ダイソン専用スタンドを選ぶポイント
クリーナースタンドを使うメリット
ダイソンの掃除機を立てかけて省スペースに収納したい
●アクセサリも収納できる
●省スペースに収納できる
人気のダイソンのコードレス掃除機を購入したものの、「壁に穴を開けられないから、CMや広告のようにスタイリッシュに立てかけて収納することができない…」そんな悩みを持っている人のために、ダイソンを立てかけて収納することができるおすすめの「壁掛けタイプ」と「立ち置きタイプ」のスタンドをまとめみた。
ダイソンの各シリーズに付属されている収納用ブラケットは、壁にネジ止めするために開けられた2箇所の穴が同じ場所にあるので、ここで紹介している大型タイプのスタンドは、2018年までに発売されているモデル(V11/V10/V8/V7/V6/DC74/DC62/DC61/DC59/DC58/DC31/DC34/DC35/DC44/DC45/DC30)にも対応しています。
ダイソンの収納用ブラケットは壁にネジ止めする必要があり…
ダイソンのスティック型コードレスクリーナーを購入したものの、CMのようにスタイリッシュに部屋に収納できずに困っている人も多いのではないだろうか。実はダイソンのコードレス掃除機を壁に立てかけて収納するには、付属されている「収納用ブラケット」を壁にネジ止めする必要があるのだ。そのため、壁に穴を開けられない賃貸住宅や躊躇なく穴を開けられない新築では、本体を壁に立てかけて収納することが難しい。
日本で馴染み深いキャニスター型掃除機は押入れやクローゼットなどの見えない場所に収納されていたが、せっかく目についたゴミをサッと掃除ができるコードレス掃除機を購入したのだから、素早く掃除が開始できるように壁に立てかけて収納したいところだ。また、収納用ブラケットを使用すれば、本体の収納と同時にわざわざ充電アダプターを差し込まなくても充電できるメリットも存在するので是非利用したい。
V10の純正スタンドを探してるならフロアドック
V10専用充電スタンド「フロアドック」968923-91
●現在「直営オンラインストア」で20%OFF(28日まで)
2018年6月にダイソンの公式オンラインストアでDyson Cyclone V10 [SV12 FF OLB]というモデルが新たに追加された。このモデルは直販限定のモデルとなり、ソフトローラークリーナーヘッドが標準装備されたV10に「専用ツール全て」と「フロアドック」が付属されている。
付属されている「フロアドック」は、ダイソンV10の本体と延長管を充電しながら収納できるだけでなく、V10に装着できる現行の専用ツール(アクセサリ)をすべて収納することも可能となっている。2018年6月に登場した専用スタンドなので存在を知らない人も多いことだろう。
実はフロアドック「V12DOK(968923-91)」は家電量販店で単品販売されており、ハードブラシ付きで定価17,000円(税抜)で販売されている。まだ出たばかりでネット通販では見かけないが、今後、アマゾン、楽天市場などのモールで販売するショップも増えるかもしれない。
スタンド付きモデルを探してるならV11シリーズ
V11シリーズの3機種に「充電ドック」付きモデルが登場
●Dyson V11 Fluffy+
●Dyson V11 Absolute
●Dyson V11 Absolutepro
2019年にダイソンから発売されたV11シリーズには、掃除機本体を立てかけて収納+充電ができるV11専用充電ドック付きモデルがラインナップ。まだ、ダイソンのスティックコードレスクリーナーを購入しておらず、ダイソン純正のスタンドが欲しい場合は前述したV10シリーズの「フロアドック付きモデル」か、V11シリーズの「充電ドック付きモデル」がおすすめである。ただし、どちらも比較的新しいモデルとなるため、スタンド付きのモデルは割高なものが多い。このため、少しでも予算を抑えたい場合は、価格の安いモデルに後述するクリーナースタンドの併用がおすすめである。
収納用ブラケットが固定できる「ダイソン専用クリーナースタンド」おすすめ
●アクセサリを収納できる
●安定感があり倒れにくい
