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RACTIVE Airの「EC-AR2S/EC-AR2SX」の実機レビュー

RACTIVE Air(EC-AR2S/EC-AR2SX)の特徴

「RACTIVE Air(ラクティブ エア)」<EC-AR2S/EC-AR2SX>の口コミレビュー

業界一の軽さに便利機能が追加されたRACTIVE Air(第2弾登場)

新しいRACTIVE Airの特長●バッテリーを含む本体重量が(1.1kg)という軽さ
●延長管に軽くて上部な「ドライカーボン素材」を採用
●充電時間(80分)が早い「急速充電器」を採用している
●着脱式バッテリーだから「予備バッテリー」を用意できる
●軽い力でヘッドが進む「自走パワーアアシスト」を採用
●ノズル交換が不要な「スグトルブラシ」搭載 NEW
●吸引性能30%アップした「フルパワーモード」搭載 NEW
●床の種類に合わせて吸引モードが変わる「自動モード」搭載 NEW
●微細な汚れを絡め取る「極細ループから拭きブラシ」搭載 NEW
●批判レビューが多かった「うるさい運転音」が軽減 NEW

シャープはコードレススティック掃除機「RACTIVE Air(ラクティブエア)」シリーズ第2弾目となるモデル(EC-AR2SX/EC-AR2S)の2機種を2018年3月15日に発売した。

RACTIVE Airの最大の特長は、国内の大手家電メーカーが販売しているハイエンド機の中で最軽量1.1kg。延長管には軽くて丈夫な「ドライカーボン」を採用するほど愚直に軽さを徹底追求している。また、バッテリーを交換しながら使える「着脱式バッテリー」を採用しており、予備バッテリーがあれば充電切れの心配がないうえ、「急速充電器」で驚異的なスピード(80分)でフル充電できるのも競合にない強みだ。

新モデルの吸引モードには、新たに吸引性能が30%アップした「フルパワーモード」が追加された。さらに、ヘッドのブラシにも微細な汚れを絡め取る「極細ループかる拭きブラシ」を採用。さらには、立ったままの姿勢でヘッドを簡単着脱でき、ノズルを付け替えることなく狭い場所の掃除ができる「スグトルブラシ」を搭載。軽い操作性に加え、ゴミが溜まりやすい場所も快適に掃除ができる便利機能が備わった。

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「RACTIVE Air(ラクティブ エア)」<EC-AR2S/EC-AR2SX>のカラー

「カラー(色)」はどれだけ用意されているの?

早見ポイント●「EC-AR2S」は「ピンク系」と「バイオレット系」
●ピンク系の型番「EC-AR2S-P」
●バイオレット系の型番「EC-AR2S-V」
○「EC-AR2SX」は「ピンク系」と「ゴールド系」
○「ピンク系」の型番「EC-AR2SX-P」
○「ゴールド系」の型番「EC-AR2SX-N」

RACTIVE Airの2018年モデルは「EC-AR2S」「EC-AR2SX」の2機種がラインアップ。どちらのモデルも2色のカラーが用意されており、本体とヘッドの色に違いがある。EC-AR2Sが「ピンク系」と「バイオレット系」、EC-AR2SXが「ピンク系」と「ゴールド系」から選ぶことができる。各モデルの違いは下で詳しく説明

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「EC-AR2S」と「EC-AR2SX」違いはなに?

ざっくりまとめると●違いは本体色と付属品の有無
●本体とヘッドの仕様は同じのため吸引力は同等
●床のみの掃除であればEC-AR2Sのほうがお買い得
●布団や家具の狭い隙間を掃除する場合はEC-AR2SX
●運転時間を重視する場合はバッテリー2個付きのEC-AR2SX
●バッテリーは単品販売されてるため買い足し可能

基本的に大手家電メーカーのスティックコードレスクリーナーは、アタッチメントが豊富な「上位モデル」と、最低限のアタッチメントを付属した「下位モデル」の2種類をラインアップしているメーカーが多い。シャープのRACTIVE Airも付属品が豊富な「EC-AR2SX」と付属品が少ない「EC-AR2S」の2機種が用意されている。

双方の違いは付属品や本体カラーに違いがあるのみで、「本体」「バッテリー」「モーターヘッド」のスペックは同じとなるため、フロアのみの掃除であれば価格が安い「EC-AR2S」。フロアだけでなく、家具下や家具と壁との狭い隙間や布団や毛布などの寝具も掃除したい場合は、「タテヨコ曲がるすき間ノズル」やふとん掃除パワーヘッドが同梱されている「EC-AR2SX」を迷わず選びたい。

また、「EC-AR2SX」は着脱式バッテリーが2個付属されており、連続運転時間が「EC-AR2S」の2倍となるため、連続運転時間を重視したい場合は「EC-AR2SX」のほうがおすすめである。ただし、バッテリー(BY-5SB)は単品販売されており、Amazonや楽天市場などもで入手できるため、予算を抑えたい場合は「EC-AR2S」と単品販売されているバッテリーを注文したほうが経済的である。

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新機能「スグトルブラシ」ってなんぞや?

