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ダイソンにマキタのバッテリーを装着できる変換アダプターを使ってみた!普段使いして分かったメリットとデメリットをわかりやすく解説

コードレスクリーナーのデメリット

バッテリーのランニングコスト

ダイソンの掃除機を紹介するサイトを運営していると、同社の古い製品についてご質問をいただくこともあるので、新機種との比較や検証が行えるように歴代モデルを廃棄していないようにしています。ダイソンは2011年に最初のスティック機をDC35をリリースし、その後20年以上アップデートを繰り返しているため、ダイソンの製品だけで20機種近く所持しています。


しかし、コードレス掃除機を長く使用しているとバッテリーが劣化するため、連続使用時間が極端に短くなるという問題が発生します。また、定期的に充電を行っていても、長期間使用していないとバッテリーが急激に劣化するハズレがあることもわかりました。

すべてのダイソンの旧モデルのバッテリーを交換すると費用がかさむため、マキタの電動工具に使われているバッテリーをダイソンのコードレスクリーナーに装着できる「バッテリー変換アダプター」を利用してバッテリーの費用を節約できるのか確かめてみました。

ダイソンにマキタのバッテリーを取り付ける方法

先ずはダイソンのバッテリーを取り外します。最初はバッテリーが死亡したDC74で試したかったので、DC74(写真の製品)のバッテリーを取り外しました。比較的新しいモデルはワンタッチで取り外せる着脱式バッテリーが採用されているのに対し、古いモデルはバッテリーがネジ止めされているため、プラスドライバーが必要になります。

バッテリーの前側と本機のハンドル(後側)にネジ止めされています。


今回購入したバッテリー変換アダプターはMT18V6というモデルです。V6用として販売されていますが、DC61/DC62/DC74/V6のバッテリーは共通なので、この変換アダプターでDC74にも装着して使用することができるはずです。

その他に、DC35/DC45用やV7/V8用の変換アダプターも販売されていました。また、ハイコーキのバッテリーをダイソンに装着できる変換アダプターも販売されているようです。

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バッテリー変換アダプターの接続口は、マキタの電動工具のバッテリー接続口と同じになっています。


バッテリー変換アダプターを本体にネジ止めしました。


マキタの18Vバッテリーを用意します。今回は9年前に購入した18Vバッテリーを使用することにしました。同じ電圧のバッテリーを複数所持しているので、1つのバッテリーでDC62/DC74/V6のスティック機に使い回すことができればお得感が高いです。


マキタの電動工具と同じようにバッテリーをスライドさせると装着することができました。


バッテリーをワンタッチで着脱できるようになるので、予備バッテリーを用意するとダイソンを延々と駆動させることもできそうです。なぜなら、マキタの急速充電器を使えばバッテリーを約20分でフル充電できるからです(容量3.0Ahの場合)。

バッテリ容量重量
BL18303.0Ah640g
BL1830B3.0Ah635g
BL18404.0Ah640g
BL1850B5.0Ah635g
BL1860B6.0Ah660g

 

吸引力


DC74のバッテリーの電圧は21.6Vなのに対し、マキタのバッテリーはそれより低い18V。パワーが落ちないだろうかと不安でしたが、パワーが顕著に低下した感じはなく、パワーヘッドと組み合わせれば、十分メイン機として使えるモデル(マキソン)です。

ブラシパワー


装着しているバッテリーの電圧が低下したことで、ヘッドのブラシパワーが低下していないか不安でしたが、フローリングや畳のようなフラットな床面だけでなく、ブラシモーターに負荷がかかるカーペットや、毛足の長いラグの上を掃除しても、ブラシが止まることはありませんでした。

連続使用時間

9年前に購入した18Vバッテリー[BL1830(3.0Ah)]を装着して、使用頻度の高い[通常モード]の駆動時間を測定すると、パワーヘッドを装着した状態で約17分使用することができました。新品のバッテリーだと20分以上は使えると思います。

実際は21分近く使用することができましたが、変換アダプターの赤いランプが点灯してから、スイッチがすぐにOFFになったりしたので、その度にスイッチを引き直す必要があり使いにくかったです。

その他の機種との互換性


DC74と同じバッテリーが採用されているDC62/V6/V6 Mattressにも装着してみましたが、通常モード、MAXモードともに駆動しました。おそらくDC61のハンディにも対応するでしょう。

普段使いしてわかった欠点

本体が重たくなり、掃除のハードルがあがる

本体+純正バッテリー1,224g
本体+アダプタ917g
本体+アダプタ+BL18301,525g
アダプタのみ109g
マキタ バッテリー BL1830(3.0Ah)640g

純正バッテリーのあったところにバッテリー変換アダプターを本体に取り付け、さらにその変換アダプターにマキタの重たいバッテリーを取りつける構成のため、本体の高さが大きくなるうえ、重心バランスが悪くなります。

バッテリー変換アダプター自体は109gと軽いですが、マキタの18Vバッテリー(3.0Ah)は、満充電の状態で640gあります。純正バッテリーを装着した本体より約300gも増えるため、力の弱い女性や年配者には敬遠されそうな重厚感になります。

収納用ブラケットに収納できなくなる

マキタのバッテリーを取り外しても、ダイソンに付属されている「収納用ブラケット」に収納できなくなるため、壁に立てかけて収納+充電することができなくなります。また、充電はバッテリーを取り外して充電器で充電する必要があるため、充電時のバッテリー着脱に一手間がかかるのもネックです。

立てかけて収納したかったので、自作のブラケットを作って社外品のクリーナースタンドに取り付けて収納することにしました。作ることが難しい場合は、ストレートパイプ(延長管)を支えるハンガー付きのスタンドを購入するとよいでしょう。

1つのネジで固定しているため破損しないか不安

DC62/DC74/V6の純正バッテリーは2本のネジで本体に固定する設計ですが、購入した変換アダプターは1本のネジでしか留めることができません。1本のネジ止めでも使用に問題はありませんが、長く使っていると経年劣化や強い負荷がかかったときにネジ止めしている部分が破損しないか不安です。

なぜか変換アダプターの前側はV7/V8のバッテリーと同じ設計になっており、前側は2本のネジで留める設計になっています。DC62/DC74/V6の前側は1本のネジで留める設計のため、前側を本体にネジで留めることができなくなっています。

あきらかに設計ミスでグラついたり破損しやすくなるかもしれないので、従来機(DC6x/DC7x/V6)に電動工具メーカーのバッテリーを装着して使いたい方は、2本のネジで本体に固定できるバッテリー変換アダプターを選んだほうがよいでしょう。

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🔋互換性: この製品は、マキタのバッテリーと互換性があるように設計されたダイソン V6 コンバーターです。 さらに、DC58、DC59、DC61、DC62、DC72、Absolute、Animal、Motorhead、Slim、SV03、SV04、SV05、SV06、SV07、および SV09 を含むさまざまな Dyson V6 モデルとも互換性があります。

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