2015年モデルで比較 | |||
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シリーズ | エルゴラピード (電圧14.4V) | エルゴラピード (電圧18V) | エルゴパワー (電圧25.2V) |
モデル(型番) | ZB3104 ZB3107 | ZB3114AK ZB3113AK | ZB5022 |
スタイル | スティックタイプ ハンディタイプ | スティックタイプ ハンディタイプ | スティックタイプ |
ダストピックアップ率 | フローリング98% カーペット47% | フローリング98% カーペット53% | フローリング98% カーペット66% |
連続使用時間 | 通常:30分 最大:13分 | 通常:45分 最大:16分 | ノーマル:60分 パワー:27分 ブースター:15分 |
充電時間 | 4時間 | 4時間 | 4時間 |
集じん容量 | 500ml | 500ml | 800ml |
本体重量 | 2.5kg | 2.6kg | 3.0kg |
バッテリー | 内蔵バッテリー | 内蔵バッテリー | 取外し式 |
付属ノズル | スキマノズル ブラシノズル | スキマノズル ブラシノズル ロングスキマノズル ホース 布団用ノズル 布ノズル | なし |
仕様やスタイルに違いがある「エルゴラピード」と「エルゴパワー」
エレクトロラックス社のコードレス掃除機は、デザイン性の高さに一目ぼれをして購入する方が多いようですが、各シリーズの特徴を把握していないと後悔する場合があります。
同社のコードレス掃除機は、「エルゴラピード」「エルゴパワー」「ラピード」3つのシリーズがありますが、特に「エルゴラピード」「エルゴパワー」の見た目が同じなので注意が必要です。
ちなみに「エルゴラピード」と「エルゴパワー」はスティック型コードレスクリーナーですが、「ラピード」はハンディタイプなので、広範囲の床を掃除する場合は不向きです。
エレクトロラックス
掃除機 性能比較表
エレクトロラックス社の全モデルの性能の違いが分かる比較表は上記のページからどうぞ。
スタイル(型)の違い
エルゴラピードシリーズのモデルは、スティックタイプからハンディタイプを取り外して使える「2in1スタイル」が採用されており、床の掃除だけでなく、卓上や自動車内まで幅広い場所を掃除ができるので人気があります。
一方、エルゴパワーシリーズのモデルは、「2in1スタイル」が採用されていないので、スティックタイプとしてしか使うことができません。そのため、エルゴラピードのように、卓上や車内の掃除はできず、床の掃除しかすることができません。
おそらく色や価格だけを見て購入したと思われますが、エルゴパワーを購入してハンディクリーナーとして使えないことを知り、後悔しているレビューをちらほら見かけます。特に型落ちのエルゴパワーが価格が低価格で販売されています。
コードレス掃除機で床以外の掃除もしたい場合はエルゴラピードがおすすめ、床のみを掃除する場合は、吸引力やダストピックアップ率が強いエルゴパワーのほうがおすすめです。
ちなみに、エルゴラピードシリーズには「14.4V」と「18Vタイプ」があり、18Vタイプは「布団用ノズル」や「ホース」が付属されているので、今流行りの布団掃除機として使うことができまるうえ、本体がつっかえて掃除がしにくい場所(車内シート下など)も掃除ができます。
「吸引力」と「ダストピックアップ率」の違い
エロレクトロラックス社の製品は、吸引力の目安となる「吸込仕事率」を公表していません。しかし、エルゴパワーはエルゴラピードより電圧が高い25.2Vのリチウムイオンバッテリーが搭載されていることから、「吸込仕事率」は強くなっているはずです。
実際にヘッドのホースを外して吸込口に手を当てて確かめてみましたが、あきらかにエルゴパワーのほうが「吸込仕事率」は強く感じました。
ちなみに18Vのエルゴラピードの「最大モード」と、エルゴパワーの「パワーモード」を比較すると、エルゴパワーの「パワーモード」のほうが、エルゴラピードの「最大モード」より、少し吸引力が強く感じました。
エルゴパワーの「ブースターモード」と「パワーモード」と比較すると顕著な差があるので、吸引モードがMAXモードの状態では、エルゴパワーのほうがエルゴラピードより圧倒的に吸引力が強くなります。
ただし、どのシリーズのモデルも床用ヘッドに回転ブラシが備わっているので、フローリングのダストピックアップ率(ゴミの除去率)は同じになっています。従って、家のフロアがフローリングの部分が多い場合で掃除予算を抑えたい場合は、価格の安い14.4Vのエルゴラピードがおすすめです。