ざっくりまとめると●立ったままヘッドを着脱できるから腰に負担がかからない
●ヘッドを外すと掃除ブラシに早変わりするからノズルの着脱不要
●部屋の隅や壁際の狭い場所の掃除に最適
●敷居や巾木のような凸凹した場所の掃除に最適
●机・棚の上などの掃除に最適
●手の届かない高い場所の掃除に最適

新モデルは、2016年に発売されたRACTIVE Airシリーズの一号機「EC-A1R」には付属されていなかったアタッチメントや新機能がいくつか追加されているが、最大の特長は延長パイプの先端にワンタッチで切り替えられる「スグトルブラシ」を搭載していることと言っても過言ではないだろう。

新モデルは従来モデルと違い、立ったままワンタッチでモーターヘッドを取り外すことができると同時に、パイプ先端が掃除ブラシに切り換わるのだ。さらに、取り外したヘッドの差込口は倒れずに自立した状態を保つ「待っててパイプ」構造を採用。ブラシ掃除が終わっても立ったままヘッドを装着し直し床掃除を再開できる。

この便利な機構とスグトルブラシにより、腰を曲げてかがみこんだり、手を延ばしたりする動作なしで掃除ノズルに切り替えられるため、前モデル(EC-A1RX)のノズル着脱動作と比べると肺活量が約60%軽減されるという。スグトルブラシは最も使用頻度が高い吸込口にブラシがついたノズルなので、腰の曲げ伸ばしが辛い腰痛持ちの人にも嬉しい。

スグトルブラシと親子ノズルの違い

スグトルブラシと親子ノズルの違いパナソニックのキャニスター掃除機に採用されている「親子ノズル」を経験したことがある人にとって、今回追加された「スグトルブラシ」と「待っててパイプ」は嬉しいポイントとなる。ちなみに、同年(2018年)にパナソニックから発売されたスティックコードレスクリーナー「MC-SBU620J/MC-SBU820J」にはキャニスター型と同じ「親子ノズル」が採用されている。「スグトルブラシ」は延長パイプにあるパイプレバーを引きながら、ヘッドを足で押さえてから取り外す必要があるが、「親子ノズル」はヘッドのペダルを踏むだけで取り外せるため、余計な動作が1つ加わっているスグトルブラシのほうがちょっとした一手間がかかる。ただし、スグトルブラシは部屋の隅や壁際のような狭い場所だけでなく、机や棚の上や高い場所の掃除もできるので、親子ノズルより掃除できる場所が広がる利点もある。
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新機能「フルパワーモード」とはなんぞや?

ざっくりまとめると●モーターの能力を最大限に引き出すモード
●前モデルの強モードより吸引性能30%アップ
●部屋の壁際やカーペット奥などゴミが溜まる場所に最適
●ボタンを1秒以上押すと「フルパワーモード」ON
●フルパワーモードは(5秒間)しか継続しない

前モデル(EC-A1RX)は吸引モードが「標準モード」と「強モード」の2段階の切り替えが可能だったが、新モデルでは吸引モードは「弱モード」「強モード」「自動モード」「フルパワーモード」の4段階に増えた。

特に気になる「フルパワーモデル」は前モデルの「強モード」の1.3倍の吸引性能があり、部屋の隅や壁際に溜まったゴミから、カーペットの奥に入り込んだ微細なゴミなど、特に汚れが気になる場所での使用に最適だ。ただし、フルパワーモードは5秒間しか使用できないため、広範囲の掃除には向かない。

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新機能「自動モード」とはなんぞや?

ざっくりまとめると●床の種類に合わせて吸引力を自動コントロール
●フローリングや畳では吸引力が弱くなる
●カーペットやラグでは吸引力が強くなる
●自動モードの運転時間は最長約20分
●節電効果があり効率的に掃除ができる

新モデルは前モデル(EC-A1RX)には無かった「自動モード」も搭載された。

自動モードとは床の種類に合わせて吸引力が自動で変わる機能が搭載されており、電力の無駄を抑え効率的に掃除ができる。このため、家中を掃除した際に「強モード」の運転時間で終わらない場合は、節電効果の高い「自動モード」で掃除をするとよいだろう。

なお、ブラシにかかる負荷で床を判別しているため、自動モード中に吸引力がひんぱんに変わる場合は、センサー感度を変更することができる(説明書29P参照)。

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新ブラシ「極細ループから拭きブラシ」とはなんぞや?

ざっくりまとめると●メガネ拭きにも使用される極細繊維をループ状に加工したブラシ
●フローリング表面の汚れを拭き取る乾拭き効果がある
●フローリング表面に付着した菌を99%除去できる

新モデルは、前モデル(EC-A1RX)のモーターヘッドに採用されていたフローリング表面の汚れを拭き取る「床みがきブラシ」の代わりに、「極細ループから拭きブラシ」を採用した。

「極細ループから拭きブラシ」はメガネ拭きにも使用される、東レ株式会社の超極細繊維をループ状に加工したブラシ。フローリングの汚れを絡め取るだけでなく、微細な菌まで拭き取るという。乾拭き効果のあるブラシで床がピカピカになることから、よだれを垂らしたり、食べこぼしをする小さいお子様や、室内でペットと住まいの家庭には嬉しい。

株式ビオスタの試験結果では、床面の状況により拭き掃除の効果は異なるものの、木材の上に塗布した菌(クロコウジカビ)を強モードで1往復させただけで99%以上除去。

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重量はどれくらい?本当に軽いの?

