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ダイソンのHot+Coolで木造(6畳)の部屋を暖められるのか検証してみた

ダイソン|空調家電の全機種を一覧表で比較

Purifier/Pure Hot+Coolが人気なわけ

ダイソンのHot+Coolで木造(6畳)の部屋を暖められるのか検証してみた

毎年、エアコンや灯油式のファンヒーターでぬくぬくと越冬している筆者ですが、今年はダイソンのPure Hot+Coolで寒い冬を乗り越えてみることに。Pure Hot+Coolはヒーターの電気代も気になるところですが、本当に部屋をあたためる暖房器具として使えるのか?外気温の影響を受けやすく気密性が低い木造住宅(6畳)の部屋に設置して温度の変化を測定してみました。

Dyson Hot+Cool(ファンヒーター/AM09) Dyson Pure Hot + Cool/空気清浄機能付ファンヒーター/HP00 Dyson Pure Hot + Cool(HP01) Dyson Pure Hot + Cool Link HP02 Dyson Pure Hot+Cool Link/空気清浄機能付ファンヒーター/HP03 Dyson Pure Hot + Cool/空気清浄ファンヒーター/HP04 Dyson Purifier Hot+Cool/空気清浄ファンヒーター/HP07
Dyson Hot+Cool Dyson Pure Hot + Cool Dyson Pure Hot + Cool Dyson Pure Hot + Cool Link Dyson Pure Hot+Cool Link Dyson Pure Hot + Cool Dyson Purifier Hot+Cool
型式 AM09 HP00 HP01 HP02 HP03 HP04 HP07
  扇風機 扇風機 扇風機 扇風機 扇風機 扇風機 扇風機
  ヒーター ヒーター ヒーター ヒーター ヒーター ヒーター ヒーター
空気清浄機 空気清浄機 空気清浄機 空気清浄機 空気清浄機 空気清浄機
フィルター なし 360°
グラスHEPAフィルター
360°
グラスHEPAフィルター
360°
グラスHEPAフィルター
360°
グラスHEPAフィルター
360°
グラスHEPAフィルター活性炭フィルター
一体型リサイクルグラスHEPA・活性炭フィルター
ディフューズドモード
オートモード
ナイトモード
Dyson Linkアプリ
LCDディスプレイ
首振り機能
0~350°

0~350°
上下角度調整

家電に詳しくない人はダイソンのサイクロン掃除機は知っていても、Pure Hot+Coolというシリーズ名を聞いたことがないかもしれません。ダイソンはコードレスクリーナー以外にも空調家電・照明器具・ヘアケアーなどの家電も展開しており、特に羽のない扇風機や高い風量のドライヤーは、CMなどで見たことがある人も多いのではないでしょうか。

Pure Hot+Coolはダイソンの羽のない扇風機が多機能化した製品となり、1台で扇風機・空気清浄機・ファンヒーターの3役として使用ができる空調家電です。ウィルスやハウスダストを捕らえるフィルターで空気をキレイにしながら扇風機とヒーターの役割を果たす最新のPurifier Hot+Coolはママタスアワード2021の家電部門でグランプリを受賞しています。

暖房としても使えるDysonの扇風機はどれ?

Dyson Hot+Cool(ファンヒーター/AM09) Dyson Pure Hot + Cool/空気清浄機能付ファンヒーター/HP00 Dyson Pure Hot + Cool(HP01) Dyson Pure Hot + Cool Link HP02 Dyson Pure Hot+Cool Link/空気清浄機能付ファンヒーター/HP03 Dyson Pure Hot + Cool/空気清浄ファンヒーター/HP04 Dyson Purifier Hot+Cool/空気清浄ファンヒーター/HP07
型式 AM09 HP00 HP01 HP02 HP03 HP04 HP07
涼風 5.4/26W 5/39W 5.1/40W 5.1/40W 5/44W 6/40W 6/40W
温風 1,200W 1,200W 1,200W 1,200W 1,200W 1,400W 1,400W
電気代(ヒーター) 31.78円 31.78円 31.78円 31.78円 31.78円 37.07円 37.07円

※上はヒーター機能が搭載されたモデル
筆者はPure Hot+Coolシリーズの中で一番古いHP00を購入しました。実売価格は4万前後(価格.com調べ)で販売されているため、同シリーズの中で一番買い求めやすい価格になっています。AM09は空気清浄機能が搭載されていないため、ヒーターや扇風機から綺麗な空気を送り出したい場合は、空気清浄機能が搭載されたHPから始まるモデルを選びましょう。

