徴

ざっくりまとめると!●[CL280FD]のみに採用されてる
●トリガースイッチ:こまめにON/OFFしたい用途に最適
●スライドスイッチ:連続運転したい用途に最適
●トリガースイッチは節電効果がある
▲吸引モードを切り替えることができない(強モード一択)

“トリガースイッチ”はトリガーを人差し指で引いている間だけONとなる引き金式のスイッチ。こまめにON/OFFに切り替えられるため、頻繁にON/OFFに切り替えながら掃除をする用途では最適だ。その他に、こまめにON/OFFに切り替えられることから、バッテリーの節電効果があるメリットも存在する。

しかし、トリガースイッチが採用された従来機は、力が弱い人や指に障害がある人から「トリガーを長い時間引いていると指が痛くなる」という批判レビューもあった。トリガースイッチが採用された新モデルCL280FDは、トリガースイッチを引いた状態でロックできる「スライドスイッチ」も搭載。連続運転する用途では、スライドスイッチを使うことで、連続運転の際に指にかかる負担がなくなった。

CL180FDの後継機であるCL280FDは2つのスイッチを搭載しており便利になったが、吸引モードが「強モード」しか選択できないデメリットも存在する。使用頻度の高い「強モード」の吸込仕事率はワンタッチスイッチが採用されている他の2機種(CL281FD/CL282FD)より少し強めだが、パワフルモードを使うことができないため、最大吸込仕事率は他の2機種に劣ってしまうのだ。

 

「ワンタッチスイッチ」の特徴

ざっくりまとめると!●[CL281FD]と[CL282FD]に採用されてる
●連続運転したい用途に最適
●吸引モードを3段階に切り替えられる
●吸引モードを下げると節電効果がある
●吸引モードを下げると運転音を小さくできる
●パワフルモードの吸引力はCL280FDより強い

“ワンタッチスイッチ“はパネル式になっており、一度スイッチを押すとONの状態が続くため、連続運転する用途で使うユーザーには人気が高い方式であった。また、吸引モードが「強モード」だけのトリガースイッチと違い、ワンタッチスイッチは「標準モード」「強モード」「パワフルモード」3種類の吸引モードに切り替えることができ、用途に応じてパワーを調整することが可能。パワフルモードの吸引力はCL280FDの強モードより強い60W。その他に吸引モードを弱くすることで運転音が静かになるメリットもある。

購入する前に知っておきたい個人的にトリガースイッチを引く指のだるさは感じなかったので、好きなスイッチ方式であった。節電効果が得られるメリットだけでなく、こまめにON/OFFに切り替えられることから、清掃業者・建築現場・DIYerなどの層にも重要があった。しかし、トリガースイッチが採用されている「CL280FD」には、ブラシレスモーターの能力を最大限に引き出せる「パワフルモード」が搭載されていないため、他の2機種「CL281FD」「CL282FD」と比べると最大吸引力が劣っているのがネックとなる。逆に「強モード」の吸込仕事率を比較するとCL280FDのほうが3W強くなっているうえ、連続使用時間も同じ20分なので、仕事などの作業でこまめにON/OFFに切り替える用途で使用するユーザーにとっては迷いどろころである。
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吸込仕事率(吸引力)はどれくらい強くなったの?

モデルCL280FDCL281FDCL282FD
スイッチ
集じん方式
吸込仕事率パワフル:なし
強:45W
標準:なし
高機能フィルタEX
パワフル:60W
強:42W
標準:15W
高機能フィルタEX
パワフル:60W
強:42W
標準:15W
紙パック

従来モデルに比べて21~62%アップ

ざっくりまとめると!●従来モデル(CL180FD/CL181FD/CL182FD)の最大吸込仕事率:37W
●(CL280FD)の最大吸込仕事率:45W21%UP
●(CL281FD/CL282FD)の最大吸込仕事率:60W62%アップ

電動工具メーカーのコードレスクリーナーに標準装備されている床用ヘッドは、大手家電メーカーが販売する高機能タイプの製品に採用されている「モーターヘッド」と違い、吸込口にモーター駆動の回転ブラシが搭載されていない「ノーマルヘッド」が採用されている。このため、フロアのダストピックアップ率(ゴミの除去率)は、吸引力の指標となる吸込仕事率によって大きく左右する。

新モデルでは同社の電動工具にも採用されている”ブラシレスモーター”が搭載され、エネルギー変換効率と耐久性が大幅に向上された。気になる吸引力は、これまでプロの清掃シーンを支えてきた従来モデルの強モードの吸込仕事率が37Wに対して、新モデルの強モードの最大吸込仕事率は45W。さらに、パワフルモードが採用されたCL281FDとCL282FDの最大吸込仕事率は60Wもアップした。

吸引力重視で選ぶ場合はどのモデルがいいの?これまで国内の電動工具メーカーが販売している18Vのバッテリーを搭載している充電式クリーナーの中で一番吸込力が強かったのは、数値でも体感でもリョービから出ている「BHC-1800」だった。今回マキタから発売された新モデルのパワフルモードの吸込仕事率は、BHC-1800と同等の60Wとなる。従って同社の18Vシリーズから吸引力重視で選ぶ場合は、迷わずパワフルモードが採用されている「CL281FD」や「CL282FD」を選ぶとよいだろう。双方の違いは後述する集じん方式である。

CL280FDの吸引力がわかる動画

スライド+トリガースイッチを採用している「CL280FD」は吸引モードを切り替えることができないものの、使用頻度の高い「強モード:45W」の吸込仕事率は新モデルの中で一番強い。家庭に落ちているような軽いゴミを掃除する効率は「パワフルモード:60W」と変わらないくらいパワフル。ただし、「サイクロンアタッチメント」を装着して、重たい固形のゴミを吸引したときに、他の2機種に比べるとパワーの衰えを感じた。人気のサイクロンアタッチメントを装着して使用する場合は、個人的にはパワフルモードに切り替えられる「CL281FD」や「CL282FD」のほうがおすすめだ。

CL281FDの吸引力が分かる動画

ブラシレスモーターの性能を最大限に引き出せる「パワフルモード」の吸引力は、従来モデルと比較にならないほどパワフル。その強さは業界一(電動工具メーカー)吸込仕事率が高いリョービと渡り合えるほど強くなっている。吸引力が2~3割ほど低下するサイクロンアタッチメントを装着しても吸引力は強いままなのでストレスフリーで掃除ができた。消耗品のランニングコストがかからず、集じん容量が大きいカプセル式のCL281FDは木屑や粉じんが舞い上がる建設現場で人気となるだろう。

CL282FDの吸引力が分かる動画

家庭で人気の紙パック式のCL282FDの吸込仕事率は、CL281FDと同等なのでで吸引力の評価は同じとなる。強力な吸引力で紙パックが一杯になるゴミの量を吸わせても最後まで吸引力は強いまま。もうマキタは「米粒も吸わない」なんて言われにくくなるだろう。ただし、紙パック式にはランニングコストがかかったり、集じん容量が小さいデメリットも存在する。家庭で発生するゴミであれば「サイクロンアタッチメント」を装着することで、それらのデメリットは解消される。しかし、サイクロンアタッチメントのダストカップは紙パックよりゴミ捨てが簡単になる上に、カプセルより埃を舞いあがらせずにゴミ捨てが行える。さらにはカプセル式は空気が綺麗になる「HEPAフィルター」を装着できることから、家庭でもカプセル式のCL281FDを使うユーザーが増えるのではないかと予想している。

