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最強の布団用クリーナーヘッド 決定戦

最強の布団用クリーナーヘッド 決定戦

布団の奥に潜んでいる小さな怪物

ダニ

布団用クリーナーヘッドを検証

以前の記事で布団を掃除してごそっと取れた灰色の謎粉を見てドン引き、今までこんなハウスダストの布団で寝ていたことを考えると気持ち悪くなりました。そこで、アマゾンの売れ筋「布団専用クリーナーヘッド」を購入して、どのヘッドが布団の奥深くに入り込んだ微細なゴミを取り除けるのか検証してみました。

2種類のタイプがある

布団専用のクリーナーヘッドには、大まかに2種類のタイプがあります。布団を掃除機で吸い取ると布を吸い込んでしまい前後に動かしづらくなるため、「吸い込み口を分散させ吸引力を落としているタイプ」と、ダイソンの布団ツールやミニモーターヘッドのように、「布団とヘッドの隙間を密着させて掃除機の吸引力を低下させないようにしたタイプ」です。
双方メリットとデメリットがあるので、一概にどちらが優れているとは決められません。目的に応じて適合した布団専用ヘッドは変わります。

アイワ ふとん専用ダニクリーン RD

吸引力を殺しているタイプは掃除がしやすいが、布団内部のゴミの集じん力が落ちる

吸い込み口が分散されているタイプは、吸引力を意図的に低下させているので、布団の上をスムーズに前後に動かしやすく掃除がしやすい利点があります。しかし、シーツ下の微細なゴミ(アレルゲン・ハウスダスト)を除去する能力が低くなる欠点があります。
布団を傷つけたくない、布団の布の表面上に付着している埃や髪の毛の掃除がしたいのであれば、吸い込み口が分散されているタイプのほうがお勧めです。

ダイソン-フトンツール

吸引力を殺さないタイプは布団内部のゴミの集じん力が高いが掃除がしにくい

逆に布団に密着させているタイプですと、吸引力が強いのでシーツ下の微細なゴミを除去する能力が高くなります。しかし、ヘッドが布団に張り付いて前後の動作がしずらくなる欠点があります。アレルギーやダニに悩んでいる場合は、掃除がかけにくくなる欠点がありますが、こちらのタイプのほうがよいと思います。

「ダイソンV6ハンディークリーナー」と「レイコップ」の比較動画が分かりやすいと思います。

ダイソンのほうがシーツ下のパウダーを多く吸引していますが、装着されているヘッドは「布団ツール」なので、布団とヘッドの隙間がない設計になっています。吸引力が殺されていないので、より多くの微細なゴミを取りにぞけますが、布団の布に吸い付くため掃除がしにくくなる欠点があります。

ダイソンのデモンストレーションでは固めのマットの上で掃除をしていますが、これが柔らかい布団だとヘッドを前後させる動作は困難になるので、スムーズに掃除をすることは困難になりますし、布団を押さえて掃除しなければいけません。ちなみに掃除がしにくい布団の場合は、引きながらの動作だけのほうが掃除しやすいです。

レイコップのほうはシーツ下のパウダーはダイソンより吸引できていませんが、ダイソンのフトンツール(ヘッド)のように布団に張り付かないないので掃除がかけやすくなります。

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ダイソンマットレスが一番吸い取るの?

CMでよく見かける緑と白のダイソンマットレス(V6)に標準装備されているヘッドは、ダイソンのほとんどのモデルに標準付属されている「ミニモーターヘッド」です。色が違うだけで、大きさからブラシの配列や素材も全て同じです。

ダイソンのラインナップに付属されている「ミニモーターヘッド」や「布団ツール」は、床とヘッドとの隙間がありません。標準装備されているモーターヘッドの隙間より狭くなっています。というか「0」なので隙間はありません。

なので、コードレス掃除機ではダイソンは吸引力が強い部類なので、より多くのゴミを吸い取ります。しかし、吸い込み仕事率(吸引力)はキャニスター式掃除機の方が強いので、キャニスター式掃除機に吸い込み口が分散されていないタイプの布団用クリーナーヘッドを装着すれば、ダイソンと同じようにシーツ下の微細なゴミの除去率は高くなります。

キャニスター式掃除機の出し入れが面倒でなければ、キャニスター式掃除機に布団用クリーナーヘッドを装着して掃除をしたほうが私はいいと思います。毎日の掃除が面倒であれば吸引力の強いダイソンなどのコードレス掃除機がおすすめです。予算を抑えたければ、型落ちのハンディークリーナーDC61なんかがおすすめです。V6マットレスはポストモーターフィルターが搭載されているだけで、性能やモーターやサイクロンのテクノロジー同等です。

アレルゲン・ハウスダストは布団の中にびっしり

本当に布団用クリーナーヘッドで布団の中に潜んでいる〔ダニの死骸・糞〕や〔微細な粉じん〕を吸い取っているのかアマゾンでレビューの多いアタッチメントを購入して実際に使ってみて検証してみました。色々なメーカーからアタッチメントを販売しているので、今後も追記検証していく予定です。

生きているダニは吸い取れない?!

