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EZ SPARESが販売してるダイソンのソフトローラークリーナーヘッドの実力を検証してみた

この記事は約 10 分で読めます ( 約 5879 文字 )

Amazonで安価で販売されてる偽ソフトローラークリーナーヘッド

EZ SPARES ダイソン専用ソフトローラークリーナーヘッドのレビュー

実力も見た目と同じなのか買って検証してみた

定期的にAmazonでダイソンのコードレスクリーナーと互換性のある目新しいツールやが出品されていないか確認しているが、最近ダイソンの製品と互換性のあるアタッチメントを販売している「EZ SPARES EASY LIFE」という業者が、V7/V8/V10/V11に使える「ソフトローラークリーナーヘッドもどき(以降、偽フラフィと記述)」を出品していた。

商品写真を見ると本家のソフトローラークリーナーヘッドと違いナイロンブラシが搭載されているようで、恐らくこのヘッドなら大小のゴミを吸い取るだけでなく、カーペット深部に入り込んだ微細なゴミや、カーペットに絡みついたペットの毛も掻き出せるのではないかとレビューがつくのを待っていたが、誰もレビューをつけないため、自分が購入して人柱になることに。

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偽フラフィはどのモデルに使えるの?

EZ SPARESのソフトローラークリーナーヘッド(対応モデル)

スムーズフィット機構を採用したモデルに装着可能

偽フラフィの商品ページには、DysonのV7/V8/V10/V11掃除機と100%互換と記載されていることから、比較的新しいシリーズに採用されているスムーズフィット機構を搭載したモデルであれば、どのモデルにも装着して使用することが可能なようである。互換性があるといえど、正規品以外のアタッチメントを装着した故障した場合は、保証対象外となるため、自己責任となる。

ちなみに、2019年に発売されたV8 Slimはクリーナーヘッドに流れる電流値が他のモデルと比べると小さいため、回転するソフトローラーを手で軽く抑えただけで停止した。検証でも毛足の長いラグに使用するとソフトローラーは停止した。V8 Slimにこのヘッドを装着する人はいないと思うが、V7 Slimも仕様も怪しいところなので、近い内に検証を行いたい。

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本物と偽者ソフトローラークリーナーヘッドの違い

EZ SPARESのソフトローラークリーナーヘッド(ブラシ素材)

ナイロンブラシを搭載している(これは期待できるか!?)

本家ダイソンのFluffyに標準装備されている「ソフトローラークリーナーヘッド」には、乾拭き効果の高い「ナイロンフェルト」と、静電気の発生を抑える「カーボンファイバーブラシ」が搭載されている。この2種類のブラシにより、フローリングをピカピカに拭き取る効果や、静電気によってフローリングに付着する微細なゴミを除去する効果が高い特長を持っているものの、硬いナイロンブラシを搭載していないためにカーペットの奥に入り込んだ微細なゴミや、カーペットの絡みついた髪の毛やペットの毛を掻き出す集じん力が低いデメリットも存在する。

一方の偽フラフィには、ナイロンフェルトに覆われたローラーに加え、少し硬めのナイロンブラシが螺旋状に搭載されている。ダイソンの「ダイレクトドライブクリーナーヘッド」に搭載されているハードなナイロンブラシに比べるとソフトな感じになっているが、このナイロンブラシがカーペットの奥に入り込んだ微細なゴミや、カーペットに頑固に絡みついたペットの毛や髪の毛を掻き出せる能力があれば個人的に嬉しい。なぜなら、家では抜け毛の多い長毛種の猫を飼っているため、毎日カーペットやマットに絡みついた毛と格闘しており、床の種類に合わせてヘッドを交換するのに手間がかかるからだ。

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EZ SPARESのソフトローラークリーナーヘッド(車輪)

本家より大きい車輪を搭載している

ダイソンのスティック機に採用されているクリーナーヘッドは自走式ではないため、自走アシスト機能を採用している国内メーカーのハイエンド機に比べると、ヘッドを前後にストロークさせる際にある程度力が必要となる。特にカーペットやラグなどを掃除すると、ヘッドと床の隙間が狭い設計になっているため、ヘッドの吸込口に生地が強く張りついて手に負担がかかるのだ。

偽フラフィはヘッドの後方に大きな車輪がついており軽い力でヘッドを前後に滑らせられるのではないかと期待していた。なぜなら、同じようにクリーナーヘッドに大きな車輪を採用しているエレクトロラックスのエルゴラピードは、ダイソンと同じ自走式でもないのに軽い力でヘッドを前後にストロークさせることができるからだ。ただし、本家のソフトローラークリーナーヘッドと比べると、偽フラフィのほうが少し力が必要だと感じた。重量が重いせいか?ナイロンブラシが負荷をかけているのか?

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EZ SPARESのソフトローラークリーナーヘッド(重量)

本家より重量が少し(33g)重たい

偽フラフィは後発で発売しているため、重量は本物のソフトローラークリーナーヘッドより軽いのかと思いきや、本家より33gほど重たい797g(V10 Fluffyと比較)。数値で見るとそれほど大差はないものの、ヘッドを上げ下げしたり、ヘッドを前後に滑らした際の体幹は偽フラフィのほうが少し重たく感じた。

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EZ SPARESのソフトローラークリーナーヘッド(幅サイズ)

本家よりローラーの横幅が1cm狭くなっている

偽フラフィはソフトローラークリーナーヘッドと同じワイドタイプになっており、ヘッドの幅が25cmもあるため、広いフロアも効率よく掃除をすることができる。と思いきや、ヘッドを裏返してローラーの幅を測定すると、本家より約1cmほど短くなっているため、わずかな差ではあるが広い部屋の床を掃除した場合、本家のほうが効率よく掃除をすることができる?(掃除時間に大差はないような)

どうして偽フラフィは本物と違いローラーが全幅になっていないのかというと、ローラーの内部にモーターを内蔵させていないからである。いわゆる一般的なパワーヘッドと同じでヘッドのサイドにモーターの動力を伝えるベルトが通っているため、ヘッドの幅とローラーの幅を揃えることができないのだ。ただ、ローラーの幅の差は1cm程度のうえ、本家に負けないほど強いブラシパワーを引き出せるので充分妥協できる範囲。

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EZ SPARESのソフトローラークリーナーヘッド(ローラーの取り外し方)

本家よりローラーを簡単に取り外せる

現行機種のダイソンに採用されているソフトローラークリーナーヘッドは、V8 Slimを除いて硬貨かコインドライバーがないとローラーを取り外すことができない。これに対して偽フラフィは硬貨や工具を使わずにローラーを取り外してお手入れすることができる。このため、簡単にお手入れができるのは、ちょっと一手間をかけず簡単にローラーを取り外せる偽フラフィといえるだろう。ソフトローラーを短い頻度で綺麗に丸洗いしたいユーザーや小さいお子様やペットがいる家庭には、簡単に分解できる偽フラフィは嬉しいポイントとなる。

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EZ SPARESのソフトローラークリーナーヘッド(裏面)

ヘッドを引く動作でゴミを吸引することができない

本家のソフトローラークリーナーヘッドは、ヘッドの後側にもナイロンローラー(ソフト)を搭載しているため、ヘッドを引く動作でもゴミを巻き込みながら吸引することができる。一方の偽フラフィはナイロンストリップが配置されているだけなので、ヘッドを引く動作では、特に少しでも嵩のゴミは引きずってしまって吸引することができない。このため、ヘッドを前に滑らせる動作でゴミを取りこぼした場合、ヘッドを上げ下げしてもう一度ヘッドの前側で吸引する必要があるため、本家のほうがゴミの種類によっては効率よく吸引することができる。

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偽者ソフトローラークリーナーヘッドで色々なゴミを吸引

5,000円の偽物ソフトローラークリーナーヘッドは使えるのか?![ダイソン V7/V8/V10/V11用]
偽フラフィは、本家のソフトローラークリーナーヘッドの特長と同じように、一般的なクリーナーヘッドが苦手としている固形のゴミもヘッドを滑らせる動作で吸引することができるのか?またナイロンブラシを搭載したことで、本家のソフトローラークリーナーヘッドが苦手としているカーペットの深部に入り込んだ微細なゴミや、カーペットに絡みついたペットの毛や髪の毛を集じんすることは出来るようになったのか?大小・不定形のゴミを吸わせて吸引テストを行ってみた。
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小麦粉吸引

小麦粉(目視できないハウスダストに見立てたゴミ)

Youtube アイコン 動画で視聴する(2:00

小麦粉のようにカーペット深部に入り込む超微細なゴミは、カーペット上では本家ソフトローラークリーナーヘッドが苦手としているゴミの1つ。ナイロンブラシを搭載した偽フラフィだとどれほどのゴミ除去率になるのか最も気になる検証であった。先ずは表面が平たいフローリングや畳では本家と同様にほぼワンストロークで溝まで綺麗に吸引することができた。ローラーは本家のソフトローラーと同様に柔らかいフェルトに覆われているため、モップのように拭き取り効果も高いのも高ポイント。

気になる絨毯に刷り込んだ小麦粉は、期待や予想では本家のソフトローラーより効率よく綺麗に除去できると思っていたが、本家と集じん効果に大きな差はないという残念な結果に。付属されている「ミニモーターヘッド」や、AnimalやAbsoluteに同梱されている「ダイレクトドライブクリーナーヘッド」のほうが効率よく綺麗に除去することができた。なぜこのような結果になったかというと、搭載されているナイロンブラシが柔らかいことと、ブラシが短いため絨毯の奥まで届かないからなのかもしれない。

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大鋸屑 吸引

オガクズ(目視できる微細なゴミに見立てたゴミ)

Youtube アイコン 動画で視聴する(4:16

小麦粉と違って単体だと目視できるような微細なオガクズも、床面が平坦なフローリングや畳の上ではワンストロークで効率よく吸引することができた。ソフトなナイロンブラシが螺旋状に搭載されているため、溝に入り込んだゴミの取りこぼすこともない。

ただし、カーペットでは本家のソフトローラーと同様にヘッドを何往復もさせないとゴミを除去することができなかった。目視できるゴミといえど、絨毯繊維に引っかかるとハードなナイロンブラシがないと効率よく掻き出せないようだ。

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シュレッダーにかけた紙 吸引

シュレッダーにかけた紙くず

Youtube アイコン 動画で視聴する(5:25

シュレッダーにかけた紙クズは、本家のソフトローラーと同様に問題なく吸引できると予想していた。しかし、自信満々で床に撒いた紙くずを吸引してみたところ、ヘッドの前側から吸い込んだはずの紙クズが吹き出しはじめたのだ。

これはどうしたことだとヘッドの裏面を見てみると、吸い込んだと思っていた紙くずが「バンパーストリップ」の突起部分に引っかかり詰まっていたようだ。普段遣いではここに紙くずのようなゴミが引っかかることはほとんどないが、動画のように一度にゴミを大量に吸うと高確率で詰まるため、突起部分に引っかかりやすいようなゴミを大量に吸引する用途だと不向きだと感じた。

ちなみにこの突起物はナイロンブラシを搭載したために、ソフトローラーに髪の毛のような長いゴミが巻き付くやすくなったため、その巻き付いたゴミを掻き取る役目を担っていると考えられる。このため、ゴミが引っかからないように突起部分をヤスリなどで削ってしまうと、絡みついた髪の毛やペットの毛のような長いゴミが効率よく除去できないかもしれない。

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米粒吸引

こめつぶ

Youtube アイコン 動画で視聴する(7:53

米粒のような一般家庭の床にも転がってる嵩のあるゴミ(お菓子の食べこぼし等)は、本家のソフトローラークリーナーヘッドと同様に広い開口部と軟らかなナイロンフェルトでヘッドを前に滑らせる動作で効率よく吸引することができた。

ただし、本家のクリーナーヘッドと違って、ヘッドの後側にローラーが搭載されていないため、少しでも嵩のある固形のゴミはヘッドを引く動作では吸引することがむずかしい。このため、ヘッドを引く動作で吸引しようとすると引きずってしまうことがあるため、注意が必要である。

ちなみに、動画では一度に大量の米粒を吸引させているため、いくつかヘッドの前方に向かって軽く弾き飛んでいる。しかし、一般家庭では弾き飛んでいくような大量の嵩のあるゴミを一度に吸引するシーンはないため、特に問題とは感じなかった。少量であれば弾き飛ぶことはほとんどなし。

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ドライフード吸引(カリカリ)

ペット用 ドライフード

Youtube アイコン 動画で視聴する(8:49

我が家で飼っている猫が毎日食べているドライフードくらい嵩があると、一般的な掃除機のクリーナーヘッドではヘッドの前面で押し出してしまうため、ゴミに対してヘッドを上からかぶせながら吸引する必要がある。また、回転ブラシが搭載されているパワーヘッドだと、上からかぶせるように固形のゴミを吸引しようとするとブラシがゴミを弾き飛ばしてしまうことも。

偽フラフィの場合、米粒のときと同様に広い開口部と軟らかなナイロンフェルトでヘッドを前方向に滑らせる動作で吸引することができた。また、本家のソフトローラークリーナーヘッドの場合、ドライフードがローラーに引き寄せられる際にガタガタと乗り上げる振動が発生したのに対し、偽フラフィの場合は少しもガタつくこともなくドライフードを集じんしながら吸引。

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ペット用のトイレ砂吸引

ペット用 トイレの砂

Youtube アイコン 動画で視聴する(9:11

家で使っているペット用のトイレ砂は、ヒノキの香りがする木製の大粒タイプ。毎日猫はトイレで大小の用をたすため、トイレ周りに砂が散乱していたり、指と指のあいだに挟まった砂が廊下や別の部屋に転がってることは日常茶飯事。

このため、一日に何度もトイレの砂を掃除機で吸引することがあるのだが、ドライフードと同様にヘッドを滑らせる動作のみで、ブラシで弾いたり、ヘッドの前面で押し出すこともなく効率よく吸引することができた。

ただし、ローラーで砂を引き込む際に本家のソフトローラーと同様にガタつきが発生。デリケートな床だと傷がつく場合もあるため、傷がつきやすい床で硬い固形のゴミを吸引する際は注意が必要である。

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髪の毛・糸くず吸引

髪の毛・糸くず

Youtube アイコン 動画で視聴する(9:44

本家のソフトローラークリーナーヘッドと言えば、大小のゴミを同時に吸引することができたり、フローリングをピカピカに磨き上げる乾拭き効果が高い特長を持っている他に、髪の毛や糸くずのような長いゴミがローラーに絡みつきにくいため、他のパワーヘッドを搭載したクリーナーに比べると、ゴミが絡みつくブラシの面倒なお手入れ頻度が低くなるメリットも存在。

偽フラフィも本家のソフトローラークリーナーヘッドと同様にゴミをローラーに巻きつけることなく髪を効率よく吸引することができた。また髪の毛はカーペットに絡みつくことはあっても、微細なゴミのように深部まで入り込むことはないため、ナイロンブラシを搭載している偽フラフィは本家のソフトローラーより、絨毯に絡みついた髪を効率よく吸引することができた。

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ペットの毛吸引

ペットの毛

Youtube アイコン 動画で視聴する(11:04

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壁際の掃除力

壁際の掃除力

Youtube アイコン 動画で視聴する(13:21

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Dyson V8 Slim Fluffyに新しいミニモーターヘッドを取り付けて使用できる?

この記事は約 9 分で読めます ( 約 5354 文字 )

Dyson V8 Slim Fluffy ミニモーターヘッド

ざっくりまとめると

●V8 Slim Fluffyにミニモーターヘッドを取り付けたい

●ミニモーターヘッドは2種類存在する

●集じん力の高い新ミニモーターヘッドを取り付けたい

●V8 Slim Fluffyに新ミニモーターヘッドは取り付けて使用できるのか?

V8 Slim Fluffyに新しいミニモーターヘッドを取り付けたい

2019年に発売された日本専用モデル(軽量版)のDyson V8 Slimには、「V8 Slim Fluffy」と「V8 Slim Fluffy+」の2機種がラインナップされている。この2つのモデルの違いは付属されている専用ツール(アタッチメント)の有無となり、「V8 Slim Fluffy」には「スキマノズル」と「コンビネーションノズル」の2つの専用ツールしか同梱されていない。

現在(2019年10月)、「V8 Slim Fluffy」と「V8 Slim Fluffy+」のレビュー数や価格.comの人気売れ筋ランキングを見ると、付属されているアタッチメントが好きない「V8 Slim Fluffy」ほうが「V8 Slim Fluffy+」に比べると売れているようである。このため、後から「ミニモーターヘッド」を単品購入して取り付けを考えている人もいるのではないだろうか。

また、付属されているアタッチメントが豊富な「V8 Slim Fluffy+」を買ったものの、同梱されているミニモーターヘッドが従来モデルのため、さらに集じん力とブラシパワーがアップしたモデルを取り付けたいと考えているユーザーもいるのではないだろうか。

このページでは、従来のV8や新しいV10/V11に付属されている集じん力が向上した新しいミニモーターヘッドを単品購入して「V8 Slim Fluffy」に取り付けたいと考えているユーザーのために、V8 Slimに装着したミニモターヘッドの回転ブラシが回転するのかを検証。ブラシは回転するだろうが、毛足の長いカーペットでも回転ブラシが止まらないのかが一番気になるところだ。

DysonのV8/V10/V11に付属されている「ミニモーターヘッド」

ミニモーターヘッドってなんぞや?

ミニモーターヘッドは、吸込口にモーター駆動の回転ブラシが搭載されたアタッチメントである。CMなどを見てソファやベッドのマットレスを掃除する専用ツールとイメージされている人も多いかもしれないが、実際は布団などの寝具やカーペットにも対応しているうえ、謎粉を集じんする能力は専用のフトンツールより高いことから人気が高い。

ミニモーターヘッドはダイソン初となるDC35から付属されており、もともとスキマノズル・コンビネーションノズルと同じ標準付属品であったため、わたしの妄想であるが古参のダイソンユーザーが新しいモデルに乗り換える際、ミニモーターヘッドの有無をかなり気にしているのではないかというくらい優秀なアタッチメントである。

ただし、床用のクリーナーヘッドと比べるとヘッドの幅が狭いため、広範囲のカーペットの掃除をすると効率が悪い。また、ヘッドの裏面に車輪がついておらず、フローリングなどを掃除すると床に傷がつきやすいため、基本的に布製品にしか使用することができない。

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スリムソフトローラークリーナーヘッドの欠点

V8 Slim Fluffyにミニモーターヘッドを取り付けたい理由

ざっくりまとめると

●標準装備されてるクリーナーヘッドは絨毯に特化していない
●絨毯に特化したダイレクトドライブクリーナーヘッドを使用できない
●ミニモーターヘッドは狭い範囲の絨毯の掃除に対応できる
●家に敷いているマット・ラグ・カーペットをしっかり掃除できる
※ヘッドの幅が狭いため広範囲の掃除には不向き

V8 Slim Fluffyに標準装備されている小型+軽量に改良されたスリムソフトローラークリーナーヘッドは従来モデルと同じようにフローリングとカーペットに対応しているものの、ローラー部に硬いナイロンブラシが搭載されていないため、カーペットの奥深くに入り込んだハウスダストや、カーペットの繊維に絡みついたペットの毛を掻きだす集じん力が弱い欠点が存在する。

当サイトの「Dyson V8 Slim Fluffyのレビュー記事」を見て、V8 Slim Fluffyを購入した人はカーペットをしっかり掃除したい用途では不向きということを予め理解して購入をしたと思う。フローリングメインの掃除であれば、軽くなったV8 Slim Fluffyは力の弱い人や背丈の低い人に最適なモデルではあるが、どこの家にも狭い範囲ではあるが、マットやラグなどの敷物をしていてしっかり掃除をしたいと考えている人もいるのではないだろうか。

V8 Slim Fluffy(ダイレクトドライブクリーナーヘッド)

V8 Slim Fluffy+ダイレクトドライブクリーナーヘッドは機能しない

そこで当サイトでは、V8 Slim Fluffyにカーペットに特化している「ダイレクトドライブクリーナーヘッド」を装着して使用できるのか検証。

ダイレクトドライブクリーナーヘッドは、同社スティック機のAnimalやAbsoluteに付属されているクリーナーヘッド。V8 Slim Fluffyのクリーナーヘッドと違い、歯ブラシのような硬いナイロンブラシが搭載されているため、カーペット深部に入り込んだ埃・塵・ダニの糞のようなハウスダストや、カーペットに頑固に絡みついた髪の毛・ペットの毛・糸くずのような長いゴミを掻き出す集じん力が他のどのヘッドよりも優れている特長を持つ。

 

V8 Slimにダイレクトドライブクリーナーヘッドを取り付けて使用できるのか検証してみた

検証の結果、V8 Slim FluffyにV8(Animal/Absolute)に付属されている「ダイレクトドライブクリーナーヘッド」を装着して駆動させることは可能であった。しかしながら、ダイレクトドライブクリーナーヘッドに必要な電力をV8 Slim本体が完全に供給できない仕様のため、フローリングや畳のようなフラットな床面では回転ブラシが回転したが、少しでもモーターに負荷のかかるカーペットやラグでは回転するブラシが停止してしまうという残念な結果に。