サイクロンアタッチメント装着時の吸引力が分かる動画

サイクロンアタッチメントを取り付けてゴミを吸引することにより、フィルターの目詰まり原因となる微細なゴミの侵入が少なくなり、吸引力が低下しにくくなったり、フィルターのお手入れが低減されるメリットがあることから、家庭でもサイクロンアタッチメントを装着して掃除をする人が増えているようだ。しかし、サイクロンアタッチメントを取り付けることにより、空気を曲げたり、風路が増える分、元の吸引力より落ちるデメリットも存在する。
3種類の吸引モードを選択できる新モデル(CL28FD/CL281FD)を使って、各吸引モードで色々なゴミを吸引。吸引力が一番弱い「標準モード」でも木屑のような軽いゴミであれば軽々吸引できるものの、量が多いと作業効率が落ちるため、個人的にはサイクロンアタッチメントを装着した状態で「標準モード」を使用する気にはなれなかった。吸引力が強い「強モード」や「パワフルモード」であれば、ペット用の餌やトイレ砂のような固形のゴミも勢いよく吸い上げるためイライラすることはなかった。

どんな床の掃除が得意な床用ヘッドなの?

「フローリング」や「畳」のようなフラット床面が得意な標準ヘッド

標準装備のヘッドの特徴をざっくりまとめると○コンパクトだから→軽くて取り回しやすいから使い勝手がいい
○モーターがないから→硬い壁や家具にぶつけても壊れない
○ブラシがないから→フローリングのようなフラットな床面の掃除が得意
○ブラシがないから→固形のゴミを弾き飛ばさずに効率よく吸引できる
○ブラシがないから→髪の毛やペットの毛が絡みつかない
△ブラシがないから→絨毯の奥から微細なゴミを掻き出す集じん力が低い
△ブラシがないから→絨毯に絡みついた髪の毛やペットの毛を掻き出せない
△コンパクトだから→広範囲の場所を効率よく掃除ができない

新モデルの3機種には従来モデル(マイナーチェンジ機)にも採用されていた、コンパクトで軽くて丈夫な「床用ヘッド(123486-2)」が標準装備されている。

この床用ヘッドはダイソンのようなハイエンド機が採用している「モーターヘッド」のように吸込口に回転ブラシを搭載していないため、カーペットの奥深くから微細なゴミを掻き出す集じん力は劣っているが、フローリングや畳のような平たい床面に落ちているゴミの掃除を得意。

さらに、モーターヘッドのように回転ブラシで弾き飛ばしてしまうような固形のゴミも効率よく吸引できたり、回転ブラシに髪の毛やペットの毛のような糸状のゴミを除去する面倒なお手入れからも解放されるメリットが存在する。チープな作りのヘッドだが硬い壁や家具にぶつけても壊れにくい。

絨毯から微細ゴミを掻き出せる「旧じゅうたんノズル(別販売品)」

旧じゅうたんノズルの特徴をざっくりまとめると!○硬いナイロンブラシを搭載している
○絨毯の奥に入り込んだ微細なゴミを掻き出す集じん力が高い
○絨毯に絡みついた髪の毛やペットの毛を集じんできる
△ヘッドの首が固定されてるから使い勝手が悪い
△ブラシに集じんした長いゴミが絡みつく
△ブラシが絨毯繊維に引っかかるから滑りが悪い
△フローリングに対応していない
吸込口に硬いナイロンブラシを搭載した「じゅうたんノズル」は、カーペットの奥深くに入り込んだ微細なゴミ吸引の必須品。標準付属されている床用ヘッドが掻き出せない微細なゴミも、硬いナイロンブラシで掻き出しながら吸引してくれる。また、カーペットの繊維に頑固に絡みついた髪の毛やペットの毛も硬いブラシが絡め取って綺麗にしてくれる。
じゅうたんノズルの欠点は、車輪が前側にしかついていないためカーペットにしか対応しておらず、フローリングで使用すると傷がつきやすい。また、集じんした髪の毛や糸くずがブラシに絡みつくため、お手入れにちょっとした一手間がかかる。その他に、首が360°自由自在に回転しないため小回りが効かない欠点も存在する。カラーも2色しか用意されてないため、新しいモデルには色が合わせられないのもネックとなる。

フローリングと絨毯に対応した「新じゅうたんノズルDX(別販売品)」

じゅうたんノズルDXの特徴をざっくりまとめると!○柔らかいナイロンブラシを搭載している
○エチケットブラシを搭載している
○フローリングと絨毯に対応している
○フローリング溝のゴミを掻き出せる
○絨毯に絡みついた髪の毛やペットの毛を集じんできる
○力をいれずにヘッドを前後に滑らせる
△絨毯の奥に入り込んだ微細なゴミを掻き出す集じん力が低い
吸込口の前後にエチケットブラシを搭載した「じゅうたんノズルDX」は、カーペットに絡みついた髪の毛やペットの毛を集じん人の必須品。特にカーペットに頑固に絡みついたペットの抜け毛の集じん力は高く、猫の毛で真っ白になった絨毯も簡単に綺麗にしてくれた。集じんした毛はエチケットブラシ上でこより状になるため、お手入れも旧じゅうたんノズルより簡単に除去できる。また、前輪と後輪を搭載しているため、カーペットだけでなくフローリングにも対応しており、わざわざ床の種類に合わせてヘッドを付け替える手間もかからなくのるのも高ポイント。ヘッドの後ろ側には柔らかいナイロンブラシを搭載しており、フローリングの溝に付着したゴミも除去してくれる。その他に軽い力でヘッドをスイスイと前後に滑らせられることができるのも嬉しい。
じゅうたんノズルDXの欠点は、硬いナイロンブラシが採用されていないため、カーペットの奥深くに入り込んだ微細なゴミの集じん力が「旧じゅうたんノズル」より劣っていることだ。また、吸込口が狭くなっているため、木材やシュレッダーのような切り屑が床に大量に落ちている場合、標準付属されている床用ヘッドのほうが効率よく吸引することができる。
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色々なゴミを吸い取った動画が見たい

マキタクリーナーが得意なゴミ

 CL280FD 動画で見る(0:19
 CL281FD 動画で見る(0:04
 CL282FD 動画で見る(0:19
吸込口を手にあてた体感新モデル3機種はCL180FD/CL181FD/CL182FDの後継機なので、従来機と新モデルの吸込口に手をあててパワーアップした吸引力の違いを肌で感じ取ってみた。正直なところ吸込仕事率が微妙にあがった程度だと体感では感じ取りにくいのだが、今回発売された新モデルに関してはどれも前モデルより圧倒的に強くなっていることを実感できた。ヘッドを装着した時のダストピックアップ率(ゴミ除去率)については割愛するが、本体の吸引力じたいはダイソンで使用頻度の高い「標準モード」より強い。ただし、新モデル同士の吸引力を比較すると、やはり吸込仕事率が低いCL280FDは、CL281FDやCL282FDに比べると吸引力が少しばかり劣っているように感じた。

