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ダイソンのクリアビンが硬くて開閉できない解決方法

今年発売したバンディコードレスのV8を購入しました。ダイソンのバンディ自体が初めてなのでちょっと聞きたいのですが、ゴミ蓋の開閉で機械の上の赤い部分を引いて開けるのですが、物凄く固く、かなり勢いよく引き抜かないとゴミ蓋が開閉しません。折れそうで怖いのですが、これは不良なのか、仕様なのか、教えて頂けないでしょうか?

ブログやYouTubeで上記の様なコメントをよく頂くので原因と解決方法を記しておきます。赤いゴミ捨てレバーを引くその勇姿、まさに血筋を証明するために岩に突き刺さった伝説の剣(エクスカリバー)を引き抜くアーサー王。硬いゴミ捨てレバーを引くこと、それはもうダイソン騎士になるために剣を抜く際の試練のようなものなのです。

ダイソンの掃除機にはクリアビンの開閉をスムーズにするために、タルク(滑石)というパウダー状の潤滑剤がスクレイパー(赤いゴムパーツ)に塗布されているのですが、潤滑剤の塗布が甘いと強い摩擦力が発生するため、クリアビンをスライドさせることが難しくなります。このトラブルは半手動の操作を加えてゴミ捨てを行えるV7以降のシリーズで発生しています。

新品のダイソンを購入したのにもかかわらず、クリアビンの中に白い粉が付着していたという批判が散見されますが、ダイソンの掃除機にはクリアビンの開閉をスムーズにするために、タルクという潤滑剤がゴムパーツに塗布されています。

このため、主原料に同じタルクが使われているベビーパウダーを後述する箇所に塗布すれば軽い力でスームズにスライドさせることができます。その他にKURE(呉工業) 5-56や、シリコンスプレーなどの潤滑剤を染み込ませたティッシュなどで拭き取っても同じ効果を得られます。

ダイソンのV7以降の製品は、クリアビンのフタを開けると同時にシュラウドに絡みついたゴミをスクレイパーでこそぎ落とす設計になっています。スクレイパーの素材は滑り止め効果の高いゴムなので、スクレイパーが綺麗な状態だったり、粘着性のあるゴミを吸引すると、スクレイパーとシュラウドとのあいだに強い摩擦が発生し、スライドさせることが難しくなることがあります。このため、スライドさせる際に引っかかりが生じる場合はスクレイパーとシュラウドに潤滑剤を塗布します。

クリアビンが最初からスライドしにくい場合は、シュラウドの上部にゴム製のパッキンがあるので、パッキン周りに潤滑剤を塗布するとよいでしょう。特に新品の状態では、パッキンは非常に高い摩擦力を持っており、パッキンの表面がクリアビンの表面に対して大きな抵抗力を発生させることがあります。

コメント

  1. 匿名 より:

    マキタ菌 様

    あけましておめでとうございます。突然のご連絡失礼いたします。
    このたび、マキタの掃除機をはじめとしてコードレス掃除機の知見が非常に深いマキタ菌さまに、弊社のWebメディアで記事の取材・監修をご依頼したく、ご連絡させていただきました。

    問い合わせフォームが閉鎖されておりましたが、引き続きこちらの状況はお変わりないでしょうか?
    お忙しいところ大変恐縮ですが、上記ご確認いただけますと幸いです。

    • マキタ菌 より:

      貴重なお問い合わせをいただき、ありがとうございます。
      現在私は新たなプロジェクトや取材、監修業務を受ける余裕がございません。
      そのため、今回のご依頼に関してはお引き受けすることができません。
      問い合わせフォームの閉鎖は、こうした状況を反映したものでございます。
      貴社のWebメディアでの取材や監修は、大変魅力的な機会であると感じておりますが、現在の業務の兼ね合いからこのような判断をさせていただきました。
      返信が遅れたこと、お詫び申し上げます。
      ご理解いただけますと幸いです。

      • 匿名 より:

        お忙しいところ内容をご確認いただきありがとうございました!

        内容について承知いたしました。
        また機会がありましたら再度お声掛けさせてくださいませ。