DC35とDC62の違い

●デジタルモーターV2→デジタルモーターV6(吸引力アップ)
●ルートサイクロ→2ティアーラジアルサイクロン(ゴミの分離性能アップ)
●プレモーターフィルターを楕円形から筒状に(フィルターのお手入れが簡単)
●モーターヘッドのナイロンブラシを柔らかいタイプに変更

DC62は画期的だった

2013年にダイソンから発売されたDC62は革新的な動きがありました。最大回転数と出力がアップした「デジタルモーターV6」を搭載して、また、それと同時にゴミの集じん能力が上がった「2ティアーラジアルサイクロン」を搭載しています。これによって、より多くのゴミを吸い取り、その吸い込んだゴミと空気の分離性能も向上しています。

さらに、本体とサイクロン部分の間に配置されていた「楕円形のプレモーターフィルター」が「筒状のプレモーターフィルター」に変わり、このフィルターは差込式になっているので、簡単に脱着しやすくお手入れがしやすくなりました。また、モーターヘッドのブラシバーに採用されていた腰の強いナイロンブラシも、カーペット繊維を傷めにくい「柔らかいナイロンブラシ」に変更されているので床にも優しくなっています。

ポストモーターフィルターとモーターヘッド

DC74とV6はヘッドとHEPAフィルターが追加されただけ

一方、2014~2015年に発売されたDC74やV6シリーズのモデルは、本体はDC62と同じままなので、「吸込仕事率」や「連続使用時間」等の仕様は同等です。何が変わったのとかというと新しい「床用のモーターヘッド」と、排気口の場所に「ポストモーターフィルター」が追加されただけです。

DC74 Fluffyに搭載されている「ソフトローラークリーナーヘッド」は、大きなローラーと開口部によって、これまで吸い取れなかった大きなゴミもヘッドを前後に動かす動作で吸い取れる長所があります。しかし、正直、デモンストレーションで吸ってるような固形のゴミは一般家庭の床には大量に転がっていないので恩恵を感じたことはあまりありません。

ただし、ソフトローラークリーナーヘッドは髪の毛のような長いゴミが絡みつかないので、面倒なヘッドのお手入れから解放される長所があります。従ってこのモーターヘッドは一部の層に需要があると思います。

しかし、DC62のモーターヘッドを交換してDC74として発売するより、DC62のラインナップに「ソフトローラークリーナーヘッド」を搭載したモデルを追加したり、DC62ユーザーのために「ソフトローラークリーナーヘッド」を単品で販売したほうが良心的だと思いました。

新しいV8シリーズが発売されたのに、今もなお人気のあるV6シリーズですが、V6シリーズもDC62の本体に「ポストモーターフィルター」を搭載しただけであって、目新しいものは加わっておりません。(“0.3ミクロンまでの微粒子を99.97%もキャプチャできる性能”)すなわち、HEPAフィルターと同じ定義のフィルターが排気口に搭載された単純なものです。なので、DC62以降のモデルを持っているユーザーがDC74やV6を新たに購入してもあまり感動しないと思います。

フィルターのお手入れが面倒

新機能より先にゴミ捨てやフィルターのお手入れを簡単かつ衛生的にしてほしい

毎年、家電はどこのメーカーも夏頃になると新しいモデルを発売します。海外や日本のメーカーの新しいサイクロン式掃除機に加えられた新機能やパーツ(ヘッド、グリップ、デザイ)を見ていつも思うのが「ソコじゃないでしょ」です。

サイクロン掃除機は、紙パックの購入費用がかからない利点だけではなく、こまめにゴミ捨てが行える利点もあります。また、こまめにゴミ捨てを行わないとダストカップ内のゴミが飛散してフィルターが目詰まりしやすくなります。特に国内メーカーのサイクロン掃除機はフィルターが目詰まりしやすいのので、サイクロン掃除機を購入すると頻繁にゴミ捨てを行わなければいけません。

頻繁にゴミ捨てを行う、だから、吸引力をあげたり新しい機能や機構を増やすより、ゴミ捨てが簡単かつ衛生的に捨てられるように改良することを優勢したほうがユーザーが本当に望んでいる製品に近づくと思います。フィルター式の掃除機を使って、2台目は紙パック式の製品に変えたり、ゴミ捨てやお手入れが簡単な製品を探す人がユーザーが多いのは、ゴミ捨てとお手入れが面倒だからです。

