重要なスペックは変わらない
ダイソンは2013年にDC61とDC62を発売しました。DC61がハンディークリーナータイプ、DC62がスティック型コードレスクリーナーです。
2013年はダイソンのコードレスクリーナーにとって革新的な年であり、DC61/DC62は従来のモーターより1.5倍も強力になった350Wの「デジタルモーターV6」と、2層に配列された15個のサイクロン「2ティアーラジアルサイクロン」を搭載したことにより、従来機種(DC34/DC35)より吸引力や空気と微細なゴミを分離する能力が高くなっています。
そして「V6 Mattress」には、このDC61/DC62と同じ「デジタルモーターV6」と「2ティアーラジアルサイクロン」の技術が搭載されているので、掃除機で一番気になる吸引力や集じん力は上の表を見ていただければ分かると思いますが、どちらの機種も変わりません。
DC61とV6マットレスの違い
ポストモーターフィルター 排気性能が違う
では何が違うのかというと、DC74、DC61といった従来機種との違いはフィルターです。サイクロン装置の中心部分にある筒状のフィルターは同じですが、V6FluffyやV6Mattressには後部の排気口の部分にポストモーターフィルターが搭載されています。なのでV6シリーズの機種は後部がでっぱっていることが分かります。
このV6シリーズに搭載されているポストモーターフィルターは排気性能が空気清浄器にも採用されているHEPAレベルのフィルターとなっており、0.3ミクロンもの微細な粒子を99.97%以上捕らえるので、CMで謳っているように「部屋の空気よりもきれいな空気を排出」します。
V6フィラフィーとV6マットレスに共通する排気のデモンストレーションではスモーク粒子サイズ(0.25ミクロンから60ミクロン)もクリアビンに回収しているので、もしアレルギー体質の方であればV6マットレスのほうがおすすめです。
アレルギー体質でない方で予算を抑えたい場合は吸引力、連続使用時間、充電時間の変わらない1つ古いDC61でも問題ないと思います。わたしならアレルギー体質ではないので迷わず安価なDC61を選びます。
ちなみに後でコードレスクリーナーとして使いたくなった場合は、アマゾンなどで販売されている並行輸入品のDC62用の「延長ホース」や「モーターヘッド」を購入すれば、DC62(コードレスクリーナー)に変身します。
付属品 | ||
発売年 | V6 Mattress | DC61 motorhead |
標準ヘッド | ○ | ○ |
コンビネーションノズル | ○ | ○ |
隙間ノズル | ○ | ○ |
フトンツール | ○ | ○ |
延長ホース | ○ | × |
音が静かになり、延長ホースが付属されている
その他の違いは、従来機種に比べると運転音の大きさが30%減音され、付属されているツールに1.2mの延長ホースが追加されています。延長ホースを本体につなげることで、標準のヘッドでは入らないスペースや入り組んだ場所も掃除できるようになります。ちなみにこの延長ホースは公式のオンラインストアでも単品購入することができます。