●価格が小型のタイプに比べると割高
収納用ブラケットが固定できる「壁掛けタイプのスタンド」は、収納すると同時に充電ができるため、充電するたびにわざわざ充電アダプターのプラグを本機に差し込む手間がはぶけるメリットがある。また、重量があり台座がしっかりしているので、ちょっとぶつかったくらいでは倒れない安定力。その他に、ダイソンに付属されている専用ツール(アクセサリ)を収納することができるメリットも存在する。
山崎実業株式会社のコードレスクリナースタンド(Plateシリーズ)
●Absolute対応のスタンドを探してる
現在、わたしの一番のおすすめが山崎実業株式会社が販売しているPlateシリーズのコードレスクリナースタンドだ。おすすめの理由は価格が4,000円台と比較的リーズナブルなことだけではない。この安さで専用ツール(アタッチメント)が収納できるスペースが設けられていることと、台座にモーターヘッドを2つ収納できるため、ヘッドが2つ付属されているAbsoluteにも対応していること。さらに収納用ブラケットにセットしたコードをどこからでも通せるフレームタイプになっているため、新しいモデルに買い替えてもそのままつかい回せるメリットも。
●対応機種:全機種対応(※V6以前に付属されているアタッチメントは収納不可)
※V10/V11不適合という口コミが散見されるが収納可能。またメーカー(ダイソン)によるとヘッドは床につけて収納しても問題ないとのこと。
株式会社コスパクリーエションのSTANNA(スタンナ)
●Absolute対応したスタンドを探してる
木製品ならコスパクリーエションから販売されているSTANNAをおすすめする。ストラップを引っ掛けられるフックも付属されているので、背板の前面にフックを付ければマキタなどの電動工具メーカーのローエンド機もストラップに引っ掛けて収納することが可能。また、収納スペースを前後に組みかえることができるので、ダイソン以外の製品に乗り換えた場合もそのまま再利用するできるメリットも。色は4種類用意されてており、写真の色はナチュラルな「オークホワイト」。
ネジ止めする箇所が多いため、組み立てに30分ほどかかったものの、前面には付属ノズルなどを収納するスペースがあるのは嬉しい。このスペースには、はみ出てしまうものの床用モーターヘッドも収納できるのでAbsoluteにも最適。また、類似商品の価格は1万円前後と高額なものの、この商品は楽天やアマゾンに出店しているショップから約5千円で購入できるので経済的。収納用ブラケットを固定できるスタンドの中で、比較的安価な価格で購入できるうえに、各メーカーの製品にも使用できるのはうれしい。
●対応機種:ダイソン全機種対応(DC35~V11)
株式会社ナカムラのクリーナースタンド(WALLシリーズ)
●着脱時に揺れないスタンドを探してる
●ロボット掃除機も収納したい
現在、人気となっているスティックタイプのコードレス掃除機は、キャニスター掃除機の代わりになりうるレベルの製品も多く、メイン掃除機として使用している家庭が増えてきている。しかし、家を綺麗にするために海を渡ってきた黒船は、手軽にゴミを掃除できるスティッククリーナーだけではない。人の代わりに自動で掃除をしてくれるルンバ(ロボット掃除機)なども人気となっている。そのため、普段の部屋の掃除はルンバに任せて、ルンバが苦手な場所や目についたゴミをサッとコードレス掃除機で掃除をする家庭も増えてきている。
そんなコードレス掃除機とロボット掃除機を組み合わせて掃除をしている家庭におすすめが株式会社ナカムラが販売しているWALLシリーズのするスタンドがだ。なぜなら、このスタンドは他の製品と違い、コードレス掃除機とロボット掃除機を同じスペースに収納することができるからだ。さらに別販売品の専用棚板を背面に取り付ければ、各専用ノズルや床用モーターヘッドを収納することができるので、専用ノズルがたくさん付属されているモデルや、モーターヘッドが2つ標準付属されているAbsoluteを使っているユーザーにも最適である。
●対応機種:(DC35~V11)
若井産業(WAKAI)のディアウォール
●微動だにしない高い安定力を求めてる