 CL280FD 動画で見る(1:05
 CL281FD 動画で見る(0:42
 CL282FD 動画で見る(1:29
ジョイントマットを吸い上げてみたブラシレスモーターを搭載した新モデルの吸引力を実証するために、1枚67gの「ジョイントマット」を持ち上げてみた。結果はCL280FDは5枚、CL281FD/CL282FHは6枚も持ち上げる吸引力を備えていた。ちなみに10.8Vシリーズの「CL108FD」は同じジョイントマットを2枚しか持ち上げることができなかった。軽いゴミは10.8Vシリーズでも問題なく吸引できるが、重たい固形のゴミを吸引する用途では18Vシリーズのほうがストレスフリーで効率よく掃除ができる。また、これだけ吸引力が強いとフィルターが多少目詰まりしても強い吸引力が持続するのも高ポイントだ。

 CL280FD 動画で見る(2:46
 CL281FD 動画で見る(3:33
 CL282FD 動画で見る(3:44
オガクズ建築現場や工房で木材を切断したときに発生するオガクズはフィルターを目詰まりさせる粉じんを含んだ小さなゴミ。新モデルは吸引力を弱めることなく、床一面に散布したオガクズを吸引することができた。また、床面だけでなくフローリング溝に入り込んだゴミもほぼワンストロークで取りこぼすことなく吸引。充電式クリーナーなら作業中でも取り出しが簡単なうえ、パワーアップした吸引力で掃除時間も短縮。オガクズが舞う建築現場では重たいコード付き集塵機より大活躍すること間違いなし。

 CL280FD 動画で見る(3:22
 CL281FD 動画で見る(4:13
 CL282FD 動画で見る(4:18
木材の切り屑木材の切削したときに発生する不定形な切り屑もほぼワンストロークで吸引することができた。このような軽いゴミは10.8Vシリーズのモデルでも効率よく吸引することができるが、ヘッドの5cmくらい離れたとこからゴミが吸い込まれていく勢いは圧倒的!強力な磁石に引き寄せられる鉄くずを彷彿させた。ただし、動画のように床一面に落ちていると、吸引力が強すぎてヘッドの横にあるゴミも吸い寄せてしまいワンストロークでは綺麗にできないこともあった。

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 CL281FD 動画で見る(5:07
 CL282FD 動画で見る(5:20
シュレッダーにかけた紙シュレッダーにかけた紙も木材の切り屑と同様にヘッドの5cmくらい前からビュッと勢いよく吸い込まれていった。ゴミが重なっていたりするとヘッドの前面で押し出してしまったりするが、その際はゴミに対してヘッドをかぶせるようにすればドサっとまとめて吸い上げていくので無問題。このような軽いゴミは量が多いと回転ブラシで空回りしたりするので、そのへんのモーターヘッドを搭載した高機能タイプの製品よりマキタのほうが効率よく掃除ができる。シュレッダーにかけた紙を床にぶちまけても安心だ。

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 CL281FD 動画で見る(6:12
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こめつぶ「マキタなんて米粒も吸わない!」なんて批判的なレビューも散見されるが、紙パックやカプセルがいっぱいになるまで目一杯吸込み続けるパワフルさを見せた。これなら多少フィルターが目詰まりして吸引力が弱くなったとしても、米粒程度なら簡単に吸い上げることができるだろう。本体吸込口には逆流防止弁が付いているので、本体を振っても米粒が落ちてくることはなかった。2019年から年貢(税金)が8%から10%に引き上げられる予定だが、一揆で米屋が打ち壊されて米粒が床に散らばっても安心だ。

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ペット用のドライフード家では猫を飼っているため、餌を与えているキッチンではドライフードが転がっていたりする。このような固形のゴミは高機能タイプの製品が採用している「モーターヘッド」だと回転ブラシが弾き飛ばしてしまったりしてうまく吸引することができない。しかし、マキタが採用している「ノーマルヘッド」は回転ブラシがないので、紙パックやカプセルが満たんになる量をサクっと吸引することができた。とはいえ、ヘッドの前面で押し出してしまうような嵩のあるゴミなので、ヘッドの後輪を浮かせて引きながら吸引する必要があった。家の中でカリカリは重たい部類にはいるゴミだが、吸い上げるのに全くしんどい感じはせず、逆に餌を粉砕してしまうような勢いで吸いこんでいき驚いた。

 CL280FD 動画で見る(6:15
 CL281FD 動画で見る(7:07
 CL282FD 動画で見る(7:20
ペット用のトイレ砂家で毎朝最初に掃除機で吸引するゴミがペット用のトイレ砂だ。猫砂が飛び散らないタイプのトイレに変えたものの、猫の指と指の間に猫砂が挟まってしまうので、猫がトイレにいくたびに部屋や廊下に猫砂が転がっているのだ。色々なタイプの猫砂を使ってきたが、現在はひのきの香りがして消臭効果の高い木製の猫砂で落ち着いている。ところがこの猫砂は大粒のタイプなので、ペットフードと同様にモーターヘッドでは回転ブラシが弾き飛ばしてしまいうまく吸引することができないのだ。しかし、マキタのノーマルヘッドであればゴミに対してヘッドをかぶせるように吸引すれば物凄い勢いで吸い上げてくれた。もちろん動画では紙パックやカプセルがいっぱいになる量を吸わせている。

髪の毛・ペットの毛・糸くず私はマキタ以外のコードレスクリーナーやキャニスター掃除機を使うこともあるが、回転ブラシが搭載されたパワーヘッドを採用しているため、ブラシには髪の毛・ペットの抜け毛・糸くず・カーペットの繊維のような長いゴミが絡みついてしまう。このため、定期的に回転ブラシに絡みついたゴミをお手入れする必要があるのだ。また、ヘッドの車輪にもペットの毛が巻きつきゴミの除去に苦労している。マキタクリナーのヘッドは吸込口に回転ブラシがないノーマルヘッドを採用。チープな作りではあるが、パワーヘッドの回転ブラシに絡みつく長いゴミを除去するお手入れから解放されるのだ。また、ヘッドの車輪もマイナスドライバーで簡単に取り外すことができ、車輪の軸に絡みついたペットの毛も簡単に取ることができる。ただし、カーペットに絡みついた長いゴミを集じん能力は低いため、カーペットを敷いている面積が広い場合は、別販売されている「じゅうたんノズルDX」の使用がおすすめ。
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マキタクリーナーが苦手なゴミ

大量の粉じんいかに吸引力が向上した新モデルといえど、小麦粉のように空気中に浮遊するような微細な粉じんを一度に大量に吸引すると、たちまちフィルターは目詰まりを起こし、モーターを唸らせながら吸引力が落ちた。動画では吸引できなくなった小麦粉をゴム製のワイパーが壁際まで押し出している状態。モーターが焼き付きそうな音をしていたので途中で中止。家庭ではこのようなゴミを大量に吸引しないが、材料を加工するような現場では切り屑に粉じんが混じっているため、フィルターの目詰まりを低減させる「サイクロンアタッチメント」を装着したほうがよいだろう。ただし、サイクロンアタッチメントを装着しても、このレベルの粉じんになるとフィルターまで到達するものもでてくるので、フィルターお手入れは頻度は家庭で使うより高くなる。

