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コードレス掃除機選びの質問「マキタか日立工機かで迷っている」

題名: コードレス掃除機選びに悩みすぎて

メッセージ本文:
━中略━
我が家の掃除機は重くて腕はもちろん、腰が痛くなって辛いので、手軽に使えるコードレス掃除機が欲しいと思っています。ずいぶん前にナショナル製とマキタの物を購入した事があるのですが、早々に壊れてしまいそのまま何十年も経っています。マキタ製品の購入を考えていましたが、日立工機製品との比較動画を見て日立も捨てがたいと思い、アドバイスをお願い出来ればとメールしてみました。

我が家の床は和室一室を除き、殆どがフローリングです。紙パックタイプが好きでしたが、日立製でも使えるマキタの高性能フィルターを使う事が出来るものがあるとのことで紙パック式じゃないのでもいいかな?と思い始めました。

メインとして使いたいので、吸引力の強い物で一度に二部屋程度の掃除が出来れば、と思います。業務用程度の吸引力で管理人様がオススメのコードレス掃除機をアドバイスして頂けると嬉しいです。

━追伸━

書き忘れていました。
アドバイスいただきたい中から、ダイソンの掃除機は価格的に厳しいので外してお願い致します。では、よろしくお願いします。

キャニスター掃除機

コードレス掃除機を購入するとキャニスター掃除機は埃をかぶる

私も重たいキャニスター掃除機を押入れから引っ張りだしてきたり、コードの抜き差しをするのが面倒なので、たまにしか掃除機をかけていませんでした。私は趣味で木工をしているため、電動工具のバッテリーを持てあましており、ある日、電動工具のバッテリーで使用できるマキタのコードレス掃除機を購入したところ、面倒だった掃除がけを毎日するようになりました。

コードレス掃除機は、キャニスター掃除機と違い、掃除を開始するまでに面倒な手間がかからないので、毎日、床に発生する埃や髪の毛をサッとコードレス掃除機で吸い取っていました。そして、気が向い日は、キャニスター掃除機でガッツリと掃除をしていました。

サブ掃除機

サブ掃除機からメイン掃除機の位置づけに

2013年にダイソンがメイン掃除機の代わりになりうるコードレス掃除機(DC62)を発売したのをきっかけに、国内の大手家電メーカーも2014年から、メイン掃除機として使えるパワフルかつ高機能なスティック型コードレスクリーナーを発売しました。それまで遅れをとっていた国内メーカーでしたが、現在のスティック型の新モデルは強化されており、ダイソンが持っていない様々な独自の特徴を持っている製品が登場しています。

現在、家では高価格帯のコードレス掃除機をメイン掃除機として使っているので、キャニスター掃除機は完全に埃をかぶり出番が少なくなっています。わたしのようにコードレス掃除機をメイン機として使う家庭や、メイン機をロボット掃除機に任せ、コードレス掃除機をサブ機として使う家庭が増えているようです。

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電動工具メーカーの紙パック式モデルのおすすめ

リョービ
BHC-1800
メーカー
モデル
マキタ
CL182FDRFW
2015年発売日2010年
18V電圧18V
ボタン式スイッチ方式ボタン式
弱:20W
強:60W
吸込仕事率弱:11W
強:30W
 紙パック式
サイクロン式
集じん方式紙パック式
強:20分
弱:40分
稼動時間強:20分
弱:40分
 60分充電時間 22分
4.0Ahバッテリー容量 3.0Ah

電動工具メーカーで一番吸引力が強い紙パック式のモデルは「リョービのBHC-1800」だがうるさい

「>紙パックタイプが好きでした」とのことですが、現在国内でプロ用電動工具を販売している有名なメーカーは、マキタ、日立工機、パソニック電工、リョービ、マックスの5社です。現在、この5社の中で一番吸引力が強い紙パック式のコードレス掃除機を販売しているメーカーはリョービです。

2015年にリョービから発売された18Vシリーズの「BHC-1800」の吸込仕事率は60Wと、マキタが販売している18Vシリーズの現行機種より2倍も吸引力が強く凌駕しています。従って、電動工具メーカーで吸引力が強い紙パック式の製品をお探しでしたら「BHC-1800」がおすすめです。


ただし、わたしは50本以上コードレス掃除機を使用してきましたが、「BHC-1800」の運転音は一番うるさいので、集合住宅や大きな音をだせない環境であれば、このモデルを強モードで使用することはおすすめできません。過去に競合メーカーの製品と騒音値の比較動画を撮ったので、参考になれば幸いです。