ちなみに以前の記事で記載しましたが、私は生きているダニを一般的な掃除機で完全に吸い取ることは難しいと考えています。生きているダニを家庭で減らす方法は、(ダニの餌となる人間の細胞をこまめに掃除すること)(部屋を除湿すること)(布団乾燥機)がポイントだと思います。

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集じん力の検証方法

ダニアレルゲン・ハウスダスト 検証実験

片栗粉はハウスダストを象徴

片栗粉を黒いカーペットの上に撒き、刷毛でカーペットに擦りこんでいます。その上にタオル2枚を重ね、各メーカーの布団用クリーナーヘッドを装着してゴミのほうを吸い上げます。タオルの小さな隙間から微細なゴミを取り除いているか実証していきます。

片栗粉の平均粒径は(20-70μm)ハウスダストの粒径は(10~100μm)なので、吸引後、黒いカーペットが白ければ白いほど、シーツ下(布団の中)にあるハウスダスト(粉じん・ダニの餌)やアレルギーの原因となる(ダニの死骸や糞、花粉、カビ〔細菌〕)を除去できていないことが考えられます。

布団用クリーナーヘッドを装着している掃除機は三菱のTC-FXD5J、廉価な掃除機ですが吸い込み仕事率は500Wっとスペックや体感でも吸引力はダイソンコードレスクリーナーより上です。強モードで3ストローク(往復)で吸い上げます。

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最強の布団用クリーナーヘッド 順位

布団の掃除 ミニモーターヘッド

1位 ダイソン-ミニモーターヘッド

粒径の小さい片栗粉を最も吸い取ったのはダイソンのミニモーターヘッドでした。集じん力はダイソンのフトンツールを超える結果に。ミニモータヘッドはモータ駆動の高速回転するナイロンブラシが備わっていて、ヘッドの接地面にタイヤがついていないので布団との密着性が高まります。

さらに空気の逃げ場がないので、どの布団用クリーナーヘッドより圧倒的な吸引力で粉じんを吸い上げました。ただし、布団に吸いつく力がどのツール一番強いので、そのぶん掃除がしにくい欠点もあります。

マットレス、ソファー、布団などの奥に潜んでいるハウスダストを徹底的に取り除きたいのであればミニモーターヘッドが適しています。ダイソンの布団を掃除しているV6マットレスのCMでも、色違いのミニモーターヘッドが装着されているので布団を掃除しても問題ないでしょう。

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house-dust-vacuum-test05

コーワ ふとんブラシ 30320

安価な価格で販売されている『コーワのふとんブラシ 30320』が意外にたくさんの片栗粉を吸い取っていました。感のいい人ならお気づきだと思いますが、シーツの下の粉じんを吸い取るのに有効なヘッドは、吸い込み口が狭く分散されていないタイプのようです。吸引力が低下しにくい設計になっているので、シーツの表面だけでなくシーツ下のより多くのハウスダストも取り除くことができます。

ダイソンのフトンツールは布団とヘッドとの隙間がないので、布団に吸ついてしまうため掃除がしづらかったですが、このコーワーのヘッドはゴロゴロがついているのでフトンツールより掃除がしやすかったです。ダイソンのコードレスクリーナーはコードレスの中では吸引力が強い部類ですが、キャニスター掃除機のほうが吸引力が強いので、設計を見直せばダイソンよりフトンツールやミニモーターヘッドより集じん力が高いヘッドを作ることは可能でしょう。
この『コーワのふとんブラシ 30320』は吸引力が殺されずに、大きなゴロゴロによって掃除もしやすいのでお勧めです。アタッチメントが付属されているのでマキタ掃除機などにも装着できます。

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集じん力検証 フトンツール

3位 ダイソン-フトンツール

私の体感ではフトンツールが1~2位だと予想していましたが、予想は外れ3位という結果に。フトンツールは布団との密着性が高い作りになっていますが、ヘッドのサイドに空気の逃げ場(写真参照)があるので、吸引力がミニモーターヘッドより落ちるのが敗因のようです。