カーペットの奥に入り込んだ超微細なゴミマキタの床用ヘッドはモーター駆動の回転ブラシを採用していないので、カーペットの掃除は苦手と言われるものの、カーペットの上に落ちているゴミは意外に効率よく吸引することができたりする。また、カーペットの繊維に絡みついた髪の毛やペットの抜け毛なども、別販売されている「じゅうたんノズルDX」を使えば簡単に集じんすることも可能。エチケットブラシでペットの毛を掻き取るため、回転ブラシに絡みついた毛を除去する面倒なお手入れも不要。
しかし、カーペットの奥に入り込んだ超微細なゴミを掻き出すことができないため、カーペットに叩き込みながら散布した小麦粉を綺麗に除去することはできなかった。絨毯の奥に入り込んだ目視できないような超微細なゴミを少しでも吸い取りたい場合は、硬いナイロンブラシが搭載されている「じゅうたんノズル」の使用がおすすめ。ただし、じゅうたんノズルを使用しても完全に集じんすることは困難なので、カーペットを敷いている面積が広い家庭では、毎日の簡単な掃除はマキタクリーナー、週一のしっかり掃除はキャニスター掃除機という使い方がおすすめ。

カーペットに絡みついたペットの抜け毛家には抜け毛の多い猫がいるので、毎日2~3回は掃除機をかけている。マキタクリーナーはヘッドの吸込口に回転ブラシを搭載していないため、フローリングや畳のような平坦な床に落ちた毛をダイレクトに吸引。サッと目についたゴミを掃除できるだけでなく、回転ブラシに髪の毛や猫の毛が絡みつくこともないのでお手入れ不要で大変助かっている。
しかし、標準装備されている床用ヘッドではカーペットやマットなどに絡みついた猫の毛はヘッドを何度前後に往復させても集じんすることができないのだ。そこでおすすめなのが、絨毯に頑固に絡みついたペットの毛を集じんできる「じゅうたんノズルDX」。吸込口の前後にエチケットブラシを配置しているので、ヘッドを数回ストロークさせるだけで、絨毯に頑固に絡みついたペットの毛を簡単に集じんできるのだ。
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集じん方式はどんなタイプがあるの?

モデルCL280FDCL281FDCL282FD
スイッチ
集じん方式
吸込仕事率パワフル:なし
強:45W
標準:なし
高機能フィルタEX
パワフル:60W
強:42W
標準:15W
高機能フィルタEX
パワフル:60W
強:42W
標準:15W
紙パック

「カプセル式」と「紙パック式」の2種類

新モデルの集じん方式は従来モデルと同じ「カプセル式」と「紙パック式」の2種類を採用したモデルがラインナップされている。サイクロンアタッチメントを装着せずに家庭で使った場合、それぞれメリットとデメリットがあるので、双方の特徴を理解して使う人にあったものを選ぼう。

カプセル式の特徴(メリットとデメリット)

カプセル式の特徴(CL280FDとCL281FDに採用)○ランニングコストがかからない
○こまめにゴミ捨てができる
○集じん容量が大きい
△ゴミを捨てる度にフィルターのお手入れが必要
△フィルターのお手入れ時に埃が舞い上がる
フィルター:高機能フィルターEX
捕集効率:30~35μmの微粒子を95%捕集
集じん容量:750mL

「CL280FD」と「CL281FD」に採用されているカプセル式は、吸い込んだ空気とゴミをカプセル(ダストカップ)内に配置されたフィルターで分離する集じん方式となっている。フィルターは水洗いして繰り返し使うことが出来るため、紙パックのようにランニングコストがかからない特長を持つ。また、紙パック式と違い、こまめにごみ捨てが行えるため、吸引力が低下してきたらゴミ捨てを行うことで吸引力が復活するメリット存在する。その他にゴミを溜められる集じん容量が紙パックより大きい。

ただし、カプセル式は流行りのサイクロン式と違い、吸込口からフィルターへと空気が一直線に流れる単純構造になっているため、ゴミが溜まっていくにつれ空気の流れが悪くなり吸引力が下がってしまうデメリットも存在する。このため、フィルターにゴミが付着しやすく、ゴミを捨てる度にフィルターに付着した粉じんをダスター刷毛などでお手入れしなければいけないため、ちょっとした人手間がかかる。さらに、フィルターのお手入れ時に埃が舞い上がるため、紙パックより不衛生な欠点も存在する。

紙パック式の特徴とメリットとデメリット

紙パック式の特徴(CL282FDに採用)○簡単かつ衛生的にゴミが捨てられる
○集じん方式を選べる(紙パック/高機能ダストバッグ)
○高機能ダストバッグは繰り返し使える
△紙パックは消耗品のためラニングコストがかかる
△紙パックやダストバッグは集じん容量が小さい
フィルター:紙パックor高機能ダストバッグ
紙パックの捕集効率:30~35μmの微粒子を90%捕集
ダストバッグの捕集効率:30~35μmの微粒子を95%捕集
集じん容量:330mL/500mL

「CL282FD」に採用されている紙パック式は、紙パックにゴミを溜めることができるため、ゴミを捨てる際に埃を舞い上げずに、簡単かつ衛生的にゴミ捨てを行うことができる。カプセル式と違ってゴミを捨てる度に面倒かつ不衛生なフィルターのお手入れからも解放されるのは高ポイント。また、紙パックは使い捨ての消耗品のため、ランニングコストがかかるデメリットがあるが、付属品の水洗いをすることにより繰り返し使うことができる「高機能ダストバッグ」を使えばランニングコストはかからない。

「紙パック」と「カプセル」どちらを選べばいいの?

「紙パック」と「カプセル」どちらを選べばいいの?マキタの7.2v~18Vシリーズの充電式クリーナーの売上を見ると家庭で人気があるのは紙パック式のモデルのように思う。管理人も初めはカプセル式を使っていたが、定期的に行うフィルターお手入れが億劫になり、ランニングコストがかかってもいいので、簡単かつ衛生的にゴミを捨てられる紙パック式に浮気したほどだ。また、紙パックはランニングコストがかかる欠点が存在するが、後述する「サイクロンアタッチメント」を装着すれば紙パックもほとんど消費しない。

 

ただし、大量にゴミが発生する工房や建築現場で使う場合は、こまめにゴミ捨てが行えるカプセル式のモデルのほうが最適となる。現在は空気とゴミを遠心分離する「サイクロンユニット」の登場により、どちらを選んでも同じという意見もあるかもしれないが、材料の切削屑に含まれる浮遊するような粉じんを一度に大量に吸引すると本体側に侵入しやすいのだ。定期的にフィルターの手入れが必要となるのでランニングコストがかかる紙パックよりカプセル式のほうがおすすめである。

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「カプセル式」と「紙パック式」どっちが排気が綺麗なの?

ざっくりまとめると●高機能ダストバッグ:30~35μmの粒子に対して95%捕集
●高機能フィルターEX:30~35μmの粒子に対して95%捕集
●紙パック:30~35μmの粒子に対して90%捕集
●HEPAフィルター(別販売):0.3~1μmの粒子に対して99.97%捕集
○[高機能ダストバッグ] > [紙パック]
○[高機能ダストバッグ] = [高機能フィルターEX]
○カプセル式に[高機能フィルターEX]+[HEPAフィルター]の組み合わせが最強
 HEPAフィルタの取り付け方を見る(動画

マキタのデータによるとCL282FDに同梱されている消耗品の「紙パック」と「高機能ダストバッグ」を目の細かさを比べると、高機能ダストバッグのほうが目が細かいという回答をいただいた。粒子捕集効率は高機能ダストバッグが30~35ミクロンの微粒子を95%キャッチするのに対して紙パックは90%。「高機能フィルターEX」と「高機能ダストバッグ」は同じ生地が採用されているため、排気性能は同等と考えてよいだろう。

さらに、新モデルの登場と同時に空気清浄機にも採用されている[HEPAフィルター(A-68965)]が別販売された。このHEPAフィルターはカプセル式の「CL280FD」と「CL281FD」に装着可能となっており、微粒子の捕集効率は0.3~1μmの微粒子を99.97%。花粉よりさらに微細なPM2.5をキャッチできる性能となっている。

従って、高機能フィルタと捕集効率がアップするHEPAフィルターを併用すれば排気性能はカプセル式の「CL280FD」と「CL281FD」のほうがCL282FDを凌駕するレベルとなる。フィルターの目が細かくなるぶん、吸引力が低下する欠点もあるだろうが、アレルギーなどで排気性能を重視したい場合は、排気性能の高いHEPAフィルターを取り付けられる「CL280FD」と「CL281FD」を選ぶとよいだろう。

 

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サイクロンアタッチメントってなんぞや?