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V8 Slim Fluffyにパワーアップしたミニモーターヘッドを取り付けられるのか検証

V8 Slim Fluffyにパワーアップしたミニモーターヘッドを装着して回転ブラシがちゃんと回転するのか試してみた

前述した通り、V8 Slim Fluffyに「ダイレクトドライブクリーナーヘッド」を装着しても、モーターに負荷のかかるカーペットを掃除すると回転ブラシが停止してしまうため、V8 Slim Fluffyで範囲の狭いカーペット・ラグ・マット等をしっかり掃除する場合は「ミニモーターヘッド」そ装着して掃除をするしか選択肢がなくなった。

V8 Slim Fluffy+に付属されているミニモターヘッドはV7シリーズに付属されていたブラシの密度が低い「ミニモーターヘッド」。この従来のミニモーターヘッドをV8 Slim Fluffyに装着しても問題ない。しかし、比較的新しいモデルを体験したダイソンユーザーであれば、ゴミを掻き出す集じん力が強い新しいミニモーターヘッドを装着したいところ。

そこで、従来のV8や新しいV10/V11に付属されているパワーアップしたミニモーターヘッドをV8 Slimに装着。毛足の短い生地や毛足の長い生地を掃除してみてブラシがしっかり回転しているか確認してみることに。検証した生地は、一般家庭で敷かれている毛先が輪状になった「ループタイプ」。ペルシャ絨毯のように毛足が短い「カットタイプ」。毛足が長い・極厚でふわふわとした毛足の長いor太い「シャギータイプ」。

従来ミニモーターヘッド

上はV8 Slim Fluffy+に付属されている「ミニモーターヘッド」だが、V7のスティッククリーナーに付属されていたものと同じものである。初めて見る人にはなんのこっちゃ分からないだろうが、比較的新しいモデルに付属されている「ミニモーターヘッド」と違いブラシの密度が低いうえ、ブラシの素材が柔らかいのだ。布団・ベッド・ソファなどの掃除であればこのモデルでも問題ないのだが、これでカーペットやラグを掃除した場合、新しいミニモターヘッドに比べるとゴミを掻き出す集じん力が低いのだ。

新しいミニモーターヘッド

上は記憶が曖昧だが先行販売されたV8シリーズ、V7 Mattress、そして比較的新しいV10や、フラッグシップ機(V11)に付属されているミニモーターヘッド。従来のものに比べると密度の高い硬いナイロンブラシがブラシバーに搭載。このブラシはダイレクトドライブクリーナーヘッドに搭載されているブラシの素材と同じでゴミやペットの毛を掻き出す集じん力が非常に高い。ブラシの密度がアップしたぶんブラパワーもアップしており、毛足の長いラグを掃除してもブラシが止まることはない。

カーペット(カットタイプ)

毛足の短いカットタイプ

毛先が短い生地では、回転ブラシが減速したり停止することはなく力強く回転した。ペルシャ絨毯や超高密度マイクロファイバー生地のように毛足が短い&毛先がカットされた絨毯であれば、新しいミニモーターヘッドでも問題なく使用できると考えてよいだろう。

ラグ(シャギー)

毛足の長いカットタイプ

毛足が長めの生地では、回転ブラシが減速or停止するかと予想していたが、予想とは裏腹にパワフルに回転した。ヘッドを前後にストロークさせてもブラシは停止しなかったので、問題なく使えると考えて問題ないだろう。

ラグ(シャギー)

毛足がさらに長いカットタイプ

毛足がさらに長い生地では、回転ブラシは減速を通り越して完全停止。写真や動画ではロングと超ロングの長さの判断が難しいかもしれないが、毛足が指の第一関節以上あるとパワー不足でブラシは停止すると考えるとよいだろう。ちなみに、V7やV8 Slim Fluffy+に付属されているブラシ密度が低いミニモーターヘッドだと回転ブラシは停止しなかった。また、従来V8/V10/V11に新ミニモーターヘッドを取り付けて使用した場合もブラシは停止しなかったことから、V8 Slimに新ミニモーターヘッドを装着した場合、本来のブラシパワーを引き出せないようである。

ラグ(シャギー)

毛足が太いカットタイプ

複数の糸が撚られている毛足の太い生地では、意外に回転ブラシは減速を感じたり、停止することはなかった。ただし経験上、この撚られた生地を回転ブラシのついたパワーヘッドで何度も掃除をしていると撚られた糸がほどけてくるので劣化が早まる。

カーペット(パイル細目)

毛先が輪状になったループタイプ(細目)

毛先が輪になったループパイルの生地では、回転ブラシは勢いよく回転した。また、その他の生地と違って空気が流入してくる隙間が無数に存在するため、ヘッドを軽い力で前後にストロークさせることができた。毛先がくるんと輪になったループタイプは、毛足の長いシャギータイプに比べると、繊維に引っかかったゴミから深部に入り込んだゴミが掻き出しやすいので個人的におすすめである。ペットの毛が絡みつきにくいのも嬉しいポイント。

カーペット(パイル粗目)

毛先が輪状になったループタイプ(荒目)

ループパイルの生地には粗目のものも存在するが、問題なく回転ブラシは勢いよく回転した。細目に比べるとヘッドはさらに軽い力で前後させることができた。ダイソンのミニモーターヘッドもクリーナーヘッドもヘッドと床との隙間が狭い設計になっていおり、カーペットやマットを掃除するとヘッドが張り付いて前後に滑らせることが困難になるため、玄関マットやキッチンマットなどもループタイプのものがおすすめ。
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V8 slimミニモーターヘッドの購入の仕方

ミニモーターヘッドって単品購入できるの?

基本的にダイソンの製品は、購入したモデル以外の付属品は「公式オンラインストア」に販売されていなければ、ダイソンのチャットや電話から注文することが難しい。ミニモーターヘッドは公式オンラインストアには販売されていないが、Amazonや楽天市場などには並行輸入品を販売している業者が出店しているため、保証対象外となるが入手することは可能である。

気をつけていただきたいのは、このページで紹介しているパワーアップしたミニモーターヘッドは、日本で販売された先行品の(V8)、ハンディタイプのV7 Mattress、2018年に発売された(V10)、2019年に発売された(V11)に付属されているミニモターヘッドである。

並行輸入品の商品名にV7/V8専用と記載されているからといって、改良されたミニモーターヘッドが送られてくるとは限らないため、必ずヘッド裏面のブラシの写真が確認できる販売店を選ぼう。V10/V11専用であれば、海外モデルも国内モデルも同じミニモーターヘッドが付属されているため失敗することはない。

ダイソンやルンバで掃除をしても動かないキッチンマット・玄関マット

この記事は約 16 分で読めます ( 約 9011 文字 )

掃除機でズレるマットの対策

玄関・キッチンマットの掃除をするとイライラする理由

●ルンバや掃除機がマットを押し出してしまう
●ルンバや掃除機がマットをめくってしまう
●吸口の回転ブラシがマットを巻き込んでしまう
●ヘッドの吸込口にマットが引っ張られてしまう
●ヘッドの回転ブラシが減速or停止する

掃除機の吸引力にひっぱられてヘッドが進まない

一昔前まで家の床の掃除をする家電と言えばキャニスター掃除機一択であったが、それがいまでは吸引力の向上と本体の軽量化が向上したことで、サブ機として使われていたコードレス掃除機が台等、スティックのコードレスをメイン機として使っている家庭も増えているという。我が家でも毎日コードレスクリーナーで掃除をするようになり、誰でも手軽に掃除ができるようになった。

しかし、毎日コードレスクリーナーで家中の床を掃除しているとうんざりすることもある。家では猫を飼いだしてから、少しでも猫の足を綺麗に保つために、各部屋の出入り口にマットを敷くようになったのだが、ダイソンのようなハイエンド機で掃除をすると吸引力によってマットが引っ張られて動いたり、マットが回転ブラシに巻き込まれてヘッドが進ませなくなくなるのだ。

また、最近ではロボット掃除機とコードレス掃除機orキャニスター掃除機と組み合わせて使用している家庭も増えているという。上位モデルは部屋全体の地図を作るマッピン機能や床の種類を見分けて吸引力がアップする機能など年々テクノロジーが進化しているものの、床に敷いてるマットを押し出してしまったり、めくりあげてしまう欠点は今も昔もかわっていないようだ。

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オカ株式会社(優踏生 洗いやすい キッチンマット)のレビュー

掃除機がけしてもずれないキッチンマット(優踏生)

前述した通り猫を飼いだしてから家中の敷居の前にマット敷いたのだが、掃除中にイライラすることになった最大の要因は、安価なマットをまとめ買いしたことだ。マットの裏地に滑り止めがついていたとしても、生地が薄っぺらかったりするため、掃除機をかけると簡単に動いたりめくれてしまったりするのだ。また、毛足が長いタイプは吸込口にある回転ブラシを減速させたり、止めてしまうことがあるため、きちんと掃除ができないこともあった。

これまで足で抑えながら掃除をしたりと我慢して使ってきたが、何度も洗濯をしてくたびれてきたため、新しいマットを購入する機会がようやく訪れた。今回はマット選びを間違わないように失敗した経験と評価の高いレビューを元に、掃除機のヘッドやロボット掃除機を走らせても微動だにしないと評価の高いオカ株式会社の「優踏生キッチンマット」を購入。実際に掃除をしてもマットがズレたりめくれないのか検証してから追加購入するか決めることに。

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20年ベストセラーの優踏生キッチンマットを追加購入した理由

オカの優踏生キッチンマットは本当にルンバやダイソンでズレたりめくれたりしないのか検証してみた

優踏生キッチンマットに変えて普段の掃除はこう変わった

ざっくりまとめると

◉押し出したり・めくったりしにくい
◉足で押さえつけなくてもマットが動かない
◉軽い力でヘッドを前後にストロークできる
◉生地が回転ブラシに巻き込まれない
◉回転ブラシが減速+停止しない
◉小さく折り畳んで洗濯機で洗える
◉サイズが豊富だからキッチンマット以外にも使える

実は動画の優踏生(洗いやすいキッチンマット)は2枚目のものとなり、最初に購入した1枚目は一ヶ月前からキッチンや玄関に敷いて使用していたため、先に動きやすいマットから優踏生に変えてどうなったのか結論を述べたい。

ルンバの場合、優踏生を押し出したり・めくりあげてズラすことはほぼくなる。このため、マットが別の場所に移動することもなくなり、元の位置に戻す手間もかからなくなった。また、ルンバの吸込口にマットが巻き込まれて掃除の途中で息絶えてることはなくなった。その他にマットを巻き込みながら玄関に落下することも皆無に。

ダイソンの場合は、フローリングからマットに乗り上げる際に端をめくりあげることは皆無にならなかった。特にダイレクトドライブクリーナーヘッドでMAXモードにした場合マットをめくりあげることが多かった。しかし、通常モードの場合は、強力な滑り止めによってマット全体が動くことはないうえ、マットの上にヘッドが乗り上げるとスムーズに掃除ができるため、問題とは感じなかった。

今回、優踏生を追加注文した理由は、キャニスター掃除機やコードレス掃除機で掃除した際に、マットが動かないように足で抑えながら掃除しなくて済むようになったメリットが大きい。いつもマットの掃除で労力と時間がかかっていたため、効率よく掃除ができるようになりストレスフリーになったのだ。今後も長く付き合えると確信したため、今回、2枚目のキッチンマットやサイズの小さいタイプを追加購入。

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「優踏生キッチンマット」ルンバ&ダイソン 押し出し・ズレの検証【ブログ用】

押し出したり・めくったりしない

ざっくりまとめると

・ルンバ:押し出したりすることはほぼない
・ルンバ:めくることはあったがマットは動かなかった
・ダイソン(Fluffy):通常モード:○ MAXモード:△
・ダイソン(Animal):通常モード:○ MAXモード:△

以前使用していたマットは床からマットに乗りあげる際に掃除機のヘッド前面で押してしまったり、吸引力や回転ブラシによって端をめくりあげることがった。このため、ヘッドを持ち上げてマットの上に置いてから掃除をする必要があった。重量が2.5kg前後のダイソンといえど、家中丸ごと掃除をした際、段差をまたぐたびにヘッドを持ち上げすると手に負荷がかかりだるくなってくることもあった。

優踏生を敷いてダイソンを使用した場合、マットを押し出すことはほとんどなくなったが、吸引力の強い[MAXモード]を使用するとマットの端をめくってしまうことがあった。このため、吸引力の[通常モード]に切り替えて床からマットに侵入する必要があった。

ちなみに、動画のようにヘッドを斜めにしながら侵入させるとマットの端がめくれることはほぼなかった。めくれたとしてもマットは動かないため、そのまま押し進めて掃除をすることも可能であった。ルンバ(ロボット掃除機)の場合は、マットを押し出したり、マットの端をめくって動かしてしまうことは皆無だった。
OKA(優踏生キッチンマット)滑り止め

裏面に滑り止め剤が施されているものマットは特に珍しいものではない。しかし、優踏生マットの滑り止めは、動かないことで定評のあるタイルマットや階段マットに施されている滑り止めより床に密着する面積が広いため、これまで滑り止めがついているマットに比べると動きにくい。
アマゾンレビューから
“ただ、商品説明にはロボット掃除機を動かしてもずれる心配なしのような記載はありますが、我が家のルンバは結構な頻度でマットをずらしてしまいます”
当サイトの検証ではマットはずれにくいという結果に。その他のレビューにもマットが動かない高評価が多くあるものの、中にはマットが(動きやすい・少し動く)という口コミも散見された。色々な床で試してみたのだが、確かに床によってはマットを簡単に掃除機で押してしまう場合もあった。床の劣化具合や素材が関係しているのかもしれない。また、掃除機の種類によっては簡単にめくってしまうものもあったり、マットの全サイズのレビューがまとめられているため、サイズも関係しているのかもしれない。さらに高い密着力を求めている場合は、過去の記事で紹介した「タイルマット」がおすすめである。
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「優踏生キッチンマット」ダイソン 吸引力による引っ張りの検証【ブログ用】
ざっくりまとめると

・ダイソン(Fluffy):通常モード:○ MAXモード:○
・ダイソン(Animal):通常モード:○ MAXモード:△

足で押さえつけなくてもマットが動かなくなった

個人的にマットの押してしまったり、めくりあげてしまうことより、強い吸引力によってマットがひっぱられて動いてしまうことが一番のストレスであった。マットがヘッドと一緒にひっぱられてしまうと、ヘッドを前後にストロークさせながら効率よく掃除ができないため、足でマットの端を踏みながらヘッドを前に滑らせる動作のみで吸引しなければいけなかったのだ。

マット1枚だけならそれほど労力ではないが、家には8枚のマットを敷いているため、毎日掃除をするとうんざりするのだ。これだけの理由でマットを捨ててしまうのはもったいなかったため、これまで我慢して使い続けてきた。ただし、家の中で一番広い玄関マットはかなりのストレスだったうえ、猫が散らかしてしまうため、床に貼り付けるタイプのタイルマットに交換した。

OKAのマットは20年以上愛され続けてきたロングセラーだけあって、優踏生の滑り止めとなる裏ゴムは従来のものと比べると5倍もの耐久性を誇る。実際に色々なマットを試してきたが、優踏生の裏面に施された滑り止めは、他のもの比べると分厚く表面積も多くなっているため、ダイソンの使用頻度が高い[通常モード]でマットが動くことはなかった。しかし、ダイレクトドライブクリーナーヘッドの場合、[MAXモード]に切り替えるとヘッドを引く動作のときに吸口に引っ張られて動いてしまった。

ちなみに優踏生のマットが掃除機をかけても動きにくい理由は強力な滑り止めだけでない。わたしは過去に色々な種類のマットを使用してきたが、掃除機をかけても動きにくい生地は毛先がくるんとしたループタイプという結論に至った。さらにパイルの目地は細かいものより荒いほうがヘッドに負荷がかかりにくい。その他にペラペラのマットと違い適度な重さがあるのも動きにくい要因の1つ。優踏生は見事にこの条件を全てクリア。

長期間マットを敷いていた場合に残る「滑り止め粘着跡」はアルコールティッシュを使えば簡単に落とせる
Amazonレビューから
ズレなくて良いと思っていたのですが、しばらくして掃除機をかけようとめくってみたら、滑り止めの白いゴムのようなものがフローリングの床にべったり付いてしまってました。どうやってこのゴムを取ろうか困っています…
優踏生の滑り止めは優秀であるものの、批判レビューには剥がれた滑り止め剤がフローリングにこびりつくという口コミも散見される。これはわたしも過去に階段マットや玄関マットで経験したことがあり、長期間敷き詰めていたことが原因であった。猫を飼いだして定期的(月1回)に洗うようになってから、滑り止め剤がべったりつくことはなくなったため、定期的にマットを剥がして水洗いすることをおすすめしたい。なお、床にひっついた滑り止め剤はぬるま湯でしぼった雑巾やアルコールタオルで拭き取れば簡単に除去することができた。頑固にこびりついている場合は、サラダ油を含ませた雑巾で拭き取れば取れるようである。
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「優踏生キッチンマット」ダイソン ヘッドのストローク【ブログ用】

軽い力でヘッドを前後に滑らせることができる

基本的にダイソンのコードレスクリーナーに搭載されている3種類のクリーナーヘッドは、床とヘッドの隙間が非常に狭い設計になっているため、生地が柔らかいカーペットやラグの上を掃除するとヘッドと床との密着度が高まり、軽い力でヘッドを前後に滑らせることが困難になる。特にペルシャ絨毯のような毛先がカットされたカーペットや、毛先が長いor太いラグを掃除した際に顕著になるため、ダイソンを持っているユーザーは経験したことが多いのではないだろうか。

優踏生は硬くて乾きやすいポリエステルが使用された長繊維。毛先が輪状になったパイル生地(ループタイプ)になっているため、軽い力でヘッドを前後にストロークさせやすい。これまで使用してきたマットのなかで1~2位を争うほど軽い力でヘッドを滑らせやすく、やはり争っているマットも同じ毛先がくるん輪状になったパイル生地。硬い素材のパイル生地は空気が流入する隙間が無数に存在するため、ヘッドと床の真空度が高まりにくくマットに張り付きにくいのだ。
優踏生(毛先)

ダイソンのクリーナーヘッドは、ヘッドと床との隙間が狭い設計になっているうえ、自走式が採用されていないため、吸引力や集じん力が強いメリットがあるものの、カーペットやラグの上を掃除するとヘッドを滑らせるのに力が必要となる。特に毛先がカットされたタイプや、毛先が長いor太いラグでは真空度が高まりヘッドが進みにくくなる。その他にジョイントマットも吸引力によって浮き上がりやすいため、ヘッドが進みにくくなる。優踏生は毛先が輪状になったループタイプだから、ブラシに毛が巻き込まれることがないうえ、空気が流入する無数の隙間が存在するため、ヘッドを軽い力で前後にストロークさせやすくなる。
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「優踏生キッチンマット」ダイソン 回転ブラシの巻き込み検証【ブログ用】

回転ブラシにまきこまれなくなった

床に敷いているマットの生地が薄いと、掃除機の強い吸込口やモーターヘッドに搭載されている回転ブラシに巻き込まれやすいデメリットが存在する。ダイソンの各クリーナーヘッドは吸引力が強いだけでなく、ブラシパワーが非常に強いためマットを巻き込みやすい。また、比較的新しいルンバの吸込口に搭載されているローラー(エクストラクター)はゴム製のため、マットが薄かったり毛足が長いと巻き込んでその場で力尽きていることも。

優踏生のキッチンマットは毛足が短くて毛先がくるん輪っかになったループタイプのうえ、「マット表面」+「メッシュ」+「滑り止め」の三段構造になっているため、ある程度厚みと重みがあり生地を巻き込んでしまうことはなかった。実際にダイソンのパワフルなローラーが搭載されたクリーナーヘッドや、巻き込みやすいゴム製のローラーを搭載したルンバで何度も往復させたが巻きあげることはなかった。

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「優踏生キッチンマット」回転ブラシ 減速・停止検証[ブログ用]

回転ブラシが減速+停止しなくなった

比較的新しいダイソンのモデルはブラシパワーが強いため、毛足が長いマットを掃除してもブラシが停止することはない。しかし、「カーボンファイバーブラシ搭載モーターヘッド」がスタンダードモデルだった頃のモデルは、今ほどブラシパワーが強くないうえ、モーターがブラシバーの中に内蔵されていなかったため、回転ブラシが顕著に減速したり、停止することがあった。

今回、検証したモデルはダイソンの古いモデルよりブラシパワーの弱いシャープのラクティブエア。軽量に特化したラクティブは軽さに定評があるものの、搭載しているバッテリーの電圧(18V)が低いため、メーカー各社のなかで一番ブラシパワーが弱いデメリットが存在。検証では毛足が長いマットではブラシは停止してしまったが、優踏生の場合は減速することもなく勢いよく回転した。

「優踏生キッチンマット」折り目・型崩れ[ブログ用]

