●プライムデーとはAmazonで年に一度だけ行われる大セール
●プライムデーのセールは「プライム会員」しか参加できない
●会員費:月間プラン(500円)年間プラン(4,900円)
●Amazonプライムは初めての利用であれば30日間の無料体験も可能
●「Prime Music」邦楽・洋楽が聴き放題
●「Prime Reading」書籍や漫画が読み放題
●「Prime Photo」写真を容量無制限で保存できる
プライムデーとは?(プライム会員限定の大セール)
「Amazon Prime Day(プライムデー) 」とはプライム会員にならないと参加することができない「プライム会員限定」のセールである。プライムデーは年に一度だけ行われる大セールで、前日からTVやネットでも広告が頻繁に流れるため、欲しい商品がセール対象にならないかと注目しているユーザーも多いのではないだろうか。
特に販売数が限定されている「プライム限定タイムセール」では、通常のタイムセールより価格が大幅に下がることがありすぐに売り切れるほど人気が高い。プライム会員になると、荷物のお急ぎ便・お届け日時指定便が無料になるだけでなく、プライム登録されている本・ビデオ・音楽が無料で利用することができるので個人的にもおすすめである。
プライムデーのダイソンは型落ちモデルなの?本当にお買い得?
プライムデーでは、毎年、各メーカーの掃除機が登場する。掃除機の中でもすぐに売り切れてしまうメーカーが「ダイソンのコードレスクリーナー」や「アイロボットのルンバ」だ。人気が高いメーカーなので憧れのダイソンやルンバを狙っているユーザーも多いことだろう。
しかし、掃除機を販売する家電メーカーは毎年新しいモデルを発売するため、セールで出品された商品が本当に「信頼できるものかどうか?」「お買い得なのか?」と不安になり、ネットで記事や口コミを見て判断するのに手間をかけている人も多いのではないだろうか。
そこで、毎年ダイソンの新モデルを購入している管理人が、今年のプライムデーに登場するダイソンの掃除機の特徴を端的に分かりやすく説明し、価格が安いかどうか検証してみることに。口コミやレビューを見て総合的に判断することが難しい人の参考になれば幸いである。
2019年のプライムデーで販売されたダイソン
Dyson V10 Fluffy SV12 FF
●2018年に発売されたシリーズ
●V10以降サイクロンとクリアビンが直線的に配置されてフォルムが変更
●MAXモードの吸込仕事率はV7/V8より高い
●吸込仕事率:通常:28WA/強:130WA
●連続使用時間:省電力モード:40分/通常:20分/強:8分
●V10Fluffyで掃除をした動画はこちら
●V10 Fluffyのゴミ捨て動画はこちら
後述するプライムデー初日から登場したV7Fluffyは早々に売り切れたものの、最終日の残り3時間前にV10Fluffyが追加された。
V10シリーズの最大の特長はダストボックス(クリアビン)とサイクロンの向きが変わり、従来モデルとフォルムが大きく変わったことだ。空気とゴミが流れる風路が直線的に配置されたことと、デジタルモーターV10を搭載したことで吸引力が従来モデルより向上。さらに、プレモーターフィルターとポストモーターフィルターが一体化し、フィルターお手入れが従来モデルより簡単になっている。また、クリアビンをゴミ箱の奥に入れながらゴミ捨てが行えるため、ゴミ捨て時に埃が舞い上がりにくいのも家庭で使うには高ポイント。
過去にAmazonで販売された価格と比較すると最安値になっているが、今年の3/25~4/2のあいだに近い価格まで値下がった時期が発生しているようだ。決算月が過ぎてからの実勢価格は5万以上のうえ、価格.comに掲載されている最安値ショップより割安のため、最終日に追加されたV10 Fluffyはお買い得といえる。
Dyson V7 Fluffy SV11 FF OLB
●2017年に発売されたシリーズ
●比較的新しいモデルの中で一番軽い
●バッテリー容量が小さいためV8より運転時間が短い
●吸込仕事率:通常:21WA/強:100WA
●連続使用時間:通常:20分/強:6分
●ソフトローラークリーナーヘッドで掃除をした動画はこちら
●V7 Fluffyのゴミ捨て動画はこちら