ざっくりまとめると●サイクロン方式に変えるアタッチメント
●本体側にゴミが侵入しにくくなる
●フィルターが目詰まりしにくくなる
●吸引力が持続するようになる
●ゴミ捨てがかなり簡単になる
●ゴミ捨て時に埃が舞い上がりにくい
●紙パックのランニングコストが軽減
△吸引力が4割低下する
△重量が376gプラスされる

FDFCWに付属されている「サイクロンアタッチメント」は、集じん方式をサイクロン方式に変えることができるアタッチメントである。ダイソンで有名なサイクロン方式は、ヘッドから吸い込んだ空気とゴミを遠心分離するため、フィルターが目詰まりしにくくなり、吸引力が低下しにくくなるメリットが大きい。

その他に、管理人が個人的に使用して感じたメリットは上記にまとめているが、特に紙パックやフィルターへの微細な粉じんの侵入が少なくなり、面倒+不衛生だったフィルターのお手入れや、消耗品のランニングコストが軽減することから、マキタユーザーからサイクロンアタッチメントは非常に人気がある。

カプセル式のモデルはゴミ捨て時に埃が舞い上がりやすいため、アレルギーなどで埃の舞い上がりが気になる人。管理人のように定期的に行うフィルターのお手入れが面倒だと感じる人。フィルター目詰まりの原因となる微細なゴミや大量のゴミを毎日吸う人には、サイクロンアタッチメントの使用をおすすめしたい。

サイクロンアタッチメントを取り付けることにより生じるデメリットも存在する。吸引力が持続するメリットは得られるが、風路が増えたり空気を曲げたりするため、吸引力が4割ほど低下してしまうことだ。また、アタッチメントの重さは376gあるので、掃除機の重量が重たくなってしまうことだ。バッテリーやモーターのように手元に配置されないため、ずっしりと重たくなるわけではないが、本体と延長管のあいだに取り付けることによって、ベッド下のような狭い隙間の奥まで掃除ができなくなってしまうことも。

 

マキタクリーナーを使ったことがない人は、紙パック=ゴミ捨てが簡単と思っている人が多いと思う。しかし、実際はゴミ捨てじたいは簡単であるものの、新しい紙パックをセットしたり、紙パックを配置している場所に塵が付着することがあるのでお手入れをしたりとちょっとした一手間がかかるのだ。私はサイクロンアタッチメントを2015年から使用してきたが、サイクロンアタッチメントは紙パック以上にゴミ捨てが簡単になるうえ、ダストケースをゴミ箱の奥に入れながらゆっくり捨てられるので、面倒くさがりの人や、カプセル式でゴミ捨て時の埃の舞い上がりが気になる人はには是非おすすめしたい。(単品で販売されているため後から購入することも可能)
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従来のサイクロンアタッチメントは付けられるの?

ざっくりまとめると●新モデルの本体に(A-67169)は装着できる
●新モデルの延長管に(A-67169)は装着できる
●従来モデルの本体に(A-68856)は装着できない

マキタから発売された最初のサイクロンアタッチメント(A-67169)は、2018年1月に発売されたこともあり、前モデルに使用していたサイクロンアタッチメントを新モデルに使い回したい人も多いのではないだろうか。

結論から述べると新モデルに従来のサイクロンアタッチメントを装着することは可能である。新モデルから本体差込口に「パイプ取り外しボタン」、ストレートパイプに「ストッパー」が付いているが、吸込口の内径や外形サイズは従来モデルと同じため、サイクロンアタッチメントを差し込んで取り付けることは可能であった。

型番に「FDFCW」が付くモデルには「ロック付サイクロンアタッチメント(A-68856)」が標準付属されているため、新規で購入する場合はこちらのセット品を購入したほうがよいだろう。なぜなら、従来のサイクロンアタッチメントは本体から外れるなどの批判レビューが散見されるからである。「FDFCW」の標準付属されているサイクロンアタッチメントはロック付きのため、従来品と違って着脱が簡単になり、本体から外れる心配がなくるなるのだ。

サイクロンアタッチメントを装着すると全長が長くなって使い辛くなる批判レビューも存在する。なかには延長パイプを短く加工して、自分に合った長さに調整するユーザーもいるほどだ。ただし、延長パイプを切断するだけでなく、先端にテーパーをつけないといけないため、電動工具を持ってない人にとっては難しい加工となる。「FDFCW」にはサイクロンアタッチメント用の短いストレートパイプ340(ロック付)が付属されているので安心だ。

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「A-67169」に「ストレートパイプ340」を取り付けられるの?

ざっくりまとめると●ストレートパイプ340はA-67169に装着できる
●長さ(340mm)が短いから使いやすくなる
●使用中にパイプが外れることはなかった

従来のサイクロンアタッチメント(A-67169)を新モデルに使い回せても、アタッチメントの分だけ全長が長くなるため、使い勝手が悪くなるデメリットは解決されない。しかしながら、新モデルの「FDFCW」には短い延長管(ストレートパイプ340)が同梱されているうえ、近日単品で販売予定とマキタが発表したため、(A-67169)に(ストレートパイプ340)を取り付けられるのか気になる人も多いのではないだろうか。

今回新しく登場したストレートパイプは差込口にストッパーがついているが、従来のサイクロンアタッチメント(A-67169)に差し込んで装着することは可能であった。標準時と同じに近い全長となるため使い勝手もよい。現在(3/8)はストレートパイプ340(459481-9)は検索してもヒットしないが、近日発売予定と記載されているため、近いうちに単品で購入することも可能になるだろう。

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ゴミの捨て方は簡単なの?