小さく折り畳める+型崩れしないから洗濯機で洗える

我が家で一緒に生活している長毛種の猫は、毎日グルーミングをしても月1~3回毛玉を吐くことがある。毛玉を吐く場所は毎回決まっていてマットの上に吐き出すことが多い。また、猫は裸足でペット用の砂を敷いているトイレで用を足したり、家の色々な場所を歩き回ったりするため、少しでも床と猫の足を清潔を保つ目的として家中の敷居の手前にマットを敷いている。このため、家に敷いているマットは最低でも一ヶ月に一度は丸洗いを行う。

優踏生 折りたたんだ状態

優踏生のマットは洗濯機で洗うことができるため、手間をかけることなく清潔にすることができるのが嬉しいポイント。メーカー各社のマットには洗濯できるものも多く存在するが、玄関マットやキッチンマットは長いため、洗濯機に折りたたんでも入りづらかったり、折り目がつくものもあるので手洗いする手間がかかった。また、小さく折りたたんで洗濯できるものもあったが、そのようなマットは軽くてペラペラの生地になっているため、掃除機の吸引力によってひっぱられやすいデメリットが存在する。

優踏生 洗濯ネット

優踏生のマットはただ洗濯機で洗うことができるだけでなく、小さく折りたたんでコンパクトにできるうえ、折りたたんでも折り目がつかない特長も持っている。このまま洗濯ネットに入れて洗えば生地や滑り止め剤が痛むこともない。また、マット表面と滑り止めのあいだにメッシュが貼り合わせているため、何度も洗濯をしても型崩れしにくい。さらに長繊維(ポリプロピレン100%)の糸をループ状にしたパイル生地なので、汚れや中に入り込んだ微細なゴミが落としやすいうえ、乾きが早いのも嬉しいポイント。

Amazonレビューから
購入から3年が経ちました。キッチンマットって何年持つものでしょうか?始めはとっても気に入ってました。めくれる事もなく本当に優等生でした。ところが洗濯を何回もしているうちに裏の滑り止めのゴムみたいなものが取れ始めました。洗濯機の中も汚くなるしマット自体にもいっぱいつくし。それでもパンパン叩いてゴムを払いながら使っていました。買って1年半ぐらいからでしょうか、滑り止めを併用しなければ危ない状況になりました。

優踏生は小さく折りたたんで洗濯機で洗濯できるものの、何回も洗濯をしているうちに裏面に貼られた滑り止め剤が剥がれ落ちてきたという口コミが散見。基本的に優踏生のような強力な滑り止め剤が施されたマットは、長期間敷きっぱなしにしていると床にこびりつくほど劣化するため、一ヶ月は一度は床からはがしてほうが劣化しにくい。また、メーカーによると洗濯ネットの未使用だと劣化スピードが早まるとのこと。その他にドラム式の洗濯機についている乾燥機を使用しても劣化しやすいとのこと。

優踏生(ほつれ)

アマゾンレビューから
商品自体はよいものでした。ただ、我が家の愛犬がキッチンマットにスリスリするときに爪をループに引っ掛けて、毎週、日曜日にほつれたループをハサミで切ってメンテナンスしています。マットがループではなく普通のカーペットにようにループになってなければ良かったとにと思います。
優踏生はループタイプのため、掃除機のヘッドを滑らせても動いたり、巻きついたりしないメリットがあるものの、犬や猫のようなペットを飼われている家庭や、洗濯をしたときにほつれるという批判レビューも散見された。家の猫はカーペットやマットを爪でガリガリすることはないため安心していたが、一ヶ月ほど使用するとほつれてる箇所が見つかった。猫がマットの上で走ってた時にほつれたか、人がなにか引っ掛けてしまったのかもしれない。ほつれは根本をハサミでカットすると目立たなくなったが、いたずらするような性格のペットがいる場合は、ループタイプの優踏生は避けたほうがよいかもしれない。ちなみに、洗濯機で丸洗いする場合は、ネットにいれて洗濯すればほつれることはなかった。
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優踏生サイズ(約45cm×90cm)

小さいサイズの優踏生も動かないのか検証(追記)

キッチンマットより小さい我が家に敷いている「バスマット」「トイレマット」「部屋の前に置いてるマット」は、大きいマットに比べると重量が軽いため、掃除機で手入れをするとさらに動きやすいうえ、吸込口に巻き込まれやすい。毎回、マットが動いたり、巻きついたりしないように足で押さえつけて掃除をしているが、家に敷いている枚数が多いため、労力と時間かかってしまうのだ。

今回、大きいサイズの優踏生が優秀だったため、キッチン以外で使える一番小さいサイズ(45×90cm)も追加で買い足すことに。そして、小さい優踏生でもダイソンやルンバの手入れでズレたり、押し出してしまったりしないか検証してみた。

優踏生は小サイズでもダイソンに押し負けないのか?
ダイソンの場合、「ソフトローラークリーナーヘッド」「ダイレクトドライブクリーナーヘッド」どちらのクリーナーヘッドで掃除をしても、微妙に動いたり、めくってしまうことがあった。しかし、以前敷いていた薄っぺらいマットに比べると大きく動いたり、巻き込まれたりしないため、ストレスフリーで掃除をできるようになった。足で動いたり巻き付いたりしないように押さえつけながら掃除をしなくなったため、掃除中に時間をとられる場所がなくなり家中の掃除も効率的に。
優踏生は小さいサイズでもルンバに押し負けないのか?(約45cm×90cm)
ルンバの場合、最初は微動だにしないため、動くことはない思っていたが、しつこく掃除をさせているとマットが微妙に動いたり、大きく押し出してしまうことがあった。よく観察してみるとマットの端側で本体がバックしたり方向転換するときに少しずれてしまうようだ。また、右のマットから左のマットに移動したときにマットを大きく押し出してしまうことがあった。本体が傾いた状態でマットに侵入すると押し出してしまいやすいため、マットの周辺には段差になるようなものは置かないほうがよいだろう。
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オカ株式会社(優踏生)サイズと色

サイズが豊富だから玄関マットやバスマットとしても使える

優踏生はキッチンマットとして販売されているが、「ベージュ」「ブラウン」「グリーン」の3色がラインナップ。さらに大小さまざまなサイズが用意されているため、キッチン以外にリビング、玄関、ベッドサイドなどフリーマットとしても使用可能。我が家では玄関マット、バスマット、部屋の前(猫用)として使用する予定である。

ちなみに、バスマットとして使った場合、一般的なバスマットと比べると吸水性が落ちてしまうデメリットが存在するが、やはり毎日掃除機がけをするときに、マットを回転ブラシで巻き込んでしまったり、吸引力によって引っ張られてしまうことを考えると優踏生を使うメリットは大きい。

ちなみに同社が販売さいているマットには、玄関マットやバスマットも販売されているが、優踏生と同じ生地や滑り止め加工されたものは確認できなかった。このため、(オカ株式会社)のマットだからと言って、優踏生シリーズのように掃除機やロボット掃除機に強い特長を持っているわけではないので注意が必要である。

V8 Slimに従来のV7やV8のFluffyに付属されているソフトローラークリーナーヘッドを取り付けて使用できるのか?

この記事は約 5 分で読めます ( 約 2611 文字 )

V8 Slimに従来のソフトローラークリーナーヘッドをつけてもローラーは回転するのか?

V8 SlimにV8 Fluffyのソフトローラークリーナーヘッド装着

V8 Slimは先祖返りできるのか?!

先日、V8 Slimに「ダイレクトドライブクリーナーヘッド」を装着して使用できないのか?と疑問に思っているユーザーがいるのではないかと思い、V8 SlimにV8 Animal/Absoluteに付属されている「ダイレクトドライブクリーナーヘッド」を取り付けて色々な床面で掃除をした動画&記事を作成した。再生数は少ないものの約300再生で(8いいね)がついたことから、少人数ではあるがV8 Slimにダイレクトドライブクリーナーヘッドを取り付けようと考えてた人がいたのかもしれない。

後日、ツイッターのアカウントにV8 SlimにV8シリーズに対応した「ソフトローラークリーナーヘッド」を取り付けられないかという質問をいただいた。なんでも、V8 Slimに標準装備されている「スリムソフトローラークリーナーヘッド」は、ふらつくほど安定力が悪くストレスになっているとのこと。確かに改良されたクリーナーヘッドは質量が軽くなって小回りが効くようになった分、特に摩擦が強いカーペットを掃除したときにふらつくことがある。

想定外の質問であったが、今後新製品のレビュー記事を書くうえで参考になった。また、V8 Slimに標準付属されている「スリムソフトローラークリーナーヘッド」が故障したときに、Amazonなどで販売されている従来の「ソフトローラークリーナーヘッド」に手をだすユーザーもいるのではないかと思い、V8 Slimに従来のソフトローラークリーナーヘッドを装着して各床面で掃除をしてみることに。

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V8slim Fluffyに従来のソフトローラークリーナーヘッドを取り付けて使用できるのか検証
床(素材) 通常モード MAXモード
フローリング
たたみ
ジョイントマット
ループタイプ
カットタイプ
毛足ロング
毛足超ロング
毛足太いタイプ
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フローリング

フローリング

フローリングのような床面は平坦になっているため、回転しているローラーにかかる摩擦力が小さい。このため、どの運転モードに切り替えても回転ブラシは勢いよく回転した。洋室、キッチン、廊下、階段の掃除でローラー停止することはないと考えて問題ないだろう。

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畳

畳(たたみ)

和室に敷かれている畳は無数に溝があるものの、表面がつるつるしているため、それほどローラーに負荷はかからない。このため、どの方向にヘッドを滑らせても、フローリングのときと同様にローラが減速したり停止することなく勢いよく回転した。

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ジョイントマット

ジョイントマット

床に傷をつけたり汚したりするペットや小さいお子様がいる家庭に敷かれているジョイントマット。表面はフラットであるもののザラザラしているうえ、ヘッドが吸い上げようとして密着するため、フローリングと違ってヘッドをストロークさせる際に強い力が必要であった。ローラーは止まることなく回転したが、MAXモードでヘッドを滑らせるのは困難なため、吸引力が弱い[通常モード]に切り替えたほうがヘッドを滑らせやすかった。

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カーペット(絨毯)ループタイプ

カーペット(ループタイプ)

毛先がくるんとしたループタイプのカーペットの場合、通常モードではローラーは停止しなかったが、MAXモードではローラーが停止してしまった。ただ、実家のループタイプのカーペットではどちらの運転モードでも停止しなかった。それほどカーペットの中ではモーターに負担がかからない部類なので、MAXモードでローラーが停止するのは意外であった。ヘッドの滑りもよいうえ質量がアップしているため、ヘッドがふらつくようなこともなかった。

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カーペット(絨毯)カットタイプ

カーペット(カットタイプ)

ペルシャ絨毯のような毛先がカットされていて毛足が短いタイプのカーペットは、[通常モード]ではローラーが停止することはなかったが、[MAXモード]ではローラーが停止してしまった。稀に通常モードでも停止することがあったため、ループタイプよりカットタイプのほうがローラーに負荷がかかっているようだ。

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ラグ(毛足長め)

ラグ(毛足ロング)

毛足が少し長いラグの場合、[通常モード]ではローラーは停止しなかったものの、[MAXモード]ではローラーが停止してしまった。[通常モード]と[MAXモード]のローラーの回転スピードは同じであるが、吸引力が強い[MAXモード]だとヘッドとラグの密着度が高くなり、ローラーに負荷がかかって停止してしまうようだ。ちなみに、V8 Slimに標準装備されている「スリムソフトローラークリーナーヘッド」の場合は、どちらの運転モードでも停止しなかった。

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カーペット(絨毯)シャギー細

ラグ(毛足超ロング)

毛足がさらに長いタイプのラグを掃除した場合、[MAXモード]だけでなく[通常モード]でもローラーが停止してしまった。ちなみに、従来のV8 Fluffyだとローラーは停止しないため、本体のソフトローラークリーナーヘッドの回転スピードやパワーを引き出せてないことになる。

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カーペット(絨毯)シャギー太

ラグ(毛足太いタイプ)

毛足が撚られて太くなっているタイプのラグでは、ローラーに負荷がかかり回転しないと予想していたが、予想とは裏腹に[通常モード]ではローラーが回転した。[MAXモード]では検証でも実家のラグでもローラーは停止した。ちなみに、V8 Slimに付属されている「スリムソフトローラークリーナーヘッド」ではヘッドがふらついたが、「ソフトローラークリーナーヘッド」だとふらつくことはなかった。

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V8 SlimのスリムソフトローラークリーナーヘッドとV8 Fluffyのソフトローラークリーナーヘッドの電圧/消費電力の違い

なぜV8 Slimに取り付けると回転ブラシが止まる?

V8 Slimの改良された「スリムソフトローラークリーナーヘッド」と、従来のV8 Fluffyに付属されている「ソフトローラークリーナーヘッド」はスペックが違うため、V8 Slimに従来のクリーナーヘッドを取り付けて使用すると本来持っているパワーを引き出せないからである。

さらに、従来のクリーナーヘッドのほうが床を掃除したときに負荷がかる設計になっているため、特に絨毯のような場所を掃除するとバッテリーにも負荷がかかり電池の寿命が下がったり、停止したクリーナーヘッドのモーターにも負荷がかかり故障の原因になるデメリットが存在。

その他に、別モデルのクリーナーヘッドを装着して故障した場合は、保証対象外となるため自己責任となるのであしからず。

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Dyson V8 Slimにダイレクトドライブクリーナーヘッドを取り付けて使用できるのか試してみた

この記事は約 4 分で読めます ( 約 2061 文字 )

Dyson V8 Slimにダイレクトドライブクリーナーヘッドを装着

V8 Slimにダイレクトドライブクリーナーヘッドを取り付けたい!

Dyson V8 Slim Fluffyには、従来のソフトローラークリーナーヘッドが軽量化されたスリムソフトローラークリーナーヘッドが標準装備されている。短縮化されたストーレートパイプとコンパクト+小型化されたクリーナーヘッドにより、軽い力で掃除ができるようになったものの、硬いナイロンブラシが搭載されていないために、カーペットから微細なゴミやペットの毛を掻き出す集じん力が低い欠点も存在する。

そこで、V8 AnimalやV8 Absoluteに付属されているカーペットに特化した「ダイレクトドライブクリーナーヘッド」をV8 Slim Fluffyに装着して掃除をしようと考えているダイソンユーザーも多いのではないだろうか。実はアマゾンなどの通販サイトでは正規ルートとは関係ない業者が海外で売られているダイレクトドライブクリーナーヘッドを仕入れて販売しているため、容易に単品購入することができるのだ。

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V8 Slimにダイレクトドライブクリーナーヘッドを取り付けて使用できるのか検証してみた

装着できたけどカーペットの上で回転ブラシは回転するのか?

V8 Slimの差込口は従来のV8と同じ「スムーズフィット機構」が採用されているため、試してみなくても「ダイレクトドライブクリーナーヘッド」を取り付けられることは分かっていた。しかしながら、本体からクリーナーヘッドに供給される電力が異なるため、肝心のカーペットの上でブラシが減速したり停止しないか検証する必要があった。

検証した結果は上の動画を視聴していただければ分かるが、フローリングや畳のようなフラットな床面だと、「通常モード」や「MAXモード」どちらも勢いよくブラシが回転し問題なかった。しかし、カーペットやラグの上では毛足の長さや運転モードに関わらず、回転ブラシが停止してしまった。

フローリングや畳のようなフラットな床面を掃除した場合、ゴミの除去率は「ソフトローラークリーナーヘッド」も「ダイレクトドライブクリーナーヘッド」も大差がないため、V8 Slimにダイレクトドライブクリーナーヘッドを取り付けても意味がない。このため、単品販売されているダイレクトドライブクリーナーヘッドを注文するとお金をドブに捨てることになるので注意されたし。

 

床(素材) 通常モード MAXモード
フローリング
たたみ
ループタイプ
カットタイプ
毛足長いタイプ
毛足太いタイプ
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「V8 Slim スリムソフトローラークリーナーヘッド」消費電力

どうして同じ本体なのに回転ブラシが止まってしまうの?

V8の「スリムソフトローラークリーナーヘッド」と「ダイレクトドライブクリーナーヘッド」が必要としている電流は、「ダイレクトドライブクリーナーヘッド」のほうが大きくなっているため、ダイレクトドライブクリーナーヘッドのブラシパワーは他のどのクリーナーヘッドよりも高くなっている。

このため、V8 Slimがクリーナーヘッドに供給している電力で「ダイレクトドライブクリーナーヘッド」のブラシバーを回転させることができても、ヘッドに内蔵されているモーターに負荷のかかる「カーペット」や「ラグ」の上では、大きく減速&ブラシが停止してしまう結果になってしまったのだ。

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【回答】V8 Slim+V7/V10/V11にダイレクトドライブクリーナーヘッド

改良されたV7/V10/V11のダイレクトドライブクリーナーヘッドでも駄目なの?

V8のダイレクトドライブクリーナーヘッドは、毛足の短いカーペットでは問題なく使用できるが、毛足が長いラグなどを掃除すると回転ブラシが停止する問題があった。このため、翌年に発売されたV7以降(V10/V11)のダイレクトドライブクリーナーヘッドは、回転ブラシを止める大きな要因となっていた硬いナイロンブラシの密度が低くなっている。このブラシの改良により、毛足が長いラグでも回転ブラシは勢いよく回転するようになったのだ。(動画参照

このカーペットを掃除したときに負荷がかからないように改良された、V7のダイレクトドライブクリーナーヘッドをV8 Slim Fluffyに装着して検証を行ってみたが、やはり、フローリングや畳のようなら平坦な床面ではローラーは回転するものの、ヘッドのモーターに負荷のかかるカーペットやラグでは回転ブラシは停止してしまった。動画ではV7のクリーナーヘッドを使用しているが、V10やV11のクリーナーヘッドを使用しても同じ結果に。

ナイロンブラシの仕様以前に、スリムソフトローラークリーナーヘッドとダイレクトドライブクリーナーヘッドが必要としている電流には倍近い差があるため、改良されたV7/V10/V11のダイレクトだとしても負荷のかかるカーペットで使用すると回転ブラシは停止する結果に。

・V8 Slimのクリーナーヘッド仕様(16.2V/15W)
・V7/V10/V11のクリーナーヘッド(Animal)仕様(16.2V/35W)

 

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ダイソンの音はうるさい?騒音測定器を使って音が静かなモデルを調べてみた【2019年版】

この記事は約 8 分で読めます ( 約 4469 文字 )

ダイソン コードレスクリーナー(静かなモデル)

近所迷惑&家族迷惑にならない音が静かなダイソンはないの?

ダイソンが欲しいけれど以下のような状況で悩んでいる

●アパートのような集合住宅だから大きな音をだせない
●仕事で帰りが遅いから朝と夜しか掃除機をかけられない
●家で仕事や勉強をしている家族がいるから大きな音をだしたくない

人気のダイソンのコードレスクリーナーが欲しいけれど、ダイソンといえば音がうるさいという批判や、ダイソン=爆音というイメージを持っている人の意見が散見されるため、ダイソンの購入を躊躇している人が多いのではないだろうか。

また、近所の生活音が聞こえてくる集合住宅に住んでいたり、家でデスクワークや勉強をしている家族がいたりして、あまり大きな音をだしたくないために、ダイソンの中で静音性の高いモデルを知りたがっている人もいるのではないだろうか?