ざっくりまとめると●本体の重量:1055g
●床用ヘッドの重量:343g
●延長パイプの重量:123g
●合計重量:約1.5kg
●モーターヘッドを搭載したハイエンド機の中で一番軽い

シャープのRACTIVE Airは業界最軽量と謳っていることから、どれくらい軽いのか気になっている人も多いのではないだろうか。当サイトではスティックコードレスクリーナーは「ローエンド機」と「ハイエンド機」の2種類に大別しており、18V以上のバッテリーとモーター駆動の回転ブラシ付きパワーヘッドを搭載している製品をハイエンド機として紹介している。シャープのRACTIVE Airは18Vのバッテリーとパワーヘッドを搭載しているため、ハイエンド機の製品と位置づけている。

RACTIVE Airはハイエンド機の中でもバッテリーの電圧が低い部類に入るため、吸引力にウェイトを置いているダイソン・日立・パナソニックなどのメーカーに比べるとパワーは劣ってしまう。しかし、各パーツの質量を比べると、どのメーカーのハイエンド機よりも圧倒的に軽いものとなっている。その軽さは”軽い操作性”にウェイトを置いている東芝のトルネオVコードレスを凌駕するレベルなことから、シャープが謳う「業界最軽量」というパワーワードは嘘ではなさそうだ。

実際にバッテリーを取り付けた本体を測ってみると重量は1,055g。この重さは、1000mlの牛乳が入った牛乳パックとほぼ同じ重さである。本体重量だけを比べると軽くて人気のあるマキタのCL107FDより軽く、長時間掃除をしても他のハイエンド機のように手が疲れにくい。さらに、軽くて丈夫なドライカーボン素材を採用した延長パイプと、コンパクトなヘッドの重さは、ジャパネットたかたがよく軽いコードレス掃除機と紹介しているトルネオVより軽く、家中にある段差をまたぐ際も軽い力でヘッドの上げ下げができる。

軽いコードレスクリーナー

2018年に発売されたハイエンド機の中から軽さ重視で選ぶなら、迷わずEC-AR2S/EC-AR2SXで決まりだろう。吸引力では他社には劣っているものの、毎日家庭のフロアに発生するゴミのほとんどはラクティブエアで吸引できるので妥協できる。我が家でも目についたゴミを掃除したり、毎日の掃除は重量の軽いマキタやラクティブエアに手に取る人が多い。軽さだけでなく吸引力の持続力も重視したいなら、少し重たくなるが2段式構造のサイクロンシステムを採用したトルネオVコードレス(VC-CL1500/VC-CL500)もおすすめだ。
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吸引力や集じん力はどのくらい強いの?

シャープが展開しているFREEDやRACTIVE Airは18Vのバッテリーを採用しているため、ハイエンドタイプの製品を販売しているメーカーの中では吸引力が弱い部類となっている。基本的に電圧が高いバッテリーを採用している製品のほうが吸引力は強く、例えば、同年に発売されたパナソニック(MC-SBU820J)は28.8V、ダイソン(V10)は25.2V、日立(PV-BFH900)は21.6Vとなっており、体感でも電圧の高い製品のほうが吸引力は強い。

ただし、吸引力の指標となる吸込仕事率が高いからと言って多くのゴミを除去できるとは限らず、ヘッドの設計・性能や集じん方式によってゴミの除去率は大きく変わる。また、吸引性能が低くても、ゴミを浮き上がらせる回転ブラシを搭載したモーターヘッドを採用しているモデルは、ゴミの除去率が吸引力が強いモデルと変わらないこともあるのだ。(ゴミや床の種類による)。

RACTIVE Airは軽さにウェイトを置いているため、初代モデルからバッテリーの電圧を18V以上に変更しない姿勢をとっており、延長パイプの内径を細く絞り吸気風を高速化するなど、なるべく吸引力を落とさない努力をしている。また新モデルでは、新採用された大風最高圧モーターの性能を最大限まで引き出す「フルパワーモード」を新搭載、壁際の細かなゴミや絨毯の奥に入り込んだゴミをしっかり吸引できるという。

吸引力の評価は吸い取るゴミや床の種類によって評価が変わるため、当サイトでは家庭で発生する色々なゴミをダストカップが一杯になる量を吸わせて分かりやすく解説。

RACTIVE Air<EC-AR2S/EC-AR2SX>ゴミの吸引(オガクズ)

オガクズを吸引した感想Youtube アイコン0:00
フローリングに散布したオガクズは1ストロークで完璧に吸引できた。ヘッドが通った後はスパッとゴミが取れていて気持ちがいいほど。オガクズは直径1~3mmほどの大きさだが、このくらいの小さなゴミでも吸引力が低下することなくダストカップが一杯になるまで吸引することができた。ただし、オガクズの中には1mm以下の大きさのゴミも存在し、そのような粉じんはダストカップ内で捕集されずフィルターまで到達していた。

RACTIVE Air<EC-AR2S/EC-AR2SX>ゴミの吸引(木材の切り屑)

木材の切り屑を吸引した感想Youtube アイコン0:57
フローリングに落ちている木材の切り屑は1ストロークでほぼ吸引することができた。壁際では取り残しが発生することもあったが、2~3往復させればきちんと吸引できたので問題とは感じなかった。木材の切り屑の大きさは5~10mmほどなので、ダストカップ内で全て遠心分離。ダストカップ中央に配置されている筒型フィルターの網目をくぐり抜けることはできないので、フィルターが目詰まりすることなくダストカップが一杯になるまで吸引することができた。

RACTIVE Air<EC-AR2S/EC-AR2SX>ゴミの吸引(シュレッダーにかけた紙くず)

シュレッダーにかけた紙を吸引した感想Youtube アイコン2:13
シュレッダーにかけた紙くずは、1往復で吸い込める吸引力や集じん力を備えているものの、量が多かったり重なっていたりすると、回転ブラシの部分で空回りしたり、ヘッドの前面で押し出したりして、取りこぼす現象が発生した。このため、何度かヘッドを前後に往復させる必要があった。また、木材の切り屑やシュレッダーにかけた紙くずのような軽いゴミは、何層にも重なっていたりすると回転ブラシ付きのヘッドでは効率よく吸引できないが、新採用された「スグトルブラシ」を使えばノズルを着脱する手間をかけることなく簡単に吸引することができた。

