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塗料の粉末を吸引しても目詰まりしにくいコードレスクリーナー

差出人: K様
題名: 粉末を吸える掃除機

メッセージ本文:
粉末を吸ってもフィルターが目詰まりしない掃除機を探しています。
趣味でプラモデル製作をしておりまして自作塗装ブース内に塗料のミストが空気中で乾燥して粉末状になったものが蓄積します。
その塗料の粉を手持ちのSHARP RACTIVE Air EC-A1Rで吸引したところ直ぐに目詰まりを起こして吸えなくなってしまいました。
予算は特に決めていませんができるだけ安いと助かります。


このメールは コードレス掃除機マニアの比較サイト (http://makita-cleaner.com) のお問い合わせフォームから送信されました

キャニスター掃除機に回収機を接続すると経済的

ざっくりまとめると

●空気とゴミを遠心分離する装置は簡単に自作できる
●キャニスター掃除機に接続するとフィルターが目詰まりしなくなる
●作業場所が固定されてる工房や工場などでも利用されている

作業する場所が固定されていて、掃除機のフィルタが目詰まりするような微細なゴミが大量に発生する場合は、キャニスター掃除機や集塵機に空気とゴミを遠心分離する「自作集塵装置」を接続してゴミを吸引するユーザーが多いです。

具体的には、ペール缶の上に「Dust Deputy」のサイクロンを取り付けるのが一般的でしたが、現在はAmazonなどで類似商品大量に安価で販売されているため、経済的に自作することが可能となっています。

Amazonで「自作 サイクロン」検索するとヒットします。ペール缶は柔らかい素材のものを使うと、吸い込み口を押さえた時にぺしゃんこになるので硬い素材の缶のほうが適しています。

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コードレス掃除機のおすすめは2段式サイクロン構造の製品

ざっくりまとめると

●サイクロン方式の種類は「1段式」と「2段式」がある
●1段式サイクロン構造:微細なゴミを分離する能力が低い
●2段式サイクロン構造:微細なゴミを分離する能力が高い
●2段式サイクロン構造を採用してるメーカー(ダイソン、東芝)
●ダイソン:微細なゴミの分離能力が高い
●東芝:軽量+ブロワ機能を搭載

コードレス掃除機で微細なゴミを吸引する場合は、集じん方式が紙パック式ではなくサイクロン式のタイプが適しています。サイクロン方式は大別すると「1段式サイクロン構造」と「2段式サイクロン構造」の2種類があり、前者はダストカップ内で空気とゴミを遠心分離するため、空気中に浮遊するような超微細なゴミを遠心分離する能力が後者に比べると劣っています。

EC-A1Rはこの「1段式サイクロン構造」を採用しているため、粉じんや埃を大量に吸引するとすぐにフィルターが目詰まりをおこし、吸引力が大きく低下します。

後者の「2段式サイクロン構造」はダストカップ内で目に見える大きなゴミを遠心分離します。そして、ダストカップ内で遠心分離できなかった超微細なゴミは、ダストカップ常備に配置されている円錐形のサイクロンで遠心分離します。サイクロンが円錐形になっている理由は直径が小さいと飛び回るゴミのスピードが再び加速されるからです。このため、サイクロン部では強い遠心力が発生しており、フィルターの目詰まりの原因となるような粉じんや埃までも強力に遠心分離されます。

この2段式サイクロン構造のサイクロン方式を採用している製品は「ダイソンのコードレス掃除機」と「東芝ライフスタイルのトルネオVコードレスシリーズ」です。微細なゴミを遠心分離する性能は先発でサイクロン掃除機を発売したダイソンのほうが上ですが、トルネオVコードレスは軽さにもウェイトを置いているため、軽い操作性で定評があります。また、付属されている「エアブローノズル」を取り付けることにより、ブロワのようにゴミを吹き飛ばす機能も搭載しています。

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ゴミの量が多い場合はマキタのCL281FDCW

ざっくりまとめると

●ダストカップをワンタッチで取り外せるからごみ捨てが簡単に行える
●ダストカップをゴミ箱に突っ込めるから埃が舞い上がりにくい
●ノーマルヘッドだからハードな床に使用しても故障しにくい

ゴミを吸引する量が多い場合は、グレードアップしたマキタの最新モデ「CL281FDFCW(フィルタ式)」がおすすめです。そのまま使用するとすぐにフィルターが目詰まりしていしまいますが、付属品のサイクロンアタッチメントを装着することで、微細なゴミによるフィルターの目詰まりを抑えることができ、吸引力を持続させたまま使い続けることができます。ゴミが一杯になっても塵を舞い上がらせることなく簡単に捨てられるところが他社より優れています。ただし、サイクロンアタッチメントを装着したままだとハンディクリーナーとして使えないデメリットが存在します。

