XJC-Y010
±0が初めて発売したコードレス掃除機
ご主人様、わたしに興味を持っていただきありがとうございます。このページではわたしの特徴をご主人様に説明したいので、少しばかりお時間をいただければ幸いなのです。
わたしは、2014年に±0(プラマイゼロ株式会社)が初めて発売したコードレス掃除機(XJC-Y010)なのです。会社のコンセプト「モノが本来あるべき必然の姿を見つけ出し、本当に必要な機能だけをその中におさめる」どおり、わたしはシンプルなデザインになっており、2015年、国際的に最も定評のあるiFデザインアワード(工業デザイン賞)でも金賞を受賞しました。
XJC-Y010の吸引力
10.8Vクラスで最高の吸引力
ご主人様申し訳ありません。わたしは10.8Vのバッテリーを搭載しているので、ハイエンドクラスのコードレス掃除機に比べると吸引力が劣ります。しかし、このクラス(7.2~10.8V)製品では、トップクラスの吸引力(216/5調べ)を備えているので、毎日、フロアに発生する埃・チリや髪の毛の掃除や、目についたゴミを吸い取るサブ機としての用途であれば、わたしにお任せくださいませ。
マキタのターボモードより吸引力が上
ここの糞管理人はマキタクリーナーの信者みたいですけれど、その信者っである管理人が、現在(2016/5調べ)10.8Vシリーズのマキタの最高吸引力のモデルより、わたしのほうが吸引力が普通に強いと言っているので間違いはありません。それに吸込仕事率の数値を比較しても、わたしは30Wもあるのでマキタよりできる子なのです。
モデル | 吸込仕事率 | 連続使用時間 |
XJC-Y010 発売日 2014年 | 30W | 標準:57分 強:25分 ハイパワー:11分 |
XJC-A020 発売日 2016年 | 30W | 標準:70分 強:30分 ハイパワー:20分 |
後継機種(XJC-A020)と同等の吸引力
ちなみに、2016年にわたしにそっくりな形をした後継モデル(XJC-A020)が発売されました。この子は、わたしよりスタミナがあり、ボディはツヤツヤしていますが、吸込仕事率は同等なので、わたしの連続使用時間内で掃除が終わる範囲でのご使用であれば、わたしを選んでいただいたほうが経済的です。
ノーマルヘッドだから軽くて髪の毛が絡まらない
ご主人様、わたしはノーマルヘッドを装備しています。ハイエンドモデルに装備されているモーターヘッドに比べるとダストピックアップ率(ゴミの除去率)は劣りますが、フローリングのような平坦な床の掃除ならわたしの吸引力やヘッドでも十分に力を発揮します。
また、ヘッドに回転ブラシが付いてないので、カーペットの奥深くに入り込んだゴミを描き出す集じん力は低くなる欠点がある反面、髪の毛やペットの抜け毛がヘッドの回転ブラシに絡まらないので、面倒なお手入れを頻繁にしなくてもよくなるという利点もあります。
XJC-Y010のバッテリー仕様
電圧は10.8Vだからサブ機に最適
ご主人様、わたしに搭載されているバッテリーの電圧は10.8Vです。なので、18V以上のバッテリーが搭載されたハイエンドモデルに比べると吸引力が劣ってしまいますが、毎日床に発生する髪の毛や埃の掃除ならわたしの電圧でも十分です。電圧が低い分、本体が軽いので、お菓子の食べこぼしなどをサッと吸引するサブ機としても最適ですの。
吸引モード→ | 標準モード | 強モード | ハイパワーモード |
XJC-Y010 発売日:2014 | 57分 | 25分 | 11分 |
XJC-A020 発売日:2016 | 70分 | 30分 | 20分 |
連続運転時間
ご主人様、わたしの吸引モードは「標準モード」「強モード」「ハイパワーモード」の3種類があり、それぞれのモードの運転時間が異なります。モードの切り替え方法はボタンが1つしかないので、ボタンを繰り返し押していけばモードを変更することが可能ですの。掃除をやめたい場合は、ボタンを一巡すれば運転を停止させることができます。
さてさて、どうせフロアを掃除するならマキタターボモードより吸引力が強い「ハイパワーモード」で掃除することをおすすめします。ただし、ハイパワーモードですと、わたしは11分しか稼動しないので、11分で終わらない広い範囲を掃除するのであれば、予備バッテリーを購入するより、バッテリーの容量が増えた後継モデル(XJC-A020)を選んだほうが経済的です。
メーカー | 充電時間 | |
±0(10.8V) | 約6時間 | |
マキタ(10.8V) | 約50分 | |
アイリスオーヤマ(10.8V) | 約3時間 |
充電時間
ご主人様、ノロマでごめんなさい。このサイトで紹介されている10.8Vのコードレス掃除機は充電時間が早いもので1時間前後、長くても3.5時間で完了しますのに、わたしは約6時間もかかるノロマです。ちなみにわたしの後継モデル(XJC-A020)も充電時間が約6時間かかります。
なので、どうしても連続使用時間を延長したい場合は、単品販売されているバッテリー(XJB-Y010)を購入し、予備バッテリーとして使用することをおすすめします。
充電方法