RACTIVE Air<EC-AR2S/EC-AR2SX>ゴミの吸引(米粒)

米つぶを吸引した感想Youtube アイコン3:53
フローリングに落ちている米粒は量にかかわらず回転ブラシで弾き飛ばしてしまった。勢いよく四方八方に弾き飛ばして後片付けが大変になるので、ヘッドを前後に動かすことなく検証を途中で中断。また、米粒の重さはペット用の餌やトイレ砂に比べると軽いものの、「スグトルブラシ」を使っても効率よく吸引することができなかった。ヘッドの回転するブラシを停止させる機能があれば、効率よく吸引できたのではないだろうか。

RACTIVE Air<EC-AR2S/EC-AR2SX>ゴミの吸引(ペット用のドライフード)

ペット用(猫)ドライフードを吸引した感想Youtube アイコン5:06
家のフロアに発生するゴミの中で比較的重たい部類に入る猫用のドライフードは、ヘッドで押し出してしまったり、回転ブラシではじいてしまい、うまく吸引することができなかった。ただし、新搭載された「スグトルブラシ」を使えば効率よく吸引することができた。レバーを引くだけでヘッドを取り外せて掃除ブラシに早変わりするので、腰を曲げたり、ノズルを着脱する手間をかけることなく、ヘッドが集じんできないゴミをサッと吸引できるのは嬉しいポイントだ。

RACTIVE Air<EC-AR2S/EC-AR2SX>ゴミの吸引(ペット用のトイレ砂)

ペット用のトイレ砂を吸引した感想Youtube アイコン6:13
検証で一番嵩があるペット用のトイレ砂もドライフードと同様にヘッドの前面で押し出したり、回転ブラシによって前後に弾き飛ばされてしまった。検証を行ったゴミの中では一番重たいゴミになるものの、「スグトルブラシ」によって簡単に吸引することができた。家では猫がトイレで用を足すたびにトイレ周りに砂が転がるので、1日何度も掃除機をかけることがあるが、かがまずにヘッドを着脱できてサッと掃除できるのは嬉しい。

RACTIVE Air<EC-AR2S/EC-AR2SX>ゴミの吸引(小麦粉)

小麦粉を吸引した感想Youtube アイコン7:30
小麦粉のような超微細なゴミは一見問題なさそうだが、何度も往復させても壁際で取りこぼしが発生した。新しく搭載された5秒間だけ使えるフルパワーモードに切り替えてみたものの、壁際の小麦粉だけはうまく吸い取りきれなかった。静電気によって付着した微細なゴミや、頑固にこびりついたような塵がうまく吸引できない場合は、壁際に沿ってヘッドを進ませたり、「スグトルブラシ」で掃きながら吸引したほうがよさそうだ。ちなみに小麦粉を大量に吸引したときだけ、フィルターが目詰まりを起こし、吸引力の低下を感じた。フィルターを確認してみると何週間も手入れしてないように汚れていた。

RACTIVE Air<EC-AR2S/EC-AR2SX>ゴミの吸引(カーペット絨毯)

カーペットを掃除した感想Youtube アイコン10:00~14:00
オガクズや木材の切り屑のような目に見えるようなゴミは吸引できたものの、絨毯の奥や繊維に入り込んでしまった微細な小麦粉のようなゴミはヘッドを何度も往復させても吸引することはできなかった。基本的に国内メーカーは、床を傷めないためかどうかは分からないが、柔らかいナイロンブラシを搭載しているので、どこのメーカーを使っても同じような結果となる。海外メーカーのダイソンAnimalやエレクトロラックスのように硬いナイロンブラシとブラシパワーの強いモデルのほうが微細なゴミを掻き出す集じん力は上となる。

ペット(猫)の抜け毛を掃除した感想Youtube アイコン
家には長毛で抜け毛の多い猫を飼っているため、1日に2~3回は掃除機を使用することがある。フローリングや畳のようなフラットな床に落ちている毛は簡単に取りこぼすことなく吸引することができるものの、カーペットに絡みついた毛は不満があった。まず、毛足が短いカーペットに絡みついた抜け毛は絨毯繊維に突き刺さったものを除くと、ほとんど回転ブラシで集じんしながら吸引することができた(ちなみに、掃除機でも集じんできない毛は「ぱくぱくローラー」除去)。しかし、少しでも毛足が長いタイプのカーペットやラグだと、回転するブラシに負荷がかかり、ブラシバーの回転が大きく減速したり、止まったりしてしまうため、絡みついたペットの毛は全く集じんできなかった。

RACTIVE Air<EC-AR2S/EC-AR2SX>ゴミの吸引(壁際)

壁際を掃除した感想Youtube アイコン14:00
壁際の掃除力は正面もサイドも十分だと感じた。壁際に沿ってヘッドを前進させる場合はゴミの種類によって取りこぼしが発生するかもしれないが、2~3回往復させればきちんと吸引することができるので許容範囲だ。長いあいだ掃除をしていなくて、部屋の隅に埃や塵がこびりついたような頑固なゴミも、「スグトルブラシ」に切り替えれば、ブラシで掃き出しながら吸引することができるので安心だ。

RACTIVE Air<EC-AR2S/EC-AR2SX>ブラシパワー

ブラシパワーの感想Youtube アイコン15:34
カーペットの奥に入り込んだ微細なゴミを掻き出したり、カーペットに絡みついた髪の毛やペットの抜け毛を集じんする性能は、吸引力ではなくモーターヘッドのブラシパワーはブラシバーに搭載されているブラシの種類によって大きく左右する。新モデルは、フローリング・畳・毛足が短いカーペットでは回転ブラシが止まることはなかったが、毛足が長いシャギータイプのラグや毛足が撚られた太いラグでは回転ブラシは必ず停止した。

RACTIVE Air(EC-AR2SX)メイン掃除機として使えるの?