●対応機種:(DC35~V11)
クリーナー専用スタンドではないが、天井がある部屋ならどこにでも簡単に柱を突っ張れる「ディアウォール」を利用すれば、ダイソンのような重心が上にあるハンディタイプのスティック型コードレス掃除機を低価格かつ高い安定力で壁に立てかけて収納することができる。
ディアウォールに差し込む木材はホームセンターで販売されている安価な2×4材(幅89mm×厚み38mm)を使用する。そのため、最もリーズナブルな価格+省スペースにスティック機を収納できることから、ディアウォールを使ってダイソンを収納するユーザーも多く存在する。
●対応機種:ダイソン全機種対応(DC35~V10)
収納用ブラケットを使用しないスタンドのまとめ
●ぶつかると倒れやすいため部屋の隅にしか設置できない
●充電時に充電アダプタを本体に差し込む一手間がかかる
●専用ツール(アクセサリ)を収納できない
収納用ブラケットを固定できない「立ち置きタイプのスタンド」は、基本的に台座の前面にあるストッパーに床用ヘッドを引っ掛け、ハンガー部分に延長管をもたれかかせる仕組みになっているので、手軽に立てかけて収納したり、掃除をサッと開始することができる。価格は大型のタイプに比べるとリーズナブルな価格が多く、3,000円前後の商品が多い。
手軽に収納できるメリットがあるものの、台座の幅が狭く重量も軽いため、体が軽くぶつかっただけで倒れやすいデメリットが存在する。そのため、部屋の隅や家具と家具との間のような狭い場所にしか設置ができない。その他に、専用ツールを収納できない、充電する際は充電アダプターのプラグを本体に差し込無というちょっとした一手間がかかる欠点も。
山崎実業(YAMAZAKI)のタワー&プレート
このタイプのシンプルなスタンドは2016年以前から販売されていたが、マキタのような延長管が細い電動工具メーカー専用だったため、ダイソンのように延長管の直径が太いハイエンド機に使用することはできなかった。そこで、新しく登場したのがハイエンド機にも対応した山崎実業のクリーナースタンドだ。シリーズは「Tower」と「Plate」の2種類があり、「Tower」の接合部が溶接されている完成品、「Plate」の接合部はネジ止めが必要な組立品となっている。誰でも数分で組み立ててるので、価格が安い「Plate」を選んだほうがお買い得である。
TOWERは強くぶつかるとすぐに倒れてしまいそうなほど弱い安定力なので、部屋の隅や家具のあいだのような狭い場所にしか設置できないものの、約1,500円ほどで買えるほど低価格なうえ、A4ノートより小さいスペースに収まるほどコンパクト。とにかくリーズナブルにダイソンを立てかけて収納したい人におすすめのスタンドである。
このスタンドのハンガー部分は直径4cmの延長管に対応しているため、マキタのようなローエンド機からダイソンのような延長管が太いハイエンド機にも対応している。しかし、ヘッドの奥行きが18cm以内の製品にしか対応していないため、ヘッドの後部に大きな車輪が付いていない「ソフトローラークリナーヘッド」を搭載したDC74/V6/V7/V8/V10シリーズのFLUFFYにしか使用ができなかった。(他のヘッドを搭載したモデルにも使用可能だが、後部の車輪がフレームにぶつかるため不安定になる。)
幅15×奥行き18×高さ38
▼対応サイズ
延長管直径:約4cm以内
延長管の長さ(ヘッド装着時):38cm以上
床用ヘッド:幅:15cm以上、奥行き:約18cm以内
株式会社伸晃BKCSシリーズ
Belca(BKCSシリーズ)のスタンドは、延長管をもたれかけさせるハンガー部分の高さを調整することができるので、ハンガーの高さをダストカップのギリギリまで上げることで高い安定力を得られた。また、台座が床に接地する面積が広く、少し当たった程度では倒れることはないので、高い安定力を求めるなら山崎実業のスタンドより、こちらのほうがおすすめである。
ただし、このスタンドもヘッドの奥行きが約13cm以内のクリーナーにしか対応していないため、ヘッドの奥行きが狭い「ソフトローラークリナーヘッド」を標準装備しているV6/V8/DC74シリーズのFLUFFYモデルにしか使用ができないので注意が必要だ。(他のヘッドを搭載したモデルにも使用可能だが、後部の車輪がフレームにぶつかるためやや安定性にが欠ける。)