カプセル式のゴミ捨て方(CL280FD/CL281FD)

カプセル式はカプセルの中に配置されたフィルターで空気とゴミを分離しているため、ゴミを吸えば吸うほど吸引力が下がっていく構造となっている。このため、ゴミが溜まりすぎないようにこまめにゴミ捨てを行う必要がある。カプセルは左方向にねじるだけで簡単にパカっと開けるため、ゴミ捨ては比較的容易に行うことができる。しかし、高機能フィルターEXに綿埃や微細な粉じんが付着するため、定期的にブラシを使ってお手入れをする必要がある。

紙パックor高機能ダストバッグのゴミ捨て方(CL282FD)

紙パック式のCL282FDは使い捨ての「紙パック」と、繰り返し使える「高機能ダストバッグ」の2種類から選べる。紙パックはカプセル式に比べると集じん容量は少なくなるが、ワンタッチで手を汚さずに簡単に捨てられるため、面倒な水洗いをしたくなかったり、埃の舞い上がりが気になる人は紙パック式を選ぶとよいだろう。高機能ダストバッグは水洗いすることで繰り返し使えるメリットがあるものの、綿埃のようなゴミは簡単には落ちてこないので、ゴミ捨ては手を汚したり、ちょっとした一手間がかかるデメリットも存在する。

サイクロンアタッチメントのゴミの捨て方

FDFCWに付属されているサイクロンアタッチメント(単品注文可)は遠心分離したゴミを水色のダストケースに回収することができる。ダストケースはボタン(2ヶ所)を押せばワンタッチで取り外すことができるため、ごみ捨てが紙パックやカプセルより簡単に行うことが可能。また、ダストケースはジュースの缶のように細くなっており、ゴミ箱の奥に入れながらゴミをゆっくり落とすことができるため、埃が舞い上がりにくい。ダストケースの上部中央に配置されているメッシュフィルターに髪の毛のような長いゴミが絡みつくことがあるが、家庭で使った場合、お手入れは一ヶ月に一回程度で十分だ。もし集じん方式の選び方を失敗したとしても、サイクロンアタッチメントは双方のデメリットを解消するため、サイクロンアタッチメントがあれば、どちらを購入しても後悔しないだろう。
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フィルターのお手入れはどうやるの?

カプセル式のお手入れ方法(CL280FD/CL281FD)

Point●ゴミが一杯になる度にお手入れが必要だと感じた
●高機能フィルターEXに付着した粉じんはブラシで除去できる
●高機能フィルターEXは水洗いできる
●カプセル(ダストカップ)は水洗いできる
●水洗いした高機能フィルターEXは半日で乾く

カプセル式のCL280FDとCL281FDに標準装備されている「高機能フィルターEX」は、「従来フィルター」よりサラッとした生地になっているため、フィルター表面にゴミが付着しにくくなっている。ただし、従来のフィルターより目詰まりしにくいフィルターと言われているが、表面に付着した粉じんはブラシを使用しないと除去できないため、定期的にお手入れが必要となる。

当サイトではお手入れ用のブラシは毛先が細く静電気の発生しない「ダスター刷毛」をおすすめしているが、埃の舞い上がりが気になる場合は他の掃除機にブラシノズルを取り付けて掃除するという方法もおすすめだ。後者は自己責任となるが、弱い吸引モードでお手入れすれば生地や縫い目が傷むことはまずない。

フィルターは水洗いすることも可能なので、汚れや排気が気になったら丸洗いでき安心。家では普段はダスター刷毛で軽くフィルターをお手入れし、月に一度は汚れや排気が気になるのでフィルターを水洗いしている。フィルターは1日もあれば乾くが、少しでも早く乾かしたい場合は風通しのよいところに干したり、扇風機にでも当てておくとすぐに乾く。ちなみに、取扱説明書では1~2ヶ月毎の水洗いを推奨している。

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高機能ダストバッグ式のお手入れ方法(CL282FD)

Point●ゴミが一杯になる度にお手入れが必要だと感じた
●高機能ダストバッグに付着した粉じんをブラシで除去することが難しい
●高機能ダストバッグは水洗いできる
●水洗いしたフィルターは半日で乾く

CL282FDは集じん方式を紙パックと高機能ダストバッグを選ぶことができる。紙パックは使い捨てなのでお手入れは不要だが、紙パックやダストバッグをセットするオレンジ色のバルブステーのスポンジ部にゴミが付着するのでダスター刷毛などのブラシで除去する必要がある。また、紙パックが格納されている箇所にも塵が付着しているので定期的にお手入れしたほうがよいだろう。

同梱されている高機能ダストバッグは高機能フィルターと同じ生地になっており、繰り返し使うことが可能。ただし、ダストバッグに付着した粉じんはブラシで除去することが難しいため、水洗いしないと綺麗にすることができない。自己責任となるが、私はゴミ捨てのたびに水洗いするのが面倒なので、別の掃除機にブラシノズルを取り付けて粉じんを除去している。(弱モード推奨)

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マキタのサイクロンアタッチメントの分解&組立&お手入れ方法(A-68856/A-67169)
●サイクロンアタッチメントのレビュー記事●CL280FD、CL281FD、CL282FDのレビュー記事

サイクロンアタッチメントのお手入れ方法

Point●3つのパーツで構成[アタッチメント][メッシュフィルター][ダストケース]
●3つのパーツは分解して丸い洗することができる
●メッシュフィルターに長いゴミが絡みつきやすい
●メッシュフィルターの付け根にゴミが詰まりやすい
●空気の曲がる部分に粉じんがこびりつきやすい
●水洗いしたアタッチメントは1日で乾く

「FDFCW」に付属されているサイクロンアタッチメントはダストケースの上部に配置されているメッシュフィルターに髪の毛のような長いゴミが絡みついたり、メッシュフィルターの付け根にゴミが詰まったりするため、定期的にお手入れが必要となる。メッシュフィルターはくるっと回せば取り外すことができるため、詰まったゴミも簡単に除去することができる。吸い込んだゴミや掃除の頻度にもよるが、毎日家を掃除した場合は1ヶ月の一度のお手入れでも十分だと感じた。

アタッチメントの空気が曲がる箇所には粉じんが付着しやすく、長く使っていると粉じんがびっしりこびりついてしまい、ブラシでお手入れすることは困難であった。しかし、3つパーツで構成されているサイクロンアタッチメントは、全て分解し水洗いすることができるため、汚れがや排気の臭いが気になった場合は丸洗いすれば、汚れを簡単に除去することができる。頑固にこびりついた粉じんはシャワーなどを使って強い水流を当てて綺麗にするのがおすすめ。

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連続使用時間はどれくらいつかえるの?

モデルCL280FDCL281FDCL282FD
連続運転時間パワフル:なし
強:20分
標準:なし
パワフル:15分
強:20分
標準:50分
パワフル:15分
強:20分
標準:50分

強モードで6畳の部屋を10回掃除できるスタミナ

ざっくりまとめると●「強モード」:6畳の部屋を10回分
●「パワフルモード」:6畳の部屋を7回分
●「標準モード」:6畳の部屋を25回分
●予備バッテリーを用意すれば電池切れの心配なし
※1畳を20秒かけて掃除した場合

マキタの18Vコードレスクリーナーの最大の特長となっているのが、同社の18Vプロ用電動工具にも採用しているリチウムイオンバッテリーを搭載していることだ。新モデルには容量が3.0Ahの(BL1830B)が標準付属されており、一回の充電で「標準:50分」「強:20分」「パワフル:15分」の連続使用が可能となっている。

一般家庭で発生するゴミは強モードの吸引力でもラクに吸い取れるため、たたみ一畳のスペースを20秒間かけて掃除した場合、6畳の部屋を10個分も掃除するをすことができる。このため、チョイ掛け用として目に入ったゴミをサッと掃除するだけでなく、一戸建ての家を丸ごと掃除できるスタミナも持っている。

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予備バッテリーを用意すれば延々と掃除ができる

後述するが電動工具メーカーは充電時間(22分)が早い特長も持っているため、掃除をしている途中で電池切れになっても安心だ。しかしながら、休む間もなくすぐに掃除を開始したい場合は、「予備バッテリー」を用意して交換しながら使うことで延々と連続運転することができる。バッテリーは容量(Ah)によって「運転時間」「充電時間」「重量」「価格」が変わるため、用途にあった容量のタイプを選びたいところ。

ちなみに、標準付属されているバッテリーは「BL1830B」となり、従来モデルに付属されていたBL1830と違い、「残量表示」+「自己故障診断」機能が搭載されている。コンセントがある環境で使用する場合は、予備バッテリーは何個も用意する必要なく、例えばBL1830Bであれば、17分で80%の容量を充電することができるため、交換しながら使えば延々と連続使用することができる。

 

型番電圧容量充電時間
BL181518V1.5Ah15分
BL1815N18V1.5Ah15分
BL182018V2.0Ah24分
BL183018V3.0Ah22分
BL1830B18V3.0Ah22分
BL184018V4.0Ah29分
BL185018V5.0Ah40分
BL1860B18V6.0Ah40分
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バッテリーの残量は分かるの?

