メッセージ本文:
━中略━
私はマキタのコードレス掃除機7.2Vを自宅で使用しているのですが、吸引力が弱いので買い替えようと思い、色々と調べていたところ管理人様のHPにたどり着きました。現在、マキタでは下記のような機種が展開されているようです。
https://dl.dropboxusercontent.com/u/57873620/makita.pdfどうせなら吸引力が一番良くて、かつ運転中にずっとトリガーを握る必要のないのがいいと思い、そうなると「CL181FDRFW」と「CL182FDRFW」に絞られました。
あとはカプセル式か紙パック式なのですが、どちらがいいと思いますか?カプセルの方がすぐゴミ箱に捨てられるので楽かな感じましたが、お手入れが面倒ではないか気になります。
━中略━
同クラス(18V)の場合、現在、国内の電動工具メーカーで一番吸引力がスペックでも体感でも強いものは、最近、紹介したリョービのBHC-1800(2015年発売)です。このモデルのスイッチはワンタッチスイッチとなっております。
集じん方式が紙パック式ではありますが、サイクロン式ユニットを装着することにより、ダストカップにゴミを集じんすることも可能です。しかし、あまりにパワフルなため運転音が他の競合メーカーより大きいという短所があります。また、マキタや日立工機に比べるとバッテリーに互換性(使いまわせる)のある電動工具やツールが少ないです。(互換性のある電動工具一覧表)
次に吸引力が強いのが日立工機のR18DSAL(2014年発売)です。しかし、このモデルのスイッチ方式はトリガー式となっているので選択肢から外れてしまいますね。
モデル名 | スイッチ | 吸込仕事率 | 集じん方式 |
CL180FD | トリガー | 30W | フィルター式 |
CL181FD | ワンタッチ | 30W | フィルター式 |
CL182FD | ワンタッチ | 30W | 紙パック式 |
マキタの場合、一番吸引力が強い18Vシリーズでスイッチ方式がワンタッチスイッチのモデルは、仰るとおり「CL181FDRFW」と「CL182FDRFW」です。「CL181FDRFW」は最近発売されたものですが、2009年に発売された「CL180FDRFW」と「CL182FDRFW」と吸引力が同等です。
カプセル式のゴミ捨ては、カタログの写真を見ると簡単に行えるように見えますが、フィルターに埃や塵が付着するので、それを取り除く際に埃が舞いあがる上に手間もかかります。
動画では分かりづらいですが、フィルターのお手入れをする際、フィルターに付着した浮遊するような粉塵は下に落ちるのではなく周辺に舞い上がります。この作業をゴミを捨てる際に毎回行っても苦にならないのであれば、カプセル式でも問題ないかと思います。
わたしは埃が舞い上がるのが嫌いなので、大きなゴミだけをダスター刷毛の柄で払い落として、フィルターに付着した粉塵は見なかったことにしてお手入れを終わらせています。しかし、長く放置をしていると吸引力が低下するので、一ヶ月に一度位の頻度でフィルターのお手入れをしています。
紙パック式はカプセル式に比べると、ゴミを捨てる際にかかる手間はほとんどありません。埃も舞い上がらせることなくゴミ捨てが行えるので衛生的です。しかし、紙パックが消耗品なので購入費用がかかる短所もあります。
マキタの紙パック(A-48511)の価格は10枚セットで500円前後です。この紙パック代にかかる費用が痛くもかゆくもなければ、紙パック式のモデル(CL182FD)をおすすめします。
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ゴミ捨てを簡単に行いたいのであれば、ゴミ捨てとお手入れの頻度が少なくなる他社(リョービ)の「サイクロン式ユニット」を装着する手もあります。(口径が若干違うのでセロテープを巻く必要あり)。サイクロン式ユニットを装着すると少し吸引力が低下するので、吸引力が低下しにくいカプセル式のモデルに装着したほうがよいかと思います。
返信:
━中略━
そして、当初はワンタッチスイッチが良いかなと思っていましたが、下記のどの組み合わせを選ぶのが最適か分からなくなりました。・ワンタッチスイッチ or トリガースイッチ
・紙パック式 or カプセル式カプセル式の動画を観たら、フィルターの埃を落とすために別途ブラシを使用するのも面倒かなと感じました。
管理人様が自宅のフローリングを掃除するのであれば、どの組み合わせにしますか?ずばり、どのメーカーのどの機種がお勧めというのはございますか?
