電動工具メーカーのコードレスクリーナー
マキタ、日立工機、リョービ、ボッシュ
当サイトで紹介しているコードレス掃除機は家電メーカーの製品だけでなく、「マキタ」「日立工機」「リョービ」「ボッシュ」等の大手電動工具メーカーの製品も紹介しています。この4社は日本で古くから電動工具を販売しており、電動工具を扱う業者は誰もが知ってるほど有名メーカーです。
電動工具メーカーが販売しているコードレス掃除機のモーターやバッテリーには、電動工具の開発や製造で培われた高い技術が活かされており、従来のコードレス掃除機より、吸引力が強く、短い充電時間で長時間掃除をすることができます。
現在、ダイソンのような重心が上にあるハンディタイプのスティック型コードレスクリーナーが人気ですが、電動工具メーカーはダイソンの第1号となるスティック型コードレス掃除機(DC35)を市場に投入する前から販売していることもあり、プロの清掃業者や建築現場等の職人だけでなく、一般家庭の奥様方にも人気があります。
また、国内の電動工具メーカーは業務用と家庭用に位置する2種類のモデルを販売しており、どちらも軽く掃除をしたいときにサッと使えることから人気があります。各メーカーが販売している業務用と家庭用コードレス掃除機の特徴には共通点があるので、このページでまとめてご紹介します。
本体とバッテリーと充電器を単品販売している
全て単品販売されているから、経済的にバッテリー交換やモデルチェンジが行なえる
家電メーカーのコードレス掃除機は基本的に、本体とバッテリーと充電器をセットで販売しています。そのため、性能や機能が優れた新しいモデルが発売されて欲しくなった場合、また新しい本体とバッテリーと充電器が同梱されているセット品を購入し直さなければいけません。大手メーカーのハイエンドクラスの新製品は高価(3万円~8万円)なので、新製品が欲しくなった場合、経済的に購入することが出来ません。
一方、電動工具メーカーのコードレス掃除機は、本体とバッテリーと充電器が同梱されているセット品だけでなく、本体とバッテリーと充電器を単品で販売しています。これらはアマゾンや楽天市場でも販売されているので入手がしやすくなっています。そのため、性能が優れた新しいモデルが発売されたとしても、本体(3千円~7千円)のみを購入すれば経済的にモデルチェンジが行なえます。(電動工具メーカーのバッテリーは互換性があるので、電圧が同じであれば古い機種や新しい機種に関係なく使用可能)
連続運転時間を延ばすことが出来る
セパレートチャージ式だから予備バッテリーを用意できる
家電メーカーのコードレス掃除機は、バッテリーが本体に内蔵されている製品が多く、そういった製品はバッテリーをワンタッチで取り外すことができず、工具を使わないと取り外すことが出来ません。そのため、掃除中にバッテリーの残量がなくなった場合、バッテリーをフル充電し直さなければいけないため、長いあいだ掃除を開始することが出来ない欠点があります。
一方、当サイトで紹介している電動工具メーカーのコードレス掃除機は、セパレートチャージ式が採用されているため、バッテリーをワンタッチで簡単に取り外すことが出来ます。前述の通り、電動工具メーカーはバッテリーを単品販売しているため、予備バッテリーを用意することで稼働時間を倍に延長させることが可能になります。そのため、掃除中にバッテリーの残量がなくなっても、予備バッテリーを装着すれば、すぐに掃除を開始できる利点があります。
充電時間がめちゃめちゃ早い
最短22分!急速充電器で充電するから充電スピードが早い
家電メーカーのコードレス掃除機は、充電アダプターを本体に差し込んで充電を行なうタイプが多いため、バッテリーをフル充電するのにかかる時間が約3~4時間もかかります。(これ以上長い製品もあります)そのため、掃除の途中でバッテリーの残量がなくなると、すぐに掃除を開始することが出来ない欠点があります。
電動工具メーカーが販売しているコードレス掃除機にはセパレートチャージ式が採用されているモデルが多く、このタイプのモデルはバッテリーを掃除機本体から取り外して充電器にセットして充電を行ないます。充電器は急速充電に対応しているため、例えばマキタの業務用モデルであれば約20分、家庭用モデルで約60分と短い時間でフル充電することが可能になります。
ノーマルヘッドを標準装備
フローリングのような平たい床面の掃除が得意
基本的に家電メーカーが販売しているハイエンドタイプのコードレス掃除機は、回転ブラシが備わっている「モーターヘッド」が採用されています。フローリングだけでなく、カーペットに絡みついたゴミや奥深くに入り込んだゴミも掻き出しながら吸引することができるため、床の種類に関係なく集じん性能が優れています。ただし、ヘッドの吸込口にブラシが配列されたブラシバーとブラシを回転させるためのモーターが配置されている分重たくなる短所があります。
一方、電動工具メーカーのコードレス掃除機は、バッテリーの電圧に関係なく、回転ブラシやモーターが付いていない「ノーマルヘッド」が採用されています。カーペットに絡みついたゴミや奥深く似入り込んだゴミを集じんする性能がモーターヘッドより劣りますが、フローリングや畳のような平たい床面の掃除は得意です。また、一見チープなように見えますが、モーターヘッドより軽くてコンパクトなため使い勝手がよく取り回しやすい利点があります。
回転ブラシが付いていないから髪の毛が絡まらない