部屋を少しでも早くあたためたい場合は、パワーアップした新しいHP04やHP07が最適です。首振り角度の範囲も350°まで広がっているため、部屋のすみずみまで空気を浄化することも可能となっています。その他にHEPAフィルターに加え、活性炭フィルターが追加されているため、臭いの浄化作用が従来機(HP00~HP03)より優れていると考えられます。

HP04とHP07の違いはなに?最新のHP07は製品の密閉性が従来より向上しており、製品の組み合わせた部分の隙間から花粉やハウスダストを漏らしにくくなっています。また、HP04はグラスHEPAフィルターと活性炭フィルターの2種類のフィルターの交換が必要でしたが、HP07は性能を維持したまま一体型フィルターとなり、交換が簡単になっています。

Dyson Pure Hot + Cool 10分毎で温度と湿度の変化を記録

時間(分) 前方(1m先) 後方(1m先) 湿度
0分 13℃ 13℃ 42%
10分 18℃ 13℃ 31%
20分 19℃ 14℃ 28%
30分 20℃ 14℃ 27%
40分 21℃ 14℃ 26%
50分 22℃ 15℃ 25%
60分 22℃ 15℃ 25%
70分 22℃ 15℃ 24%
80分 23℃ 16℃ 24%
90分 23℃ 16℃ 23%
100分 24℃ 16℃ 23%
110分 24℃ 16℃ 23%
120分 24℃ 17℃ 22%
130分 24℃ 17℃ 22%
140分 24℃ 17℃ 24%
150分 24℃ 17℃ 23%
160分 24℃ 18℃ 23%
170分 25℃ 18℃ 22%
180分 26℃ 18℃ 20%

▼使用した製品


12月中旬、冬型の気圧配置の影響で強い寒気が流れ込み、雪が降るのではないかというくらい身を刺すような寒さとなりました。このときの部屋の気温は13℃まで下がったため、Dyson Pure Hot+Coolの1m前後に温度計を設置。ヒーター使用時に部屋の温度がどれくらい上がるのか測定を行ってみました。

実際の結果は上の表に記録した通りとなります。設定温度と風量をMAXの状態(温度37℃/風量10)で電気式のファンヒーターを使用したとき、6畳の部屋は26℃まであがりました。個人的に暖かいと感じた温度は20~22℃なので、最適な温度にあがるまで約30分かかる結果となりました。

しかし、暖かく感じる場所は風が排出される正面のみとなり、本体の後方は3時間経っても暖房の適正温度(20℃)に達しませんでした。また、家のエアコンや石油式のファンヒーターと比べると部屋の温まり方は遅いです。よく言われるように消費電力の割に暖房性能は低いと感じました。

雪がちらつき、室温が10℃になった日は、正面を20℃までしかあげられない日がありました。また、雪が積もった日は18℃以上あげることができなくなり、本体を50cm以内に置いておかないと暖かいと感じませんでした。ちなみに10℃を切ると風量をあげると温かい風が冷たく感じ、風量を5以下にしないと温かいと感じませんでした。

ちなみに、22℃まで上昇した部屋の温度は2時間経過しても20℃を切ることはありませんでした。しかし、室温が10℃まで下がった日は22℃まで部屋の温度をあげられなかったり、ヒーター停止後、1時間で20℃以下に下がる日もありました。その他に至近距離(50cm)に置かないと暖かいと感じない日もありました。

Dyson Pure Hot + Coolで少しでも効率よく部屋を暖める方法

現代では常識となっている壁・床・天井に断熱材が入っている住宅では、おそらくDyson Pure Hot + Coolを使って18℃以上あげられない4~6帖の部屋はないでしょう(寒い北海道・東北地方は不明)。

しかし、前述した結果のとおり、木造住宅の場合では室温が10℃になる日は、電気式のヒーターで18℃以上に温めることができませんでした。

そこで、少しでも部屋の温度をあげられるように以下の断熱対策をしてみました。

断熱シートで窓ガラスの放熱量を減らす

暖房時の熱が室内から逃げる割合

日本建材・住宅設備産業協会によると、冬の暖房時に暖めた熱が開口部から流出する割合は、なんと58%。直接外気に触れて冷えやすく、暖房で温めた空気を流出させてしまう窓の熱損失はかなり大きいようです。

そこで窓と部屋に空気の層を作り、暖房効果がアップするというニトリの窓ガラス用の断熱シートで熱損失を軽減できると思い、Hot + Coolを使用している部屋の窓に貼ってみました。

