マキタと日立工機の吸引力を比較
引くほどパワーが強い! コードレスクリーナーとは思えない吸引力
マキタのライバルメーカー(日立工機)が、新しいモデルのコードレスクリーナーを2014年12月に発売しました。14.4Vのモデルを購入したのでレビューします。
●R10DL(10.8V)
●R14DSAL(14.4V)
●R18DSAL(18V)
新しく発売したモデルは上記の3モデルです。どのモデルも当サイトで紹介しているマキタクリーナーと同じリチウムイオンバッテリーを搭載しています。マキタは国内でいち早く互換性のあるリチウムイオンと電動工具に搭載したので、電動工具の国内シェア率ナンバー1になりました。
しかし、日立工機も昔から非常に知名度が高く、多くの職人さんに愛用されている電動工具メーカーで、国内や世界でもブランド力の高いメーカーです。私は日立工機のバッテリー(14.4V/3.0Ah)を持っているので、R14DSAL(14.4V)の本体のみを購入してみました。このモデルはコードレスとは思えないくらいほど吸引力が高いです。従来のモデルは機能や性能がマキタクリーナーに劣っていましたが、今回のNEWモデルは後だししただけあって、同じ電圧(14.4V)のクリーナーはおろか、1つ上の電圧(18V)のクリーナーより吸引力が高いものでした。
全ての同電圧のツールに互換性あり
マキタも日立工機も、新しいモデルが発売されても同じバッテリが使用可能
この凄まじい吸引力を見ていると、マキタクリーナーを愛用しているユーザーは残念な気持ちになるかもしれませんが、いずれマキタも従来の機能や性能を超えた新しいモデルを発売する日が訪れると思います。これまで電動工具も欠点が補われたものや他のメーカーにはない機能を搭載した後継機を次々に販売してきました。
一般的な電化製品を販売しているメーカーだと新しいクリーナーが発売されると、従来使用していたバッテリーや充電器は互換性がないので使えなくなりますが、マキタや日立工機などの電動工具を販売しているメーカーは10年近くバッテリーに互換性のある充電式電動工具を発売しています。今後、新しいクリーナーが発売されても、今持っているバッテリーや充電器を新しいモデルに使いまわすことが可能になります。なので新しいモデルが発売されても、本体のみで購入すると安価な価格で本体を手にいれることができるので、充電器やバッテリーは捨ててはいけません。
本体のみで購入したので安価
今回、日立工機が発売したR14DSAL(14.4V)もバッテリーや充電器が付属されているセット品だと軽く価格が2万円を超えますが、私はバッテリーや充電器を持っていたので、約7,000円で本体のみを購入することができました。
ということで、マキタも新しいモデルが販売されることに期待しましょう。
ちなみに新しいダイソンのモデルは、強い吸引力やブラシのついたヘッドは魅力的ですが、DC62を持っていて、新しくDC74が欲しくなったとしても、DC62のバッテリーや充電器は、新しいDC74には互換性がないので、DC74が欲しいのであれば、また高価なバッテリーや充電器が付属されたDC74のセット品を購入しなければいけません。建築現場仕様なので色々とダイソンより劣る部分はありますが、持っているバッテリーや充電器を新しいモデルに使いまわせるのは、電動工具メーカーのクリーナーの最大の利点です。
マキタの高機能フィルターを流用
目詰まりしやすいR14DSALのフィルターの欠点を解消!
このモデルの欠点は、目詰まりしやすいフィルターとモータ部分の重さです。以前のマキタクリーナー(14.4V~18V)に採用されていたフェルトのようなフィルターが採用されているので、水洗い(メンテナンス)の頻度が増えます。しかし、圧倒的にメンテ回数が減るマキタクリーナーの高機能フィルターを流用することができます。また本体の重さはマキタクリーナーと同じですが、本体の長さが短いので手首にかかる負担がマキタクリーナーより強くすぐにだるくなります。
個人的に男なので手首のだるさはあまり気にならないので、マキタクリーナーの高機能フィルターを取り付ければ、マキタクリーナーが勝る点は何もありません。ちなみにセット品は5.0Ahの大容量バッテリーが付属されているのでもっと重たく負担もかかると思います。この形状のクリーナーは家具の下や自分より高い位置の壁などを掃除しやすいですが、重心が高い位置にあるので、掃除をしている途中で手首が痛くなってきます。
日立 14.4V コードレスクリーナー R14DSAL ◆5.0Ah電池、充電器付 オリジナルセット |