このページでは実際に比較的新しいモデルや最新モデルの各運転モードの騒音値を測定して記録し、ダイソンの中で一番音が小さくて静かなモデルを調べてみることに。静かなダイソンのコードレスを探している人のお役に立てば幸いである。

騒音測定器と距離

騒音値を測定したツールはサンコーの小型デジタル騒音計(RAMA11O08)を使用。騒音計から本体を約1m離したところで各運転モードの騒音値を測定。距離をとっている理由は至近距離で測定すると排気風や振動などの影響により正しい騒音値がだせないためである。スマホの騒音測定器アプリはおまけ。
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各モデルの音を聞き比べて感じた個人的な感想

【V6/V7/V8/V10/V11】ダイソン Vシリーズ 運転音の騒音値を比較【2019年版】

静音重視ならエコモードが使えるV10かV11がおすすめ

ダイソンVシリーズの騒音値は後述するが、後悔しない選び方をされないためにも、先ずは個人的な感想を述べておきたい。

筆者の耳で感じた感想であるが、騒音値に関係なく使用頻度の高い[通常モード(中)]の運転音はV10やV11のほうが耳障りな音がしない印象を受けた。騒音値に大差がないにも関わらずこのような感想になったのは、V6~V8に採用されている2ティアーラジアルサイクロンからは笛を吹いたような「ピー」という甲高い音がするのに対し、ラジアルサイクロンが採用されているV10とV11は金属音のような「キーン」という音に変わっているからである。個人的には後者のほうが耳につかずに掃除されても

新しいV10とV11を比較するとV11のほうが静か

また、V10とV11の運転モードには従来モデルに採用されていなかった省エネモード(エコモード)が搭載されているため、ご近所さんや家族にも迷惑になるような時間帯(朝や夜)にも掃除機がかけやすいのは嬉しいポイント。ちなみに、V10とV11の運転音を比較すると、最新のV11のほうが騒音対策が向上しており、密封したバケツに入れて稼働したようなこもった音がした。このため、静音重視でダイソンを選ぶ場合、予算に余裕がある場合は最新のV11シリーズ、予算を少し抑えたい場合はV10がおすすめである。

使用頻度が高い[通常モード]が一番静かなのはV8 Slim

実際に騒音計で測定して使用頻度の高い[通常モード]の騒音値が低かったのは、2019年に発売されたV8 Slimである。このモデルは従来のV8より稼働音が小さくなっているらしく、実際に騒音計で測ったり、同時に稼働して聞き比べてみたが、少し騒音値や甲高い音が低減されていた。ただし、その低減されている差はV7と従来のV8をその場で稼働させて比べないと分からないほどの小さなレベルのため、劇的な差があるわけではない。また、MAXモードを比較した場合はその場で聞き比べても違いが分からなかった。

運転音の騒音値がうるさいのはDC62/DC74/V6

ダイソンのコードレスクリーナーを静音重視で選ぶ場合、選んではいけないのが静音性が比較的新しいモデルより向上していないDC62/DC74/V6シリーズである。これらのモデルは2ティアーラジアルサイクロンを採用しているため、従来のルートサイクロンを搭載したDC35/DC45に比べると微細なゴミの集じん率が向上しているものの、サイクロン数が増えたことにより笛を吹いたようなピーという甲高い音がひどいからである。同じサイクロンテクノロジーを採用しているが静音性がさらに向上したのがV7/V8。そしてこの甲高い笛のような音が低減したモデルがV10/V11といった感じである。

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各モデルの騒音値を測定器で比較

Dyson V6の騒音値

Dyson V6の騒音値(音の大きさ)

通常モード:77dB
MAXモード:85dB
Youtube アイコン動画で音を聞く

DC62から採用された「2ティアーラジアルサイクロン」は、小さなサイクロンを2層に重ねて配列させたことにより、従来モデルに採用されていた「ルートサイクロン」と比べてサイクロン数が大幅に増えた。

このため、フィルター目詰まりの原因となる微細なゴミの遠心分離力が向上したが、サイクロン数の少なかった従来モデルに比べると「ピッー!」と笛を吹いたような甲高い音が強調されるようになったのだ。

V6は前モデルに比べると運転音が30%低減したと発表されているが、甲高い音が耳障りなうえ周辺に響き渡るため、騒音性を重視したい人にはおすすめできない結果となった。個人的にV6で掃除をすると動機がするうえ、横でかけられると集中力が切れてしまうほど耳障り。

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Dyson V7の騒音値

Dyson V7の騒音値(音の大きさ)

通常モード:72dB
MAXモード:79dB
Youtube アイコン動画で音を聞く

V6の翌年に発売されたV8にも「2ティアーラジアルサイクロン」が採用されているが、騒音値が大幅に低減されたことにより、笛を吹いたような甲高い音もそれほど耳障りに感じなくなった。V8の翌年に発売されたV7はV8の廉価版となり、大きな違いはバッテリー容量が小さくなったことにより、稼働時間が短くなっただけである。このため、音響工学に基づいて設計されたV8と同じ本体が使用されており、運転音は従来のV6に比べるとかなり静かになっている。

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Dyson V8の騒音値

Dyson V8の騒音値(音の大きさ)

通常モード:72dB
MAXモード:80dB
Youtube アイコン動画で音を聞く

V6の翌年に発売されたV8にも高音が耳につく「2ティアーラジアルサイクロン」が採用されているが、モーターやポストモーターフィルター周りに振動や音量を低減する吸音材が配置され、前モデルに比べると運転音が50%低減されている。実際に聞き比べても従来モデルより運転音が30%低減されたV6がうるさいと感じるほどV8はさらに静音性が向上している。

正直、V8が発売されるまでダイソン=うるさいとイメージは事実であったが、V8が発売されてからダイソン=うるさいというイメージがなくなり、逆に国内メーカーの製品と同等、もしくわ静かに生まれ変わったのだ。当時V8が発売された年(2016年)にシャープの製品と運転音を比べた動画も撮影しているので参考になれば幸いである。

ちなみに、V7とV8は本体が同じなので運転音の騒音値や体感の違いは感じられなかった。V8はバッテリー容量が大きいため、V7と比べると少し重量が重たくなるものの、使用時間や吸引力がV7より上となっている。掃除をする範囲が狭い場合はV7、掃除をする範囲が広い場合はスタミナが強いV8が最適である。

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Dyson V8 slimの騒音値

Dyson V8 Slimの騒音値(音の大きさ)

Dyson V8は2016年に発売されたモデルだが、2019年に同シリーズからV8 Slimというモデルがラインアップ。このモデルは従来のV8と比べて運転音が静かになっているという情報を確認したため、従来のV8と一緒に運転音を比較することに。

騒音値の測定や自分の耳で聞き比べた結果、使用頻度の高い通常モード(中)の運転音の騒音値は従来のV7/V8と比べて少し低くなっていたうえ、体感でも甲高い音がわずかに低減されている感じがした。ただし、わずかな差なので同時に聞き比べないとわからないレベルであった。

ちなみに、V8 Slimは日本の住居や日本人専用に作られたモデルとなり、従来のV8 Fluffyと比べると小型化+軽量化+短縮化されてているのが特長。ダイソンが全長が長くて使いにくくかったり、軽さにも重視したい場合は、従来のV8よりV8 slimのほうがおすすめである。

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Dyson V10の騒音値

Dyson V10の騒音値(音の大きさ)

省エネモード:71dB
通常モード:75dB
MAXモード:84dB
Youtube アイコン動画で音を聞く

前述したように2ティアーラジアルサイクロンを採用していたV6の笛を吹いたような甲高い音は、V7やV8で大幅に低減された。そして、ラジアルサイクロンを採用したV10では従来の笛を吹いたような「ピー!」という甲高い音が、金属音のような「キーン!」に変わったのだ。騒音値は少し従来モデルに比べると大きくなっているものの、個人的にはV10の「キーン!」という音より、従来の「ピー!」という音のほうが耳障りだったため、静音性を重視する場合はV10のほうがおすすめである。

ちなみに、V10からクリアビンやサイクロンが直線的に配置され、フォルムがジョウロ型からピストル型に変った。さらに[省エネモード]という使用時間が長い運転モードが搭載されており、他の運転モードより周辺に響き渡る甲高い音が低減されて静かになっているため、掃除機がかけにくい時間帯にかけたいときにはおすすめの運転モード。吸引力は通常モードより劣ってしまうものの、フローリングに落ちている埃・塵・髪の毛・食べこぼしのような軽いゴミは十分吸引できる集塵力を備えている。

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Dyson V11の騒音値

Dyson V11の騒音値(音の大きさ)

エコモード:67dB
中モード:73dB
強モード:83dB
Youtube アイコン動画で音を聞く

2019年に発売されたV11はV10よりさらに運転音や気流の乱れが低減し、運転音も11%静かになったという。実際に各運転モードの運転音を測定すると、騒音値はV10より少し下がり、実際に聞き比べた体感でも静かになっていると感じた。

また、V11は密封した容器に入れて稼働したようなこもった音になっており、MAXモード以外の運転音は耳障りな感じがしなかった。

その他に、使用時間の長いエコモードは今回比較したモデルの中で一番低い騒音値となり、アパートのような集合住宅でも朝や夜にかけられるほど静かであった。これなら、家で仕事や勉強をしている家族がいても

【2019年版】ダイソンの中で一番目詰まりしにくいモデルがどれなのか検証してみた

この記事は約 10 分で読めます ( 約 5477 文字 )

各サイクロンテクノロジーの吸引力持続力対決!

ダイソンの中で目詰まりしにくいモデルを検証

 ダイソンの中で吸引力が変わりにくい掃除機はどのモデルなのか?

ダイソンといえば比較的新しいモデルだけでなく、従来のV6/V7/V8シリーズも人気が高いため、新規で購入する人はどれにしようかと悩んでいる人も多いのではないだろうか?

このページでは吸引力といった基礎的なスペックや便利な機能面より、吸引力の持続力の高さを重視している人や&面倒なフィルターのお手入れなるべくしたくない人のために、フィルター目詰まりの原因となる微細なゴミを遠心分離する能力が高いモデルを調べることに。

同社のコードレスクリーナーで新しいV10/V11シリーズのモデルの口コミには、従来モデルよりフィルターが目詰まりしやすいという批判が散見される。実際に筆者もV10やV11を使用した感想は、従来のジョウロ形状をしていたモデルに比べるとフィルターがすぐに汚れるという印象をうけた。

ダイソン フィルター 目詰まり

そこで、白黒はっきりさせようじゃないかということで、各モデルに粒径の細かいシナモンパウダーを吸引させて、フィルターの汚れ具合を比較してみることにした。よくハウスダストに見立てて使用される重曹や小麦粉より、さらに小さい粒径で色のついたシナモンパウダーなら、捕集しきれなかった微粒子をごまかしなしで確認できるはずだ。

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ルートサイクロン(DC35/DC45)フィルター目詰まり

ルートサイクロン(DC35/DC45)

Root Cycloneの特徴

サイクロン数:6気筒
プレモーターフィルター:サクロンと本体の間に配置
採用されてるモデル:DC16/DC34/DC35/DC45
フィルターお手入れ頻度:1ヶ月毎
Youtube アイコン 検証を動画で見る

ルートサイクロン(Root Cyclone)は、2011年にダイソンが初めて発売したスティック機(DC35)・第二弾目(DC45)に採用されているサイクロンテクノロジーである。当時、国内メーカーのサイクロン掃除機はダストカップ内で空気とゴミを遠心分離していたのに対し、ダイソンのルートサイクロンはダストカップ内で遠心分離しきれない微細な粉じんを、さらに強い遠心力が発生する円錐形のサイクロンで遠心分離する2段式サイクロン構造。

DC35やDC45が発売された2011~2012年頃は、まだ国内の大手電機メーカーは高機能タイプのハイエンド機を発売しておらず、国内での競合となるようなメーカーはエレクトロラックスとマキタしか存在しなかった。どちらの製品もフィルターがすぐに目詰まりして吸引力が低下するため、フィルターが目詰まりしにくいダイソンは魅力的であった。エレクトロラックスのような一段式サイクロン構造はなんちゃってサイクロンと揶揄されるほど集塵効率が悪かった。

DC35やDC45に採用されているルートサイクロンは、新しいモデルに採用されているサイクロンテクノロジーと比べるとサイクロン数が6気筒と少ないものの、粒子の細かいパウダーを吸引させてもフィルターが目詰まりしたり、茶色く汚れることはなかった。古いモデルではあるが、空気とゴミを遠心分離する能力は今でも十分戦える実力。新しいモデルに比べるとフィルターの着脱にちょっとした一手間がかかるが、フィルターが目詰まりしにくいため、個人的には特に問題と感じない。

DC35とDC45は綺麗な空気を排出するポストモーターフィルターや、クリアビン内で詰まったゴミをこそぎ落とす「スクレイパー」が搭載されていないため、当サイトの「ダイソンおすすめランキング」では紹介していないが、Vシリーズのモデルと比べると圧倒的に軽いうえ、フィルターが目詰まりしにくいため、個人的には今も好きなモデル。また、メーカーから禁止はされているが、工具不要でサイクロン部分を分割することができ、水洗いすることができるのも排気の臭いが気になる筆者には嬉しいポイント。

ちなみにモーターヘッドの回転ブラシを力強く回転させるブラシパワーはDC45のほうが向上しているため、カーペットから微細なゴミを掻き出す集じん力はDC45のほうが上となる。DC35だとカーペットの毛足が少しでも長いとブラシの回転スピードが失速しやすいため、床に敷いているカーペットの毛足が長い場合は、DC45のほうがおすすめである。ただし、DC45は充電時間が5.5時間(DC35は3.5時間)かかるため、途中で充電切れになるとすぐに掃除を開始できないデメリットも存在。

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2ティアーラジアルサイクロン(DC62/DC74/V6)フィルター目詰まり

2ティアーラジアルサイクロン(DC62/DC74/V6)

2 Tier Radial™ サイクロンの特徴

サイクロン数:15気筒
プレモーターフィルター:サクロンの中央部
ポストモーターフィルター:本体後部(V6のみ搭載)
採用されてるモデル:DC61/DC62/DC74/V6
フィルターお手入れ頻度:1ヶ月毎
Youtube アイコン 検証を動画で見る

2013年に発売されたスティックコードレスクリーナーの火付け役となるDC62には「2 Tier Radial™ サイクロン」が採用されている。ダイソンは2011年から毎年新しいモデルのコードレスクリーナーを発売しているが、このサイクロンテクノロジーは2017年のモデルまで長く採用され続けた優等生。この頃から国内の大手家電メーカーも独自の特徴を打ち出した高機能タイプのスティック機を発売した。

2 Tier Radial™ サイクロンの特徴は、小さな円錐形のサイクロンを2層に重ねて放射状に重ねたことにより、コンパクトな状態でサイクロン数を6気筒から15気筒に増やした。従来より2倍以上も多いサイクロンと吸引力がアップしたことにより、サイクロン部ではさらに強い遠心力を発生することができるため、フィルターの目詰まりの原因となる微細なゴミを遠心分離する能力は向上しているという。

検証の結果でも吸い込んだ空気と超微細なシナモンパウダーを強力に遠心分離。DC45と同様にフィルターには汚れは一切見られなかった。従来機(DC35/DC45)も空気と微細なゴミを遠心分離能力は高いが、DC62以降は差込式フィルターがサイクロン中央部に配置。手間をかけずにフィルターを着脱できるため、安価な古いモデルを購入するのであればDC62~V6のほうがおすすめである。アレルギー体質の方は空気清浄機にも採用されているHEPAフィルタを搭載しているV6を迷わず選ぼう。

 

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2ティアーラジアルサイクロン(V7/V8)フィルター目詰まり

2ティアーラジアルサイクロン(V7/V8)

2 Tier Radial™ サイクロンの特徴

サイクロン数:15気筒
プレモーターフィルター:サクロンの中央部
ポストモーターフィルター:本体後部
採用されてるモデル:V7/V8
フィルターお手入れ頻度:1ヶ月毎
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2016~2017年に発売されたV7/V8シリーズにも、従来モデルに採用されていた2 Tier Radial™ サイクロンが搭載されているが、従来モデルとサクロンやクリアビンに互換性がなくなっているため別物と位置づけて比較することにした。現在、新しいモデルはフォルムがピストル形状に変わったV10/V11であるが、V7/V8にも最新モデルと同じゴミ捨て簡単に行える機構が採用されているため、この2シリーズは型落ちの中では人気が高いモデルとなっている。

検証の結果は、従来のモデルと同様に吸い込んだ空気と微細なシナモンパウダーを遠心分離する能力は高い結果になった。前述した従来モデルと同じ2 Tier Radial™ サイクロンを採用しているため、微細なゴミの捕集能力に差はないと考えて問題ないだろう。同社によるとRoot Cycloneを採用していた従来モデルより、2 Tier Radial™ サイクロンを搭載しているモデルのほうが強い遠心力が発生しているとのことだが、サイクロン部の捕集効率性能に大差はないように感じた。

従来モデルはクリアビンのフタを開けゴミを落とす構造であったが、V7とV8はサイクロンを上方向に引き上げると同時にフタが開きゴミが落ちる構造となっている。サイクロンを上にスライドする際にクリアビンに搭載されたスクレイパーが詰まったゴミをこそぎ落としてくれるため、従来よりゴミ捨てがストレスフリーになっている。このため、型落ちを購入する場合で予算に余裕があるのであれば、ゴミ捨てが簡単になったV7/V8がおすすめである。(V7はV8の廉価版なので使用時間がV8より短い)

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ルートサイクロン(DC35/DC45)フィルター目詰まり

ラジアルルートサイクロン(V10/V11)

Radial Root Cyclone™の特徴

サイクロン数:14気筒
フィルターユニット:本体後部(2つのフィルタは一体化)
採用されてるモデル:V10/V11
フィルターお手入れ頻度:1ヶ月毎
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2018~2019年に発売された新しいモデル(V10/V11)は、サイクロンとクリアビンが直線的に配置されフォルムが従来のものと違いピストル形状に変更された。この変更に伴い、サイクロンが2層に重ねて配置されていた2 Tier Radial™ サイクロンは採用されず、1つ古いサイクロンテクノロジーであるRadial Root Cyclone™(ラジアルルートサイクロン)が採用されている。また、サイクロン中央部に配置されていたプレモーターフィルターは本体後部に配置されていた「ポストモーターフィルター」と一体化された。

2018年にV10の発売が発表されたとき、サイクロン数が少ないラジアルルートサイクロンが採用されことを知ったが、従来モデルよりフィルターが目詰まりしやすくなる不安は微塵もなかった。実際に初期のスティック機(DC35/DC45)に採用されていた6気筒のルートサイクロンでも、フィルターが目詰まりしにくく強い吸引力を維持できたため、それより1つ新しいラジアルサイクロンの集塵捕集効率が低下するとは考えていなかったからだ。

しかし、いつも行っている吸引力検証動画を撮影した時や、一ヶ月ほど家で使った時に異変に気づいた。これまでは吸引力検証で微細な小麦粉やオガクズを吸引してもフィルターが汚れることはなかったが、V10はフィルターに小麦粉が付着していたのだ。さらに家でメイン機として毎日使用したところ、これまで長く使用しないとフィルターに付着しなかった、粉じん・綿埃・猫の毛がわずか一ヶ月で大量に付着したのだ。

さらに翌年発売されたV11も集塵捕集効率の悪さは改良されず、V10と同様に毎日使用した場合は、一ヶ月ほどでフィルターを水洗いしないといけないほど汚れるのだ。V7やV8といった前モデルはおろか、それ以前のDCシリーズより空気と微細なゴミを遠心分離する能力が低下している思っていたが、今回の検証の結果でもやはりラジアルサイクロンを採用しているV11は、ルートサイクロンや2ティアーラジアルサイクロンを採用しているモデルよりフィルターが茶色く汚れた。

ただし、一段式サイクロン構造を採用しているメーカーに比べると、V10やV11は一ヶ月ほど使用しても吸引力の低下はあまり感じない。また、ダイソンのコードレスクリーナーのフィルターのお手入れ目安は1ヶ月に1度を推奨しているため、マニュアル通りフィルターを1ヶ月に一度水洗いする場合は、お手入れの頻度はV10/V11も従来モデルも変わらない。性能や機能関係なしに、フィルターのお手入れを少しでも少なく済ませたいor吸引力を少しでも持続させることを重視した場合は、従来モデルのほうが適しているという結果に至った。

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フィルターが目詰まりしにくい&吸引力が持続するダイソンはどれ?[コードレス掃除機]

フィルターが目詰まりしにくいモデルの検証まとめ

ざっくりまとめると

●V10/V11は従来モデルよりフィルターが目詰まりしやすい
●月1回フィルターを水洗いする場合、お手入れ頻度は従来モデルと変わらない
●月1回フィルターを水洗いする場合は、V10/V11を選んでも後悔しない
●フィルターのお手入れをサボりたい場合は目詰まりしにくいV8以前が最適
●V6以降のモデルはポストモーターフィルタを搭載→排気性能が向上
●V7以降のモデルはスクレイパーを搭載→ゴミ捨てが簡単

検証の結果、新しいフォルムのV10/V11に採用されているラジアルサイクロンは、従来モデルに採用されていたルートサイクロンや2ティアーラジアルサイクロンよりフィルターが目詰まりしやすい結果になった。なるべく面倒なフィルターのお手入れをサボりたい場合や、強い吸引力が持続するモデルを選択したい場合は、V8以前のモデルを選ぶとよいだろう。

ただし、V10とV11が同社のモデルの中で目詰まりしやすいと言っても、競合メーカーに比べるとフィルターは目詰まりしにくい部類となり、吸引力も低下しにくい。また、V11を家庭で一ヶ月使用しても、フィルターのお手入れランプは点灯しなかった。このため、同社のコードレスクリーナーのマニュアルで推奨されているように、フィルターの水洗いを月に1度行う場合は、V10やV11を選んでも後悔することはないだろう。

ダイソンが販売しているコードレスクリーナーのサイクロンテクノロジーや付属されている専用ツールが一目でかんたんに分かる性能比較表は下記の赤いボタンからどうぞ。

 

Dyson V8 Slimのクリーナーヘッドは他のVシリーズに取り付けられるの?

この記事は約 6 分で読めます ( 約 3424 文字 )

Dyson V8 Slimのクリーナーヘッドは他のVシリーズに取り付けられる?