ハイエドンタイプのコードレス掃除機には、回転ブラシが備わっているモーターヘッドが標準装備されているため、カーペットを敷いている部屋があったり、ロングヘアーの家族がいたり、ペットを飼っている家庭で使用すると、回転ブラシに髪の毛、ペットの抜け毛、カーペットの繊維が絡みつきやすい製品が多いです。そのため、定期的にブラシに絡みついたゴミを除去する面倒なお手入れが必要になります。(中にはダイソンFluffyのように、髪の毛のような長いゴミが絡みにくいヘッドを採用している製品もあります)
電動工具メーカーのコードレス掃除機には、回転ブラシが備わっていないため、ブラシに髪の毛やペットの抜け毛が絡みつきません。そのため、面倒なヘッドのお手入れから解放されます。髪の毛やペットの毛のような長いゴミが落ちている動物病院や美容室では、回転ブラシの付いていないノーマルヘッドが採用された掃除機や集じん機が採用されています。毎日床に発生するペットの抜け毛や髪の毛を掃除する用途で使用する場合、ノーマルヘッドが採用されている製品のほうが適しています。
固形のゴミを弾き飛ばさずに吸引できる
ハイエドンタイプのコードレス掃除機のように、ヘッドの吸込口に回転ブラシが付いていると、嵩のあるゴミ(ペットの餌・砂など)を吸引しようとすると、回転しているブラシがゴミを弾き飛ばしてしまう欠点があります。床に固形のゴミが数個落ちている程度であれば、ゴミに対してヘッドをかぶせる動作で吸引できますが、床一面にたくさん落ちている場合は必ず多くのゴミを弾き飛ばしてしまうため効率よく吸引することが出来ません。
一方、電動工具メーカーのようにノーマルヘッドを採用している製品は、ヘッドの吸込口に回転ブラシが付いていないため、嵩のあるゴミを弾き飛ばさずダイレクトに吸引することが出来ます。従って、床に落ちているペットの餌・砂や、木材を加工したときに発生するような木屑をメインで吸引する用途の場合、ノーマルヘッドが採用されている電動工具メーカーの製品のほうが効率よく吸引することが出来ます。そのため電車・新幹線、テーマパーク、建築現場等の清掃にもプロの業者が愛用しています。
家庭用モデルは軽い
おもちゃのように軽いから女性やお年寄りでも軽々と持てる
ダイソンのように重心が上にあるハンディタイプのスティック型コードレス掃除機は人気があり、多くの家電メーカーから登場しています。しかし、ヘッドとバッテリーを含む掃除本体の重量が2kgを越えるため、力のない女性や老人が長時間掃除をしていると、どうしても手首に負担がかかってしまい手がだるくなってきます。
一方、電動工具メーカーのハンディタイプのスティック型コードレス掃除機は、家庭用モデル(7.2V~10.8V)と業務用モデル(14.4V~18V)の2種類が存在し、家庭用モデルは本体の重量が1kg前後と1.5Lのペットボトルよりも軽いため、力のない女性や老人の方でも軽々と持てる重さになっています。そのため、長時間掃除をしても手首に負担がかかりにくく、手がだるくなってくることはありません。
低価格
価格が安いうえに長持ちする
今人気のスティック型コードレス掃除機は、家電メーカーのハイエンドタイプの新モデルですと7~8万円で発売されています。1年も経つと価格は下がっていきますが、それでも3万円~5万円もするので、キャニスター掃除機より高額な買い物になります。また、ネットのレビューや口コミを見ていると、何処のメーカーも故障したというレビューが見受けられます。
一方、電動工具メーカーのコードレス掃除機は、家庭用モデル(7.2~10.8V)と業務用モデル(14.4V~18V)の2種類がありますが、吸引力の強い業務用モデルでも2万円台で購入することができます。家庭用モデルも吸引力は落ちますが、1万円台とリーズナブルな金額で購入できるため、サブ機としてもとても人気があります。また業務用として使われる掃除機なので故障したというレビューが極端に少ないです。
他のツールとの互換性
当サイトで紹介しているセパレートチャージ式が採用されている電動工具メーカーのコードレス掃除機は、バッテリーをワンタッチで取り外せるだけでなく、掃除機以外の電動工具やツールにもバッテリーを使いまわすことが可能です。電動工具なども掃除機と同じで単品でも販売されているため、本体を安く購入することが出来ます。
例えば、わたしは、電動工具メーカーの電動工具だけでなく、LEDライト、扇風機、ラジオ、USBホルダーを持っているので、レジャーや日曜大工などでも掃除機のバッテリーを使うことが出来ます。さらに震災や災害で電気が使えなくなったとしても、掃除機のバッテリーをランタンに装着して部屋を明るくしたり、スマートフォンなどのでモバイルを充電するなんてことも出来ます。
紙パック式モデル
現在、大手家電メーカーが販売しているコードレス掃除機の集じん方式は全てフィルター式になっており、紙パック式の製品が販売されておりません。そのため、ゴミ捨て時に埃の舞い上がりやすい製品が多く不衛生です。また、定期的に目詰まりしたフィルターのお手入れも行なわなければいません。
電動工具メーカーのコードレス掃除機の集じん方式は、フィルター式だけでなく紙パック式のモデルも発売されています。紙パック式のモデルですとゴミ捨てが衛生的かつ簡単に行なうことができ、定期的に行なう面倒なフィルターのお手入れが不要になります。紙パックは10枚で500円前後で販売されています。