カーペットからより多くのハウスダスト(アレルギン)を搔きだして吸引したい場合は、ダストピックアップ率の高いエルゴパワーのほうがおすすめです。ちなみにエルゴパワーの「ブースターモード」時のブラシパワーはきちがいじみてるほど強力です。どんなに長いカーペットやラグを掃除しても、回転ブラシが止まることはないでしょう。大人の力を使って手で抑えても止めることができません。
運転時間の違い
上で説明しましたが、エルラピードの「最大モード」と、エルゴパワーの「パワーモード」の吸引力を比べると、エルゴパワーの「パワーモード」のほうが少し上です。この「最大モード」と「パワーモード」の連続運転時間を比べると、エルゴパワーの「パワーモード」のほうが、10分以上も長く運転することができます。
どちらのシリーズも充電時間に約4時間もかかるので、掃除をする範囲が広く、少しでも長く掃除をしたい場合はエルゴパワーのほうがおすすめです。ただし上で説明しましたがエルゴパワーは「2in1スタイル」が採用されていないので、ハンディクリーナーとして使うことが出来ないので注意が必要です。
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シリーズ | エルゴラピード (電圧14.4V) | エルゴラピード (電圧18V) | エルゴパワー (電圧25.2V) |
集じん容量 | 500ml | 500ml | 800ml |
集じん容量の違い
エルゴラピードとエルゴパワーの集じん容量を比較すると、エルゴパワーのほうが集じん容量が大きいことがわかります。集じん容量とはダストボックスにゴミを溜められる量なので、集じん容量が大きいほど、一度にたくさんのゴミを溜めておくことができます。
ただし、エルゴラピードの集じん容量は500mlと少ないですが、各メーカーの製品と比べると比較的集じん容量が大きい部類に入ります。それに、頻繁に掃除をしていれば、一度の掃除でダストボックスがいっぱいになることはありません。なので、集じん容量はあまり選ぶポイントとして重視する必要はないと思います。
ちなみにエレクトロラックス社のコードレス掃除機は、サイクロン式として販売されていますが、すぐにフィルターが目詰まりする構造になっているので、こまめにゴミ捨てとフィルターの手入れをしたほうがよいでしょう。なぜなら、フィルターの目が細かいので、目詰まりした際、かなりモーターに負担がかかるはずです。フィルターが目詰まりした状態で使い続けていると故障の原因になるでしょう。
バッテリーの違い
エルゴラピードはバッテリーがハンドユニットに内蔵されているため、バッテリーの寿命が来た際に自分で交換することができません。なので、バッテリーを交換する場合、ハンドユニットごと購入しなければいけません。
一方、エルゴパワーはバッテリーを本体からワンタッチで取り外せるため、バッテリーの寿命が来た際、バッテリーのみを交換するだけで済みます。なので、バッテリー交換時に大きなゴミがでないうえ、予備バッテリーを用意しておくことで稼働時間を大幅に伸ばすことも可能です。
エルゴラピードの「ハンドユニット」や、エルゴパワーの「バッテリー」は、エレクトロラックスの「公式サイト」や「楽天市場」に出店しているオンラインショップで購入することが可能です。2015年モデルは、まだ登場してから間もないので、消耗品はまだ販売されていませんが、そのうち販売されるでしょう。ちなみにバッテリー交換費用は、エルゴラピードの14.4Vが一番経済的です。
本体重量の違い
エルゴラピードの質量(2.6kg)に比べ、エルゴパワーの質量は(3.0kg)もあるので、エルゴパワーのほうが持ち上げたときに手に負担がかかり重たく感じます。
しかし、エレクトロラックスのスティック型コードレス掃除機は、重心が下にあるタイプなので、ダイソンやマキタのような重心が手元に集中しているタイプより、掃除をしている体感重量はほとんど感じません。
なので、エルゴパワーは質量が3kgもありますが、ヘッドを前後に動かす動作では、本体の重みによる手首負担はほとんど感じません。ただし、若干、エルゴラピードより重心部分が重たいので、ヘッドを前後に動かす際は、エルゴラピードより手に力をいれる必要があります。
ちなみに、各メーカーの製品に比べると3kgは決して軽い部類には入らないので、ヘッドを持ち上げるシチュエーションが多い用途では、手首に負担がかかりエルゴパワーは不向きです。
付属品(専用ノズル)の違い
エルゴラピードと違い、エルゴパワーはハンディタイプとして使うことができないので、当然、ハンディクリーナーに取り付ける専用ノズルが付属されていません。一方エルゴラピードは、スティックタイプとしてもハンディタイプとしても使うことができるので、専用ノズルが豊富です。
ちなみに18Vのエルゴラピードは、スキマノズルやブラシノズル以外にも、色々と専用ノズルが付属されており豊富なので、お掃除の幅が広がります。コードレス掃除機1本で、布団、ソファー、車内のシート下など、本格的な掃除をしたい場合は、エルゴラピードの18Vモデルを迷わず選んだほうがよいでしょう。