驚くほど軽くなるから他のモデルに取りけてみたい

2019年8月にダイソンから発売されたV8 Slimに搭載されている「スリムソフトローラークリーナーヘッド」は、フローリングから畳まで日本の住居に合わせて設計された日本専用モデル。従来のソフトローラークリーナーヘッドに比べると40%コンパクト+軽量になったにも関わらず、ヘッドの幅は広い範囲も効率よく掃除ができるワイドタイプを維持。さらに、ストレートパイプも改良されており、従来のものに比べると約6cm短縮化+軽量化されていることから、欧米人より平均身長が低い日本人にも取り回しやすくなっている。

同年3月に発売された軽量タイプのV7 Slimや、現在主流になっているVシリーズより軽い従来のDCシリーズに匹敵する軽さから、店頭でV8 Slimを試用した人や実際に購入した人からはその軽さに驚きの声があがっている。しかし、V8 Slimの本体と従来のV8やV7の本体重量には大きな差がないため、V8 Slimのストレートパイプやヘッドを今持っているモデルに装着できないかと考えている人も多いのではないだろうか。そこで、当サイトでは比較的新しいVシリーズのモデルを使ってV8 Slimのパーツを装着できるか検証を行ってみた。

クリーナーヘッドのサイズ

●従来のヘッド:11×6×25(cm)
●新しいヘッド:8×5×25(cm)
※コンパクトになったから取り回しやすい!

クリーナーヘッドの重量

●従来のヘッド:766g
●新しいヘッド:423g
※340gの差はかなり大きい!

ストレートパイプの長さ

●従来のストレートパイプ:720mm
●新しいストレートパイプ:658mm
※6cm短縮化により女性や高齢者でもダイソンが使える!

ストレートパイプの重量

●従来のストレートパイプ:284g
●新しいストレートパイプ:202g
※コードレスだと80gの違いは大きい!

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V6/V7/V8/V10/V11にV8 Slimのヘッドと延長管を取り付けられるのか?

Dyson V6⇔Dyson V8 Slim(ヘッド・ストレートパイプの互換性)

Dyson V6とDyson V8 Slimの互換性

●[V6本体]+[V6延長管]+[V8 Slimヘッド]
●[V6本体+[V8 Slim延長管]+[V8 Slimヘッド]
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V6シリーズ

同じVシリーズでも一番古いV6シリーズには、「クリーナーヘッド」「ストレートパイプ」「アタッチメント」を簡単に着脱することができる「スームズフィット機構」が採用されていないため、V8 Slimに付属されている「スリムソフトローラークリーナーヘッド」や「ストレートパイプ」を取り付けることはできなかった。

ちなみに「V6 Fluffy」と「V8 Slim Fluffy」と持ち比べて掃除をしてみると「V8 Slim Fluffy」のほうが断然軽かった。200gという重さは人間にとって軽い重量だが、2kgのコードレスクリーナーに200gの贅肉がついているかついていなかだと体感重量に大きな差を感じた。

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Dyson V7⇔Dyson V8 Slim(ヘッド・ストレートパイプの互換性)

Dyson V7とDyson V8 Slimの互換性

●[V7本体]+[V7延長管]+[V8 Slimヘッド]
●[V7本体]+[V8 Slim延長管]+[V8 Slimヘッド]
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V7シリーズ

V8の翌年に発売されたV7シリーズにもノズルを簡単に着脱できる「スームズフィット機構」が受け継がれているため、V7の本体にV8 Slimの「スリムソフトローラークリーナーヘッド」や「ストレートパイプ」を装着することは可能であった。また、バッテリー容量はV8より小さいものの、フローリングだけでなく毛足の長いカーペット上でもローラーは止まることなく回転した。

ちなみにV7とV8本体は非常に似たフォルムになっており、大きな違いは連続運転時間に左右するバッテリー容量。V7のバッテリー容量はV8より小さくなった廉価モデルのため、本体重量が約90g軽くなっている(V7:1,440g/V8:1,530g)。このため、双方の本体に軽量化された「クリーナーヘッド」と「ストレートパイプ」を取り付けると少しV7のほうが軽く感じた。

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Dyson V8⇔Dyson V8 Slim(ヘッド・ストレートパイプの互換性)

従来 V8とDyson V8 Slimの互換性

●[従来V8本体]+[従来V8延長管]+[V8 Slimヘッド]
●[従来V8本体]+[V8 Slim延長管]+[V8 Slimヘッド]
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V8シリーズ

当然、同シリーズである「従来のV8」と「V8 Slim」は本体は同じ仕様になっているため、予想通り従来のV8に軽量化された「スリムソフトローラークリーナーヘッド」と短縮化された「ストレートパイプ」を取り付けて使用することができた。

ちなみに家にあるV8は発売当初に購入した先発品。実は同じ本体に見えても先発品であるV8より、後発品であるV8のほうがバッテリー容量が小さくなっているため、本体重量はV8 Slimのほうが少し軽いのだ。

このため、双方の本体に新しいスリムソフトローラークリーナーヘッドとストレートパイプを取り付けた場合、わずかにV8 Slimのほうが軽く感じた。

・V8 (先発品)電池容量:2800mah
・V8 (先発品)本体重量:1,578g
・V8 (Slim)電池容量:2400mah
・V8 (Slim)本体重量:1,530g
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Dyson V10⇔Dyson V8 Slim(ヘッド・ストレートパイプの互換性)

試した組み合わせ

●[V10本体]+[V10延長管]+[V8 Slimヘッド]
●[V10本体]+[V8 Slim延長管]+[V8 Slimヘッド]
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V10シリーズ

ダイソンのスティック機はV10からクリアビンとサイクロンが直線的に配置されており、見た目はかっこよくなったものの本体は大きくなりずっしりと重たい。フォルムがジョウロ型からピストル型に変更されたV10だが、V8から採用されている「スームズフィット機構」は健在しているため、V8 Slimの「スリムソフトローラークリーナーヘッド」と「ストレートパイプ」難なく取り付けることができた。また、V7、V8同様にカーペットや畳だけでなく、ヘッドに搭載されたモーターに負担のかかるカーペットやラグでもローラーは止まることなく回転した。

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Dyson V11⇔Dyson V8 Slim(ヘッド・ストレートパイプの互換性)

試した組み合わさえ

●[V11本体]+[V11延長管]+[V8 Slimヘッド]
●[V11本体]+[V8 Slim延長管]+[V8 Slimヘッド]
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V11シリーズ

2019年に発売されたV11シリーズは連続使用時間やメンテナンス情報などをお知らせしてくれる「液晶ディスプレイ」を搭載。機能面では従来モデルに比べると便利になったものの、力の弱い女性やお年寄りにおすすめするのを躊躇してしまうほど重量が重たくなっている。最新モデルであるV11にもV8から採用されている「スームズフィット機構」は健在しているため、V8 Slimの「スリムソフトローラークリーナーヘッド」や「ストレートパイプ」を取り付けて使用することができた。本体は過去最高に重たいにもかかわらず、体感重量はかなり軽くなり、軽い力でヘッドを前後にストロークさせることが可能。また、手を伸ばした状態でヘッドを肩より上に持ち上げることもでき、ヘッドとパイプの軽量でここまで変わるのかと驚いた。

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V8 Slimの「クリーナーヘッド」と「ストレートパイプ」を単品で購入できるの?

V8 Slimのスリムソフトローラークリーナーヘッドとパイプの販売元

V8 Slimを買った人でないと単品販売してくれない

V8 Slimに標準装備されている「ストレートパイプ」と「スリムソフトローラークリーナーヘッド」は、ダイソンの公式オンラインストアでは販売されていないため、「話そうダイソン」に電話して問い合わせてもらったところ、単品で注文することができるのはV8 Slimを持っているユーザーだけのようだ。(現在発売されたばかりで在庫がないとのこと)。

また、ダイソンの各モデルのパーツは正規流通でない並行輸入品がアマゾンや楽天市場などで多く見られるが、V8 Slimは海外で販売されていない日本仕様のモデルのため、並行輸入品としてネット通販などで販売することは難しいそうだ。常にアンテナを建てておき新しく販売されたら、この記事に販売元と価格をすぐに追記したい。

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V8 Slimのヘッドや延長管はV6/V7/V8/V10/V11に取り付けて使用できるのか?

従来機と比べながらDyson V8 Slim Fluffyをリアル口コミ!実際に購入して実機レビュー

この記事は約 36 分で読めます ( 約 21248 文字 )

この記事の目次

ダイソンの推しメンはV8 Slim!?

Dyson V8 Slim Fluffy+ 口コミレビュー

V8シリーズから日本住居+日本人に最適な軽量モデルが登場!

ざっくりまとめると

●2019/8/21にダイソンのオンラインストアでDyson V8 Slimが発売
●[V8 Slim Fluffy]と[V8 Slim Fluffy+]の2機種がラインナップ
●V8 SlimはDyson V8 Fluffyを軽量化した日本専用モデル
●ソフトローラークリーナーヘッドが従来より小型化
●ストレートパイプが従来より短縮化
●Vシリーズで一番軽量だから女性や年配者にも最適

2019年8月21日にダイソンからスティックコードレスクリーナー(Dyson V8 Slim)が発売された。新しくV8シリーズにラインアップされたのは[Dyson V8 Slim Fluffy]と[Dyson V8 Slim Fluffy+]2機種となり、2016年に発売されたV8 Fluffyを軽量化した日本専用モデルとなる。

Dyson V8 Slimで大きく改良されたパーツは、従来モデル(V8 Fluffy)と比べて、40%小さくて軽いクリーナーヘッドを搭載したことと、ストレートパイプを細く短くしていること。このため、日本の住宅でも使い勝手がよくなったうえ、平均身長が低い日本人にも取り回しやすくなる。

現在、ダイソンの主力は同年に発売されたV11シリーズがフラッグシップ機となるが、使用頻度の高い[標準モード]の使用時間はV8シリーズのほうが10分も長く使えるうえ、重さが570gも軽いことを考えると、最新モデルより軽量化されたV8に魅力を感じる人も多いのではないだろうか。

V8 Slimはいつ値下がり?

63,720円は高い…いつ頃に買えば安くなるの?

ざっくりまとめると

●V8 Slim Fluffy:52,920円(公式の発売日価格)
●V8 Slim Fluffy+:63,720円(公式の発売日価格)
●同年に発売されたV7 Slimは約2ヶ月で1万円値下がりした
●さらに予算を抑えたい場合は年末年始のセールか2020年モデルの発売まで待つ
●今すぐ欲しい場合は10月の増税に伴う駆け込み値下げセール(9月)を狙う
●公式が9月30日まで購入したV8 Slimの代金を8%還元してくれる

基本的にダイソンを問わずハイエンド機(高機能タイプ)のコードレスクリーナーはどこのメーカーも発売当初はかなりの割高となるため、少しでも予算を抑えたい場合は少し待ったほうがよいだろう。現在、公式オンラインストアではV8 Slim Fluffyが52,920円、V8 Slim Fluffy+が63,720円と、2019年シリーズのモデルが購入できるほど割高となっている。

「具体的にどれくらい待てばいいの?」例えば、2019年3月に発売されたV7 Slimは当初45,000円で販売されたが、63日後には33,000円台まで下った。このため、少し予算を抑えたい場合は2ヶ月は待ったほうがよいだろう。さらに予算を抑えたい場合は、年末年始のセールや来年の3月~5月に発売される新モデルが発売されるまで待ったほうがよいだろう。

ダイソン 8% 還元セール(消費税増税対策)

どうしても今すぐ欲しい場合は、2019年10月に消費税が8%から10%に引き上げられるため、ポイントに依存している量販店やQRコード決済サービスの駆け込み需要を狙ったキャンペーン時に購入。その後、現在ダイソンが行っている「8%還元キャンペーン(9月30日まで)」を利用し、指定した口座に商品代金の8%を振り込んでもらうと予算を抑えることが可能。ちなみに増税前最後となる楽天市場の「スーパーSALE」は9/4~9/11のあいだに開催される予定だ。

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V8 Slimの種類

V8 Slim Fluffy 仕様 V8 Slim Fluffy+
2.15kg 質量 2.15kg
5時間 充電時間 5時間
通常:40分
通常:30分
強:7分
使用時間 通常:40分
通常:30分
強:7分
コンビネーションノズル
隙間ノズル
LED隙間ノズル
ミニソフトブラシ
フトンツール
ミニモーターヘッド
収納用ブラケット

[V8 Slim Fluffy]と[V8 Slim Fluffy+]の違い

V8 Slimは[V8 Slim Fluffy]と[V8 Slim Fluffy+]2種類のモデルがラインナップ。それぞれの違いは付属されている専用ツール(アタッチメント)となり、本体やクリーナーヘッドのスペックは同じである。このため、主な用途がフロアのみの掃除であれば、最低限のアタッチメントが同梱された割安の[V8 Slim Fluffy]。フロアだけでなく布団などの寝具、家電や家具など幅広く掃除したいのであれば、アタッチメントが豊富な[V8 Slim Fluffy+]を選ぶとよいだろう。

なお、あとでLED隙間ノズルを除くアタッチメントは単品でも販売されているため、あとで必要になった場合でも購入することが可能。ただし、公式オンラインストで注文すると割高なため、予算を抑えたい場合は、Amazonや楽天市場などで販売されている並行輸入品がおすすめ。例えば、V8用の布団やマットレスからハウスダストを取り除ける[フトンツール]は、公式オンラインストアでは約4000円で販売されているが、並行輸入品だと半額ほどで購入することができるのだ。

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従来のV8 Fluffyと新しいV8 Slim Fluffyの大きな違い

Dyson V8 Slim Fluffy+(重量)

力の弱い女性やお年寄りにすすめたくなるほど軽くなった!

V8 Slim 各パーツの重量

●本体:1528g
●ストレートパイプ:202g
●クリーナーヘッド:423g
●V8 Slimスティイック時の重量:約2.15kg
●Dyson Vシリーズで一番軽い!?

当サイトではこれまで軽いダイソンのコードレスクリーナーを探している人には、V7シリーズのモデルをおすすめしてきた。V7より軽いV6を候補から外した理由は、V6以前のモデルには簡単にゴミ捨てが行える機構が採用されていないからだ。V7以降にはゴミが回収されるクリアビンにゴミをこそぎ落とすスクレイパーが配置されているため、クリアビンの中で詰まった綿埃のかたまりやシュラウドに絡みついた髪の毛もしっかり捨てられるメリットは大きい。

しかし、V7にはV8と同じ重たい本体とクリーナーヘッドが採用されているため、まだまだ女性やお年寄りには軽いとは言えない重さであった。実際に通販サイトのレビューやSNSの口コミに目を通しても、「ダイソンは重たくて使いにくい。」「ダイソンが欲しいけど重たいから軽い製品を使用している。」という意見も多く散見される。軽いダイソンならV7シリーズとおすすめしておきながら、本当にV7は力の弱い人にとって軽く感じるのかと罪悪感もあった。

今回発売されたV8 Slimは後述するクリーナーヘッドやストレートパイプが軽量化されており、日本の住居や平均身長の日本人にも使いやすくなった日本専用モデル。実際に使用してみたが、従来のFluffyより軽い力でヘッドを前後にストロークさせることができるうえ、軽く手をひねるだけで方向転換もスムーズに行えるようになっている。さらに重量は同年に発売された軽さで定評のある「V7 Slim」よりも軽い2.15kg。力の弱い女性やお年寄りやDCシリーズを使っているユーザーも違和感なく乗り換えることができる軽さとなっている。

実際に従来のV8と重さや使い勝手を体感で比べてみたが、比較的新しいシリーズ(V7/V8/V10/V11)を持っている人が、V8 Slimを持つとかなり驚くような軽さとなっている。また、重量が軽くなっただけでなく、従来のFluffyに搭載されているクリーナーヘッドより、軽い力でヘッドを前後に滑らせる動作もできた。さらに、ヘッドの奥行きが短くなったため、手首に負担をかけずに方向転換もスムーズに行えるのも嬉しいポイント。ワンルームであれば従来の重たいFluffyでも問題ないが、家一軒丸ごと掃除する場合は迷わずV8 Slimを選びたいほど軽くなっている。

V8 Slim スリムソフトローラークリーナーヘッド(高さのサイズ)

従来のソフトローラークリーナーヘッドと比べると高さが約1cm低くなっているため、家具やベッドのような下の隙間も掃除がしやすくなっている。ただし、我が家では家具の下に5cm以上も隙間がないため、ヘッドの高さが低くなった恩恵はうけられなかった。

V8 Slim スリムソフトローラークリーナーヘッド(奥行きのサイズ)

従来のソフトローラークリーナーヘッドと比べると奥行きが約3cmほど短くなっており、ヘッドの方向転換が軽い力でスムーズに行えるようになっていた。より小回りが効くようになったため、机や椅子の脚周りのような狭い場所や、床にごちゃごちゃと物を置いている我が家でも掃除がしやすくなっている。

V8 Slim スリムソフトローラークリーナーヘッド(幅のサイズ)

従来のソフトローラークリーナーヘッドより40%小さく+軽くなったということで、広い場所の掃除が効率よく掃除ができないのではないかと不安になった人もいるのではないだろうか。新しいクリーナーヘッドは軽量化されたものの、全幅は従来と同じ25cmのワイドタイプになっているため、広い部屋や長い廊下も従来モデル同様に効率よく掃除することができた。

Dyson V8 Slim Fluffy+(ローラー直径)

V8 Slimのクリーナーヘッドに搭載されているモーターが消費する電力は従来のものに比べると5W低いため、ローラーを回転させるブラシパワーが少し劣っていると考えられる。しかし、従来のものと比べるとローラーの直径が約1cmほど小さくなっているため、モーターに負荷がかかるカーペットやラグを掃除してもローラーの回転が停止することはなく問題に感じなかった。
ノギスをフェルトに強く押し当てた直径:V8/46mm、V8 Slim/34mm

Dyson V8 Slim Fluffy+(ブラシバーの素材)

一見すると従来と同じプラスチック製にしか見えないブラシバーは、航空機にも使用される軽くて頑丈なアルミニウム製に変更されている。曲げやねじりの力に強い剛性のある素材を使用したことにより、前述したローラーの直径を小さくすることが実現できたという。

V8 Slim スリムソフトローラークリーナーヘッド(内蔵モーター)

クリーナーヘッドのパーツの中で一番の重量があるモーターも従来に比べると一回り小さくなっている。色々なメーカーのコードレスクリーナーを紹介してきたが、Dyson Fluffyのソフトローラークリーナーヘッドより重たいヘッドは見たことがない。ヘッドを上げ下げするとストレートパイプの先端に1kgくらいの鉛をぶらさげてるような感じで、腕を伸ばした状態でヘッドを肩から上に持ち上げるのは困難だったが、V8 Slimは女性でも軽々と持ち上げられる軽さになっている。

V8 Slim スリムソフトローラークリーナーヘッド(カーボンファイバーブラシ)

従来4列に配置されていた静電気の発生を抑え微細なゴミを取り除くカーボンファイバーブラシは2列に変更され、ブラシバーを覆うナイロンフェルトに縫い付けられている。これにより、カーボンファイバーブラシを植え付けていた4つプラスチック製の部品や接着剤を排除。大きくて重たいと言われたソフトローラークリーナーヘッドを少しでも軽くするために緻密な努力が伺える。

Dyson V8 Slim Fluffy-全長

パイプが6cmも短くなったから低身長の人にも使いやすくなった!

ダイソンの製品は重たくて手が痛くなってくるという批判だけでなく、特に女性から身長が低いから使いにくいという批判もSNSや通販サイトの口コミで多く見られる。実際にダイソンのコードレスは年々全長が長くなっていき、本体フォルムも大きくなって新しくなるほど使い勝手が悪くなっている。正直、古いDCシリーズが一番軽くて取り回しが良かったと思うほどだ。新しいV8 Slimは従来のV8と比較するとストレートパイプの長さが約6cmほど短くなっている。延長管の短縮化により背丈が低い人でも使いやすくなっており、平均身長が低い女性やお年寄りの方にもプレゼントしたくなるほど軽く使い勝手がよくなっている。
V8 Slim Fluffy ストレートパイプ(延長管)の直径

V8 SlimをWebやCMなどで見た人にはストレートパイプが短くなっただけでなく細くなったと感じた人もいるのではないだろうか。実際にノギスで測定してみると従来のV8に比べると約0.6cm細くなっていた。ただし、接続口やストレートパイプの内径は同じになっているため、従来モデル(Vシリーズ)のアタッチメントを新しいV8 slimにも使い回すことが可能となっている。(DCシリーズ)からの乗り換えの場合でも、「ダイソン変換アダプター」を利用することで接続することが可能。
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Dyson V8 Slim ソフトローラーの取り外し方&取り付け方【サイト用】

ヘッドのローラーを工具不要でサッと取り外せるようになった!