2019年のプライムデーセールに登場したダイソンのスティックタイプのコードレスクリーナーは、オンライン限定モデルの「V7 Fluffy SV11 FF OLB」である。他のV7 Fluffyと比べると付属品(アタッチメント)が少ないため価格が安く、床だけを掃除したい人に最適なモデルとなっている。アタッチメントは後から購入することも可能となっており、公式オンラインで注文するより「Amazonの並行輸入品」のほうが割安。
V7シリーズは2017年に発売された型落ちモデルとなるが、比較的新しいシリーズ(V7/V8/V10/V11)の中で本体重量が軽いため、軽さにウェイトを置きたいユーザーには人気となっている。比較的新しいシリーズの中で軽い理由はバッテリー容量が小さくなっているからである。このため、連続使用時間が前年モデルのV8シリーズより短いデメリットも存在する。
ゴミ捨て方法はV7以降のモデルから簡単になっており、本体上部にあるレバーを引くと同時にダストカップのフタが開きゴミが落ちていく設計となっている。また、レバーを引いたときにスクレイパーがゴミをこそぎ落としてくれるため、従来モデル(V6以前のシリーズ)のようにゴミがダストボックスの中で詰まったりせずしっかり捨てられるのも高ポイント。
タイムセールに登場した「V7 Fluffy SV11 FF OLB」は、現在(26,800円)で販売されている。V7 Fluffyがセールで3万円を切るというのは非常に珍しく、ここ1年の中で一番安い割引率となっている。また、価格.comに掲載されている最安値のショップよりも安いことから、今回プライムデーで登場したダイソンはかなりの特価といえる。※追記7/16:売り切れました。
Dyson V6 Baby+Child HH08DCBC
2019年のプライムデーセールにはDysonのスティックタイプのクリーナーだけでなく、ハンディタイプの「Dyson V6 Baby+Child」も出品されている。Dyson V6 Baby+Childはスティックタイプのモデルと違い「ストレートパイプ」や「床用モーターヘッド」が付属されていないため、床の掃除には不向きであるが、目についたゴミをサッと掃除するには最適となる。アタッチメントには「コンビネーションノズル」「スキマノズル」「ハードブラシ」「フトンツール」が同梱されており、目についたゴミだけでなく、手の届きにくい狭い場所、玄関の砂埃・泥汚れ・布団などの寝具の掃除にも最適である。
2018年のプライムデーで販売されたダイソン
7/16「V8 Absolute Extra SV10 ABL EXT」が登場
(7月16日11:59)に登場するダイソンを全体のセールページで確認した。本日11:59から「V8 Absolute Extra SV10 ABL EXT」が限定300台で販売されるようだ。ちなみに、V8 AbsoluteはV8シリーズの中でヘッドや付属品が豊富なモデルなので、販売数が少ない場合、価格によってはすぐに売り切れる可能性が高い。
7/17「V8 Absolute Extra SV10 ABL EXT」が登場
(7月17日16:00)に登場するダイソンを全体のセールページで確認した。17日の16:00から1日目に登場した「V8 Absolute Extra SV10 ABL EXT」が限定800台で販売されるようだ。1日目に販売されたダイソンは1分もしないうちに売り切れてしまったので、販売された瞬間カートに入れてから購入するか決めたほうがよいだろう。
価格はいくらならお買い得?(51,780円以下なら安い)
全国の通販サイトで販売されている商品の販売価格やクチコミ情報が分かる「価格COM」によると、現在「V8 Absolute Extra」を最安値で販売しているショップは、51,780円(税込)で販売している。
そして、アマゾンでは「V8 Absolute Extra」をここ1年間で一番安い価格で販売した日は「4/25」と「6/2」の56,800円(税込)である。ちなみに、タイムセールでは2回とも約61,000円で販売している。
従って、今回のプライムデーでセール販売される「V8 Absolute Extra」が、51,780円以下であればお買い得といえるだろう。それ以上の価格で販売されていた場合、アマゾンで購入するメリットはない。
いつ(何時何分)に販売されるの?
