さらにターボモードが強くなったマキタターボ2
2016/1/4に、『通販生活』春号がウェブサイトで発表されたというメールマガジンが届いていた。この注目新商品の中に、新しい通販生活限定オリジナルモデルのマキタ充電式クリーナー(マキタターボⅡ-CL103DX)が追加されていた。さっそく、パワーアップされたといわれる新モデルを注文し、人気のあった従来機種(CL103DW)と何が変わったのか比較してみた。
ちなみに、情報によるとCL103DXは、「ロフト」や「蔦屋家電」のようなショップにも販売されているみたいです。情報提供してくださりありがとうございました。
「従来機種:CL103DW」と「新機種:CL103DX」の違い
CL103DW (従来機種) | スペック | CL103DX (新機種) |
2013年 | 発売日 | 2016年 |
強:14W ターボ:20W | 吸込仕事率 | 強:16W ターボ:27W |
標準:30分 強:15分 ターボ10分 | 連続使用時間 | 標準:30分 強:15分 ターボ12分 |
3時間 | 充電時間 | 4時間 |
1.5Ah | バッテリー | 2.0Ah |
1.3kg | 重量 | 1.3kg |
3年 | 保証期間 | 5年 |
● ○ | カラー | ● ● ○ |
スペック | CL103DW(従来機種) | CL103DX(新モデル) |
吸込仕事率 | 強:14W ターボ:20W | 強:16W ターボ:27W |
吸込仕事率
コードレス掃除機の「吸込仕事率」とは、吸引力の目安となる数値なので、基本的に同じメーカーの製品であれば「吸込仕事率」の数値が高いほうが、吸引力が強いということになります。
通販モデル限定モデルのマキタ掃除機は、吸引モードが「標準」「強」「ターボ」の3つに切り替えることが可能になっており、吸引モードを切り替えることにより、吸引力の強さを調整することが可能です。
新製品は床の掃除でよく使用する「強モード」や「ターボモード」が、従来機種より新しいモデルのほうが吸引力が強くなっていました。特にターボモードは27Wと大幅にアップしており、マキタの競合メーカーや一般販売されているマキタクリーナーの10.8Vシリーズより強くなっています。
コードレス掃除機の紙パック式は、キャニスターと違い集じん容量が小さく、ゴミが溜まってくると吸引力が顕著に低下するので、この大幅なパワーアップのメリットは大きい。
ターボは押しっぱなしにしなくてもよくなった
吸引力の強いターボモードを搭載した従来機種「CL103DW(通販生活限定)」や、比較的新しい「CL105D(一般販売)」は、ターボモードに切り替える際、ボタンを押し続けなければいけませんでした。親指で押しながら掃除をするのは女性やシニアの方にはきついものでしたが、新製品では一度ボタンを押すと押しっぱなしにしなくてもターボモードで連続運転できるので、楽にターボモードで掃除することができるようになっていた。(good)
スペック | CL103DW(従来機種) | CL103DX(新モデル) |
連続使用時間 | 標準:30分 強:15分 ターボ10分 | 標準:30分 強:15分 ターボ12分 |
連続使用時間
新製品は従来機種よりモーターの回転数が30%アップしているので、吸引力がさらに強くなっています。なので、連続使用時間が短くなるのかと思っていましたが、バッテリーの容量が2.0Ahに拡大しており、従来機種より容量が0.5Ahも大きくなっているので、連続使用時間に大差はないようです。新製品は、ターボモードが2分ほど長くなっているのみ。
当サイトで紹介しているマキタクリーナーは、バッテリーをワンタッチで外すことができるセパレートチャージ式が採用されており、予備バッテリーを用意したり、掃除機以外のツールにも使いまわすメリットがありますが、広範囲を掃除しない場合や、バッテリーを電動工具等に使いまわす予定がないのであれば、通販生活で新発売された新製品のほうがおすすめです。なぜなら、同社の軽量タイプ(7.2V~10.8V)の中で一番吸引力が強いからです。
追記:2016年にCL103DXより吸引力が強い同クラス(10.8V)のCL107FDが発売されました。
スペック | CL103DW(従来機種) | CL103DX(新モデル) |
充電時間 | 3時間 | 4時間 |
充電時間はどれくらい?