そもそも自宅の掃除において、18Vのパワーが必要なのかも疑問に思いました。ちなみに現在はマキタの7.2Vを使用しており、これでは弱いというのは実感できています。
次に吸引力が強いのが日立工機のR18DSAL(2014年発売)です。しかし、このモデルのスイッチ方式はトリガー式となっているので選択肢から外れてしまいますね。
R18DSALに関する情報を調べたところ、プレフィルターに吸着したごみを本体を2~3回回転させることで落としやすくできる機能が魅力ですね。
これであれば、カプセルから舞い上がる埃だけをうまく避けるように工夫すれば良さそうです。お手数ですが、ご返答宜しくお願いいたします。
ご返信いただきありがとうございます。掃除する範囲が狭い場合(数分で終わる範囲)や部分的に掃除をする用途であれば、素早くON/OFFに切り替えられる「トリガー式スイッチ」のほうが向いています。
逆に掃除する範囲が広い場合は、トリガーを引いている指がだるくなってくるので、「ワンタッチ式スイッチ」のほうが向いています。また、ワンタッチスイッチは吸引モードを弱/強に切り替えられるので運転音を小さくすることも可能です。夜ちょこっとお菓子の食べかすなどを吸い取っても住居人の迷惑になりません。
電動工具メーカーのフィルター式コードレス掃除機の場合、フィルターに付着したゴミを払い落とすダスター刷毛は必須です。日立工機のモデルは仰るとおり「除じんブレード」が備わっており、ゴミを捨てる際にフィルターに付着した大きなゴミをかきおとすことが出来ますが、微細なゴミ(塵・埃)まではかきおとすことができません。なので、結局ゴミを捨てる際にダスター刷毛やブラシ等で掃い取らなければいけません。
また、R18DSALはマキタの7.2V~10.8Vのカプセル式モデルに採用されているフィルターとプレフィルターが採用されているので、目詰まりしたフィルターを水洗いしなければいけません。なので、日立工機のモデルにマキタの14.4~18Vに採用されている「高機能フィルター」を取り付けて使用する人も多いです。(ダスター刷毛で掃けば目詰まりが解消できるため)
わたしのおすすめですが、フローリングに毎日発生するチリ・ホコリ・髪の毛を掃除する用途であれば、シャープのFREED2を選びます。面倒で不衛生なゴミ捨てやフィルターのお手入れから解消されるからです。FREED2の下位モデルで十分ですし、マキタの18Vシリーズに近い金額で販売されているかと思います。ちなみに新しいFREEDが発売されるので、今ある在庫がなくなると現在の価格では購入できなくなります。
マキタのラインナップであれば、フィルターのお手入れが面倒なようなので、紙パック式で一番吸引力が強い「CL182FDRFW」を迷わず選びます。電動工具メーカーの中であれば、マキタより吸引力の強い日立工機やリョービの「R18DSAL」や、リョービの「BHC-1800」を選びます。目詰まりしても吸引力が強いのでイライラしません。
この中から選べと言われれば、マキタの2倍の吸込仕事率があるリョービの「BHC-1800」を選びます。ただしこのモデルは最近発売されたモデルなのでマキタや日立工機の製品に比べると高価なうえ、運転音がかなり大きい短所もあります。
編集手帳
埃が舞い上がららないフィルター式掃除機はない
日差しの強い場所でゴミ捨てを行うと分かりますが、どんなに口の大きなゴミ箱を使用しても、浮遊するような埃や塵は下に落ちずに周辺に舞い上がります。そして、フィルターやダストカップのお手入れを行うと、さらに大量の埃や塵が舞い上がります。
■埃が舞いあがるから、床に新聞紙を広げてする
■埃が舞いあがるから、大きな袋の中でする人がいます。
紙パック式の製品以外は、ゴミ捨て時やお手入れの際に埃・塵の舞い上がりが必ず発生します。なので、埃の舞いあがりが気になるユーザーは、わたしが調べたところ上記のような方法でゴミ捨てやお手入れを行っています。毎日掃除をすれば、頻繁にゴミ捨てやお手入れをしなければいけません。コードレス掃除機でキャニスター掃除機より手軽に掃除ができても、ゴミ捨てやフィルターのお手入れが面倒だったり、手間がかかると意味がありません。
わたしが2015年で心を奪われたコードレス掃除機はFREED2です。なぜこの製品をおすすめしているのかというと、体感重量がハイエンド機のハンディタイプの中で一番軽く、ゴミを捨てる際に一番埃・塵が舞い上がりにくいからです。さらに、面倒なフィルターのお手入れもダストカップに装着した状態でつまみを回すだけ出来るので、埃が1つも舞い上がらず簡単に行えます。もちろんこのFREED2にも短所やその他にも優れた特徴があります。興味がありましたらFREED2レビュー記事をご覧ください。