1日目に販売されるプライム限定タイムセール品は、当日に「家電のセールページ」に表示されるため販売時間を把握することができる。しかし、2日目に販売されるセール品は、何がどのタイミングで発表されるかは、その商品によって異なるため把握することができない。従って、随時更新される情報をチェックする必要がある。
一瞬で売り切れる限定タイムセール品を買う攻略法
プライムデーで販売されるセール品には「販売数が限定されているもの」と「販売数が限定されていない」2種類が存在する。数量が限定されている商品で人気のある商品は買おうか買わないか悩んでいるあいだ(一瞬で)に売り切れてしまうようになった。そこで、毎回購入できない人のために、販売数が限定されている商品を購入するコツを記したい。
まずはじめに、狙っている商品の販売が開始された瞬間に価格を見ずにショッピングカートに追加してしまおう。カートに商品をキープできる時間は15分なので、15分以内に割り引かれた値段を見て注文するかしないか選択するとよいだろう。
もし、限定数に達してカートに入れられなかった場合は、「キャンセル待ちに登録」するボタンを押す。実は対象商品をショッピングカートに追加した人が15分以内に注文を確定しなかった場合、キャンセル待ちの登録順でご注文可能となるのだ。キャンセル待ちの順番が来るとアマゾンAmazon.co.jp ページの右上に、対象商品が注文可能になった旨のお知らせが表示されるので3分以内にタイムセール割引の価格で注文を確定しよう。
V8 Absoluteの特徴
いつ発売されたモデルなの?(2016年モデルだけど実力は№2)
「V8シリーズ」が発売されたのは2016年なので、今回プライムデーで販売される「V8 Absolute」は2年前に発売されたシリーズのラインナップとなる。しかし、1年前に発売されたV7シリーズは「V6」と「V8」の中間に位置する廉価版なので、V8シリーズは去年まで性能が現行機種の中でトップクラスのフラッグシップ(旗艦機)であった。
そして、現在のフラッグシップモデルは、2018年に発売された「V10シリーズ」なので、V8シリーズは性能的に№2を誇るモデルとなる。ワンピースの麦わらの一味で例えると船長のルフィと互角に戦えるロロノア・ゾロといったところである。
「V8 Absolute Extra」の「吸引力」「連続使用時間」「充電時間」はどれくらいなの?
上記の連続運転時間は、床用モーターヘッド(ソフトローラ)を装着した状態の稼働時間である。
一般的に床の掃除をする場合は、「標準モード」で使用するユーザーが多い。なぜなら、MAXモードの稼働時間が極端に短いため、部屋数が多いとMAXモードを使用するとすぐにバッテリー残量がなくなってしまうからである。実は、V8は「標準モード」で使用した場合、最新モデルのV10より稼働時間が10分も長く、もっともよく使用される「標準モード」のスタミナは現行機種の中で一番長い。
ただし、バッテリーが空になった状態からフル充電する場合は、現行機種の中で一番長い5時間となる。フロアの掃除が30分位内で終わるのであれば、充電時間の長さは大きなデメリットとはいえないが、1日に掃除をする時間が軽く30分以上かかる場合は5時間という時間は長い時間といえる。ちなみに、主婦が掃除機に費やす時間の平均は20分と言われている。
V8シリーズのMAX時の吸引力は比較的新しいモデルと比較するとナンバー2の実力を誇っている。個人的にも吸込仕事率が100WAを超えるモデルの吸引力に不満はない。ただし、「標準モード」の吸込仕事率は28Wと新モデルや従来モデルと差がないので、フローリングの掃除がメインの場合、格下モデルのV6やV7でも十分な集じん力を持っている。
「V8 Absolute Extra」は他のV8モデルと何が違うの?