充電時間ですが、新製品は4時間と従来機種より1時間長くなっていました。使用する人や部屋の広さによりますが、「ターボ」でも約12分使用できるので、2~3部屋の掃除であれば、途中で充電が切れることはありませんでした。
広範囲を掃除する場合は、バッテリーの残量が途中でなくなってしまいますので、当サイトで紹介している予備バッテリーが使える、セパレートチャージ式が採用されたモデルのほうが向いています。
なぜなら、予備バッテリーを購入して交換しながら使えば、バッテリーの残量がなくっても連続して使用することが可能なうえ、充電時間も約1時間と4倍のスピードでフル充電することが可能です。
スペック | CL103DW(従来機種) | CL103DX(新モデル) |
重量 | 1.3kg | 1.3kg |
本体重量
バッテリーの容量やモーターのパワーがアップしていますが、本体の重量は従来機種の重さ(1.3kg)と変わりません。1.3kgというと1.5リットルのペットボトルより軽い重さなので、女性、子供、シニアの方でも軽々と持てる重さです。実際にヘッドを床につけて掃除をすると手にかかる重さは1.3kgより軽くなります。
スペック | CL103DW(従来機種) | CL103DX(新モデル) |
保証期間 | 3年 | 5年 |
保証期間はどれくらい?
保証期間は5年なので、従来機種より2年も長くなっています。従来機種は3年でしたが、3年でも一般販売されているモデルは1年しか効かないのでうらやましいほど長いです。修理部品の保有期間は10年間なので、万が一故障しても安心です。
バッテリーは必ず使い続けていると劣化するので、バッテリーの寿命がきて使えなくなった場合は保証対象外となります。バッテリーは通販生活のサイトで単品販売されており、自分で簡単に交換することが可能です。
マキタのコードレス掃除機は故障しやすいモーターヘッドを使っていませんし、モーターに負荷がかかるようなツールではないので、家庭で使用した場合は故障しにくくなっています。従来機種の故障件数が少ないから5年に引き上げたのだと思います。
倒れにくい床用ヘッド
新製品の床用ヘッドの吸い込み口は、従来製品や一般的なモデルと変わっていません。回転ブラシが備わっていないので、平たい床面の掃除は得意ですが、絨毯やラグの奥深くに入り込んだゴミや絡みついた髪の毛などをかきとる能力はありません。チープなつくりですがとても軽いので手に負担がかかりませんし、狭い場所の掃除にも最適です。
最近のマキタクリーナーはヘッドがマイナーチェンジされいるようで、ヘッドにはマキタのロゴが入り首の部分には溝があります。新製品にも改良されたヘッドが標準装備されていました。従来のマキタ掃除機は壁に立てかけていると、左右に倒れやすかったのですが、溝がストッパーの役割をするので、壁に立てかけていても左右に倒れにくくなります。急な来客時や掃除中に物をどかせたりするときなどで掃除を中断する際、壁に立てかけておいても倒れにくくなっているので便利です。
ただし、ぶつかったりするとすぐに倒れるので、人通りがおおい場所には立てかけた状態で収納することは出来ません。部屋の隅や家具と家具の狭いスペースのような倒れにくい場所だと、そのまま立てかけて収納しても問題ないと思います。倒れやすい場所に収納する場合は、本体の底面にハンガーがついているので、壁に取り付けたフックなどに引っ掛けたりするか、別販売されている専用スタンドを購入して収納するようにしたほうがよいでしょう。
本体カラー
従来製品のカラーはアイボリーとオレンジの2色しかありませんでしたが、新製品には新しくブラックが追加されていました。今回、わたしはアイボリーとオレンジは持っているのでブラックを選んでみました。
追記:ブラックは小さな傷がついても目立ちやすいので、傷が気になる方は他の色にしたほうがよいと思います。
通販生活ではマキタ専用のスタンドも限定販売しています。ブラックだとアイボリーやオレンジの専用スタンドに合わないと思いましたが、よくみると新たにスタンドもブラックの色が追加されているようです。
開封画像
掃除機が入ってるとは思えないほど軽い箱
まずはじめにマキタクリーナーを購入すると、長方形のコンパクトなダンボールが送られてきます。本当に掃除機が入っているのかというくらい軽くてコンパクトなので、不安になるかもしれませんが、安心してください入ってますよ。(安村風)
使用準備(付属品)
上の写真に写っているものが全てです。一般的な掃除機と同じように、本体に延長管とTノズルを装着するだけなので、年配の方でも簡単に組み立てて、すぐに使うことが出来ます。
紙パック10枚標準付属
CL103DXの集じん方式は紙パック式ですが、最初に本体に装備されているのは「不織布パック」です。これは紙パックと違い、水洗いすることにより繰り返し使えるダストパックですが、目詰まりしやすくすぐに吸引力が低下し、手入れも面倒なので紙パックに交換することをおすすめします。
