以前、ブログで紹介した2015年に発売された「CL105DW」は、マキタの10.8Vシリーズの中で人気のある家庭用スティック型コードレス掃除機「CL100DW」や「CL102DW」より吸込仕事率が高いので、アマゾンでのレビュー数は100件を超え、そこそこ人気が高く売れているようだ。
しかし、2016年に発売された「CL105DWN」は、「CL105DW」と吸引力は同じであるが連続使用時間が数分延長されており、重さも変わらないので、今購入するなら価格があまり変わらない「CL105DWN」を購入したほうが良いだろう。
連続使用時間以外にも改良された部分などがあり、この記事では、「CL105DW」と「CL105DWN」の違いを分かりやすく解説しよう。
CL105DW カラーバリエーション | CL105DWN カラーバリエーション |
CL105DWI(アイボリー) | CL105DWNI(アイボリー) |
CL105DWR(レッド) | CL105DWNR(レッド) |
CL105DWNP(ピンク) |
カラーバリエーションの違い(ピンクが新たに追加!)
2015年に発売された「CL105DW」のカラーバリエーションは、(アイボリー)と(レッド)の2色がラインナップされていた。一方、2016年に発売された「CL105DWN」は、(アイボリー)と(レッド)に加え、新たに(ピンク)が追加、3色のラインナップが用意されている。
ちなみに、「CL105DW」と「CL105DWN」のデザインはよく似ているので、本体だけ見ると見分けがつかないほどそっくりになっている。
CL105DW | 吸引モード | CL105DWN |
20分 | 標準 | 23分 |
10分 | 強 | 12分 |
7分 | パワフル | 8分 |
連続使用時間の違い(数分間延長されている)
新しい「CL105DWN」は、前モデルの「CL105DW」に比べると連続運転時間が少し延長されている。その差はわずか数分であるが、コードレスクリーナーで広範囲を掃除していると、あとちょっとというところで充電が切れてしまうことが多々あるので、稼働時間が数分間伸びたメリットは個人的に大きいように思える。
本体に内臓されているバッテリーは従来モデルと同じ「196885-1」(5000円前後)が採用されている。内蔵式バッテリーではあるが、本体カバーを外してバッテリーに接続されているコネクターを取り外すだけで、本体からバッテリーを着脱することができるので、工具不要で簡単にバッテリー交換することができる。
CL105DW | CL105DWN | |
長押ししているあいだ | ターボモードの入れ方 | 一回ボタンを押すだけ |
ターボモード切り替え方の違い(長押ししなくてもよくなった!)
後発に発売された「CL105DWN」は、「CL105DW」より吸込仕事率が高くなっていると思ったが、仕様が同じなので吸引力に差はなかった。しかし、スイッチの仕様に少し変化があるようだ。
前モデルの「CL105DW」は、ターボモードを使用する際、常にボタンを押し続けなければいけなかったので使いづらかった。一方「CL105DWN」は、ターボモードを使用する際、ボタンを長押ししなくても、1度ボタンを押せば、ターボモードに切り替えて掃除をすることができようになっている。「CL105DW」の煩わしかった部分が解消されていて、ターボモードの掃除が簡単にできるようになっている。
床用ヘッドの違い(じゅうたん用ノズルDXを標準装備!)
前モデルの「CL105DW」には、これまでマキタのスティック型コードレス掃除機に採用されていた「床用ヘッド」が標準装備されている。このヘッドはフローリングのような平たい床面の掃除は得意であるが、カーペット(絨毯)のような掃除が苦手という短所があった。そのため、カーペットに絡みついた髪の毛や糸くずを集じんするためには、別販売品の「じゅうたんのずる」を装着して掃除する必要があった。
一方、新しい「CL105DWN」には、フローリングやカーペットに対応している「フロア・じゅうたんノズル」が標準装備されており、わざわざ床の種類に合わせてヘッドを付けかえる手間が必要ない。この「フロア・じゅうたんノズル」は、2016年に発売された「じゅうたん用ノズルDX」と同じ構造になっており、床との接地面にエチケットブラシが配置されているので、フローリングやカーペットの表面に落ちている微細なゴミを除去しやすいうえ、床をすいすいと滑らせるようにヘッドを前後に動かすことができるメリットも存在する。従来のヘッドに比べると手にかかる負担が軽減されるのでおすすめである。
(「じゅうたん用ノズルDX」のレビュー記事はこちらからどうぞ)
CL105DW | 仕様 | CL105DWN |
2015年 | 発売日 | 2016年 |
標準:5W 強:14W ターボ:20W | 吸込仕事率 | 標準:5W 強:14W ターボ:20W |
標準:20分 強:10分 ターボ:7分 | 連続仕様時間 | 標準:23分 強:12分 ターボ:8分 |
3時間 | 連続仕様時間 | 3時間 |
1.0kg | 本体重量 | 1.0kg |
押し続ける | ターボの入れ方 | 一回押すだけ |
ダストバッグ:500mL 紙パック:330mL | 集じん容量 | ダストバッグ:500mL 紙パック:330mL |
10.8V(1.3Ah) | バッテリー | 10.8V(1.3Ah) |
○● | カラー | ○●● |
まとめ
いかがだったでしょうか。「CL105DW」と「CL105DWN」の主な違いは、「連続使用時間」「ヘッド」「ターボモードの切り替え方」に違いがありました。現在、アマゾンや楽天市場で「CL105DW」と「CL105DWN」の価格を調べると、どちらも同じような価格で販売されています。「CL105DWN」はレビュー数が少なく不安だと思いますが、価格に大差がないのであれば、新しく発売された「CL105DWN」を迷わず購入したほうが良いでしょう。