驚くほど軽くなるから他のモデルに取りけてみたい
2019年8月にダイソンから発売されたV8 Slimに搭載されている「スリムソフトローラークリーナーヘッド」は、フローリングから畳まで日本の住居に合わせて設計された日本専用モデル。従来のソフトローラークリーナーヘッドに比べると40%コンパクト+軽量になったにも関わらず、ヘッドの幅は広い範囲も効率よく掃除ができるワイドタイプを維持。さらに、ストレートパイプも改良されており、従来のものに比べると約6cm短縮化+軽量化されていることから、欧米人より平均身長が低い日本人にも取り回しやすくなっている。
同年3月に発売された軽量タイプのV7 Slimや、現在主流になっているVシリーズより軽い従来のDCシリーズに匹敵する軽さから、店頭でV8 Slimを試用した人や実際に購入した人からはその軽さに驚きの声があがっている。しかし、V8 Slimの本体と従来のV8やV7の本体重量には大きな差がないため、V8 Slimのストレートパイプやヘッドを今持っているモデルに装着できないかと考えている人も多いのではないだろうか。そこで、当サイトでは比較的新しいVシリーズのモデルを使ってV8 Slimのパーツを装着できるか検証を行ってみた。
●従来のヘッド:11×6×25(cm)
●新しいヘッド:8×5×25(cm)
※コンパクトになったから取り回しやすい!
●従来のヘッド:766g
●新しいヘッド:423g
※340gの差はかなり大きい!
●従来のストレートパイプ:720mm
●新しいストレートパイプ:658mm
※6cm短縮化により女性や高齢者でもダイソンが使える!
●従来のストレートパイプ:284g
●新しいストレートパイプ:202g
※コードレスだと80gの違いは大きい!
V6/V7/V8/V10/V11にV8 Slimのヘッドと延長管を取り付けられるのか?
●[V6本体]+[V6延長管]+[V8 Slimヘッド] ✕
●[V6本体+[V8 Slim延長管]+[V8 Slimヘッド] ✕
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V6シリーズ
同じVシリーズでも一番古いV6シリーズには、「クリーナーヘッド」「ストレートパイプ」「アタッチメント」を簡単に着脱することができる「スームズフィット機構」が採用されていないため、V8 Slimに付属されている「スリムソフトローラークリーナーヘッド」や「ストレートパイプ」を取り付けることはできなかった。
ちなみに「V6 Fluffy」と「V8 Slim Fluffy」と持ち比べて掃除をしてみると「V8 Slim Fluffy」のほうが断然軽かった。200gという重さは人間にとって軽い重量だが、2kgのコードレスクリーナーに200gの贅肉がついているかついていなかだと体感重量に大きな差を感じた。
●[V7本体]+[V7延長管]+[V8 Slimヘッド] ○
●[V7本体]+[V8 Slim延長管]+[V8 Slimヘッド] ○
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V7シリーズ
V8の翌年に発売されたV7シリーズにもノズルを簡単に着脱できる「スームズフィット機構」が受け継がれているため、V7の本体にV8 Slimの「スリムソフトローラークリーナーヘッド」や「ストレートパイプ」を装着することは可能であった。また、バッテリー容量はV8より小さいものの、フローリングだけでなく毛足の長いカーペット上でもローラーは止まることなく回転した。
ちなみにV7とV8本体は非常に似たフォルムになっており、大きな違いは連続運転時間に左右するバッテリー容量。V7のバッテリー容量はV8より小さくなった廉価モデルのため、本体重量が約90g軽くなっている(V7:1,440g/V8:1,530g)。このため、双方の本体に軽量化された「クリーナーヘッド」と「ストレートパイプ」を取り付けると少しV7のほうが軽く感じた。
●[従来V8本体]+[従来V8延長管]+[V8 Slimヘッド] ○
●[従来V8本体]+[V8 Slim延長管]+[V8 Slimヘッド] ○
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V8シリーズ
当然、同シリーズである「従来のV8」と「V8 Slim」は本体は同じ仕様になっているため、予想通り従来のV8に軽量化された「スリムソフトローラークリーナーヘッド」と短縮化された「ストレートパイプ」を取り付けて使用することができた。
ちなみに家にあるV8は発売当初に購入した先発品。実は同じ本体に見えても先発品であるV8より、後発品であるV8のほうがバッテリー容量が小さくなっているため、本体重量はV8 Slimのほうが少し軽いのだ。
このため、双方の本体に新しいスリムソフトローラークリーナーヘッドとストレートパイプを取り付けた場合、わずかにV8 Slimのほうが軽く感じた。
・V8 (先発品)本体重量:1,578g
・V8 (Slim)電池容量:2400mah
・V8 (Slim)本体重量:1,530g
●[V10本体]+[V10延長管]+[V8 Slimヘッド] ○
●[V10本体]+[V8 Slim延長管]+[V8 Slimヘッド] ○
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V10シリーズ
ダイソンのスティック機はV10からクリアビンとサイクロンが直線的に配置されており、見た目はかっこよくなったものの本体は大きくなりずっしりと重たい。フォルムがジョウロ型からピストル型に変更されたV10だが、V8から採用されている「スームズフィット機構」は健在しているため、V8 Slimの「スリムソフトローラークリーナーヘッド」と「ストレートパイプ」難なく取り付けることができた。また、V7、V8同様にカーペットや畳だけでなく、ヘッドに搭載されたモーターに負担のかかるカーペットやラグでもローラーは止まることなく回転した。
●[V11本体]+[V11延長管]+[V8 Slimヘッド] ○
●[V11本体]+[V8 Slim延長管]+[V8 Slimヘッド] ○
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V11シリーズ
2019年に発売されたV11シリーズは連続使用時間やメンテナンス情報などをお知らせしてくれる「液晶ディスプレイ」を搭載。機能面では従来モデルに比べると便利になったものの、力の弱い女性やお年寄りにおすすめするのを躊躇してしまうほど重量が重たくなっている。最新モデルであるV11にもV8から採用されている「スームズフィット機構」は健在しているため、V8 Slimの「スリムソフトローラークリーナーヘッド」や「ストレートパイプ」を取り付けて使用することができた。本体は過去最高に重たいにもかかわらず、体感重量はかなり軽くなり、軽い力でヘッドを前後にストロークさせることが可能。また、手を伸ばした状態でヘッドを肩より上に持ち上げることもでき、ヘッドとパイプの軽量でここまで変わるのかと驚いた。
V8 Slimの「クリーナーヘッド」と「ストレートパイプ」を単品で購入できるの?
V8 Slimを買った人でないと単品販売してくれない
V8 Slimに標準装備されている「ストレートパイプ」と「スリムソフトローラークリーナーヘッド」は、ダイソンの公式オンラインストアでは販売されていないため、「話そうダイソン」に電話して問い合わせてもらったところ、単品で注文することができるのはV8 Slimを持っているユーザーだけのようだ。(現在発売されたばかりで在庫がないとのこと)。
また、ダイソンの各モデルのパーツは正規流通でない並行輸入品がアマゾンや楽天市場などで多く見られるが、V8 Slimは海外で販売されていない日本仕様のモデルのため、並行輸入品としてネット通販などで販売することは難しいそうだ。常にアンテナを建てておき新しく販売されたら、この記事に販売元と価格をすぐに追記したい。