従来モデル(CL180FD/CL181FD/CL182FD)のセット品には、容量が3.0Ahの[BL1830]というバッテリーが付属されていた。本体やバッテリーにはバッテリーの容量が分かる機能が搭載されていないため、今どれくらいの残量があるのか把握することができなかった。また、紙パック式のモデル(CL182FD)にだけバッテリーの容量が少なくなるとランプが点灯してお知らせする機能が採用されていたが、ランプが点灯するとすぐに充電が切れてしまうため、焦って掃除をしなければいけなかった。

 

残量表示状態備考
4点灯残量:75~100%
3点灯残量:50~75%
2点灯残量:25~50%
1点灯残量:0~25%
左1点滅充電してください
左右2交互点滅故障しました

新モデルにも同じ容量のバッテリーが付属されているが、マイナーチェンジした[BL1830B]というバッテリーに変更されている。このバッテリーは残容量表示機能が搭載されており、前側にある「確認ボタン」を押すことにより、ランプが点灯し4段階で残量表示してくれるようになった。充電のタイミングが分かるバッテリー残量を確認できるようになったため、「そろそろバッテリーの容量がなくなるな…」と焦りながら掃除をしなくてよくなった。

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充電時間はどれくらいかかるの?

ダイソンより約10倍も早い充電スピード

モデルCL280FDCL281FDCL282FD
連続運転時間パワフル:なし
強:20分
標準:なし
パワフル:15分
強:20分
標準:50分
パワフル:15分
強:20分
標準:50分
充電時間約:22約:22約:22

新モデルの3機種には同社の電動工具と同じ専用の急速充電器「DC18RF」が付属されているため、残量が空になったバッテリーをわずか22分という早さフル充電できる特長を持っている。ダイソンのような高機能タイプの製品は充電時間に3.5時間以上かかってしまうが、マキタであれば途中で充電切れを起こしてもすぐに掃除を開始できるので安心だ。

マキタ(14.4V/18V)の充電器は冷却ファンを搭載しており、電話本体のように大きいため、場所をとったり、充電音が少しうるさい欠点があるものの、充電切れしたときにサッと充電してすぐに掃除が開始できる強みは、プロの現場だけでなく日常使いでも嬉しいポイントとなる。

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充電方法はどのようするの?

本体からバッテリーを取り外して充電器で充電

ざっくりまとめると!●着脱式バッテリーが採用されている
●バッテリーは本機からワンタッチで取り外せる
●充電器にセットしてバッテリーを充電する
●本体の収納場所がコンセント周りに縛られない

マキタの電動工具や前モデルを使用してきた人には説明不要だが、新モデルの3機種は同社が展開する18Vプロ用電動工具と同じバッテリーが使用されている。バッテリーは同社の電動工具と使い回せる特長を持っているため、本体からワンタッチで取り外すことができる「着脱式バッテリー」が採用されている。バッテリーは急速充電器で充電するため、バッテリーの着脱にちょっとした一手間がかかるものの、クリーナー本体の収納場所がコンセント周りに縛られなかったり、前述したように充電時間が早いなどのメリットが存在する。

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充電音は静かになった?騒音値はどれくらい?

充電時間は変わらないのに前モデルよりうるさくなった

ざっくりまとめると!●DC18RC(従来の充電器):44dB
●DC18RF(新しい充電器):59dB
●明らかにファンの音が大きくなった

電動工具と共用できる着脱式バッテリーが採用されているモデルは、充電時間が圧倒的に早いメリットがあるものの、バッテリーを冷却ファンで冷やしながら充電するため、充電音が家電メーカーの製品と比べるとうるさいデメリットも存在する。音がうるさいと言っても、前モデルの騒音値は44dBだったため、充電音が気にならないというユーザーも多くいた。個人的にもTVの音にかき消されるような音なうえ、充電時間も早かったので気にならなかった。

しかし、新モデルに付属されている充電器はDC18RFという新しいモデルに変わっており、充電音の大きさは数値でも体感でもうるさく感じた。隣の部屋でドライヤーを使ってるような音だ。前モデルと充電音を比較しても最大騒音値の差は15dBもあるため、うるさいと感じる人のほうが多いだろう。とはいえ、付属品のバッテリーをフル充電するのに要する時間は22分、モバイル機器を充電するUSB差込口も追加されているため、個人的には妥協できるレベルである。

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充電器のサイズはどれくらいなの?

初めて見た奥様はびっくりする大きさ

色従来モデルとの比較(新)DC18RFのサイズ:190(幅)×156(奥行)×84(高さ)(mm)
(古)DC18RCのサイズ:190(幅)×156(奥行)×84(高さ)(mm)
(新)DC18RFの重さ:0.98kg
(古)DC18RCの重さ:0.83kg

新モデルのセット品には「DC18RF」という新しいモデルの急速充電器が付属されている。従来モデルを購入したときは「DC18RF」が付属されていたが、新モデルと従来モデルの充電器を比較するとサイズや重さに大きな違いは見られなかった。ただし、新モデルの底面にはネジを引っ掛けられるダルマ穴が2箇所あり、充電器を壁に固定することも可能なようだ。その他にUSB機器を充電できるUSB電源端子を1口搭載。

充電器のサイズは190×156×84(mm)となっており、私は昔からマキタの電動工具を使用しているため何も感じないが、初めてマキタ充電式クリーナーを購入した人は充電器の大きさに驚く人が多いようだ。ちなみに家にある電話と比較するとマキタの充電器の方が少し大きく、決してコンパクトとは言えないサイズとなっている。充電器には冷却ファンが搭載されているためこれ以上の小型化は難しいようだ。

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バッテリーの寿命はどれくらいでくるの?

バッテリーの寿命を延ばす方法はあるの?

バッテリーを長持ちさせる基本的なポイント●吸引力が弱くなったと感じたら使用を止めすぐに充電
●フル充電したバッテリーを再度充電しない
●充電は周辺温度10~40℃での範囲で行う
●充電中は冷却が終わるまで充電器から外さない
●半年以上使用しない場合は満充電してから保管

基本的に電動工具メーカーのマニュアルには、バッテリーを長持ちさせるるには上記のようなことが記載されている。一般的にリチウムイオンバッテリーは500回ほどの充電で寿命がくると言われているが、バッテリーの劣化スピードは充放電回数だけでなく、「周辺温度」「過放電」「過充電」の要因も関係しているため、上記のことを守りながら使用すれば電池は長持ちするだろう。

ちなみに自身の体験では付属されているバッテリー(BL1830)は、消費電力の激しい電動工具に使用すると1年、コードレスクリーナーだと2年ほどで寿命がくる。これは毎日バッテリーの容量が空になるまで使用した場合の話なので、掃除機がけする頻度が一週間に2~3回であったり、連続使用時間が短かったり、消費の激しいパワフルモードの使用を控えたりすると寿命は格段に伸びる。

バッテリーの交換方法は?自分でできる?

