PR

犬や猫のフェルト状になった毛玉を簡単かつ安全に切る方法

毎日ブラッシングしているのは猫が毛を飲み込む+毛玉ができるから

犬や猫には「短毛」と「長毛」の種類がいて、家では抜け毛の多い長毛種の猫を飼いだしてから、1日3~4回はスリッカー等でブラッシングをするようになった。

私が毎日ブラッシングをしている理由は、毎日の掃除が大変になるからだけではなく、猫が自分で毛づくろいをしたときに毛を一緒に飲み込んでしまうからである。

また、毎日ブラッシングをしないと猫の体に毛玉ができやすいからだ。アンダーコート(柔らかいふわふわの毛)が多い種だと、毎日ブラッシングをしても毛玉ができることも。

このため、抜け毛の長毛種の猫は、お腹の中に溜まった毛の塊が排出できなくなる毛球症という病気になる可能性が短毛種の猫に比べると高いそうだ。また、長毛種の猫が便秘になる要因の1つに飲み込む毛の量が多いこともあるそうだ。

毎日ブラッシングしても毛玉ができる理由

わたしが毎日ブラッシングしているにもかかわらず頑固な毛玉ができてしまうのは、スリッカーブラシのみを使っていたことだろう。スリッカーブラシをメインに使っている理由は、毛を引っ張る負荷がかかりにくいため、猫が嫌がったり逃げたりしないからである。

しかし、人気のファーミネーターや、家で毎日使用しているクシが短いスリッカーブラシでは、長毛種の毛の深部までブラシが届かないため、毎日ブラッシングを行ってもできた毛玉に気づかないことも。中でも一番やっかいなのが、毛玉の親玉(フェルト状になった毛玉)だ。なぜなら、この毛玉はグルーミングツールで除去したり・ほぐすことが難しいからである。

.

毛玉を切ろうとして皮膚も一緒に切る事故が多い

前述した柔らかいアンダーコートが絡みついてフェルト状になった大きな毛玉はスリッカーはブラシ・スリッカー・ファーミネーター・コームのようなグルーミングツールで除去することはできない。

このため、ネットでフェルト状の毛玉を取る方法にはハサミでカットする方法がネットでは散見される。安全のため刃先の丸いハサミや毛玉を十字に切るという方法も見られたが、それでも毛玉を切るときに猫や犬の皮膚を一緒に切って病院に運び込まれることが多いようだ。

なぜ毛玉と一緒に皮膚を切ってしまうのかというと、毛玉を引っ張って毛玉の根本を切ったつもりでも、猫のお腹の皮膚はお餅のように柔らかいため、毛玉と一緒に皮膚が伸びてしまい、毛と一緒に切ってしまうからであろう。

その他に、人間が1つの毛穴から毛が1~2本しか生えないのに対し、猫は1つの毛穴から5~6本も毛が生えているため、毛の下に隠れている薄い皮膚が見えないことも大きな要因だろう。

.


フェルト状になった毛玉を安全に切る方法

毛玉をつくらないために毎日ブラッシングを行っているにもかかわらず、ほぐすことが難しいフェルト状の毛玉ができてしまう。これまで、わたしは猫の毛玉と皮膚を一緒に切ってしまう事故が多いことを知っていたので、かなり神経質になりながらちょびちょびとハサミでカットしていた。

しかし、あまりにも効率が悪いうえ、皮膚を切る可能性が0%ではないため、他の方法を模索することにした。ネットでフェルト状になった毛玉を取る方法で検索すると、刃の先端が丸いハサミやリッパーの使用であったり、毛玉を十字にカットをする方法が紹介されているが、やはりどの方法も猫を傷つけてしまう可能性があるように思えた。

そこで餅は餅屋ということでペットツールを販売している会社に聞いてみると岡野製作所が販売している「高級両目金櫛」が良いということを聞いた。このペットコームで頑固なフェルト状になった毛玉を取ることはできないが、毎日ブラッシングを行うことで、初期段階の毛玉を確実に発見することができ除去することができるとのこと。早速、猫の細かい部分のブラッシングにおすすめである高級両目金櫛の(小小)を購入してみた。

高級両目金櫛だとスリッカーやファーミネーターと違いクシの先が皮膚まで届くため、目視できる毛玉だけでなく、深部にできた毛玉をキャッチしてほぐすことができた。ただし、既存のフェルト状になった大きな毛玉をほぐすことができなかった。

しかし、この金櫛は先端が尖っているため、毛玉からクシを突き出せることに気づいた。金櫛を毛玉に突き刺してクシから上を切れば皮膚を切ることなく安全に毛玉を除去できると思い、ハサミを入れるとあれだけ神経質になりながら時間をかけていた毛玉をいとも簡単に除去することができた。

グルーミングツールとしてもかなり優秀

当初こんなクシみたいなものはブラッシングに使えるとは思っていなかったが、アンダーコートとオーバーコートの2層になっているノルウェージャンフォレストキャットには最適だった。柔らかくて布団やカーペットなどの布製品に付着するアンダーコートを効率よく取ることができ驚いた。その効率性はわたしが毎日使っているスリッカーを超えるほどだ。一度にファーミネーターほどは毛を取ることはできないが、ファーミネーターのように強い負荷がかからないため、猫もさほど嫌がらない。また、ファーミネーターのように毛が周辺に舞い上がらないので床の掃除も不要だ。ファーミネーターのように余計な毛までも刈り取っているという感じはなく、長毛種特有のふわふわ感を維持しながらブラッシングすることもができた。さらにスリッカーやファーミネーターでは難しかった足の付け根やお尻周りも簡単にブラッシングすることもできた。

粗目で先端が丸くなっているから猫も嫌がりにくい

岡野製作所の高級両目金櫛は粗目と細目が一体になった金櫛なので、櫛通りが悪い場合は、クシのピッチが広い粗目でブラッシングすれば猫も嫌がりにくい。また、クシの部分はクロームメッキされているため滑りもよい。その他にクシの先端は尖っているが、鈍角になっており先端が丸くなっているので、猫の皮膚に刺さった傷をつける心配もなかった。皮膚に当ててもチクチクしないので嫌がって逃げたりしなかった。久しぶりにもっと早く使っておくべきだったと思った良品であった。

.

この記事の動画はこちらからどうぞ
.