ご主人様、わたしを見た目で判断してはいけません。わたしには内蔵バッテリーが採用されているかと思ったでしょうが、実はわたしの力の源(バッテリー)はボタン1つで脱着可能なのです。従って、単品販売されているバッテリー(XJB-Y010)を用意すれば、予備バッテリーとして使うことも可能なので、連続使用時間をグンと延ばすことも可能なのです。
さらにバッテリー自体に充電アダプターのプラグを差し込めるDCジャックが付いているので、そのまま本体に充電アダプターを差し込んで充電することも可能ですし、また、コンセント周りに本体を置きたくないのであれば、本体を収納場所に置いておきながら、バッテリーを充電することも可能です。
掃除機をサッと充電してサッと取り出したいご主人様はコンセント周りで充電+収納。収納場所をコンセント周りに縛られたくないご主人様は、クローゼットなどに本体を収納しながら、コンパクトなバッテリーだけをコンセント周りで充電するなんてことも可能です。
バッテリーはAmazonや楽天で販売されているから入手しやすい
ご主人様、わたしに装着されているバッテリー(XJB-Y010)は、Amazonや楽天市場でも単品販売されているので、バッテリーの寿命がきても簡単に入手することができます。また、バッテリーを2つ用意することで予備バッテリーとして使うこともできるので、コードレスの運転時間が短い欠点を解消することもできますの。
現在(2016/5)販売されているバッテリー(XJB-Y010)の価格は8500円前後なので、マキタの10.8Vのバッテリーに比べると少し高くなりますが、容量が2.0Ahもあるので電動工具メーカーの10.8Vシリーズにデフォルトで付属されているバッテリーの容量より多くなっています。
集じん方法
わたしのフィルターはお手入れが面倒?!
ご主人様、わたしの集じん方式はフィルター式になっており、吸い込んだ空気とゴミはフィルターで分離して、ゴミはダストボックスに回収されるようになっていますの。
しかし、フィルターはゴミが溜まるダストボックス内の中央に配置されているので、ダストボックス内で飛散したゴミがフィルターに付着しやすく目詰まりしやすい欠点がありますの。
また、フィルターは「メッシュフィルター」「EPAフィルター」の二重構造になっているので、フィルターのお手入れをするときに、ゴミに手が触れることがあります。さらに、このフィルターセットはダストボックスに組みつけられているので、ゴミ捨てでフィルターセットを取り外したときに埃が舞いあがりやすい欠点もあります。
ゴミを捨てるたびに、ゴミに触れたり、フィルターのお手入れを繰り返していると、だんだんとゴミ捨てが面倒に思えてくるので、わたしを使っているユーザーの中にはフィルターにティッシュを噛ませてゴミ捨てを行っている人をレビューで何人も見かけましたですの。
よくあるであろう質問や疑問
スタンドは付属されているの?
10.8Vのスティック型コードレスクリーナー(ハンディタイプ)の製品にしては珍しく、自立させて収納することができるスタンドがデフォルトで付属されている。床との接地面には5箇所にスポンジシートが貼られているので床に傷がつきにくくなっています。
このスタンドの素材は金属製(スチール)になっているのでそこそこ質量があります。また、延長管にはフックがついており、そのフックをスタンドのホルダーに差し込んでガッチリ固定することができるで、少々ぶつかったくらいでは倒れにくくなっています。
マキタとどっちが軽いの?
10.8Vシリーズのマキタのモデルと質量を比べると、XJC-Y010のほうが0.3kgほど重たくなりますが、掃除をしているときの体感重量にあまり差は感じられませんでした。
XJC-Y010のハンドルは、シャープのFREEDのフレキシブルハンドルように好きなところを握れるようになっているので、個人的にXJC-Y010のほうが持ちやすいです。
フィルターは水洗いできるの?
XJC-Y010のフィルターは、「メッシュフィルター」と「EPAフィルター」の二重構造になっており、どちらも水洗いすることが可能です。EPAフィルターの交換目安は1年で1,000円ほどで別販売されています。ちなみにゴミの溜まるダストボックスやヘッドも水洗いすることが可能なので排気の臭いが気になっても安心です。
XJC-Y010の音の大きさはうるさくないの?静かなの?
XJC-Y010は、吸引力以外にも驚いたことがあり、10.8Vクラスの製品の中では運転音の静かさはトップクラスでした。コードレス掃除機特有の甲高い音もしないので、運転音が耳につきません。なので、近所の生活音が聞こえてくるような集合住宅で使用しても苦情がくる心配もありません。
上の動画では、同じ電圧(10.8V)で人気のマキタやアイリスオーヤマの製品と運転音を比較していますが、XJC-Y010はハイパワーモードでも70dB台なのでかなり静かに感じます。「標準モード」や「強モード」だと、夜にスイッチをいれても五月蝿く感じないくらい静かです。
ちなみに2016年に発売されたモデル(XJC-A020)と同じ吸引力で、性能の仕様は連続仕様時間しか変わっていませんが、稼動音はこちら(XJC-Y010)のほうが若干静かに感じました。(詳細はこちらからどうぞ)