メイン掃除機として使えるの?フローリングや畳がメインでカーペットを敷いている面積が狭い家ではメイン機として使えると感じた。また、掃除をする範囲が広くて充電切れしても、予備バッテリーを用意すれば対応できる。その他に、回転ブラシには乾拭き効果のある「極細ループから拭きブラシ」を新搭載しており、床がピカピカになるのでクイックルワイパーの使用頻度が減るメリットも。

 

しかし、毛足が短いカーペットでもヘッドを強く抑えると回転ブラシが止まったり減速することがあったので、カーペットにおける集じん性能はかなり低いと感じた。少しでも毛足の長いカーペットやラグは回転ブラシが止まるか、大幅に減速すると考えたほうがよいだろう。カーペットを敷いている面積が広い場合は、キャニスター型掃除機の出番が必要だと感じた。

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「RACTIVE Air(ラクティブ エア)」<EC-AR2S/EC-AR2SX>充電方法

充電方法はどうするの?

ざっくりまとめると●着脱式バッテリーを採用している
●本体からバッテリーをワンタッチで着脱できる
●バッテリーは充電器に差し込んで充電する
●充電が終わると赤いランプが消灯する
Youtube アイコン充電方法を動画で見る

新モデルには従来モデルと同じバッテリーを本体からワンタッチで取り外せる「着脱式バッテリー」を採用。充電方法は本機からバッテリーを取り外し、充電器に差し込めば充電を行うことができる。このため、バッテリーが2個付属されている「EC-AR2SX」は、バッテリーを交換しながら使えば、途中で充電切れになってもすぐに掃除を開始することが可能。

また、バッテリーは単品で販売されているため、予備バッテリーを増やせば、運転時間を延ばすこともできる。なお、バッテリー充電完了をメロディーなどでお知らせする機能はなく、バッテリー充電中は赤いランプが点灯し、充電が完了すると赤いランプが消灯してお知らせしてくれる。

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「RACTIVE Air(ラクティブ エア)」<EC-AR2S/EC-AR2SX>充電時間

充電時間はどれくらいかかるの?

ざっくりまとめると●約80分でフル充電することができる
●急速充電器で充電するため充電時間が早い
●競合メーカーは3.5〜5時間かかる

ラクティブエアの最大の特長は軽さだけではなく、他の競合メーカーよりバッテリーの充電時間が早いという特長も持っている。前述したように新モデルは「着脱式バッテリー」を採用しており、バッテリーを本体から取り外して急速充電回路を搭載した充電器で充電できるため、約80分という早さで充電することができるのだ。他の大手家電メーカーのハイエンド機が3.5時間ほどかかることを考えると、約80分という早さはハイエンド機の中では頭一つ抜けている。途中で充電切れになっても、他社より早く掃除を開始できるメリットは大きい。

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「RACTIVE Air(ラクティブ エア)」<EC-AR2S/EC-AR2SX>連続運転時間

連続運転時間はどれくらい使えるの?

バッテリー1つの連続運転時間●「弱モード」:30分
●「自動モード」:20分
●「強モード」:8分
●「EC-AR2S」はバッテリー1個付属
●「EC-AR2SX」はバッテリー2個付属

バッテリー1個で使用できる運転時間は「弱モード30分」「自動モード20分」「強モード8分」となっている。ただし、EC-AR2SXはバッテリーが2個付属されているため、バッテリーを交換しながら使うことで2倍の運転時間が使える。バッテリーは単品販売されているため、予備バッテリーを増やすことでさらに運転時間を延ばすこともできる。バッテリーの型番は(BY-5SB)。Amazon・楽天市場・ヤフーショッピングでも販売されており入手がしやすい。

RACTIVE Air(EC-AR2S/EC-AR2SX)のバッテリーの型番

「弱モード」は運転音が静かになるため、掃除機をかけにくい時間帯に便利だった。しかし、吸引力が弱いため、普段の掃除で使用頻度が高くなる吸引モードは「強モード」と「自動モード」の2つとなる。バッテリーが1個しか付属されていない「EC-AR2S」は、強モードが8分しか使用できないため、一回の掃除に費やす時間が8分以上かかる場合は、運転時間の長い「自動モード」で掃除をするとよいだろう。自動モードは床の種類に合わせて吸引力を自動調整するため節電効果がある。
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RACTIVE Air EC-AR2S/EC-AR2SX(バッテリー交換方法)

バッテリーの交換方法はどうするの?充電回数は?