V8シリーズは付属されている「アタッチメント」や「床用ヘッド」の違いで大きく4種類のモデルが存在する。
V8 Absolute Extraのアタッチメントには、標準付属品である「コンビネーションノズル」「隙間ノズル」「ミニモーターヘッド」「収納用ブラケット」に加え、「フトンツール」「ハードブラシ」「延長ホース」が付属されている。家のフロアから布団・ソファー・車内など、どんな場所も掃除ができる専用ツールが魅力的となっている。
比較的新しいシリーズ(V6~V10)には、Fluffyモデルに装備されている大小のゴミを同時に集じんできる「ソフトローラークリーナーヘッド」と、Animalモデルに装備されているカーペットからペットの毛や微細なゴミの集じん力が優れている「ダイレクトドライブクリーナーヘッド」という床用モーターヘッドが存在する。V8 Absolute Extraには、この2つのヘッドが同梱されている最上位モデルなので、フローリング、畳、カーペット、全てのフロアに対応する。
「V8 Absolute Extra」も部屋の空気より綺麗な空気を排出するの?
ダイソンといえば「吸引力の変わらないただひとつの掃除機」に次いで、「部屋の空気よりもきれいな空気を排出する掃除機」という名コピーを打っており、普段TVを見る人であれば一度は耳にした人も多いのではないだろうか。
ダイソンから2015年に発売されたV6以降のモデルには、本体後部に「ポストモーターフィルター」という第二のフィルターを搭載している。このポストモーターフィルターは空気清浄機などにも搭載されているHEPAフィルターと同等の性能をもっているため、V6~V10部屋の空気より綺麗な空気を排出することができる。
ちなみに最新のV10シリーズのモデルは、サイクロン部分で遠心分離できなかった微細なゴミを捕集する「ポストモーターフィルター」と、空気中を浮遊するようなハウスダストを捕集する「ポストモーターフィルター」が一体化されており、他のモデルより簡単にフィルターのお手洗いが行える。(写真参照)フィルターのお手入れ目安は、どのモデルも一ヶ月に一回である。
「V8 Absolute Extra」のゴミ捨ては簡単なの?
ダイソンの掃除機は他メーカーの掃除機と比べると、微細なゴミを吸引しても吸引力が低下しにくいという強みがあるものの、ゴミ捨てが面倒くさいという批判レビューも多く散見される。従来のダイソンのコードレス掃除機は、ダストカップのフタをワンタッチで開いてゴミをドサっと落とすことができたが、ダストボックス内にゴミがひっかかることがあり、その度に棒などを使ってゴミを取り出さなければいけなかったので、この批判レビューを否定するつもりはない。
しかし、V8シリーズ以降に発売されたモデルには、従来のモデルと違う「新ゴミ捨て機構」が搭載されている。従来モデルと比べると、ゴミ捨て時に半手動の操作を加えることになるが、ダストボックス内に配置されたスクレイパーがゴミをこそぎ落としながらゴミ捨てが行えるので、ゴミが引っかかることはほとんどなくなった。
ちなみに、V7とV8は同じゴミ捨て機構が搭載されているが、最新モデルのV10シリーズは、ダストボックスの向きが90度変わったことにより、小さなゴミ箱にも本体を入れながらゴミ捨てが行えるので埃が舞い上がりにくい。(動画参照)
当サイトでは、ダイソンの製品に付属されている「専用ツール」や、掃除機で重要視する「スペック(仕様)」を分かりやすくまとめた「ダイソンの性能比較表」をご用意しております。もし、V8 Absolute Extra以外のモデルにも興味がありましたら、ダイソンのスティック型コードレス掃除機選びの参考にしていただければ幸いです。