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ダイソンV8のここがすごい

ダイソンV8

ダイソンV8は通常モードの稼働時間が2倍になったから途中でバッテリーが切れない

●MAXモードの吸引力がアップ
●通常モードの連続使用時間が2倍にアップ
●ゴミ捨てやお手入れが簡単になる
●稼動音が50%低減

今回ダイソンから発売されたV8シリーズは画期的な動きがあったので、従来モデルから乗り換えるユーザーや新規ユーザーにもおすすめです。V8はバッテリーの容量が増えたことにより、通常モードの運転時間が約2倍になりました。自分は床の掃除をする際に「MAXモード」を使わず「通常モード」を使用するので、稼働時間が倍近くもアップしたことが嬉しいです。さらに音に定評のあるダイソンですが、「通常モード」の騒音値は大幅に下がっています。

また、バッテリーの残量が目盛りで示されているので、今どれくらい残量が残っているのか分かるようになりました。ダイソンは何の前ぶれもなく、いきなり運転が停止するので、毎回壊れたのかとビックリするくらい。(実際はLEDランプの点灯で残量がわずかなことを示すが全く気づかない)

ダイソンV8は面倒なお手入れとサヨナラ出来るからゴミ捨てが楽しくなる

そして、何といっても今回採用された「新ゴミ捨て機構」は、毎日行うゴミ捨てやクリアビンの中のお手入れが簡単に行えるようになったで、ゴミ捨て時にクリアビンの中まで掃除をする綺麗好きな人にとっては嬉しい機構じゃないでしょうか。

シュラウドに付着したゴミ

シュラウドのメッシュ部分にまとわりついたゴミや、シュラウドとクリアビンの間に挟まったゴミの塊もスクレイパーがこそぎおとしてくれるので、ゴミが一杯になるまで捨てないユーザーや、クリアビンのお手入れを行うのが面倒だと思っているユーザーにもおすすめです。

ダイソンV8 ゴム製スクレイパー

最初は本当にシュラウドに付着したゴミが取れるのか半信半疑でありました。また、どうせ取り除けないゴミもあるんだろうなと考えていましたが、ほぼ毎回確実にゴミをゴム製スクレイパーが一発でこそぎ取ってくれるのでお手入れが不要になります。

ダイソンV8 お手入れ

綺麗好きな人がお手入れをする場所はここだけ

V8の場合、毎回、ゴミを捨てるたびにクリアビンを本体から取り外してシュラウドも掃除しているほどの綺麗好きな方が掃除をする場所は下側のパッキンだけです。上側のパッキンにはゴミが入り込まないようになっているので、従来モデルのようにわざわざクリアビンを取り外してお手入れをする必要がありません。

ちなみに、ゴミ捨てレバーを押し上げると、サイクロンとシュラウドが上に持ち上がるので、クリアビンの中に手が収まるほど広いスペースが出来ます。なので、クリアビンを本体から取り外さなくても拭き取ることも可能です。ここまで綺麗にお手入れをする人は少ないと思いますが、かなり面倒だったお手入れから解放されるでしょう。

基本的にサイクロン掃除機は長期間使用しているとサイクロン内部に粉じんが堆積していきます。なので、従来モデルはクリアビンのフタを開けた状態で、サイクロン上部を手で軽く叩いて振動を発生させて粉じんを落としていました。

これは正しい使い方ではないと思いますが、V8はゴミ捨ての際、サイクロン部分を押し下げたときに強い振動が発生するので、サイクロン内部に堆積した粉じん(超微細なゴミ)が落ちていきます。なので、サイクロン内部に堆積した粉じんを落としたい場合は、この前後にスライドさせる動作を何回も行うとよいおでしょう。

ただし、サイクロン内部には振動では落ちない粉じんが堆積していき、排気が定期的にブロアーのようなもので吹き飛ばすことをおすすめします。シュラウドのメッシュの材質もステンレス製になっているので中の様子が分かりませんが、粉じんが蓄積していると思います。ちなみに、サイクロン部分は従来モデルのように「セパレーターツール」を使わなくても本体から切り離せます。

V8はゴミを捨てる際に埃が舞い上がらないの?

ゴミを捨てる際に埃が舞いあがりにくいコードレス掃除機は存在しますが、少しも埃が舞い上がらないコードレス掃除機はまだ見たことがありません。V8は勢いよくクリアビンの中のゴミが下に落ちます。動画では分かりにくいですが、かなり埃が周辺に舞いあがるので、ゴミ箱の中に本体を入れてゴミ捨てが行えるフタ付きの大きめゴミ箱をおすすめします。
コードレス掃除機に適したゴミ箱の選び方はこちらのページからどうぞ。

ダイソンコードレスクリーナー 性能比較表

現在V8シリーズには、床用ヘッドや付属品が異なる「V8アブソリュート」「V8アニマルプロ」「V8フラフィプラス」「V8フラフィ」の4つのモデルがラインナップされています。上の性能比較表では、標準装備されている床用ヘッドや付属されてる専用ツールが一目で分かります。