ちなみに、同社には窓のサッシ枠から熱が逃げるのを防ぐ「サッシ枠断熱テープ」も用意されており、断熱シートと一緒に購入されているようです。

お洒落な断熱シート(プチプチ)

窓用断熱シートの見た目は梱包材として使われるプチプチとそっくりです。見た目を重視したい人向け用に、ニトムズからインテリア性の高い柄が入っている「窓ガラス断熱シート」や、プラダンのような空洞がある中空構造の(E1540)が用意されています。

しかし、デザインを重視した場合、厚さが3mm前後の断熱シートは断熱効果が低くなるデメリットが存在します。ニトムズの検証では厚さが約7mmあると放熱量が大きく下がる結果がでているため、断熱効果を重視する場合は、7mm前後の断熱シートを選んだほうばよさそうです。

ニトムズ-窓用断熱シート(E1540)

マキタ菌
マキタ菌

筆者はプチプチの梱包感が嫌だったので、シマシマのE1540を窓に貼りつけました。霧吹きで窓に水を吹きつけて貼るだけなので簡単です。見た目は透明度が高いので、違和感やみすぼらしい感じがありませんが、空気層の厚みが小さいため、放熱量が高いのがネックとなります。

窓にプラダン(断熱効果)

マキタ菌
マキタ菌

同じ中空構造のプラダンを脱衣所の扉と窓のガラス部分に強力両面テープを利用して貼ってみました。10℃以上ある部屋と違って、家の外かと思うほど寒い脱衣所では寒さの軽減が体感でわかりました。プラダンはホムセンで2mmが約200円、4mmが800円で販売されています。4mmほうが断熱効果が高いです。節目を横方向にして貼るとお洒落な感じになります(写真は縦方向)。

商品名 厚さ 放熱量
窓ガラス(厚さ3mm)のみ 100%
窓ガラス断熱シートクリア
E1540/E1541/E1550/E1560
2mm 91%
窓ガラス断熱シートフォーム柄(粘着)
E1170/E1171/E1172/E1173
3mm 81%
窓ガラス断熱シートフォーム
E1531/E1532/E1533
3.5mm 79%
窓ガラス断熱シートフォーム(粘着)
E1171/E1172/E1173
窓ガラス断熱シートフォーム柄
E1536/E1537/E1538/E1539
窓ガラス断熱シート発熱
E1535
窓ガラス断熱シート結露防止
E1590
7mm 68%

断熱シートの断熱効果(熱放出量)
出典:ニトムズ株式会社(マドエコ大作戦より)

負圧による隙間風を防ぐ

隙間から冷気が入ってくる原因(温度差による負圧)

家で飼っている猫が部屋を出入りすることがあるので、猫が通れるように扉を少し開けていることがあります。暖房であたたまった部屋の場合、この猫が通る隙間から冷気が勢いよく侵入してきます。最初は隣の部屋の有圧換気扇が原因かと思い切ってみましたが、それでも冷たい外気がひっぱられるように侵入してくるので不思議でした。

暖房時に冷たい空気が隙間から勢いよく侵入してくる原因を調べると、前述したように暖かい空気は上へと移動する性質を持っているため、上昇した熱気は天井付近の隙間から逃げていきます。このため、暖房で暖めて外気と温度差のある部屋は負圧がかかった状態になっており、暖気が逃げた出した分、家中の隙間から冷たい空気が勢いよく侵入してくるようです。

熱損失の高い窓を断熱することも大事ですが、サッシやトビラの隙間を埋めて冷気の侵入を軽減させないと意味がないと思いました。そこで、窓用断熱シートを販売していたニトムズから販売されている網戸・サッシの隙間から入る冷気を防ぐ「パイルフィット」、ドアの下の隙間や引き戸の隙間を防ぐ「ドア下部シールテープ」「新ソフトテープ」を貼って対策しました。

マキタ菌
マキタ菌

部屋の扉より、外のように寒かった玄関・ベランダ入口の隙間を埋めるとかなり大きな効果がありました。安価な隙間テープを扉の4辺全てに貼って隙間を埋めました。扉のガラス部分は氷のように冷たいので、先述した4mmのプラダンを貼り付けています。玄関の床もコンクリートやタイルだとガラスのように熱伝導率が高いので、スタイロフォームを敷いて断熱効果を高める予定です。

部屋の空気を循環させる

空気は温度が高いと上に向かい、低いと下へおりるイラスト(暖気だまり+冷気だまり)