ざっくりまとめると●着脱式バッテリーだから自分で交換できる
●Amazon等で販売されてるから入手が容易
●18Vのバッテリだから競合メーカーより安価
●バッテリーの型番は(BY-5SB
●バッテリーの満充放電回数1,100回

コードレス掃除機を長く使用していると問題となるのがバッテリーの寿命だ。掃除機のバッテリーは携帯電話の電池と同じように長いこと使用していると、徐々に使用時間が短くなり劣化していくのだ。寿命がくると満充電してもすぐに充電切れを起こすようになり交換となる。

RACTIVE Airは前述した通り「着脱式バッテリー」を採用しているため、自身でバッテリーを交換することが可能。さらに、バッテリーはアマゾンや楽天市場などでも販売されているため容易に入手ができる。バッテリーは電圧が低い18Vなので競合メーカーに比べると安価で経済的に交換できるのも嬉しい。

当サイトでは「どのくらいでバッテリーの寿命がよくくるのか?」という質問をよくいただくが、基本的にメーカーが記載している充電回数というのは細かい条件が付いているので、鵜呑みにしないほうがいい。掃除機の場合、毎日バッテリーが空になるまで使用すると2年ほどで寿命がくると考えておこう。

 

シャープのFREEDやRACTIVE Airは初号機から着脱式バッテリーを採用しており、自分でバッテリー交換することができるため、バッテリーに寿命がきたときに、家電量販店に本体を持ち運んだする手間がかからない。さらに、電池交換にかかる工賃や送料もかからないうえ、同社のFREEDや充電式キャニスター掃除機と同じバッテリーを採用しており使い回すことも可能。経済的にバッテリー交換することができることから、維持費を重視する場合はシャープの製品はおすすめである。最近ではパナソニックや日立の一部のモデルもシャープのようにセルフで交換できる着脱式バッテリーを採用している。ハードな使い方をしているとバッテリーは2年前後で寿命がくるので、バッテリーの交換費用は毎日使う人にとっては重要なポイントとなる。
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ゴミ捨て方法は簡単なの?集じん容量はどれくらい?

ざっくりまとめると●ゴミ捨ては手を汚さず簡単に捨てられる
●集じん容量が0.13Lと小さいから直ぐにいっぱいになる
●こまめにゴミ捨てを行わないと手間がかかる

新モデルは前モデルや同社が展開するFREEDと同じように、本体からダストカップをワンタッチで取り外しゴミを簡単に捨てられる。しかし、RACTIVE Airは軽さにウェイトを置いているため、ゴミを溜められる集じん容量が0.13Lと競合メーカーと比べるとダストカップが小さい。さらに、東芝や日立のように回収したゴミを圧縮する機能もないため、すぐにダストカップはゴミで一杯となる。このため、こまめにゴミ捨てを行わないとすぐにゴミが溜まっていき、ダストカップ中央に配置されている筒型フィルターの網目にゴミが絡みついてしまうので、ゴミ捨て時に手間がかかってしまう。

「RACTIVE Air(ラクティブ エア)」<EC-AR2S/EC-AR2SX>ゴミ捨て

本体からダストカップセットを取り外したり、カバー部からダストカップを取り外すのも、ボタンを押せばワンタッチで出来るので、ゴミ捨てはストレスフリーで簡単にできた。また、微細なゴミを捕集するフィルターは、ダストカップ内ではなく筒型フィルターの上部に配置されているので、ダストカップを取り外した際に周辺に埃が舞い散りにくい。さらに、ダストカップもジュースの缶のように口が小さいので、ゴミ箱の中に入れながら、ゆっくりゴミを落とせば埃も舞い上がりにくい。

 

しかし、集じん容量が小さいので、猫を飼っている我が家では、一回の掃除でダストカップが一杯になった。「ゴミ満量ライン」を超えた状態で掃除をしていると、上写真のように筒型フィルターの周りに、綿埃・髪の毛・ペットの抜け毛が絡みついて、ゴミ捨てがスムーズに行えなくなる。面倒くさがりの人には、こまめなゴミ捨てが必要となるデメリットがネックとなるかもしれない。

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フィルターのお手入れはどのようにするの?

ざっくりまとめると●「高性能プリーツフィルター」は手を汚さず簡単に取り外せる
●「クリーニングブラシ」は本体に収納されている
●「ダスター刷毛」使ったほうが効率的にお手入れできる

微細なゴミを捕集する「高性能プリーツフィルター」はダストカップの中ではなく、ダストカップの上部に組み付けられているため、手を汚さず簡単に取り出すことができる。フィルターはスカートの折りひだのようにプリーツ状となっているため、本体に収納されている「クリーニングブラシ」で、フィルター表面や溝を掃きながら除去しなければいけない。説明書には、クリーニングブラシの柄でフィルターの山部(プラスチック)を弾けば、振動でゴミや埃が落ちてお手入れが簡単になると記載されているが、実際は付属品のクリーニングブラシでは目詰まりしたフィルターは効率よく掃除ができない。

 

RACTIVE Airに付属されている「クリーニングブラシ」は、ブラシの幅が狭いうえ毛量も少ないため、汚れた「高性能プリーツフィルター」「筒型フィルター(上下)」「フィルターカバー」を効率を掃除することができない。そこで当サイトでは、ホームセンターなどで数百円で販売されている「ダスター刷毛」を使ったお手入れをおすすめしている。ダスター刷毛は動物の毛先の細い動物の毛が使用されているうえに毛量が多く腰が強いので、ダストカップセットに組み付けられているパーツを全て効率よくお手入れをすることができるのだ。
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「RACTIVE Air(ラクティブ エア)」<EC-AR2S/EC-AR2SX>フィルターのお手入れ頻度

フィルターのお手入れ頻度はどれくらい?