基本的にマキタの掃除機には紙パックが10枚標準付属されています。この紙パック(A-48511)は電動工具のバッテリーが搭載されているマキタ掃除機と同じものなので、紙パックが無くなった場合は、通販生活の(600円+250円(送料)で購入するより、送料のかからないAmazon(約500円)で購入したほうがお買い得です。
もし予備の紙パックがなくなった場合は、新しいものが届くまで不織布パックを使って掃除することも出来るので、不織布パックは捨てないようにしましょう。
スイッチの入れ方
一般販売されているマキタクリーナーはトリガースイッチのモデルがあり、このスイッチを引き続けていると指が痛くなるというレビューがちらほら見られます。このモデルのスイッチは従来製品と同じワンタッチ式なので、力のないお年寄りや女性にも優しいスイッチになっています。
はじめにスイッチを入れると「強モード」になります。ボタンを繰り返し押すことにより「強モード」「ターボモード」「標準モード」の順で切り替わっていきます。「切ボタン」を押すとスイッチを切ることが出来ます。例えば「ターボモード」でスイッチを切っても、スイッチを入れるときは「強モード」から始まります。
充電方法
新製品の充電方法は、従来製品と同じで側面にアダプターの差込口があるので、充電プラグを差し込んだ状態で充電します。充電中はスイッチの近くにあるランプが赤く点灯し、充電が完了するとランプが消えます。自動で停止するので過充電の心配はありません。
ときどき、4時間も充電していたら電気代がかかるのではないかという質問がくるのですが、例えば標準モードで30分間使用できるようにするため、4時間もかけて充電するので、高い消費電力は求められません。地域やプランによりますが、一回の充電にかかる電気代は1~2円程度ですし、充電が完了すれば自動で充電がストップするので、充電アダプターをすぐにコンセントから抜く必要もありません。
バッテリーの交換方法
通販生活限定のマキタクリーナーは内臓式のバッテリーが採用されているので、バッテリーの寿命が訪れて交換する際に本体をばらさなければいけないのか?と不安になる方もいると思います。しかし、誰でも簡単に取り外して交換することが出来るので、自分で交換することが可能です。
交換の仕方は本体後部にある蓋を下に向かってスライドさせます。電池を少しだけ引き出した状態にして、コネクターの爪を押しながら外します。あとはバッテリーを引き抜くだけです。新しく交換する場合は、バッテリーを差し込んでからコネクターを差し込むだけです。
バッテリーの購入方法
通販生活限定のモデルなので、バッテリーはアマゾン等では販売されておらず、通販生活の公式ページから注文します。マキタのターボ(CL103DX)交換用充電池はこちらのページから購入することが出来ます。従来機種よりバッテリーの容量は増えていますが、従来製品と同じ5,200円なので価格は変わっていないようです。
まとめ
サブ機として最適な安価機種
一昔前のコードレス掃除機と言えばキャニスター掃除機のサブ機として使われていましたが、最近、家電メーカーが販売している高価な高級タイプコードレスクリーナーは、サブ機というよりメイン機に変わるほど、ダストピックアップ率(ゴミ除去率)があります。
通販生活限定で販売されているマキタ掃除機ーや当サイトで紹介している7.2V/10.8Vのマキタ掃除機は、高級タイプのコードレスクリーナーより吸引力が低く、ヘッドにも回転ブラシが備わっていないので、カーペットやラグの掃除は苦手ですが、フローリングや畳のような平たい床面の掃除は得意です。
毎日、家で生活をしているとゴミが目につくシーンがあると思います。お菓子の食べこぼし、床に毎日発生する埃・髪の毛・糸くず等、わざわざキャニスター掃除機をだすまでもないゴミを掃除する場合は、この安価な軽量タイプのマキタ掃除機は最適です。特に、お年寄りや主婦の方にプレゼントすると喜ばれると思います。
プレゼント付
通販生活では、8,640円以上の買い物をするとプレゼントがもらえます。マキタのターボ(CL103DX)は8,640円以上するので、上記の中からプレゼントを選ぶことが出来ました。プレゼントがつくかどうかはカートに入れたときに分かります。
自分は冷え性なので、「裏側アルミコーティング ソフトブランケット」を選びました。アルミシート(サバイバルシート)は非常に保温性が高く、キャンプ・登山・災害などの非常時に使用されることもあります。ボタンがついており羽織ることも可能でした。羽織るとアカズキンのようになるが肩が暖かかった。(体の熱が閉じ込められるので暖かい。)
マキタにおすすめのノズル
家具に埃がたまっていたり、家電製品に埃が付着しているのを目にしたことはありませんか?別販売品のラウンドブラシを装着すると、家具や家電を傷つけずに掃除することが出来ます。また、ブラシがゴミをかきだしてくれるので、キーボードやエアコンのフィルターのような入り組んだ場所の掃除にも最適です。
このラウンドブラシはわたしが一番よくつかうノズルです。色々なノズルが販売されていますが、一番人気が高いのでおすすめです。リョービのノズルホルダーを使用すると、延長管にノズルを収納することが出来るので、その場ですぐに交換が出来て便利です。