ハウスダストを取り除くのに最も有効なのが吸引力ですが、フトンツールは適度に空気が逃げる設計になっており、ヘッドの幅がミニモーターヘッドより広いので、ミニモーターヘッドより布団の掃除がしやすく効率的でした。毎日軽い掃除で十分であればフトンツールもおすすめです。これでも掃除がしずらい場合は、左右に穴を開けて吸い込み口を分散させると軽くなると思います。ちなみにアマゾンに「フトンツールの偽者」が販売されていて安価な価格で販売されています。

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三菱 ノーマルヘッド

TC-FXD5J 標準装備ヘッド

こちらはTC-FXD5Jの標準装備されていたタービンヘッドです。キャニスター掃除機は吸引力が強いですが、標準装備されている床用のヘッドは床とヘッドとの隙間が高い設計になっており、吸い込み口も分散されているので、フローリングの掃除には適していますが、布団内部の掃除には不向きのようです。

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アイワ ふとん専用ダニクリーン RD

アイワ ふとん専用ダニクリーン RD

アマゾンのレビュー数も多く☆4となかなかの高評価。ヘッドの接地面にはエチケットブラシの素材とローラーが備わっており、布団の掃除がしやすヘッドでしたが、吸いこみ口を広い面積に分散させているために吸引力が低下し、シーツ下のハウスダストは取り除けていないようです。
これだと布団表面のゴミしか取り除けていないかもしれませんが、布団に吸い付かないので非常に掃除がしやすいヘッドでした。

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アイワ 【布団用の掃除機ヘッドカバー】

アイワ 【布団用の掃除機ヘッドカバー】

掃除機に標準装備されているヘッドは色々なフロアを掃除するので、そのヘッドで布団を掃除するのは不衛生で抵抗がある人も多いと思います。この商品は標準ヘッドに取り付けるタイプなので布団を衛生的に掃除することができます。

吸いこみ口が分散されているだけでなく、私の掃除機のヘッドではサイドにも隙間ができてしまい、吸引力が低下し、結果はさんざんなものでした。画期的な商品だと思いましたが、毎日掃除する場合、カバーの着脱が面倒な気もしました。吸い付き間はあまり感じられず布団の上をスルスルと滑り掃除はとてもしやすかった。

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おまけ

ミニモーターヘッド標準

ダイソン-ミニモーターヘッド 〔標準モード〕

このページの1位は強モードのミニモーターヘッドですが、〔強モード〕だと連続使用時間が6分しかもちません。上の写真は連続使用時間が20分の〔標準モード〕で吸い取った際の結果です。〔標準モード〕でもかなり吸い取っていることがわかります。すごいダイソン。

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フトンツール

ダイソン-フトンツール〔標準モード〕

フトンツールの場合、〔標準モード〕にすると思ったより片栗粉を吸い取っていませんでした。バッテリーの残量を節約したい場合はミニモーターヘッドを使用したほうがよいと思います。回転ブラシには柔らかいナイロンブラシが植えられていますが、布団の素材によっては傷める場合もあるかもしれません。

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布団用クリーナーヘッドの選ぶポイント

ダイソン-フトンツール

布団の内部を掃除する場合

布団の内部のハウスダストをより多く取り除きたいのであれば、吸いこみ口が狭く、空気の逃げ場が分散されていないタイプのヘッドを選んだほうがよいでしょう。欠点として、シーツ下のハウスダストを取り除く能力は高いですが、吸い付き力が強くなるので掃除がしにくくなります。ダイソンのフトンツールが理想的であるが、他の掃除機とは互換性がありません。

アイワ ふとん専用ダニクリーン RD

布団の表面だけ

布団の表面だけの掃除でいいのであれば、吸いこみ口が分散されていて、ヘッドの接地面にエチケットツールの生地やローラーがついているタイプのヘッドを選んだほうがよいでしょう。布団に引っ付きにくいので掃除がしやすい。

ジョイント(継ぎ手パイプ)

ジョイント(継ぎ手パイプ)

別販売品の布団クリーナーヘッドにはテーパー状のジョイント(継ぎ手パイプ)が付属されているので、吸引口が特殊でない限りほとんどのメーカーに装着することができます。

もしスカスカで抜けてしまう場合は、写真のようにテープを巻いて厚みをつけてから装着するとピッタリ収まります。

ダイソンコードレスクリーナー 性能比較表

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