デジカメもセパレートチャージ!?
最近、キャノンの一眼レフカメラを購入した。一眼レフといっても、購入した価格は4万円台と、他の一眼レフカメラと比べると比較的安いものだ。この購入したカメラの電池を取り外して充電しようとしたときに思ったが、カメラとコードレス掃除機の充電方式はまったく同じである。つまり、コードレス掃除機の「セパレートチャージ方式」とは、デジカメのように本体からバッテリーを取り外して充電器で充電することができることである。
デジカメといえば電池の持ちが悪く、電池が劣化して容量が減ってきたものを使用していると、撮影中にすぐに残量がなくなり困ってしまうことがよくある。特に動画なんて撮影していると、かなりのスピードで残量が減っていくことがある。このようにデジカメは電池がなくなるスピードが早いため、カメラを趣味にしている方や仕事でカメラをあつかう方は、必ず予備バッテリーを複数個用意しているようだ。
取り外して充電できるから、予備バッテリーを活用できる
コードレス掃除機もデジカメと同じでバッテリーの消耗が早い。2~3部屋であれば1回の充電で掃除をすることも可能であるが、念入りに掃除をしたり、部屋数が多かったりすると、どうしても途中でバッテリーの残量がなくなってしまう。家電メーカーのコードレス掃除機は、充電時間が3~4時間かかる製品が多く、途中でバッテリーの残量がなくなると、長いあいだ掃除を開始することができない短所がある。
しかし、セパレートチャージ方式が採用されているコードレス掃除機だと、デジカメと同じようにバッテリーを単品で購入すれば、予備バッテリーとして活用することができる。予備バッテリーを用意しておけば、掃除をしている最中にバッテリーの残量を気にする必要がなくなり、コードレス掃除機1本で広範囲の掃除にも対応できるようになるので、広い家に住んでいる方や一回の掃除が長い方には、予備バッテリーが活用できるセパレートチャージ方式が採用されている製品がおすすめです。
取り外して充電できるから、本体を収納しながら充電できる
内蔵式バッテリーが採用されている製品は、バッテリーを取り外して充電することができないため、本体をコンセントの近くに置いて充電しなければいけない。本体をコンセント近くに収納して使う人には便利であるが、本体をコンセントが近くにない場所に収納する人にとっては、充電完了後、本体を収納場所に戻さないといけないので面倒である。
そのため、掃除機本体を邪魔にならないクローゼット等に収納して使いたい人や、普段、掃除機本体をコンセントが近くにない場所に収納して使いたい方には、設置場所がコンセント周りに縛られる内蔵式バッテリーの製品より、好きな場所に本体を収納して充電が行えるセパレートチャージ方式が採用されている製品のほうが適しています。
充電器で充電するから充電時間が早い
現在販売されているコードレス掃除機のバッテリーの容量は2,000mAh前後のものが多く、バッテリーが内蔵しているタイプだと、アダプターを本体に差し込んで充電しないといけないので、どうしても充電時間に3~4時間かかる。例えば、2015年に発売されたダイソンのモデルに登載されているバッテリーの容量は2,100mAhあり、充電時間に3.5時間かかる。つまり、掃除の途中でバッテリーの残量がなくなってしまうと、3.5時間かけて満充電しないと掃除を開始することができない短所がある。
一方、セパレートチャージ方式が採用されている製品は、急速充電に対応している充電器でバッテリーを充電することができため、内臓式バッテリーが採用されている製品より充電時間が早い。従って、バッテリーの残量が途中でなくなっても、他の製品より比較的早く掃除を開始することが可能である。
ちなみにセパレートチャージ方式を採用しているコードレス掃除機といえば電動工具メーカーが有名だ。特に業務用シリーズはバッテリーの充電時間が約20分とずば抜けて早い。家電メーカーであればシャープのFREEDがセパレートチャージ方式を採用しており、充電時間は約80分と他の家電メーカーに比べるとかなり早い。
寿命がきたバッテリーを自分で交換できる
コードレス掃除機のバッテリーは乾電池と同じように、充放電を繰り返していると劣化していくので、何年も使っていると必ず寿命が訪れ交換しなければいけない。
最近の内蔵式バッテリーが採用されているコードレス掃除機は、バッテリーを工具不要で簡単に取り外せる製品が多くなってきているが、中には本体を分解したり、電気系統の知識がないとバッテリーを取り外せない製品も存在する。
自分でバッテリーが交換できないと、メーカーや購入した店頭に持ち運んでバッテリーの交換依頼をする必要がある。このときに、コードレス掃除機を預ける期間が必要になるうえ、バッテリー代だけでなく工賃も請求される。
セパレートチャージ方式が採用されている製品だと、バッテリーをワンタッチで簡単に取り外すことができるので、寿命がきたバッテリーを自分で交換することも可能だ。有名メーカーの製品であれば、必ずバッテリーはアマゾンや楽天でも購入できるため、手間をかけることなく経済的にバッテリーを交換することができる長所がある。