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シャープのコロネがダニを吸い取る方法が斬新

恐ろしすぎるダニの生命力

熱でも簡単には死なないダニ

以前、書いた「所さんの目がテン」「試してガッテン」の検証では、ダニは高温にさらしてもすぐに死なないという結果がでていました。夏の晴れた日に天日干しにしたり、洗剤で洗濯してもダニはほとんど生きていたそうです。所さんの目がテンの実験では、70度以上の環境でダニを全滅させるのに、40分間以上かかったという結果に。さらに種類によって真空状態でも生きられるダニもいるようです。

ダニは鋭い爪を持っているので布団から離れない

掃除機でスポンジにいるダニをダイレクトに吸い取る実験では、ダニはキャニスター掃除機の強い吸引力に耐え繊維にしがみついていました。この番組やダイソンvsレイッコップの比較動画を見てから、布団に張り付かずに掃除がしやすい高評価の布団用クリーナーヘッドは、布団内部のダニはおろか、布団内部のダニの死骸やダニの糞すら吸えてないんじゃないかな?なと疑いを持ち始めました。

自分でも評価のいい布団用クリーナーヘッドを購入して検証してみましたが、もっとも平均粒径(20-70μm)の片栗粉を吸い取ったのは、吸い込み口の幅が狭く吸い込み口が分散されていない安価なヘッドでした。ただ、布団に張り付いて掃除がしにくいという欠点もあります。

なぜ、ダニは強い吸引力に耐えられるのかというと、ダニはクモの仲間なので、足が8本あり、足の先には鋭いカギ状の爪を持っています。おそらくこの爪は1本に2本ついていると思います。

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ダニをどうやって撃退する?「コロネの反撃」


ふとんヒートサイクロン「コロネ」

コロネは熱で殺すのではなく、熱で爪を剥がす

少し話しはそれましたが、以上のことからシャープの布団掃除機(コロネ)のCMを見たときに、温風でダニは死なないし吸い取ることはできないだろうな思っていました。でも、これは勘違いでした。ネットの声を見ていても自分と同じ勘違いをしている人の声がありました。

40度の温風を当てると爪を剥がして逃げ出す

シャープの研究によると、ダニに約40度の温風をあてると、ダニは抵抗して繊維にしがみつくのではなく、熱が苦手なのでしがみついていた手を離すことが分かったそうです。つまり、ダニは熱を当てると逃げる習性があるので、温風を当てて嫌がり逃げだそうとしたところを、サイクロンで吸い取ってしまおうという仕組みのようです。

逃げ出したところをヒートサイクロンで吸い込んで粉砕

さらに回転ブラシにはブラシだけでなく、毎分最大約6,000回の高速振動を与えるブレードや、温風と一緒にプラズマクラスターイオンを放出するので寝具についた加齢臭も取り除き消臭できるようです。サイクロン式なので吸い取ったダニはダストボックス内で高速回転し99%以上死滅させます。

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ダイソンは兵糧攻め

ちなみにダイソンの場合は、さすがにちゃんと研究しているのか、ダニを掃除機で吸い取ることは難しく考えたようで、ダニを吸い取るとは謳っていません。ダニの餌となる人間の細胞を取り除くことが、ダニの数を制御できる有効な方法だと考えているようです。

このことから、本体や寝具を掃除するヘッドも全て吸引力重視になっています。吸い込み口の幅が狭く、分散させないようにしているので、粉塵を吸い込む実験ではミニモーターヘッドやフトンツールは上位に食い込んでいます。なので、コードレスクリーナーの中では、アレルギーの原因となるダニの死骸やダニの糞(体重の5倍以上/1日20回)をよく吸うクリーナーだと思います。

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