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マキタ-CL107FDSHW

マキタ
CL107FDSHW
メーカー
モデル
マキタ
CL182FDRFW
2016年発売日2010年
10.8V電圧18V
ボタン式スイッチ方式ボタン式
弱:5W
強:20W
ハイパワー:32W
吸込仕事率弱:11W
強:30W
 紙パック式集じん方式紙パック式
ハイパワー:10分
強:12分
標準:25分
稼動時間強:20分
弱:40分
 22分充電時間 22分
1.5Ahバッテリー容量 3.0Ah

マキタの製品を選びたい場合におすすめのモデル「CL107FDSHW」

マキタのコードレス掃除機を選びたい場合は、今年、10.8シリーズから新発売された「CL107FDSHW」というモデルがおすすめです。なぜなら、電圧が低いバッテリーが採用されているものの、現行機種の14.4~18Vシリーズの業務用モデルより吸引力が強いからです。(2016年/11調べ)。「CL107FDSHW」の集じん方式は「紙パック式」が採用されているので、カプセル式と違い埃を舞い上がらせることなく衛生的にゴミ捨てが行えます。

CL107FDSHWの充電器

22分でフル充電できるから、途中で充電切れしても安心

バッテリーをワンタッチで取り外して充電器で充電する「セパレートチャージタイプ」なので、予備バッテリーを購入することにより稼働時間を延長させることも可能です。充電器は新しい急速充電器が付属されているので、従来モデルより充電時間が50分から22分に短縮されています。また、従来の10.8Vシリーズの製品には採用されていなかったLEDライトが搭載されているので、薄暗い場所や影になった場所に落ちているゴミを照射してくれます。

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マキタと日立工機の製品で悩んでいる

日立工機
R18DSAL(LJC)
メーカー
モデル
マキタ
CL182FDRFW
2014年発売日2010年
18V電圧18V
トリガー式スイッチ方式ボタン式
強:40W吸込仕事率弱:11W
強:30W
カプセル集じん集じん方式紙パック式
強:45分稼動時間強:20分
弱:40分
 35分充電時間 22分
5.0Ahバッテリー容量 3.0Ah

マキタの現行モデルは老兵、日立工機の後発モデルのほうがパワフル

電動工具メーカーの製品で吸引力が強いモデルといえば、マキタから販売されている14.4~18Vシリーズの業務用モデルが人気でした。しかし、現在では競合している各電動工具メーカーから、マキタの業務用モデルより強い吸引力を備えているモデルが登場しています。

現在(2016/11)、集じん方式がカプセル式の製品で、吸込仕事率が一番高い数値を叩き出しているのが、日立工機から2014年に発売された「R18DSAL」です。マキタ信者の私がマキタの18Vモデルに戻れなくなるほど吸引力がパワフルなので、2015年からこのモデルで毎日掃除しています。

ただし、マキタと違ってトリガースイッチを採用しているモデルしかラインアップされていないので、掃除をしているあいだはスイッチを指で引き続けなければいけません。こまめにON/OFFができるのでバッテリーを無駄に消費できないメリットがあるものの、トリガーを長時間引き続けると指がだるくなってくるというレビューも多く見受けられます。

バッテリー容量重量充電時間 稼働時間
BSL1825 2.5Ah380g約25分約20分
BSL1830 3.0Ah650g約15分約24分
BSL1840 4.0Ah650g約20分約32分
BSL1850 5.0Ah650g約25分約40分
BSL1860 6.0Ah650g約30分約48分

充電時間は(LYP)に付属されている「UC18YDL」で充電した場合です。

手に負担をかけたくない場合

腕や腰が痛いとのことですが、電動工具メーカーが販売している業務用(14.4~18V)のスティック型コードレス掃除機は、大手家電メーカーが販売している高価格帯の製品と違い、重たい大容量のバッテリーが搭載されています。重たいバッテリーやモーターなどの各パーツが手元に集中しているため、どうしても掃除を続けていると手首がだるくなってくる短所が存在します。

現在、日立工機の18Vのバッテリーは、それぞれ容量の違うタイプが5種類販売されています。バッテリーは容量が増えると重量が重たくなるイメージがありますが、3.0Ah~6.0Ahまでのバッテリーの重量は同じ650gです。しかし、容量が2.5AhのBSL1825は重さが380gと軽いので、少しでも手首にかかる負担を軽減させたい場合は、本体「R18DSAL(NN)」、充電器「UC18YDL」、バッテリー「BSL1825」を単品で購入することをおすすめします。

面倒なお手入れが楽になる高機能フィルターは必須

「R18DSAL」は、従来のマキタの業務用モデルに採用されていたフィルターが標準装着されています。このフィルターはフェルト素材になっているので、埃や塵が目詰まりして吸引力が低下すると水洗いしなければいけません。そこで、現在マキタの業務用モデルに採用されている「高機能フィルター」を装着すると、フィルターに目詰まりした埃や塵をブラシで掃き落とせることができるので、強い吸引力を維持できるとともに、面倒な水洗いの頻度が劇的に下がるのでおすすめです。