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個人的におすすめのコードレス掃除機

ざっくりまとめると

●一回の掃除でダストカップが一杯にならないならダイソン
●ダイソンはV8以前のモデルのほうがフィルタが目詰まりしにくい
●ゴミの量が多いならごみ捨てが簡単なマキタCL281FDCW

ゴミの量が少ない場合だと個人的におすすめなのは、ダイソンV6/V7/V8です。なぜなら、比較的新しいモデルV10とV11は微細なゴミを遠心分離する能力が従来モデルより劣っているためです。型落ちだと価格も下がっているため予算を抑えられます。

V6とV7/V8の大きな違いは、V7とV8はごみ捨て機構が改良されているため、ごみ捨て時にダストカップ内にゴミが詰まる心配がありません。V6だとダストカップ内に詰まったゴミを割り箸などで掻き出す必要があります。V7とV8の大きな違いは、吸引力と連続使用時間がV8のほうが向上しています。

一回の掃除でダストカップが一杯になるゴミの量であれば、マキタのCL281FDCWもおすすめです。ダストカップをワンタッチで取り外せるうえ、先細ったダストカップをゴミ箱の中にいれながらゴミの落とす速度を調整できるため、埃が舞い上がりにくいからです。ただし、マキタはダイソンやトルネオVコードレスと違いモーターヘッドを搭載していません。

なお紹介した製品は空気とゴミを遠心分離する能力が高いだけであって、超微細なゴミを100%遠心分離するわけではありません。

—-返信した内容ここまで—-

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吸込仕事率が500W以上のキャニスター掃除機といえど、浮遊するような粒径の小さい粉じんを吸引すると一瞬で紙パックは目詰まりを起こしてしまう。当サイトの検証ではオガクズ程度の微細なゴミだと強い吸引力を持続できるものの、空気中を浮遊するような超微細な粉じんを吸引させると一瞬で虫の息になることを確認している。微細なゴミの発生する場所が固定されていてゴミの量が多い場合は自作サイクロン集塵機がおすすめだ。
実はダイソンの創業者(ジェームズ・ダイソン)も掃除機の前に手押し車を作っていて、この手押し車のフレームするためにエポキシ樹脂の粉末を吹き付け塗装していた。その際に発生した粉末の残骸は大扇風機を搭載した巨大掃除機で処理していたが、1時間でフィルターが目詰まりするため、生産のロスを抑えるために同じようなサイクロンシステムを自作したと記憶している(夜中、製材所のフェンスをよじ登って忍び込み、月明かりを頼りに遠心分離機の構造をスケッチしたらしい)。

シャープのFREEDやRACTIVE Airのような「1段式サイクロン構造」でも超微細なゴミは遠心分離するできる能力は備えているものの、ゴミが溜まるダストカップの容量が小さいため、ダストカップ内で飛散した微細なゴミがフィルターに侵入してしまうのだ。こまめにごみ捨てを行ったほうがフィルターは目詰まりしにくいが、粉じんを一度に大量に吸引するとすぐに虫の息となってしまうため、材料の加工屑が大量に発生する作業用のクリーナーとしては向いていない。

ダイソンやトルネオVのような「2段式サイクロン構造」だと、中央に配置された筒型フィルターのメッシュを通り抜けた微細なゴミを複数の円錐形サイクロンで遠心分離するため、埃や粉じんによるフィルターの目詰まりが起こりにくい。ただし、ブラシが回転するモーターヘッドを搭載しているため、ハードな床面(コンクリート、建設現場)で使用すると故障しやすく適していない。

マキタやリョービのサイクロンアタッチメントは「1段式サイクロン構造」だが、ゴミを回収するダストカップの底が深いため、飛散した微細なゴミがフィルターに侵入しにくくなっている。さらに、マキタのサイクロンアタッチメントはダストカップをワンタッチで取り外せることができ、ごみ捨てが簡単かつスムーズに行えるため、吸引するゴミの量が多い用途にも最適。さらにダストカップが細い形状のため、ゴミ箱の奥に突っ込みながらゆっくりゴミを捨てられ埃が舞い上がりにくいのも高ポイント。ヘッドは回転ブラシが搭載されていないチープなノーマルヘッドだが、ハードな床面で使用しても壊れにくい利点がある。ただし、ダイソンや大手家電メーカーの高機能タイプの製品と違いカーペットの掃除が苦手な欠点も存在する。