国内の ダイソン株式会社で保証は受けられない
ダイソンのコードレスクリーナーは、国内では高額で販売されていますが、海外で購入するとかなり安く入手することができます。販売価格はショップやオークションサイトにもよりますが、半額近い金額で購入できるため、随分と価格に差があります。
このため、割安で販売されている並行輸入品の購入を考えている方もいるのではないだろうか。しかしながら、「海外で購入した製品」や通販サイトやネットークションで出品されている「並行輸入品」は、国内のダイソンで保証を受けることができないので注意が必要です。
PSEマークのない製品は修理してくれない
日本では、経済産業省の「電気用品安全法」に定められた安全基準を満たしていることを示す「PSEマーク」のついた製品以外は、仮にその製品が海外で販売されているメーカー純正の製品であったとしても販売だけでなく、パーツ交換や修理をすることも法律で禁止されています。このため、同じメーカーだったとしても、海外の本体やパーツが故障しても、国内のダイソンは保証や修理に対応してくれません。
保証を妥協すれば、公式でもバッテリーや各パーツを購入できる!?
ダイソン公式オンラインストアで販売されている各パーツは、シリアル番号を提示しなくとも注文することができます。このため、誰でも購入することができますが、ダイソンの公式オンラインストアに販売されていないものは、シリアル番号を所持している製品所有者でしか購入することが出来ません。
前述では電気用品安全法にクリアしていない海外製品はパーツ交換に対応してくれないと記載しましたが、日本の「ダイソンお客様相談室」に電話をして事情を説明すると、自己責任となりますが、各パーツ(バッテリー、充電器、本体等)を国内で注文することは可能でした(実際に2015年に並行輸入品で購入した製品のパーツを注文)。
ただし、動作保証や通常購入パーツについている1年保証は受けられませんでした。また、注文したバッテリーや各パーツを装着して動作しなかったり、他の不具合があったという場合でも返品することができないデメリットもあります。
所有者にしか販売してくれない
ダイソンは他のメーカーと違い、クリーナーの所有者にしか、バッテリーや各パーツの販売を行なっていません。ただし、所有者の事情等で代理で友人の方から連絡いただいた場合、ダイソンへ登録している所有者情報が特定できれば販売するといったイレギュラーな場合もあるようです。
ダイソン公式オンラインストアで販売されていないものは、「ダイソンお客様相談室」で注文することができます。海外で購入したものでも製品シリアルナンバーが必要となりますので、製品またはシリアルナンバーの控えを用意してから連絡しましょう。
アマゾンでも購入できるパーツ(並行輸入品)が販売されているかも
ちなみに、アマゾンにはダイソンの各モデルのパーツを販売している業者があり、正規ルートではない並行輸入品となりますが、注文することが可能となっています。故障しているパーツが特定している場合は、そのパーツだけを交換すれば自分で修理することが可能となっています。また、基本的にダイソン公式で注文するより、並行輸入品のほうが割安なメリットもあります。