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ダイソンユーザー必見!V12サブマリンのウェットローラーヘッドと従来機の互換性

dyson 水拭きヘッドと従来機の互換性

2023年6月にダイソンから発売されたDyson V12s Detect Slim Submarine (SV46 SU)は、同社初となる床を水拭きできるコードレス掃除機となり、付属品の[Submarine™ウェットローラーヘッド]を取り付けることで、通常ヘッドでは除去できない液体や皮脂などの汚れを拭き取ります。

ダイソンのクリーナーヘッドは、正規ルートでない並行輸入品がAmazonなどで単品販売されたり、メルカリなどのネットオークションで出品されることがあることから、ウェットローラーヘッドを従来機にも使えるのか気になっているダイソンユーザーも多いのではないでしょうか?

この記事では新しい V12s Detect Slim Submarine や、従来機(DC35/DC45/DC62/DC74/V6/V7/V8/V10/V11/V12/V15/Digital Slim/Micro/Omni-glide)を所持している筆者が実際に互換性があるのか調べてみました。

「V12」と「Digital Slim」に装着できるが、本体のモーターが動いたままになる

まず、V12s Detect Slim Submarineにウェットローラーヘッドを装着すると、「水拭きモード」に自動で切り替わり、本体のモーターが停止します。このため、ウェットローラーヘッドを装着すると吸引も停止するので、クリアビンに水が浸入することはありません。

V12s Detect Slim Submarineのウェットローラーヘッドは、「V12」と「Digital Slim」シリーズのモデルにだけ装着することが可能でした。しかし、従来機は水拭きモードがないので、ウェットローラーヘッドを装着しても本体のモーターが駆動したままになりました。

接続口が塞がっているのでモーターが発熱して自動停止する

さらに、ウェットローラーヘッドの接続口は塞がっているため、従来機に取り付けてスイッチを入れると、風路が目詰まりした状態と同じになります。ダイソンは目詰まりした状態が数秒続くと、熱を持ったモーターが自動停止するため、ウェットローラーヘッドを使用することはできませんでした。

モーターの発熱問題を解消してもウェットローラーが回転しない

諦めきれない筆者は、接続口に穴をあけて、水が入らないように蛇腹ホースを外せば使えるのではないかと考えました。

しかし、本体のモーターが発熱停止しないようにクリアビンのフタを開けた状態でウェットローラーヘッドを取り付けてスイッチを入れてもウェットローラーが回転しなかったので、従来機種にウェットローラーヘッドを取り付けて使用することは困難だと感じました。

ダイソンのウェットローラーヘッドで床を水拭きしたい場合は、Submarine™ウェットローラーヘッドが付属されているV12s Detect Slim Submarineを購入するしかなさそうです。

ダイソンのウェットローラーヘッドの欠点

ヘッドが大きくて重たい


ダイソンのウォーターローラーヘッドは自走力が強いので、ヘッドをストロークさせる動作はラクですが、段差をまたいだり、階段を昇り降りするときにヘッドを持ち上げたりすることも含めてが掃除。ヘッドを上げ下げする回数が多い住環境だと、男の自分でも敬遠する重さ(1.4kg)なので「水拭きしよう!」というモチベを下げる要因の一つになりました。

また、ヘッドも通常のクリーナーヘッドより奥行きがあり、ヘッドの接地面積はA4ノートとほぼ同じ大きさ。Dyson Omni-glideのクリーナーヘッドのように前後以外、左右斜め縦横無尽に動かすことができないので、机や椅子の脚まわりは取り回しが悪く、ごちゃついたエリアは掃除がしにくいという問題もありました。

ヘッドを分解してお手入れするのが憂鬱

ダイソンのウェットローラーヘッドは使い終わったら各パーツ「ウェットローラー」「給水タンク」「汚水トレイ」「キャップ」を分解して洗浄しなければいけません。

筆者の家には床を汚すペット(猫)がいるので、ウェットローラーを何度も使用してみましたが、掃除後のお手入れや、分解したり組み立てる工程は、掃除のハードルが下がるほど憂鬱なものでした。

特にヘッドの洗浄がうんざりします。ヘッドの汚れは水を流しただけでは落ちないので、スボンジやブラシなどを使って洗う必要があります。モーター下の隙間や汚水トイレの入り口は掃除がしにくいほど狭いです。

さらに各パーツを拭き取り、立てかけて乾燥させなければいけないので、乾くまで場所もとります(自然乾燥だとローラーは1日では乾きません)。

社外品のモップヘッドはお手入れがストレスフリーだった

ダイソンのウェットローラーヘッドだと、水拭きをするハードルが上がるほど、汚水処理や各パーツのお手入れに手間がかかることから、筆者はサードパーティ製(社外品)の水拭きができるモップヘッドも試しに購入してみました。