ざっくりとまとめると●サイクロン式だけど目詰まりしやすい「1段式サイクロン構造」
●フィルターが目詰まりすると「フィルターお手入れランプ」が点灯
●3LDKを毎日掃除すると1週間に1回はお手入れが必要

RACTIVE Airの集じん方式は吸い込んだ空気とゴミを遠心分離する「サイクロン方式」が採用されている。しかし、サイクロン方式の構造は「1段式サイクロン構造」と「2段式サイクロン構造」の2つに大別され、RACTIVE Airは「1段式サイクロン構造」が採用しているため、フィルターの目詰まり原因となる微細なゴミを遠心分離する性能は、「2段式サイクロン構造」に比べると劣ってしまう。このため、吸引力の持続力は「2段式サイクロン構造」を採用している東芝やダイソンより劣る。

前モデルと同様にフィルターが目詰まりすると本体側面にある「フィルターお手入れランプ」が赤く点灯してお知らせする機能を搭載。フィルターのお手入れ頻度は、掃除機の使用頻度やゴミの種類によって変わるが、階段や廊下を含む3LDKの家を毎日掃除した場合、一週間に一度はフィルターのお手入れをする必要があった。フィルターが目詰まりした状態で使用しているとモーターやバッテリーの寿命を縮めてしまうため、フィルターお手入れランプが点灯していなくとも、こまめに行なったほうがよいだろう。

 

RACTIVE Airはサイクロン式であるものの、微細なゴミの捕集効率が低い「一段式サイクロン構造」となるため、毎日掃除をした場合はフィルターのお手入れは週1に一度は必要となる。フィルターお手入れ時の埃の舞い上がりやこまめに行うのが面倒な人には同社のFREEDがおすすめだ。フィルター上部にあるツマミを回すことで振動をあたえてゴミや埃を落とす「簡単フィルタークリーニング」が搭載されているのでフィルターのお手入れが軽減されるからである。

 

RACTIVE Airのように軽さにウェイトを置きたい場合は、東芝の「トルネオVコードレス」がおすすめだ。RACTIVE Airより少し重たくなるものの、重量が2kgを切っており軽い操作性で定評がある。また、ダイソンと同じ「2段式サイクロン構造」を採用しているため、フィルターが目詰まりにくく、強い吸引力が持続できるからである。フィルターのお手入れは毎日家中丸ごと掃除をしても月に一度のお手入れで十分である。

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「RACTIVE Air(ラクティブ エア)」<EC-AR2S/EC-AR2SX>フィルター水洗い+ダストカップセット分解方法

フィルターやダストカップセットは水洗いできるの?

ざっくりまとめると●「ダストカップセット」は5つのパーツで構成されてる
●フィルターを含むダストカップセットは水洗いできる
●中性洗剤や漂白剤を使用できるから臭いも除去できる
●フィルターは24時間で乾燥する
Youtube アイコンダストカップの分解動画を見る

ダストカップセットは上から「高性能プリーツフィルター」「フィルターカバー」「筒型フィルター(上・下)」「ダストカップ」の5つのパーツで構成されている。全てのパーツは分解することができ、丸洗いすることが可能となっている。フィルター以外のパーツは水に薄めた中性洗剤で洗うことが可能。フィルターの臭いや汚れが気になる場合は衣類用漂白剤10mlに対して、水1Lで薄めた液に約3時間つけた後に水洗いする。パーツは乾いたタオルで拭き取ればすぐに乾くが、フィルターが1日かけて自然乾燥させたほうがよいだろう。

全てのパーツは工具レスで分解することができ、丸洗いできるのでメンテナンス性が高い。一度分解すれば説明書不要で分解&組み立てすることができるほど簡単なものとなっている。「フィルターカバー」と「筒型フィルター」は分解しなくとも水洗いして乾かすことができるので、お年寄りや女性でも扱いやすいものとなっている。
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運転音の大きさはどれくらい?静かになったの?

前モデルと新モデルの騒音値○EC-A1R:標準モード(73.1dB)
●EC-AR2S:弱モード(69.3dB)
○EC-A1R:強モード(87.2dB)
●EC-AR2S強モード(78.7dB)
※EC-A1RとEC-A1RXの運転音は同じ
※EC-AR2SとEC-AR2SXの運転音は同じ

掃除機をかけているときに気になるのがモーター音だ。前モデルのEC-A1Rは笛を吹いたような甲高い音が酷かったため、口コミでも騒音の批判レビューが多く見られた。実際に私もこれまで様々なコードレス掃除機を使用してきたが、EC-A1Rの運転音は高価格帯のハイエンド機の中で一番うるさい掃除機だと感じた。しかし、新モデルの運転音は甲高い高音が大幅に軽減され、騒音計で運転音を測定したところ、数値でも体感でも新モデルのほうが騒音値は低い結果となった。

当サイトでは前モデルの「EC-A1R/EC-A1RX」は軽さを求めている人におすすめをしてきたが、必ず運転音がうるさいと付け加えて紹介してきた。うるさい掃除機と言えばダイソンをイメージする人も多いが、EC-A1Rはダイソンより甲高い音がしたので、個人的にはイライラするような耳障り運転音であった。5秒間だけ使用できるフルパワーモード以外は吸引力に差がないので、価格を重視する場合は前モデルもおすすめだが、大きな音をだせないような環境だと、運転音が格段に静かになった新モデルのほうがおすすめである。
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「RACTIVE Air(ラクティブ エア)」<EC-AR2S/EC-AR2SX>収納方法

どのように収納するの?