ダイソンのFluffyに標準装備されているソフトローラークリーナーヘッドはモップがけしたようにフローリングをピカピカに拭き取る効果があるものの、ソフトローラーがすぐに汚れるため定期的に水洗いする必要があった。我が家でも床を汚したり、這いずりまわる猫を飼っているため、けっこうな頻度でソフトローラーを水洗いしていた。

しかし、従来のソフトローラークリーナーヘッドはソフトローラーを取り外すために500円硬貨を用意したり、ネジを回してカバーを取り外す一手間がかかるため、スムーズにソフトローラーの着脱が行えず洗浄する頻度が高い我が家ではイライラすることがあった。さらにこのネジの溝はバカになりやすいほど柔らかい素材。

一方、V8 Slimに採用されているスリムソフトローラークリーナーヘッドは、手だけで簡単にソフトローラーを取り外せるようになったため、工具や硬貨を用意したり、ネジを回したりする面倒な手間がかからなくなり、ソフトローラーの着脱がストレスフリーになった。ローラーのお手入れ頻度の高い我が家では嬉しいポイント。

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Dyson V8 Slim Fluffy+に付属されているLED隙間ノズルの明るさ【サイト用】

Fluffy+にだけ光る[LED隙間ノズル]が付属される!

新モデルのV8 Slimには今までのダイソンにはなかった専用ツールも新登場。比較的新しいモデル(V7/V8/V10/V11)には標準付属品として同じ「隙間ノズル」が同梱されていたが、[V8 Slim Fluffy+]には吸込口にLEDが搭載されたパープルクリアの「LED隙間ノズル」が付属されているのだ。

新しく追加されたLED隙間ノズルは、ノズルの根本から吸込口まで集光アクリル棒が埋め込まれており、吸込口の先端だけでなくノズル全体がネオン街のライトのように綺麗に光る。LEDライトはトリガーを引いているときだけ点灯し、家具のあいだなどの暗くて狭い隙間や、棚などの影になるような場所に落ちているゴミが一目で分かり、薄暗い場所での掃除が便利に。

※[V8 Slim Fluffy]には従来の光らない隙間ノズルが付属されているため、新しいノズルが欲しい場合は注意が必要。

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V8 Slimの吸引力検証!(色々なゴミを吸い取ってみた)

Dyson V8 Slimで微細なゴミ(小麦粉・おがくず)を吸引

ハウスダストに見立てた微細なゴミ(小麦粉&オガクズ)

従来のクリナーヘッドと同様にフローリングや畳の上に散布した小麦粉やオガクズはほぼワンストロークで吸引することができた。クイックルワイパーをかけたような拭き取り効果は床を汚すペットを飼っている我が家では高ポイント。ただし、動画では分かりにくいが畳の溝に入り込んだ小麦粉をワンストロークで完全に除去することが出来なかったため、しっかり掃除したい場合はヘッドを何度か往復させるか、MAXモードに切り替えたほうがよいだろう。

フローリングのようなフラットな床面に落ちた微細なゴミの掃除は得意であるものの、カーペットに刷り込んだ小麦粉やオガクズはヘッドを2~3回ストロークさせても取りこぼしが目立つ結果に。クリーナーヘッドには硬いナイロンブラシが採用されていないため、絨毯の奥に入り込んだ微細なゴミを掻き出す集じん力は弱い。しっかり掃除したい場合は付属品のナイロンブラシが搭載された「ミニモーターヘッド(V8 Slim Fluffy+のみ)」の使用がおすすめだが、ブラシの密集度が低いV7のモデルが付属されているため、集塵力は従来のV8に付属されていたものより集塵力が弱く感じた。

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Dyson V8 Slimでシュレッダーの紙を吸引

シュレッダーにかけた紙

シュレッダーにかけた紙は、[MAXモード]を使わなくても30分間使用できる[通常モード]でワンストロークでほぼ吸引することができた。ゴミの量が多いとローラ部で勢いよく回転し飛び出してくるものもあったが、ヘッドを2~3回ストロークさせれば完璧に除去できたため問題には感じなかった。ただし、ソフトローラーと上カバーが密着しているため、シュレッダーの紙のように薄っぺらいゴミは、ローラーとカバーのあいだに挟まることがあった。従来のクリーナーヘッドと違いローラーは手で簡単に取り外せるようになっているため、ゴミ詰まりのお手入れはそこまでストレスを感じなかった。

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Dyson V8 Slim Fluffyで髪の毛や糸くずを吸い取った動画

髪の毛や糸くずのような長いゴミ

髪の毛や糸くずのような長細いゴミは、フローリングや畳のようなフラットな床面であれば[通常モード]で快適に吸引することができた。しかしながら、カーペットに絡みついた髪の毛はヘッドを何度も往復させないと吸引することができなかった。うまく集じんできない原因はV8 Slimのクリーナーヘッドには糸状のゴミを掻き出せるナイロンブラシが搭載されてないからである。狭い場所であればV8 Slim Fluffy+に付属されている「ミニモーターヘッド」で対応できるが、カーペットを敷いている面積が広い家では、V8 Slimでは不向きだと考えたほうがよいだろう。

一般的なモーターヘッドで髪の毛のような長いゴミを吸引するとブラシに絡みつくデメリットが存在するが、V8 Slimに搭載されている「スリムソフトローラークリーナーヘッド」はブラシバーに硬いナイロンブラシが搭載されていないため、ゴミがローラーに絡みつきにくい特長を持っている。実際に我が家でもV6シリーズから同じ特長を持つ「ソフトローラークリーナーヘッド」を搭載しているモデルを使い続けているが、ローラーに髪の毛・ペットの毛・糸くず・カーペットの繊維が絡みつくことはほぼ皆無であった。

しかし、上の検証動画ではショートヘアーは量が多くてもローラーに絡みつかなかったが、ロングヘアーの場合は量が多いとローラーに髪が盛大に絡みついた。一般家庭で使用する分にはローラーにごみが絡みつくことはほとんどないが、美容室のように床に髪が大量に散乱している場合はV8 Slimのクリーナーヘッドは不向きだと考えたほうがよいだろう。ちなみに髪の毛のようなゴミはダストカップ内でも絡みつきやすいが、V8本体にはゴミをこそぎ落とすスクレイパーが採用されているため、ゴミに触れずストレスフリーでゴミ捨てが行えた。

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Dyson V8 Slim Fluffyで米粒を吸い取った動画

キッチンの床に落ちた米粒

ネット上には「ダイソンは米粒も吸わない」という口コミが散見されるが、実際に標準装備されているクリーナーヘッドの種類によっては、回転ブラシが米粒を勢いよく弾き飛ばしてしまったり、ヘッドと床とのあいだが狭い設計のためヘッドの前面で米粒を押し出してしまうことがある。また、ヘッドを滑らせてる際にヘッドと床とのあいだに米粒のような硬くて固形のゴミが挟まり、フローリングにひっかき傷がついてしまうなんてことも。

V8 Slimに搭載されているスリムソフトローラークリーナーヘッドは、嵩のあるゴミも入り込んでいく広い開口部と柔らかフェルトに包まれたローラーによって大きなゴミも小さなゴミと同時に吸引することができる特長を持っている。実際に床にばらまいた米粒を吸わせてみたが、ヘッドを滑らせる動作で問題なく吸引することができた。ヘッドと床とのあいだにゴミが挟まる心配もないため、ヘッドでゴミを引きずったような傷もつきにくい。

ただし、動画のように一度に米を吸う量が多いと、一部の米粒がローラー部で一回転し前から飛び出して来る場面もあったが、ゴミが明後日の方向に勢いよく弾き飛んでいくわけではないので問題とは感じなかった。その他に米粒くらいの嵩のゴミになってくると、ヘッドを引く動作ではうまく吸引することができなかった。ヘッドの後側でゴミを押し出してしまう原因は、ヘッドの後側にゴミを吸込口まで巻きこめるローラーが不採用になっているからだろう。

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Dyson V8 Slim Fluffyでペット用の餌とトイレ砂を吸い取った動画

ペット用の餌やトイレ砂のような固形のゴミ

基本的に吸込口に回転ブラシが搭載されたモーターヘッドでペット専用の餌やトイレの砂を吸引しようとすると、回転ブラシがゴミを遠くに弾き飛ばしてしまったり、ヘッドの前面で押し出してしまうため、ヘッドを取り外して吸引する必要があった。最近では腰を曲げることなくモーターヘッドを着脱できる製品(親子ノズル、スグトルブラシ等)も販売されているが、ペダルやボタンを押して取り外す必要があるため、ちょっとした一手間や掃除が一時的に中断されてしまうのが現状。

V8 Slimのクリーナーヘッドは従来モデルと同じように、ヘッド前面の開口部が広くなっているため、ペットの餌や砂のような比較的大きな固形のゴミも、ヘッドを前に滑らせる動作で吸引することができる特長を持っている。このため、固形のゴミが発生しやすいペットと生活している家や、お子様の食べこぼしなどの後始末に悩んでいる家でも、わざわざモーターヘッドを取り外したり、ノズルを付け替える手間がかからないため、掃除を中断することなく効率よく掃除ができる。

実際に我が家でも猫を飼っているため、トイレを置いている部屋や廊下には固形の砂が転がっていたり、餌を食べさせているキッチンにはドライフードが転がっており、毎日掃除をするのが日課になっている。V8 Slimだと目についたこれらのゴミを手軽にサッと掃除をできるため、ペットの餌のような比較的嵩のあるゴミが散乱している用途にも最適だと感じた。ちなみに家ではジョイントマットの上に砂がよく転がっているため、動画ではジョイントマットでも検証を行っている。

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dyson V8 Slim vs カーペット(絨毯)に絡みついた猫の毛

カーペットに絡みついたペットの毛

我が家では抜け毛の多い長毛種の猫を飼っており、毎日床に落ちた抜け毛と格闘している。

V8 Slimが標準装備しているスリムソフトクリーナーヘッドの場合、フローリングや畳のような平坦な床であれば問題なく吸引できるうえ、ペットの毛がローラーに絡みつかないため、お手入れ頻度も劇的に減り非常に快適。

しかし、カーペットやラグに頑固に絡みついたペットの毛はヘッドを何度往復させても綺麗にすることができなかった。ソフトローラーには硬いナイロンブラシが搭載されていないため、絨毯繊維に絡みついたペットの毛を掻き出す集じん力が弱いからだ。

V8 Slim Fluffy+に標準付属されているナイロンブラシを搭載した「ミニモーターヘッド」を使用すると効率よく除去することができる。しかし、カーペットを敷いている面積が広い場合は、ヘッド幅が狭いミニモーターヘッドでは効率よく掃除ができない。

このため、カーペットを敷いている面積が広い場合は、軽量重視であれば軽くてコンパクトなカーボンファイバーブラシ搭載モーターヘッドを搭載した「V7 Slim」。さらなる上の集じん力を求める場合は、ダイレクトドライブクリーナーヘッドを搭載した「Animal」「Absolute」がおすすめである。

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Dyson V8 Slim Fluffy 壁際の吸引力を検証

壁際の掃除力が向上したのは本当?

軽量化されたスリムソフトローラークリーナーヘッドは、従来のクリーナーヘッドにはなかったヘッド裏面の両端に溝が設けられている。このため、ヘッドの幅いっぱいまでゴミが吸い取れたり、壁際のゴミの掃除力も向上しているという。そこで、当サイトでは大小のゴミを壁際に散布し壁際の掃除力の検証を行ってみた。

検証の結果は「快適」までとは言えないが、ほとんどのゴミをヘッドを2~3ストロークさせることでほぼ完璧に吸引することができたため、問題になるような取りこぼしは発生しなかった。ただし、小麦粉のように静電気によって床面に付着してしまうような超微細なゴミはヘッドのサイドで掃除をすると大量に取りこぼしが発生した。

これはどのメーカーのヘッドにも共通していることだが、ヘッドの端までブラシが届かない設計になっているため、床に付着するような粉じんはうまく集じんすることができないようだ。しっかり壁際も掃除したい場合は壁際の掃除力が強いヘッド前側を壁に追いやる動作で掃除。さらに頑固にこびりついたゴミは吸込口の先端にブラシがついたコンビネーションノズルが最適。

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dyson V8 Slim カーペットやラグの上でローラーが止まらないのかブラシパワー検証

カーペットやラグで回転ブラシは止まらないの?

自走式ヘッドを採用している国内メーカーのハイエンド機を使っていると毛足の長いカーペットやラグを掃除したときにクリーナーヘッドの回転ブラシがよく停止することがある。この原因はカーペットの毛足が長くなればなるほどブラシとの摩擦力が高まるため、ブラシを回転させているモーターに負荷がかかってしまうからだ。ブラシスピードが大幅に減速したり停止すると、絨毯繊維に絡みついた髪の毛や深部に入り込んだ微細なゴミを掻き出せなくなる。

実はV8 Slimのクリーナーヘッドのブラシパワーは従来モデルより低下。そこで、軽量化されたスリムソフトローラークリーナーヘッドはフローリングや畳だけでなく、モーターに負荷のかかる絨毯や毛足の長いラグの上でも勢いよく回転するのか検証を行ってみた。 検証したフロアはフローリング・たたみ・ジョイントマット・カーペット(ループタイプ)・ラグ(毛足が長いタイプ)・ラグ(毛足が太いタイプ) である。

従来のソフトローラークリーナーヘッドの仕様は(16.2V/20W )、軽量タイプのスリムソフトローラークリーナーヘッドは(16.2V/15W)。回転しているローラーを手で抑えると従来のクリーナーヘッドより力をかけずに停止したため、スペック上だけでなく体感でもブラシパワーはやや低下していると感じた。

フローリング・ジョイントマット・畳のような平坦な床であれば、ローラーの減速は一切感じないほど勢いよく回転。 カーペットでは、カットタイプ、ループタイプに関わらず毛足が短ければローラーの減速は感じなかったが、毛足が長いタイプや毛足が太いタイプのラグでは少し減速を感じた。ただし、8月からの使用でローラーが停止したことは1度もないため、国内メーカーのハイエンド機と比べるとブラシパワーは高い部類である。

毛足が長いタイプや毛足が太いタイプのラグでは「通常モード」より「MAXモード」のほうが減速したように感じた。吸引力の強い運転モードにすると、ヘッドと床との密着度が高まるため、ローラーに強い負荷がかかるためだと考えられる。 「通常モード」と「MAXモード」のローラー回転速度は同じである。このため、ブラシが停止するような負荷のかかる床では「通常モード」のほうがローラーが停止しにくいと思われる。

ただし、スリムソフトローラークリーナーヘッドは、カーペットやラグの上でローラーは勢いよく回転していたが、ローラーに硬いブラシが搭載されていないため、頑固に絡みついた髪の毛やペットの毛、深部に入り込んだ微細なゴミを掻き出す集塵力は現行のモデルの中で一番弱い。 カーペットを敷いている面積が狭い場合は、V8 Slim Fluffy+に付属されているミニモーターヘッド(単品購入可)で対応。カーペットが広い環境で、除去できないハウスダストやペットの毛に悩まされている場合は、V7 Slimのほうがおすすめである。おすすめしたV7 Slimは軽量にウェイトを置いた場合のおすすめであって、使用時間や効率も重視する場合は異なるので注意。

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Dyson V8 Slimのゴミの捨て方

【2019年版】ダイソン 全シリーズのゴミの捨て方が分かる動画【コードレス掃除機】

V8シリーズからゴミ捨てがストレスフリーに!

ダイソンのコードレスクリーナーは、2016年に発売されたV8シリーズ以前のモデルはクリアビンのフタを開けゴミを落とす単純仕様になっていた。ワンタッチで簡単にゴミが捨てられると肯定的なレビューがある一方で、シュラウドに絡みついたゴミやクリアビン内に詰まったゴミが落ちてこないと不満を唱える批判レビューも多く存在していた。

実際に歴代モデルを使用してきたわたしもゴミが詰まらないようにこまめなゴミ捨てを心がけていたものの、どうしてもシュラウドに髪の毛や綿埃が絡みついたしまうため、定期的に分解してお手入れをしていた。また、猫を飼いだしてからはクリアビンがすぐに猫の毛で一杯になるため、詰まったゴミを手で触れて取ったり、割り箸でほじくりだすことも。

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Dyson V8 Slim Fluffy シュラウドに絡みついた猫の毛を手で触れずに捨てられるのか?

うんざりしていたペットの毛や綿埃も手で触れずに捨てられる!?

V8のゴミ捨ては従来のようにレバーを押すとクリアビンのフタが開くだけの単純仕様ではなく、レバーを引き上げる半手動の操作を加えることによって、サイクロン部分がスライドすると同時にフタが開く設計に改良された。サイクロンが上にスライドすることによりクリアビン内に配置されたスクレイパーがシュラウドに絡みついたゴミをこそぎ落としてくれるため、ゴミを手で取り出すうんざりするお手入れから解放されたのだ。このゴミをこそぎ落とすスクレイパーは翌年に発売されたV7や、新しいV10やV11にも採用されている。

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V8 Slimのフィルターお手入れ方法

Dyson V8 Slim Fluffyのフィルターの取り外し方とお手入れ方法

フィルターが目詰まりしないからお手入れなんて不要!?

V8シリーズに採用されているサイクロンテクノロジーは、現行機種の中で微細なゴミを遠心分離するサイクロンが一番多い2 Tier Radial™(ティアーラジアル) サイクロン。

円錐形の小さなコーンを2層に重ねて放射状に配列したことにより、サイクロン部分はコンパクトな状態を保ったままコーン(15個)を増やすことができたため、微細なゴミの遠心分離能力は従来の「ルートサイクロン」や、最新モデル(V10/V11)に採用されている「ラジアルルートサイクロン」より向上。

このため、V8 Slimは微細なゴミによるフィルターの目詰まりが発生しにくく、強い吸引力が長く持続する。わたしの体感でも、同社の2 Tier Radial™(ティアーラジアル) サイクロンを採用しているスティック機を家で毎日使用した場合、半年ほど経っても吸引力が衰えた感じがしないから驚きだ。

しかしながら、ダイソンは少なくとも1ヶ月に1度のお手入れ(洗浄)を推奨しているため、吸引したゴミや掃除の頻度によるが、フィルターのお手入れは定期的に行う必要がある。以下はわたしが行っているフィルターのお手入れ方法である。

v8 slim Fluffy プレフィルターの取り外し方

V8 Slimに採用されている2 Tier Radial™(ティアーラジアル) サイクロンは、円錐形のコーンを放射状に配列させたことにより、サイクロン中央部に差込式プレフィルターを配置している。このため、従来のルートサイクロンと違い、本体とサクロンを分割しなくとも手軽に着脱することができる。取り外す場合は引き抜くだけと簡単。

v8 slim Fluffy ポストモーターフィルターの取り外し方

V8 SlimはV6シリーズに採用されていた部屋の空気より綺麗な空気を排出すると言われている[ポストモーターフィルター]を搭載。ポストモーターフィルターは本体後部に配置されており、左に回すと簡単に取り外すことができる。

v8 slim Fluffy プレフィルターのお手入れ方法

プレモーターフィルターの外側から水をかけ中のゴミや汚れが落ちるまで洗い流す。一ヶ月に一度の洗浄ならこの方法で問題なし。

v8 slim Fluffy ポストモーターフィルターのお手入れ方法

ポストモーターフィルターに水を入れ綺麗になるまで洗い続ける。水道の蛇口よりシャワーを使ったほうが溝に入り込んだ粉じんを簡単に除去できる。

v8 slim Fluffy フィルターの分解方法

実はプレモーターフィルターは内側から外側に吸い込んだ空気を排出しているため、筒の中に微細なゴミが目詰まりしたり、粉じんによって灰色に汚れたりする。このため、排気の臭いが気になる場合やしっかり間洗浄したい場合は、フィルターのユニットを分解して、フィルターに直接水をいれたり、もみ洗いすることをおすすめしたい。

v8 slim Fluffy フィルター乾燥

フィルターは最低24時間置いて完全に乾かす必要がある。少しでも早く乾燥させたい場合は、扇風機やサーキュレーターの風に当てるとすぐ乾く。プレモーターフィルターは2時間もあれば完全に乾燥、ポストモーターフィルターは不明。ちなみに、プレモーターフィルターだけ差し込んで使用することも可能であった。
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Dyson V8 Slimの充電方法

V8 Slim Fluffy 充電方法(ACアダプター)

充電アダプターで充電

ざっくりまとめると

●充電アダプターを本体に差し込んで充電
●プラグの抜き差しが面倒になってくる
●本体を床に置いた状態で充電するため邪魔になる

基本的にダイソンのコードレスクリーナーには「充電アダプター」が標準付属されており、充電プラグを本体(ハンドル部)に差し込むことにより充電をすることができる。ただし、V8シリーズは満充電するのに約5時間もかかるため、そのあいだストレートパイプとクリーナーヘッドを含む本体を床の上に置いておくと場所をとるデメリットが存在。このため、標準付属されている収納用ブラケット(後述)を使用して本体を立てかけながら充電するユーザーが多い。

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V8 Slim Fluffy 充電方法(収納用ブラケット)

収納用ブラケットで充電

ざっくりまとめると

●本体を立て掛けた状態で充電+収納できる
●収納用ブラケットは壁にネジ止めする必要がある
●壁に傷をつけられない場合はクリーナースタンドを使用

基本的にダイソンのスティック機にはクリーナー本体を立てかけながら充電できる「収納用ブラケット」が標準付属されている。収納用ブラケットを使用することで省スペースに収納することができるうえ、使いたい時に手軽にサッと取り出すことができるため、大半のダイソンユーザーが収納用ブラケットを使用して充電している。