空気は温度が高くなるほど体積が大きくなり重さが変わるため、軽くて暖かい空気は上へ上昇し、重くて冷たい空気は下へ下降する性質があります。このため、寒い時期に暖房で部屋を暖めると、天井近くは暖気だまり、床下近く冷気だまりができるようです。実際にHot + Coolを使用しても12月中旬頃から室内が暖まりにくいと感じた日が何度もありました。

Dyson(Hot + Cool)サーキュレーターで循環

そこで、Hot + Coolの首の角度を下に下げて風を送り、サーキュレーターの風を天井に向けて空気をかき混ぜるようにしました。イラストではサーキュレーターは部屋の端に設置していますが、本来は部屋の中央に配置したほうが効率よく空気を循環できるようです。

窓の断熱と冷気だまりの対策をした結果

Dyson Pure Hot + Cool(室温)

正直、「断熱シート」や「隙間テープ」を貼ったからといって、劇的に室温があたかくなったという体感は得られませんでした。

しかし、ヒーターであたためた部屋は、以前より室温が下がるスピードが落ちたことを実感しました。このため、部屋が暑いと感じてヒーターをOFFにした場合、次にスイッチをいれるまでの時間が長くなり、省エネ効果もありました。

また、就寝時はヒーターを消して寝ますが、起床時にヒーターの暖かさが残っているので、白い息がでるような震えるような寒さがなくなりました。断熱材の厚さを7mmのタイプにしていれば、さらに断熱効果は大きな結果になったかもしれません。

窓の断熱とサッシや扉の隙間を埋めたことに加え、窓まわりの熱流出対策とサーキュレーターで対流を作ることで、18℃まであげられなかった寒い日の室温も20℃まであげられるようになりました。その暖かくなった部屋の温度も下がりにくくなったことで、日中もヒーターを使用する時間が低減し、暖房効果がアップ+電気料金の節約にもなりました。

Pure Hot+Cool(HP00)を安く購入する方法

Pure Hot+Coolの最安値
扇風機・空気清浄機・ファンヒーターの3機能が搭載されたPure Hot+Coolで一番安いモデルはHP00なので、予算を抑えたい場合はHP00がおすすめです。HP00はネット通販で安いときは40,700円以下で販売されています。価格.comの価格比較を毎日チェックしていれば、安くなったときに経済的に購入することができますが、チェックするのが面倒な場合は、筆者のツイッター(@makita_cleaner)をフォローしていただければ、HP00がセール対象になったときにツイートでお知らせするのでフォローしていただけれると幸いです。

DysonのPure Hot+Coolで冬を乗り切った使用感想のまとめ

DysonのPure Hot+Coolで冬を乗り切った感想

使用時期 平均気温 感想
11月 14℃ 快適(22℃↑)
12月 9℃ 中旬から厳しいと感じた
20℃になりにくい
1月 6.6℃ 厳しいと感じた
20℃以上になりにくい
2月 5.8℃ 厳しいと感じた
中旬からファンヒーター使用
3月 10.9℃  
マキタ菌
マキタ菌

断熱性が低い木造の部屋(6畳)で使用した場合、平均気温は13℃だった11月は、Pure Hot + Coolでも室温(本体の前のみ)を20℃以上に上げやすく快適だと感じました。

しかし、12月中旬(10°以下)から2月まで、室温(本体の前)を18℃以上にあげにくくなり、ずっとつけっぱなしにしてても厳しいと感じました。

2月の中旬から18℃まであげることが難しくなり、たまらず石油ファンヒーターを使用した。電気式ヒーターに比べると部屋全体が暖まりやすく、湿度が50%前後まであがるため、同じ温度でもエアコンや電気ヒーターより暖かく感じた。


開口部の窓・アルミ・隙間からの熱損失が高いので、少しでも部屋の熱流出を低くしたい場合は、ニトムズから販売されている断熱性を高める断熱シート、隙間テープ、断熱テープがおすすめです。

正直、次の冬からはファンヒーターやエアコンで越冬したいと思いました。個人的にはPure Hot + Coolのヒーターを使用するのは、冬が来る前と春が来る前しか使わないと思います。狙った人だけが暖かく感じるだけで、部屋全体を暖めることができないことと、暖房効果が低い割に電気料金が割高なのが、自分や猫には厳しかったです。ただ、空気清浄機と扇風機が一体化しており、省スペースでオールシーズン使い続けるので買ってよかったです。


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