ちなみに(V12,Micro,Digital Slim,Omni-glide)専用のモップヘッドは販売されていないので注意。比較的新しいモデルだとV7/V8/V10/V15に対応したものしか販売されていませんでした(2023/8/15調べ)。

iSingo
【対応機種】:ダイソン V7(SV11)、V8(SV10)、V10(SV12)、V11(SV14)、V15(SV22)シリーズ専用 電動モップ。(非対応はV7 Slim、V7 Slim Origin、V7animal pro、V8 Slim Fluffy+、 V8 Slim Fluffy、 V8 Slim Fluffy Extra、v8 digital slim fluffy+、 v8 fluffy+、v8 animal pro 、SV18) ※その他の機種は非対応になりますのでご注意ください。サイズ:280mm x 160mm / 重量:約1240g(ヘッド部分だけ)。この商品はヘッドのみ、掃除機の本体や充電器を入りません。

使い終わったらモップを取り外して水洗いするだけ

モップが水平方向に回転する水拭きヘッドは、モップがマジックテープで固定されています。このため、使い終わったらモップをサッと取り外し、手洗いするだけなのでダイソンよりストレスフリーでした。

また、モップパッドは6枚付属されているので、毎日、家の6帖×2の部屋や廊下を水拭きしたい筆者には嬉しいポイントです。

給水タンクがないシンプル設計だと面倒なお手入れが解消される

サードパーティ製の水拭きヘッドには、モップが常に湿らせた状態を保つように、自動的にモップに注水し、均一にモップを湿らせるするタイプもあります。

しかし、前述したようにものぐさな筆者は、ダイソンの給水タンクや汚水トレイを洗浄するのが面倒だったので、タンクがついていない製品を選定。その結果、タンクもないシンプル設計なので、掃除後にまつわる面倒なお手入れがまとめて解消されました。

その他に、自動的に水を落とす給水タンクがあっても、ダイソンのように余分な水をかきとるスクレイパーや、かき取った水を溜めておける汚水トレイがないので、給水タンクのみの製品は常に前進させておかないと水浸しになる不安もありました。

油汚れに強い水の激落ちくんを噴射しながら掃除

給水タンクがついてない水拭きヘッドは、水に濡らして硬く絞ったモップを取り付けて使用しますが、それすら面倒だと感じた筆者は、レックの水の劇落ちくんを床に噴射しながら水拭きしました。

水の劇落ちくんはアルカリ電解水なので、界面活性剤を使用している洗剤の様に泡やぬめりも出ず、キッチン食卓やベビー用品人にも使えるほど安全な水。ペットや小さい子供のいる家庭でも安心です。

普通の水と違いpH値は12もあるので、油汚れに強く、床に付着した皮脂汚れやペットの食べ残しによる汚れも簡単に浮かせてとることができました。ニオイの元となる雑菌も除去できるので、除菌・消臭効果があるのも嬉しいポイントです。

ダイソンより軽い


標準装備されているクリーナーヘッドに比べると重たいですが、ダイソンのウェットローラーヘッドより軽く、段差をまたぐときなどヘッドを上げ下げしても腕に負荷がかかりにくいです。

ただし、自走アシスト力や浮遊感はダイソンのウェットローラーヘッドのほうが高いので、だだっ広い部屋などを掃除したときは、ダイソンのほうが腕が疲れにくいです。

広範囲の水拭きはダイソンのほうが効率的

ただし、このタイプはモップパッドが回転するスピード(無負荷の実測:131min-1)が遅いので、ヘッドをゆっくり動かさないとしっかり拭き掃除ができません。このため、床に物置がされた8帖程度の部屋であれば問題となりませんが、会社のオフィスのような広範囲の水拭きには非効率です。

広範囲の床の水拭きには、ウェットローラーが縦方向に毎分990回転(無負荷の実測)するダイソンのウェットローラーのほうが効率的に水拭きができます。ウェットローラーの回転数が早いので、ヘッドを早く動かしても、しっかり汚れを除去しながら水拭きすることができるからです。

まとめ

ダイソン
ウェットローラーヘッド
ヘッド社外品
電動モップヘッド
なし互換性V7/V8/V10/V15
5.0効率性2.0
簡単なお手入れ
自走力
1,400g重量800g
1本付属品
パッド/ローラー
6枚

Dyson V12s Detect Slim Submarineに付属されている水拭きヘッド(Submarine™ウェットローラーヘッド)は、同社の他のモデルに接続して使用することはできませんでした。

ただし、使用後のウェットローラーヘッドのお手入れがストレスフルなので、狭範囲の水拭きであれば社外品のモップヘッド、会社のオフィスの様な広範囲の水拭きであればダイソンのウェットローラーヘッドが最適だと感じました。

付属されてるヘッドがわかるダイソン性能比較表

マキタ菌

ダイソンの各モデルに付属されているクリーナーヘッドやアタッチメントがひとめでわかる表は下記リンク先からご覧ください。基礎的なスペックもまとめているので、今お持ちの製品との比較にも役立ちます。

コメント

  1. マヨ より:

    今回マキタ菌さんが紹介されている、
    社外品(サードパーティ製)のモップの互換性について、教えてください!
    dyson v8 slim には本当に対応しないでしょうか?
    v8とv8slim同士は、互換性があるのに、何故なのか…教えてください( Ö )