しかしながら、収納用ブラケットは壁にネジ止めして固定する必要があるため、壁に穴をあけられない賃貸住宅などでは使用することが難しい。このため、壁に傷をつけられない環境では、収納用ブラケットを手軽に家にミニ柱をたてられる「ディアウォール」や、ダイソンに対応した他社の「クリーナースタンド」に固定して使用するユーザーが多い。

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V8 Slimのバッテリー交換方法

dyson v8 slim バッテリー交換方法(電池交換)

自分で交換できるから経済的

ざっくりまとめると

●自分でバッテリー交換できない製品が存在する
●V8 Slimは自分でバッテリー交換することが可能
●バッテリーはドライバー1本で着脱可能
●バッテリーは「話そうダイソン」で注文できる
●新しいモデルよりバッテリー代は割安
●V8 Slimのバッテリー価格:9,180円(2019年調べ)
●V10のバッテリー価格:12,960円(2019年調べ)
●V11のバッテリー価格:12,960円(2019年調べ)

コードレス掃除機もスマホのバッテリーと同じように、充放電を繰り返すことで徐々に連続使用時間が短くなるため、長年使用しているとバッテリー劣化による交換が必要となる。メーカーによってはバッテリー交換できない製品があるため、バッテリーに寿命がくると高額な本体を買い換える必要があったり、また、バッテリーを交換するのに本体を修理センターに持ち込む必要がある製品も多く存在するため、バッテリー代だけでなく手間や工賃がかかることもある。このため、過去に他社のコードレス掃除機を買っている人は、バッテリーの交換方法を選ぶポイントにする人が多く存在する。

V8 Slimは本体にバッテリーがネジ止めされているため、プラスドライバー1つでバッテリーを取り外すことが可能。このため、新しいバッテリーを注文して届けてもらえば、経済的に自身で電池交換することができる。また、V8シリーズのバッテリーは比較的新しいモデル(V10)や最新モデル(V11)に比べるとバッテリーが割安なのも嬉しいポイント。バッテリーは本体に記載されている「話そうダイソン」に電話して注文することができる。なお、近年ネットの通販サイトで販売されているダソンの互換バッテリー使用での火災事故が多発しているという。(必ず純正バッテリーを使用しよう)

バッテリーを長持ちさせる方法

バッテリーを長持ちさせる方法

ざっくりまとめると

●深刻なダメージを与えるのがバッテリーの過充電&過放電
●高温の環境に置いておくだけでバッテリーは劣化する
●消費電力が激しい使い方をするとバッテリーの寿命が早くなる
○必要以外に[MAXモード]を使用しない
○毛足の長いカーペットは毛足の短いカーペットに変える
○フィルターお手入れは一ヶ月に一回を守るべき

基本的にバッテリーは過充電や過放電することで劣化の進行が早まると言われているが、付属されている収納用ブラケットを使用すれば、収納と同時に充電することができるうえ、満充電されると自動で充電がストップするため、収納用ブラケットに戻す癖さえつけておけば大きなダメージを受けることはない。普段注意することは、置いておくだけで劣化が進む高温の環境に設置しないようにするだけである。

その他にバッテリーの寿命を縮めると言われているのが、大きな電力を消費したときである。例えば、マキタのバッテリーを消費電力と高い電動工具と、消費電力の少ないワークライトに使い続けた場合、後者のほうが長持ちすることがある。このため、後述する極力バッテリーに負荷をかけない使い方をすることにより、バッテリー寿命を少しでも長く延ばすことが可能である。

V8であれば7分で残量を0にしてしまう[MAXモード]は消費電力がかなり高い。このため、掃除する床やゴミの種類に合わせて[通常モード]を使用することによりバッテリーの寿命を延ばすことが可能。筆者もフローリングや畳のような平坦な床面を掃除する場合は必ず[通常モード]を使用、必要以外でMAXモードに切り替えないようにしている。

また、モーターヘッドを装着してカーペットを掃除した場合、毛足の短いカーペットより、毛足の長いカーペットを掃除したほうが、ヘッドに搭載されているモーターに負荷がかかるため消費電力が高くなる。このため、カーペットを新しく購入する場合は、モーターに負荷がかからなくて、深部のゴミも吸引しやすい毛足の短い絨毯がおすすめである。

フィルターが目詰まりしているときにもモーターに負荷がかかるため、吸引するゴミの種類やフィルターの目詰まり具合で消費電力が異なることがある。このため、少しでもモーターの負荷を抑えたい場合は、ダイソンが推奨している最低一ヶ月に一度はフィルターの洗浄をするようにしたい。(V8 Slimのフィルターのお手入れ方法はこちらの動画からどうぞ)

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Dyson V8 Slimの収納方法

Dyson V7 and V8 cord-free vacuums – Setting up the docking station (SG)

壁に立てかけて収納

スティック機の本体を壁に立てかけて収納する場合は、付属されている収納用ブラケットを壁にネジ止めする必要がある。壁の材質が木材の場合は木ネジで固定することができるが、ネジが効かない石膏ボードの場合は石膏ボード用のアンカーを購入してネジ止めする必要がある。しかしながら、壁に傷をつけられない賃貸住宅の場合ではボードアンカーの使用は難しいため、後述するクリーナー専用スタンドやディアウォールを使用して省スペースに収納するユーザーが多い。

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v8 slim fluffy スタンド

クリーナースタンドを使った収納

上は当サイトでおすすめしているダイソンに対応したクリーナースタンド。おすすめしている理由は簡単に組み立てができるうえ、据え置きタイプの中でも比較的リーズナブル。さらに収納用ブラケットに収納できないアタッチメントも一箇所にまとめて収納できるため、付属アタッチメントが多いV8 Slim Fluffy+にも最適。収納用ブラケットを壁にネジ止めするのと違い、容易に好きな場所に設置できるのもうれしいポイント。

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Dyson V8 Slim ディアウォールで収納

ディアウォールを使った収納

さらにクリーナースタンドよりリーズナブルに本体を立てかけて収納+充電したい場合におすすめなのがディアウォール。簡単に小さな柱を作れるディアウォールはつっぱり棒のような仕組みになっており、ホームセンターに安価(300円前後)で販売されてSPF(2×4材)の両端にバネのついたディアウォールを差し込んで床と天井のあいだにつっぱるだけ。他のアタッチメントも一箇所にまとめて収納したい場合は、別販売されている収納ホルダーがおすすめ(右写真参照)。

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V8 Slimの騒音値(運転音の大きさ)

V8 Slimと他のVシリーズ(V6/V7/V8/V10/V11)の運転音を比較

目の前で聴き比べた自分の耳の感想

家電Watchの記事によると、従来のV8に比べると新しいV8 Slimは稼働音が小さくなっているという。そこで、当サイトで所持している従来のV8とV8 Slimの運転音を比較してみると、確かに使用頻度の高い[通常モード]の運転音はわずかに高音が低減されている感じがした。しかし、気持ち程度の差なので、実際に2つを並べて聞き比べないと分からないほど小さな差である。ちなみに、吸引力の強い[MAXモード]の運転の大きさは、従来のV7/V8と同時に聞き比べても大差はなかった。

ちなみに、ダイソンのコードレスクリーナーは、V8シリーズから劇的に運転音が低減されており、V8 Slimも国内メーカーと同じくらい静かになっている。V8の本体は空気が流れる風路が見直され、狭いスペースを空気が高速で流れる際に発生するノイズが抑えられている。また、モーターやフィルター周りに音量・音圧・振動を低減される各種吸音材が配置されており、周辺に響き渡るダイソン独特の金属音が従来モデルと比べるとかなりましになっている。

V6とV8slimの音の比較
通常モード:V6と比べるとV8Slimは「ピー!」と笛を吹いたような甲高い音がかなり低減されている。
MAXモード:V6は「ピー!」と笛を吹いたような音、V8Slimは「キーン!」という金属音。個人的にV8Slimのほうが耳につかない。
V7とV8slimの音の比較
通常モード:体感では音の大きさは同等。わずかに音階の違う程度のレベルのため、その場で聞き比べないとわからないほど。
MAXモード:わずかにV8Slimほうが大きいが、2つ同時に聞き比べないとわからないほどの小さな差。ちなみに真空計で測定するとV8Slimのほうがパワーが強かった。
V8とV8slimの音の比較
通常モード:わずかにV8slimのほうがピーという甲高い音が低減されて静か。大きな差ではないため、その場で聞き比べないとわからないレベル。
MAXモード:V8slimのほうがキーンという金属音がわずかに低減されている。
V10とV8slimの音の比較
省エネモードと通常の比較:騒音値はV10のほうが少し大きいものの、個人的にはV8Slimの笛を吹いたような「ピー」という音より、V10のほうが金属音「キーン」のほうが耳につかない。
通常モードの比較:やはり、「ピー」か「キーン」かの違いとなっており好みが分かれるところ。V10のほうが音はわずかに大きいが、吸引力は真空計を使わなくともV10のほうが強く感じた。
MAXモードの比較:V8Slimのほうがキーンという金属音が低減されていてあきらかに静かである。ただし、V10のほうが吸引力は圧倒に強い。
V11とV8slimの音の比較
省エネモードと通常の比較:どちらも笛を吹いたような音がしたが、「ピー」という甲高い音はV11のほうがかなり低減されている。
通常モードの比較:「キーン」か「ピー」の違いで好みが分かれるかもしれない。V11標準のほうがこもった音がした。V10とV11も比較してみたが、やはりV11のほうは密封した容器に入れたようなこもった音がした。
MAXモードの比較:ダイソン特有の金属音はV11のほうがあきらかにうるさく感じた。ただし、V11のMAXモードのパワーはV8Slimと比べると段違いに強い。
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V8 Slimに付属されているアタッチメントの種類

Dyson V8 Slim Fluffy(隙間ノズル)

隙間ノズル

隙間ノズルの用途

●手が届きにくい狭い場所
●サッシや敷居のような溝の掃除
●付属モデル:Dyson V8 Slim Fluffy
Youtube アイコン 動画で視聴する

隙間ノズルは[Dyson V8 Slim Fluffy]のみに付属されている専用ツールである。Dyson V8 Slim Fluffy+にも隙間ノズルは付属されているが、Fluffy+に付属されている隙間ノズルはLEDが搭載されているため、暗い場所に落ちているゴミの有無が分かりやすい。一般的にに隙間ノズルは狭い場所や手の届きにくい場所の掃除に使用されるが、我が家では意外に隙間ノズルの使用頻度は低く、狭い場所の掃除は後述するコンビネーションノズルを使用することが多い。このため、サッシのような溝以外で隙間ノズルを使用することはない。

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Dyson V8 Slim Fluffy(LED隙間ノズル)

LED隙間ノズル

LED隙間ノズルの用途

●手が届きにくい狭い場所
●サッシや敷居のような溝の掃除
●付属モデル:Dyson V8 Slim Fluffy+
Youtube アイコン 動画で視聴する

LED隙間ノズルはDyson V8 Slim Fluffy+のみに付属されている専用ツールである。従来の隙間ノズルと違いLEDライトが搭載されているため、手の届きにくい家具や壁の間だけでなく、暗くて手の届きにくい場所にも対応している。その他に従来のものと比べると吸口が長くなっているため、さらに奥の方まで掃除をすることができる。実際に使ってみると、ノズルに埋め込まれた集光アクリル棒によって、隙間ノズル全体が明るく光るため、吸込口の前だけでなく、周りに落ちているゴミも一目瞭然であった。なくても困らない機能であるが、薄暗い場所だけでなく明るい場所でもLEDに塵が反射するため、目視できなかった微細なゴミの有無が丸わかりで便利な機能であった。

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Dyson V8 Slim Fluffy(コンビネーションノズル)

コンビネーションノズル

コンビネーションノズルの用途

●目についたゴミの掃除(通常時)
●床用ヘッドが入らない狭い場所(通常時&ブラシ)
●家電や家具に付着した埃・塵(ブラシ)
●キーボードやフィルタのような入り組んだ場所(ブラシ)
●付属モデル:Dyson V8 Slim Fluffy/Dyson V8 Slim Fluffy+
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コンビネーションノズルは、[Dyson Slim Fluffy]や[Dyson Slim Fluffy+]に標準付属されている専用ツール。通常時は隙間ノズルより広い吸口になっているが、用途に応じてブラシを前後にスライドさせて出し入れすることができる。我が家では一番使用頻度の高いアタッチメントであり、クリーナーヘッドが入らない場所の掃除や吸い取れないゴミはコンビネーションノズルを装着して吸引。また、吸込口の前にブラシをスライドさせれば、家具や家電に付着した埃を傷をつけずに吸い取ることもできる。その他にPCのキーボードやエアコンのフィルターのような入り組んだ場所の掃除にも最適。

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Dyson V8 Slim Fluffy(ミニソフトブラシ)

ミニソフトブラシ

ミニソフトブラシの用途

●傷がつきやすいデリケートな物
●家具や家電に付着した塵・埃
●ブラインドのような狭い隙間
●カーテンのような布製品
●付属モデル:Dyson V8 Slim Fluffy+
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ミニソフトブラシはDyson V8 Slim Fluffy+のみに付属されている専用ツール。吸込口に柔らかなブラシが搭載されているため、傷をつけたくないデリケートな場所の掃除に最適。また、コンビネーションノズルの吸込口より広いため、複数の家具や家電に付着した塵・埃を効率よく掃除ができる。その他にブラインドのような入り組んだ場所や、カーテンのような布製品の掃除にも便利。

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Dyson V8 Slim Fluffy(フトンツール)

フトンツール

フトンツールの用途

●布団・毛布・ベッド・マットレスのような寝具
●ソファーやクッションのような布製品
●付属モデル:Dyson V8 Slim Fluffy+
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フトンツールはDyson V8 Slim Fluffy+のみに付属されている専用ツール。文字通り布団・シーツ・毛布・枕のような寝具からマットレスやベッドの掃除にも最適。また、吸込口にエチケットブラシが配置されているため、布団や毛布に付着したペットの毛も効率よく除去することが可能。後述するミニモーターヘッドでもソファーやクッションの掃除はできるが、生地に負担をかけたなくない場合はフトンツールで掃除が最適である。布団などに張り付きやすい設計のため、引く動作のみで吸引すると掃除がしやすい。

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Dyson V8 Slim Fluffy(ミニモーターヘッド)

ミニモーターヘッド

ミニモーターヘッドの用途

●布団・ベッド・ソファに入り込んだ微細なゴミ
●布団・ベッド・ソファに絡みついた髪の毛やペットの毛
●カーペット深部に入り込んだ微細なゴミ
●カーペットに絡みついた髪の毛やペットの毛
●付属モデル:Dyson V8 Slim Fluffy+
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ミニモーターヘッドはDyson V8 Slim Fluffy+のみに付属されている専用ツール。吸込口にはモーター駆動で回転するブラシが搭載されているため、布団やソファーに頑固に絡みついたペットの毛や髪の毛を掻き出すことができる。また、布団・ベッド・ソファーに入り込んだ微細なゴミを除去する集じん能力はフトンツールより高い。

その他にカーペットの深部に入り込んだハウスダストや、頑固に絡みついたペットの毛を集じんする能力が標準装備されているクリーナーヘッドより高いため、カーペットやラグの掃除にも対応している。ただし、ヘッドの幅が狭いためカーペットを敷いている面積が広い場合は不向きである。車輪がないためフローリングには使用不可。

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Dyson V8 Slim Fluffy(ACアダプター)

ACアダプター

ACアダプターの用途

●本体(バッテリー)の充電
●付属モデル:Dyson V8 Slim Fluffy/Dyson V8 Slim Fluffy+

ACアダプターは、[Dyson Slim Fluffy]や[Dyson Slim Fluffy+]に標準付属されており、本体に差し込んで充電することができる。ただし、V8シリーズはバッテリーが空の状態から満充電するのに約5時間もかかるうえ、そのあいだ本体を床に置いておくと邪魔になるため、後述する本体を立てかけて充電することができる「収納用ブラケット」を利用するユーザーが多い。

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Dyson V8 Slim Fluffy(収納用ブラケット)

収納用ブラケット

収納用ブラケットの用途

●本体を立てかけて充電&収納することができる
●付属モデル:Dyson V8 Slim Fluffy/Dyson V8 Slim Fluffy+
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収納用ブラケットは、[Dyson Slim Fluffy]や[Dyson Slim Fluffy+]に標準付属されており、上で紹介したACアダプターと組み合わせることにより、本体を立てかけた状態で充電することができる。また、収納用ブラケットの下部に設けられたホルダーにはアタッチメントを2つ収納することができる。省スペースに収納+充電することができるため、ダイソンを使用しているユーザーのほとんどが収納用ブラケットを利用しているが、壁にネジ止め(2箇所)する必要があるため、壁に穴をあけることが難しい環境では、クリーナースタンドやディアウォールを使って収納用ブラケットを固定するユーザーが多い。

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Dysonの「V8 Fluffy」と「V8 Slim Fluffy」の違いを初心者にも分かりやすく解説

この記事は約 14 分で読めます ( 約 8372 文字 )

この記事の目次

V8シリーズの特徴が知りたい!

ダイソンV8 レビュー(使用感想)

V8 Slim Fluffyの発売日

●2019/8/21にダイソンの直営店や公式オンラインストアで発売
●直営限定モデルではないため家電量販店でも順次販売される
●基本的に発売当初は割高、予算を抑えたい場合は待つべし

「V8 Slim Fluffy」「V8 Slim Fluffy+」はいつ発売されるの?

2019年8月21日にダイソンの直営店や公式オンラインストアで「V8 Slim Fluffy」と「V8 Slim Fluffy+」の2機種が発売された。なお、この2機種は直販限定モデルではないため、家電量販店の店舗やネットストアでも順次販売される予定となっている。基本的に同社の新製品は発売当初は割高のため、予算を抑えたい場合は少し待ったほうがよいだろう。

V8 Slimはいつ値下がり?

同年に発売されたV7 Slimは2ヶ月で約1万円下った!?

ソース:価格.com
例えば、同年に発売されたV7 Slimの最安値は45,000円であったが、2ヶ月後に最安値は約一万円も下った。さらに予算を抑えたい場合は年末年始まで待つか、来年の3~5月に発売されるであろう2020年モデルが発売されるまで待ったほうがよいだろう。

どうしてもすぐ必要な場合は、2019年10月に消費税が8%から10%に引き上げられるため、家電量販店や通販サイトから9月に開催されるであろう還元セールや、公式オンラインストアの商品代金の8%が還元されるキャンペーンを利用するとよいだろう。

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V8シリーズの発売年

●V8は2016年に発売されたシリーズ(フラッグシップ機 V6→V8)
●V7は2017年に発売されたシリーズ(V8よりスタミナが低い)
●2017年までV8はフラッグシップに位置(ダイソンの最高戦力機)
●V10は2018年に発売されたシリーズ(フラッグシップ機 V8→V10)
●V11は2019年に発売されたシリーズ(フラッグシップ機 V10→V11)
●従来シリーズでもマイナーチェンジされたモデルが発売されることがある

V8っていつ発売されたシリーズなの?

今回マイナーチェンジされた新モデルのV8は、ダイソンから2016年に発売されたシリーズとなり、2017年まで同社スティック機のフラッグシップ機を務めた歴戦の猛者。その後、本体のフォルムが変わり、性能がグレードアップしたV10とV11シリーズが発売されたが、V8シリーズは使用頻度の高い「標準モード」の連続運転時間が比較的新しいモデルより長くなっているうえ、価格も落ちてきたこともあり根強い人気がある。

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モデル 吸込仕事率 運転時間
V7 通常:21W
強:100W
通常:20分
強:6分
V8 通常:28WA
強:115WA
通常:30
強:7分
V10 省電力:13WA
通常:28WA
強:130WA
省電力:35分
通常:20分
強:8分
V11 省電力:非開示
通常:非開示
強:非開示
エコ:40分
通常:20分
強:8分

※上はソフトローラークリーナーヘッドローラを装着した使用時間

V8の吸引力は最新のV10やV11に匹敵する!?