ざっくりまとめると●使用時間が極端に短くなったらバッテリ交換しよう
●バッテリは外付式タイプだから自身で交換できる
●バッテリはAmazonや楽天市場でも注文できる
●標準付属品のバッテリは[BL1830B]
●使用済みバッテリは捨てずに回収協力店へ

バッテリーはいきなり寿命が来て使えるのではなく、何度も充放電を繰り返していると掃除機を運転できる時間が徐々に減っていく。そして、最後にはバッテリーを満充電してもすぐに充電切れしてしまい使い物にならなくなってしまうのだ。吸引力が弱くなり、使用時間が極端に短くなったタイミングで新しいバッテリーに交換するとよいだろう。

新モデルは着脱式バッテリーが採用されているため、バッテリーの交換は販売店や営業所に持ち運ばなくとも自身で経済的に行える。バッテリーは同社の電動工具(シェア率№1)にも使われているバッテリーなので、比較的入手がしやすくホームセンターやAmazon、楽天市場などでも販売されている。使用済みバッテリーは家電量販店やホームセンターの回収箱、またはマキタの営業所へ持参すると回収してくれる。

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運転音はうるさくない?騒音値はどれくらい?

強モードは周辺に響く不快にな甲高い音が低減!

ざっくりまとめると!●前モデルと比べると高音と振動が低減
●「ブラシレスモーター」で特有の甲高い音が低減
●「エラストマー素材のモーターケース」で振動低減
●「穴あき吸音スポンジ」で騒音低減

マキタの充電式クリーナーと言えば、前モデルから使用しているユーザーにとっては電動工具のような甲高い音がするのは周知の事実である。しかし、最近は同社の様々な電動工具にブラシレスモーターが採用されており、新モデルのクリーナーにも電動工具と同じブラシレスモーターが搭載されたのだ。

この高効率のブラシレスモーターによって向上したのは吸引力だけではない。モーター部で回転する整流子がカーボンブラシと接触しなくなったため、騒音、振動、ノイズが大幅に低減されたのだ。

その他にも騒音や振動の対策が本体内部に施されており、モーターケースをエラストマー(ゴム状の弾性体)素材にしたことにより、モーターの振動や本体と共振していた騒音も低減。

さらには、本体後部の左右にある排気口に「穴あき吸音スポンジ」を配置したことにより騒音が低減されたという。実際に運転音は本体をバケツの中に入れてフタをしたようなこもった音になっている。

個人的に新モデルのスイッチを入れて驚いたのはパワーアップした吸引力だけでない。あの「ブワーーーン!」という耳につく甲高い音が低減されたことだ。前述した低騒音&低振動の対策は騒音計の数値では現れなかったものの、ブラシモーター特有の甲高い音は大幅に低減されている。また、従来モデルよりこもった音で本体と共振していた振動音も大幅に低減していた。新規で使う人はどう感じるか分からないが、前モデルからの乗り換えるユーザーは私と同じように音を聞くとニヤけるだろう。
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重量はどれくらいなの?軽い?重たい?

※本体以外の質量は当サイトで測定した数値

モデルCL280FDCL281FDCL282FD
本体重量904g897g943g
バッテリー
BL1830B
609g609g609g
ストレートパイプ(長)
サッシノズル含
114g114g114g
床用ヘッド137g137g137g
ストレートパイプ(短)
FDFCWに付属
92g92g92g
サイクロンアタッチメント
FDFCWに付属
377g377g377g
各モデルの重量●CL280FDRFWの重さ:(1,764g)
●CL280FDFCWの重さ:(2,119g)
■CL281FDRFWの重さ:(1,757g)
■CL281FDFCWの重さ:(2,112g)
▲CL282FDRFWの重さ:(1,803g)
▲CL282FDFCWの重さ:(2,158g)

本体にバッテリー・延長管・床用ヘッドを取り付けた重量は2kg以下なので、大手家電メーカーが販売している高機能タイプの製品に比べると軽い部類にはいる。しかし、重量や体感でも力の弱い女性が持てる軽さではあるものの、ハンドルの下に重たいバッテリーを装着しているため、使用時間が長くなってくると手や腕がだるくなってくることも。このため掃除をする範囲やヘッドを上げ下げする回数によって評価は分かれる。

例えば、わたしの場合だと1階の部屋(6帖×2)と廊下を掃除してもなにも感じないが、そのまま階段と2階の部屋を続けて掃除すると途中で腕がだるくなってくる。筋トレと思って掃除をつづけるので個人的には苦痛ではないが、さらに力の弱い女性や年配の方だと広範囲の掃除は少々きつく感じることだろう。解決策は吸引力を妥協して軽い10.8Vシリーズのモデルを選ぶか、本体と充電器を単品で購入して軽いタイプのバッテリー(BL1815N)を取り付けるかである。

ちなみに、セット品のFDFCWに付属されている「サイクロンアタッチメント」と「ストレートパイプ360」を取り付けると重量は約2kgとなる。重量が216g(卵3個分)重たくなるデメリットはあるものの、フィルターのお手入れが大幅に低減したり、ゴミ捨てが簡単になるメリットは個人的に大きいので、わたしは床の掃除をするときはいつも装着して使用している。

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収納方法はどのようにするの?立てかけられる?

ざっくりまとめると!●本体後部にストラップがついている
●フックなどにストラップを引っ掛けて収納できる
●クリーナースタンドを使用すれば好きな場所に設置できる

新モデルには従来モデルと同じように本体後部にストラップがついているため、壁にフックなどを取り付けられば立てかけて収納することができる。また、本体からストレートパイプを取り外すことも出来るため、コンパクトに分割して押入れやクローゼットに収納することも可能。

コードレスクリーナーを好きな場所に立てかけて、サッと取り出したい場合は「クリーナースタンド」が最適だ。スタンドは床に据え置くタイプのため、壁に穴を開けずとも好きな場所に立てかけて収納することが可能。マキタからも2つスタンドが販売されているが、価格を抑えたい場合は他社の安価なスタンドを流用するといいだろう。

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床以外の掃除はできないの?

カスタム次第で幅広い掃除ができる

基本的にマキタの充電式クリーナーは「床用ヘッド」と「サッシノズル」しか標準付属されていないため、付属されているツールでは床以外の掃除は不向きである。しかし、これまでマキタから出ているアタッチメント(別販売品)は、新モデルにも使い回すことができるため、床から、ソファー、ベッド、布団、車内まで幅広く掃除をしたいのであれば是非揃えておきたい。

個人的におすすめしたい使用頻度の高いアタッチメントは「ラウンドブラシ」だ。ノズルの先端に柔らかいブラシが搭載されており、これひとつで家具や家電に付着した塵や埃を傷つけずに除去することができる。また、空気清浄機のフィルターやキーボードのような入り組んだ場所の掃除にも最適である。

その他に最近発売された「シートノズル」もおすすめだ。用途は自動車内のシート掃除用として販売されているが、吸込口の前後にはエチケットブラシが搭載されており、ダイソンのフトンツールのような設計になっているため、布団、マットレス、ソファーといった寝具や布製品の掃除にも適している。

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