ざっくりまとめると●収納場所はコンセント周りに縛られない
●ちょいかけフックで家具などに引っ掛けて収納できる
●電動工具メーカーのクリーナースタンドが使える

RACTIVE Airには机・椅子・棚などの家具にひっかけて収納できる「ちょいかけフック」が付いているため、他のコードレス掃除機のように壁掛けブラケットを壁にネジ止めしたり、クリーナースタンドを使用しなくても省スペースに収納することができる。また、RACTIVE Airは着脱バッテリーを採用しており、バッテリーは充電器で充電するため、収納場所がコンセント周りに縛られず好きな場所に設置できるメリットも存在する。

「RACTIVE Air(ラクティブ エア)」<EC-AR2S/EC-AR2SX>に使えるスタンド

RACTIVE Airを収納したい場所や設置したい場所に本体を引っかけるものがない場合は、クリーナースタンドの使用がおすすめである。RACTIVE Airはマキタのように延長パイプの直径が細く、床用ヘッドがコンパクトなので、電動工具メーカーのスティック掃除機に使用できる「ハンガータイプのスタンド」を流用することが可能。現在は様々な業者がクリーナー専用スタンドを販売しているので、約1,500円ほどで購入できるリーズナブルなものも販売されている。
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EC-AR2S/EC-AR2SXに付属されているアタッチメント

スグトルブラシ(EC-AR2S/EC-AR2SX)

こんな場所の掃除が得意●床用ヘッドが入らない狭い場所
●部屋の隅や壁際に溜まったゴミ
●卓上や棚の上などのに溜まったゴミ

狭い場所の掃除が得意な「スグトルブラシ」は、床用ヘッドが入らない場所に溜まったゴミ吸引の必須品。スグトルブラシは延長パイプの先端に装備されており、床用ヘッドを取り外すだけでサッと掃除ブラシに早変わり。さらに、新モデルは延長パイプの上に配置された「パイプレバー」を引くだけで、床用ヘッドを取り外すことができるため、腰をかがめたり、手を伸ばしたりせずにサッと取り外せるのも嬉しいポイント。さらには、取り外した床用ヘッドは差込口が倒れず自立する「待っててパイプ」構造を採用しているため、ブラシ掃除が終わっても、立ったままで床用ヘッドを装着してすぐに床掃除が開始できる。※スグトルブラシは延長パイプから取り外すことも可能。

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はたきノズル(EC-AR2S/EC-AR2SX)

こんな場所の掃除が得意●家具やエアコンの上など高いところ
●机や棚上に溜まったゴミ
●キーボードのような入り組んだ場所

高い場所の掃除が得意な「はたきノズル」は、手の届かないエアコンやカーテンレールなどの上に溜まったゴミ吸引の必須品。広い吸込口にはブラシが付いており、首の角度を変えることができるため、延長パイプに装着して使用すれば、埃・塵がたまりやすい家具上や冷蔵庫の上のスムーズに掃除ができる。また、本体に装着することでテーブルの上に落ちた食べこぼしや、棚の上に溜まった埃も掃除することができる。その他に、キーボードのような入り組んだ場所のすき間に溜まった埃の掃除にも便利。

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すき間ノズル(EC-AR2S/EC-AR2SX)

こんな場所の掃除が得意●スグトルブラシが入らない家具のすき間
●窓のサッシなどの入り組んだ場所

細かいところの掃除が得意な「すき間ノズル」は、スグトルブラシでも入らないような狭い場所にたまったゴミ吸引の必須品。サッシの溝にたまった砂ぼこりから、入り組んだコードのあいだに溜まった目の届かなかったゴミの吸引に最適。

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ふとん掃除パワーヘッド(EC-AR2SXのみ)

こんな場所の掃除が得意●布団・シーツ・毛布・マットレスなどの寝具

寝具の掃除が得意な「ふとん掃除パワーヘッド」は、布団・毛布・マットレス・シーツなどに付着したハウスダスト吸引の必須品。ヘッドの吸込口には毎分最大約10,000回転するモーター駆動の回転ローラー(ゴム製)が搭載されており、寝具の中に入り込んだ花粉やダニの糞のようなアレルゲンから、ダニの餌となる皮膚細胞を叩き出しながら吸引することができる。

コードレス掃除機1本で床や家具の掃除だけでなく、布団などの寝具も掃除したい場合は、迷わず「ふとん掃除パワーヘッド」が同梱された「EC-AR2SX」を選ぶとよいだろう。なお、割高となってしまうが、「ふとん掃除パワーヘッド(EC-H01FP )」は単品でも販売されているため、EC-AR2Sを購入したものの布団を掃除したくなった場合も注文することができる。

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タテヨコ曲がるすき間ノズル(EC-AR2SXのみ)

こんな場所の掃除が得意●壁と家具のあいだの狭いすき間
●家具や家電の下の狭いすき間

狭く奥まった場所の掃除が得意な「タテヨコ曲がるすき間ノズル」は、家具の下や家具と壁の狭いすき間にたまったゴミ吸引の必須品。通常時が約42cmもあるため、すき間ノズルでは届かない壁と家具のあいだのような狭いスペースの奥までしっかりと掃除をすることができる。また、伸縮部分はぐにゃりと曲がる柔軟性があるため、起毛クッションがついた「先端ノズル」を取り付けることで、床用ヘッドが入らないような冷蔵庫や洗濯機の下も奥まで掃除をすることができる。

タテヨコ曲がるすき間ノズル(EC-N02SN)は、EC-AR2SXには標準付属されているが、「ふとん掃除パワーヘッド」と同様に単品で販売されているため、あとから買い足してEC-AR2Sに装着して使用することもできる。

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