幅22×奥行き28×高さ50~80
▼対応サイズ
延長管直径:約6cm以内
延長管の長さ(ヘッド込み):約●cm以上
ヘッド:奥行き:約13cm以内
おすすめから外したスタンド一覧
ダイソン コードレスクリーナー 壁掛け収納 スタンド
このスタンドはわたしが初めて購入したダイソン専用スタンドだ。ダークブラウン、ホワイト、木目ブラック、木目ホワイトの4色が用意されており、写真の色は木目ブラック。3つの部材で構成されているため、ドライバー1本で10分もあれば、誰でも組み立てることができるほど簡単な構造になっている。1000円のカラーボックスに貼られてるすぐ剥がれそうなプリント紙とは違い、表面高度の高いメランミ紙が貼られているため高級感がある。あらかじめダイソンの収納用ブラケットがネジ止めできるように下穴が開けられているため、ブラケットの位置決めも簡単に行えた。
私が購入した時の価格は7,980円だったので、当初売れないだろうと思っていたが、この商品が販売されていた年(2016年初旬)は、まだ、ダイソン専用のスタンドがあまり販売されていないこともあり、売れ行きはそこそこよく、途中で新しい色も追加されたほど。また、最新のダイソンの製品を購入するユーザーは、所得が高い層が多いのか、7,980円のスタンドごときでは動じないのかもしれない。ただ、この手の組み立て家具の価格や、専用ノズルを収納できないことを考えると割高に感じる。
アマゾンでレビュー数がたくさんついているのは、いち早くダイソン専用のスタンドを販売したからである。現在はこのスタンドより価格が安く、収納性の高い商品が販売されているのでおすすめから外した。
株式会社伸晃:(ビッグカメラグループオリジナル)BKCSD
株式会社伸晃(ベルカ事業部)が販売しているスタンドはスチール製となっているので、木目調のデザインが嫌いな人や、金属製のものを探している人におすすめのスタンドだ。色はブラウン・ネイビー・ホワイト・レッドの4色が用意されており、写真のものはブラウン。背面には専用ノズルを収納できる棚が4コ配置されているので付属品が多いモデルにおすすめ。(床用モーターヘッドは収納できない)。
一見組み立て方が難儀に見えたものの、土台とフレーム自体は説明書を見ずに5~10分ほどで組み立てることができた。ただし、背面に棚を4コ取り付けないといけないので、棚のネジ止めと保護テープの貼り付けに少し時間がかかってしまった。他のスタンドと違い後ろの壁が見えるためコードを隠すことはできないが、コードホルダーが付属されているので、コードをフレームに綺麗にまとめることができる。
さすが家電量販店(ビッグカメラ)オリジナルだけあって、アクセサリとダイソン本体を収納できるスタンドを需要を察知したスピードは早かった。しかし、現在は同じフレームタイプの山崎実業のスタンド(3559)のほうが2,000円ほど安価なのでおすすめから外した。ただし、「3559」はV6以前のモデルのアクセサリがうまく収納できないので、古いモデルを使っていて予算に余裕があるのであれば「BKCSD」もおすすめである。
ダイソンにギタースタンドをおすすめしない理由
ダイソンの収納に安価なギタースタンドをおすすめしているサイトや雑誌が散見される。アマゾンや楽天市場での口コミの評価も高い。この収納方法はダイソン専用のスタンドが市場に出回ってない頃に流行ったもので、わたしも実際にギタースタンドを利用してダイソンやマキタのクリーナーを立てかけて収納をしたことがあるが、個人的におすすめできるものではない。
なぜなら、土台となる部分が足の短い三脚+質量が軽いのでちょっとぶつかっただけで倒れる不安定なことと、三脚を広げた幅が約50cm以上もあるので専用スタンドに比べると省スペースに収納できないからだ。また、最近は収納用ブラケットを固定できるタイプも販売されているが、毎回本体を着脱するときに足が浮いて苦労するはずである。予算を抑えたいのであれば2倍も安い「ディアウォール」のほうがおすすめである。