型番バッテリー(容量)稼働時間充電時間
R18DSAL(オリジナル)BSL1830(3.0Ah)約24分約15分
R18DSAL(LJC)BSL1850(5.0Ah)約40分約25分
R18DSAL(LYP)BSL1860(6.0Ah)約48分約30分

充電時間は(LYP)に付属されている「UC18YDL」で充電した場合です。

R18DSALを最安値で購入したい場合

R18DSALをアマゾン等の通販サイトで検索すると、R18DSAL(LJC)とR18DSAL(LYP)
という2機種のモデルがヒットすると思います。R18DSAL(LJC)は、2014年に発売された機種です。R18DSAL(LYP)は、2016年に発売された機種で本体やヘッドは同じですが、付属されている充電器やバッテリーの容量に違いがあります。充電器は従来品より充電時間が早くなり、バッテリーの容量は5.0Ahから6.0Ahにアップしています。従って価格に差がない場合は、R18DSAL(LYP)を購入したほうがよいでしょう。

楽天市場に出店しているショップ(ツールダイレクトさん)が、容量が3.0Ahのバッテリー(BSL1830)を付属したオリジナルセット品を販売しており、こちらのセット品の価格は2万円を切っているので、予算を抑えたい場合におすすめです。3.0Ahのバッテリーでも、約24分連続稼動するので、2部屋程度の掃除であれば一回の充電で終わらせることができます。もし、掃除の途中で電池の残量がなくなっても、急速充電することができるので、ひとやすみしている間に充電は終わります。

充電器は、「UC18YSL3」が付属されているようですが、同社から販売されている14.4Vと18Vのリチウムイオンバッテリーに対応しており、BSL1830(3.0Ah)を約20分で満充電することができるので特に気にすることはないでしょうか。ちなみに、同ショップに6.0Ahのバッテリーを付属した「オリジナルセット品」も販売されているようですが、Amazonや楽天市場に出店している他のショップより価格が安いようです。

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家電メーカーのハイエンドタイプ(低価格製品)のおすすめ

FREED2の主な特徴

シャープ
FREED2
(EC-SX210)
メーカー
モデル
シャープ
FREED2
(EC-SX310)
2015年発売日2015年
青、桃本体カラー赤、金
同じ吸引力同じ
2種類ヘッドのブラシ4種類
自動モード:10~30分
強モード:8分
稼動時間自動モード:10~30分
強モード:8分
80分充電時間80分
スタンド用フック
すき間ノズル
便利ブラシ
×2WAY便利ヘッド

去年(2015年)発売されたシャープのFREED2の価格が値下がり

「>ダイソンの掃除機は価格的に厳しいので外してお願い致します」。ダイソンのようなハイエンドタイプの製品は確かに高額ですが、型落ちのモデルであれば安く購入できる大手メーカーも存在します。

基本的に大手家電メーカーが販売している高価格帯のハイエンドタイプは、電動工具メーカーの製品に標準装備されている回転ブラシが付いていない「ノーマルヘッド」と違い、回転ブラシが付いている「モーターヘッド」が標準装備されています。吸込口に配置されているブラシがモーター駆動によって高速回転するため、フローリングやカーペットのダストピックアップ率(ゴミの除去率)は、電動工具メーカーのノーマルヘッドより優れています。

日立工機でおすすめした製品「R18DSAL(LYP)」の価格は、アマゾンや楽天で3万円前後で販売されていますが、去年シャープから発売された「FREED2」の下位モデル(EC-SX210)は、現在Amazonで24,000円前後で販売されています。下位モデルといっても上位モデル(EC-SX310)と吸引力は同等です。

それぞれの違いは、回転ブラシに配列されているブラシの種類と排気口のフィルター、そして付属品のノズルに違いがあるのみです。このモデルはハンドルとヘッドを結んだ軸上にバランスよく重たいパーツが配置されているので、電動工具メーカーの業務用モデルより質量は重たいですが、床の掃除をしている際に手首に負担がかかりにくいです。

FREED2 バッテリーの取り外し方


また、電動工具メーカーと同じセパレートチャージタイプが採用されており、ワンタッチで本体からバッテリーを取り外すことができるので、充電器で急速充電したり、予備バッテリーを用意して稼働時間を延長させるメリットもあります。さらに、シャープのバッテリーは6,000円前後で購入できるので、ハイエンドタイプの製品を販売しているメーカーの中で一番経済的にバッテリー交換ができます。

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以上が、低価格で購入できる電動工具メーカーと家電メーカーの製品のおすすめです。少しでも選びやすくなれば幸いです。
上記で紹介した製品はサイトでレビューしているので、気になるモデルがありましたら、トップページの右メニューから移動して閲覧してください。
何かほかにご質問等が、あればお気軽にお問い合わせください。

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