前述したとおりV8は2016年に発売されたシリーズとなるが、翌年(2017年)に発売されたV7シリーズはV8よりバッテリー容量が小さくした軽量タイプ。V7はバッテリー容量を小さくしたため、約200gも軽くなったメリットがあるものの、吸引力の指標となる吸込仕事率や連続運転時間はV8に比べると劣っているのだ。このためV8シリーズはつい最近(2017年)まで同社のスティック機で最高戦力を誇るフラッグシップ機を務めたモデルとなり、メイン機として使える強い吸引力と家中まるごと掃除をできるスタミナを兼ね備えている。

V8は従来モデルやV7より高容量のバッテリーを搭載、高容量用バッテリー用に搭載したダイソンデジタルモーターV8(110,000min-1/425W)により、MAXモードの吸引力が大幅にアップしている。さらに使用頻度の高い[標準モード]の吸引力は比較的新しいモデルV10と同等となっているうえ、使用時間はV8のほうが長く使えるスタミナを兼ね備えている。同社の新モデルに見劣りしない強い吸引力と、一回の充電で家中のフロアをまるごと掃除できる持久力も兼ね備えており、令和でも十分通じるモデルとなる。

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ダイソンV8 ゴミの捨て方(新ゴミ捨て機構)

新モデルにも採用されているゴミ捨てが簡単になるスクレイパー搭載

V8以前の従来モデルのゴミ捨て方法は、ワンタッチでクリアビンのフタを開けてゴミを落とす設計だったが、クリアビン内に詰まったゴミやシュラウドに絡みついた髪の毛は手で除去しなければいけなかった。このため、「ダイソンは簡単にゴミ捨てが出来る」という宣伝文句に不満が残っていたユーザーも多いのではないだろうか。

ダイソンのV8からはクリアビン内で詰まっていたゴミや絡みついたゴミをこそぎ落とすスクレイパーが搭載。サイクロンを半手動の操作でスライドさせると同時に、クリアビン内に詰まっているゴミや絡みついたゴミをこそぎ落としながらしっかり捨てられるようになったのだ。このためゴミ捨て時に行っていたクリアビン内の面倒なお手入れの頻度が低減。

従来の「V8 Fluffy」と新しい「V8 Slim Fluffy」の違い

V8 Slim FluffyとV8 Fluffyの違い

ざっくりまとめると

●従来のヘッドより軽量+小型になった
●従来のストレートパイプより細く短くなった
●運転音の甲高い音が低減
●フィルターカバーが透明になった
●ミニモーターヘッドはV7以前のものが採用されている(V8 Slim Fluffy+のみ)
●スキマノズルにLEDが搭載されている(V8 Slim Fluffy+のみ)

今回新しくV8シリーズにラインアップされた「V8 Slim Fluffy」と「V8 Slim Fluffy+」は日本専用モデルとなり、従来のV8Fluffyに標準装備されていた「ソフトローラークリーナーヘッド」より、40%小型・軽量化した「スリムソフトローラークリーナーヘッド」が標準装備。さらに欧米に比べると平均身長が低い日本人に合わせてストレートパイプが短縮化。また「V8 Slim Fluffy+」には暗くて狭い場所に最適な「LED隙間ノズル」が標準付属されている。

従来のV8 Fluffyとの大きな違いは、今述べたクリーナーヘッドやストレートパイプの改良と付属されているアタッチメントの種類となっており、本体やヘッドの性能は従来モデルと同じとなっている。このため、新モデルは従来モデルのV8 Fluffyと吸引力・連続使用時間・充電時間は同じとなっており、また、大小のゴミを同時に吸い取れることや、髪の毛が絡みつきにくいFluffyのクリーナーヘッドの特徴もそのままと考えて問題ない。

従来のソフトローラークリーナーヘッドとスリムソフトローラークリーナーヘッドの違い

従来のヘッドよりコンパクトになったから取り回しやすい

クリーナーヘッドのサイズ

●従来モデル:幅25cm×高さ6cm×奥行き11cm(約)
●新モデル:幅25cm×高さ5cm×奥行き8cm(約)
※従来モデルV8 Fluffy

V8 Fluffyに標準装備されている「ソフトローラークリーナーヘッド」は、DC74から最新のV11シリーズのFluffyに採用されており、現在のダイソンの象徴となっている標準的なヘッドである。しかしながら、このクリーナーヘッドは広範囲のフロアを効率よく掃除できるワイドタイプとなっており、従来の「カーボンファイバーブラシ搭載モーターヘッド」より取り回しが悪いデメリットも存在する。

新しいV8 Slim Fluffyに標準装備されている「スリムソフトローラークリーナーヘッド」は 、従来の「ソフトローラークリーナーヘッド」よりコンパクトになったため、従来より取り回しやすくなったうえ、家具の下のような奥まった場所の掃除もしやすくなっている。具体的にはヘッドの高さが約5cm・奥行きが約8cm。横幅のサイズは従来と同じ幅広い25cmのため、広い部屋の床も効率よく掃除をすることができる。

V8 Fluffy ソフトローラークリーナーヘッド(重量)

従来のヘッドより軽くなったから、家中まるごと掃除をしても手が疲れにくい

ヘッドとパイプの重量

●従来モデルのソフトローラークリーナーヘッド:766g
●従来モデルのダイレクトドライブクリーナーヘッド:698g
●新モデルのスリムソフトローラークリーナーヘッド:423g
■従来モデルのストレートパイプ:284g
■新モデルのストレートパイプ:202g
※従来モデルV8 Fluffy
※上は当サイトで測定した重量

従来の「ソフトローラークリーナーヘッド」は最新モデルV11シリーズにも採用されているほど人気が高いものの、同社の現行機種に採用されている床用モーターヘッドの中で一番質量があるため、家中丸ごと掃除をしたり、ヘッドを上げ下げする動作が多いと手が疲れやすいデメリットが存在した。このため、比較的新しいモデルの口コミには女性やお年寄りには重たいという批判も多く見られる。実際に競合メーカーの製品と比べてもFluffyは2.5kg以上もあり重たい部類にはいる。

V8 Slim スリムソフトローラークリーナーヘッド(重量)

新しい「スリムソフトローラークリーナーヘッド」は小型化になっただけでない、ヘッドやストレートパイプの重量が従来のV8より大幅に軽くなったため、広範囲の床を掃除しても手が疲れにくくなっているのだ。実際に掃除をして見ても従来のクリーナーヘッドより軽い力でヘッドを前後に滑らせたり、小回りが効くようになっていた。

これらの軽量化により、新モデルは本体にストレートパイプとスリムソフトローラークリーナーヘッドを装着した重量が2.15kgとなっており、各シリーズのFluffyの中で一番最軽量となっている。その軽さは、ダイソンの中でも軽い部類に入るV6シリーズのFluffyや、同年に発売された軽さで定評のあるV7 Slimより軽くなっており、力の弱い女性やご年配の人にも比較的新しいモデルの中で最適なモデルとなっている。

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Dyson V8 Slim Fluffy-全長

従来の延長管より短くなったから平均身長が低い女性や年配の人にも使いやすい

ざっくりまとめると

●ストレートパイプが従来より短くなった
●ストレートパイプが従来より細くなった
●ストレートパイプが従来より軽くなった
●全長が短くなったから女性やお年寄りにも最適

V8 Slim ストレートパイプ(延長管)の長さ

ストレートパイプのサイズ

●従来V8のストレートパイプの長さ:720mm(72cm)
●V8 slimのストレートパイプの長さ:658mm(65.8cm)
■従来V8のストレートパイプの直径:3.6cm
■V8 slimのストレートパイプの直径:3.0cm
▲従来V8のストレートパイプの重量:284g
▲V8 slimのストレートパイプの重量:202g
※従来モデルV8 Fluffy

V8 Slim Fluffyは日本の住居に合わせて設計されただけではない。本体とヘッドを接続するストレートパイプ(延長管)が約6cm短くなったため、平均身長が男性より低い女性やお年寄りにも使いやすい設計にもなっているのだ。

ダイソンのコードレス掃除機を使用した人の口コミやレビューには本体が重いだけではなく、特に女性や年配の方から「身長が低いため使いづらい」という批判も多く存在する。全長が短くなった新モデルなら低身長の人にも最適だ。

ちなみに、2019年3月に後発でラインアップされた「V7 Slim」も「V8 Slim Fluffy」と同じようにストレートパイプが6cm短くなっているうえ、全体重量にも大きな差がないため、長さや重量による使い勝手の良さは「V7 Slimのレビュー」も参考になるだろう。

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Dyson V8 Slim Fluffyのフィルター

フィルタカバーがクリア色だからフィルターの汚れがひと目で分かる

ざっくりまとめると

●ダイソンのフィルターは外側ではなく内側が汚れる
●クリヤだから目詰まりしたフィルターの汚れが一目で分かる

ダイソンと言えば「2段式サイクロン構造」が採用されているため、フィルターが目詰まりしにくく、強い吸引力が持続する特長を持っている。しかし、フィルター目詰まりの原因となる微細なゴミも遠心分離できるダイソンでも、長時間使用するとフィルターの目詰まりが発生するため、マニュアルには一ヶ月に一度はフィルターのお手入れを推奨している。

ところが、フィルター目詰まりは吸引するゴミの種類や使用時間によって左右するため、一ヶ月以上フィルターのお手入れをしなくても支障がない場合がある。さらにV8シリーズはフィルターが目詰まりしてもお知らせする機能がないため、フィルターのお手入れするタイミングがわかりにくかった。

V8 Slimでは本体に装着しているフィルターカバーが透明(クリア色)になったため、本体から取り外して分解しないと分からなかったプレモーターフィルターの汚れがひと目で分かるようになった。サイクロン中央に配置されているプレモーターフィルターは内部から汚れるため、フィルターをお手入れするタイミングが分かりやすく便利に。

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従来のV8より甲高い音が低減(ダイソンの発表会談)

ダイソンのコードレスクリーナーといえば独特な「キーン」という金属音が耳障りであったが、V8シリーズ以降のモデルは本体内部に吸音材を配置するなどの騒音対策がなされているため、従来モデルに比べると甲高い音が低減されている。

ダイソンによると、V8 Slimは従来V8よりさらに甲高い音が低減されているとのことで、騒音計で数値を測定してみたが、数値では大きな差は見られなかったものの、使用頻度の高い「通常モード」ではわずかに甲高い音が低減されている感じがした。ただし、吸引力の強い「MAXモード」では数値でも体感でも差は感じられなかった。

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「V8 Slim Fluffy」と「V8 Slim Fluffy+」の違い

V8 Slim Fluffy 仕様 V8 Slim Fluffy+
2.15kg 質量 2.15kg
5時間 充電時間 5時間
通常:40分
通常:30分
強:7分
使用時間 通常:40分
通常:30分
強:7分
ダイソン:コンビネーションノズル
コンビネーションノズル
ダイソン:スキマノズル
隙間ノズル
LED隙間ノズル
LED隙間ノズル
ダイソン:ミニソフトブラシ
ミニソフトブラシ
ダイソン:フトンツール
フトンツール
ダイソン:ミニモーターヘッド
ミニモーターヘッド
収納用ブラケット
収納用ブラケット

付属されているアタッチメントの有無に違いがある

「V8 Slim Fluffy」と「V8 Slim Fluffy+」の違いは、付属されている専用ツールに違いがあるだけである。どちらも本体のカラーや仕様は同じとなっているため、用途にあったアタッチメントが付属されたモデルを選ぶとよいだろう。

基本的にフロアの掃除がメインであれば、「コンビネーション」と「隙間ノズル」が付属された「V8 Slim Fluffy」を選ぶとよいだろう。あとから他のアタッチメントが必要になっても単品で注文することも可能。公式オンラインストアで注文すると割高なため、楽天やAmazonなどで販売されている並行輸入品がおすすめだ。

フロアから、家具や家電・布団などの寝具・ソファーなどの布製品も重点的に掃除したい場合は、「ミニソフトブラシ」「フトンツール」「ミニモーターヘッド」が同梱されている「V8 Slim Fluffy+」を選びたい。

なお、棚のような高い場所の長時間掃除をしていると手がだるくなってくるため、ハンディクリーナーとして長く使用する場合は「延長ホース」と組み合わせた掃除がおすすめ。延長ホースがあれば手にかかる負担が軽減されるだけでなく、車内や本体が入らない狭い場所の掃除にも便利。

Dyson V8 Slim Fluffy+(LED隙間ノズル)

V8 Slim Fluffy+の隙間ノズルはライトセーバーのように光る

「V8 Slim Fluffy+」には、従来の「隙間ノズル」ではなく、暗くて狭い場所を明るく照らす「LED隙間ノズル」が付属されている。床に落ちているゴミが光に反射するため、大きなゴミだけでなく微細な埃や塵もひとめでわかるのは高ポイント。このアタッチメントは新モデルのV11シリーズにも付属されておらず、今回初めて見るアタッチメントとなっている。自己責任となるが、同社のV7/V8/V10/V11シリーズの本体に取り付けてLEDを点灯させることも可能であった。

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「V8 Slim Fluffy」「V8 Slim Fluffy+」の欠点

比較的新しいモデルの充電時間

●V6シリーズの充電時間:3.5時間
●V7シリーズの充電時間:3.5時間
●V8シリーズの充電時間:5時間
●V10シリーズの充電時間:3.5時間
●V11シリーズの充電時間:3.5時間

V8シリーズはダイソンの中で一番充電時間が長い!?

V8シリーズやV8 Fluffyに標準装備されている「スリムソフトローラークリーナーヘッド」にも当然欠点がある。

V8シリーズの高容量のバッテリーを採用しているため、使用頻度の高い[標準モード]スの使用時間が長いメリットが存在するものの、同社のスティック機の中で一番充電時間が長いデメリットも存在する。

基本的にダイソンのコードレスクリーナーはDC45シリーズを除いて約3.5時間でバッテリーを満充電させることができた。V8の本体はさらに長い5時間もかかるため、一度充電が切れるとすぐに掃除を開始することができないのだ。

このため、必要以外の場所では30分駆動する[標準モード]を使用するようにし、使いたい時にすぐ使えるように掃除が終わったら充電を忘れないようにしたい。

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【ダイソン V11】犬や猫のペットの毛を綺麗に吸引できるのはどっち?【Absolute/Animal】

スリムソフトローラークリーナーヘッドはカーペットの掃除が苦手!?

新モデルに装備されている「スリムソフトローラークリーナーヘッド」のローラーはナイロンフェルトに覆われているため、モップで拭き取ったようにフローリングをピカピカにすることができる。さらにはヘッド前側の開口部が広いため、他モデルがヘッドの前面で押し出してしまったり、回転ブラシで弾き飛ばしてしまうような固形のゴミもヘッドを滑らせる動作で吸引することが可能。また、ローラーには静電気の発生を抑えるカーボンファイバーブラシが採用されているため、フローリングや目地に付着している微細な埃もしっかり集じんすることができる。

フローリングや畳のようなフラットな床面に適したヘッドとなるものの、硬いナイロンブラシを搭載していないため、カーペットの深部に入り込んだ微細なゴミや、カーペットの繊維に絡みついた髪の毛やペットの毛を掻き出す集じん力が他のクリナーヘッドより低いデメリットも存在する。カーペットをしっかり掃除したい場合は、「V8 Slim Fluffy+」に標準付属されている「ミニモーターヘッド」でも対応できるが、カーペットを床に敷いている面積が広い場合は、ヘッドの幅が狭いミニモーターヘッドでは非効率。

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ダイソン-カーボンファイバーブラシ搭載モーターヘッド(Motorhead)の特徴

軽量モデルを探しているけど、絨毯に絡みついたペットの毛に悩んでいたり、カーペットを敷いている面積が広い場合は、V7 Slimのほうがおすすめ。

前述した通りカーペットの掃除が苦手な「ソフトローラークリーナーヘッド」の場合、カーペットの奥深くに入り込んだ微細なゴミを描きだしたり、頑固に絡みついたペットの毛を集じんする用途では不向きとなる。

そこでおすすめなのが、カーペットに特化した「ダイレクトドライブクリーナーヘッド」が付属された各シリーズにラインナップされている「Animal」「Motorhead」「Absolute」だが、「V8 Slim」のように軽いモデルを探している場合は、同年に発売されたV7 Slimがおすすめである。

このV7 SlimもV8 Slimのように本体重量が軽くなっているうえ、ストレートパイプも同じように6cmカットされたモデルとなり、日本の住宅や日本人に適したモデルとなっている。

また、V7 Slimには従来のスタンダードモデルの「カーボンファイバーブラシ搭載モーターヘッド」が標準装備されており、フローリングに対応しているだけでなく、絨毯の深部から微細なゴミを掻き出す集じん力や、絨毯に頑固に絡みついた犬や猫の毛も効率よく掻きとることが可能。

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Dyson V8 Slimと従来(V8 Fluffy)の違いを比較
従来のV8と新しく発売されたV8 Slimの違いは、Youtubeにも動画をアップロードしました。V8 Slimのレビュー記事や、V8 Slimのラインナップや他モデルのスペック・付属されているヘッド・アタッチメントがひとめで分かる性能比較表は下記のリンク先からどうぞ!

【2019年8月版】マキタ vs ハイコーキ vs リョービの吸引力対決

この記事は約 13 分で読めます ( 約 7234 文字 )

各メーカーの18Vのフラッグシップ機で検証してみることに

【コードレスクリーナー】マキタ vs ハイコーキ vs リョービの吸引力対決

サブ機のコードレスクリーナーと言えば昔からマキタが有名

電動工具メーカーの充電式クリーナーといえば、スティックコードレスクリーナーの歴史が古いマキタの製品が有名である。その歴史の古さは、現在主流となっているリチウムイオンバッテリーが充電式電動工具に採用される前から販売しているほど。

同社は当初、電圧の低い家庭用モデルを販売していたが、後発で発売された建設現場などで使われるプロ用モデルはさらに吸引力が強いことから、家庭で使われる機会も年々増えているという。

競合メーカーが力を入れたことによりマキタ一強時代が終わる

しかし、現在はマキタの競合メーカーであるハイコーキ(元日立工機)やリョービも充電式スティッククリーナーに力を入れ始め、2弾目、3弾目となる新モデルは吸引力の面でマキタを凌駕。工具メーカーでマキタ一強時代は2015年頃に終わってしまったのである。

そしていよいよマキタが重い腰を上げたのか、2019年にブラシレスモーターを搭載した18Vシリーズのモデルを投入。グレードアップした新モデルが発売されたのは実に10年ぶり。新モデルはリョービのBHC-1800と同じクラストップの吸込仕事率60Wを実現している。

4年ぶりにどのメーカーが吸引力が強いのか比較を行うことに

そんなこんなで、電動工具メーカーのパワフルな18Vシリーズのスティック機が欲しいけど、現在はメーカー各社から吸込仕事率の高いモデルがラインアップされていることから、どれが一番吸引力が強いのか迷っている人も多いのではなかろうか。

そこで当サイトでは吸引力の指標となる吸込仕事率が高いマキタ・ハイコーキ・リョービの3社のフラッグシップ機の吸引力の強さを比較。吸込仕事率を求めることはできないが、風速やダンボールを持ち上げる枚数でパワーの強さを判断することに。

4年前の比較では日立工機(ハイコーキ)がマキタを凌駕

工具メーカー(スティック機)の構図

2010~2013年:マキタ一強の時代が続いていた
2014年:日立工機(ハイコーキ)の新モデルがマキタを凌駕
2015年~2018年:リョービの新モデルがマキタと日立工機を凌駕
2019年:マキタが18Vの新モデルを発売(比較してみた)New

当サイトでは2014年に日立工機からR14DSAL(14.4V)とR18DSAL(18V)が発売されたときに、マキタの18VシリーズのCL180FD(18V)とパワーの比較対決を行っている。

このとき日立工機(ハイコーキ)の14.4Vシリーズの「R14DSAL」がマキタの18Vの「CL180FD」を凌駕してしまったため、18Vシリーズの「R18DSAL」のでる幕はなかった。


そして、翌年(2015年)にリョービからクラストップ(吸込仕事率60W)のBHC-1800が発売。体感でも数値でも日立工機より大きな差があったため、比較するまでもないと思い検証動画をアップロードしなかった。

追記:リョービのBHC-1800が発売されたときに、日立工機のR18DAと同等のR18DSALと比較をしていたようだ。結果はR18DAが持ち上げられなかったダンボール(10枚)をBHC-1800が軽々と持ち上げて圧勝。

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いざ尋常に勝負!マキタ VS ハイコーキ VS リョービ

体感の吸引力が強いのはどの電動工具メーカーのクリーナー?

ざっくりまとめると

●体感で1番目に強く感じたのはリョービ(BHC-1800
●体感で2番目に強く感じたのはマキタ(CL281FD
●マキタとハイコーキ(R18DA)に大きな差は感じなかった
●マキタだけ手で塞いだときに強い圧を感じた

まずはじめに本体の吸込口に手をあててどのモデルが吸引力が強いのか比較してみることにした。

わたしの体感では頭一つ抜けて吸引力が強いと感じたのがリョービであった。次にマキタが強いと感じたが、マキタとハイコーキの差は“わずかな差”だった。ハイコーキの吸込口の内径はマキタよりわずかに広いことから、このわずかな差というのは吸込口内径が関係しているものだと思った。

ただし、3機種の中でマキタのモデルだけ吸込口を手で防いだ際に粘るような強さ(強い圧力)を感じた。これは負荷がかかった際に速度変動率が小さい「ブラシレスモーター」を新たに採用しているからだろう。

このことから、これからのすべての比較検証で1位をとるのはリョービ。そして、マキタとハイコーキがいい勝負をして2位争いをすると予想していた。だがしかし結果は予想外の方向に…

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風速が強いのはどの電動工具メーカーのクリーナー?

ざっくりまとめると

●吸気風が1番目に速かったのはマキタ(CL281FD-54.2m/s
●吸気風が2番目に速かったのはリョービ(BHC-1800-53.5m/s
●吸気風が3番目に速かったのはハイコーキ(R18DA-48.3m/s
●マキタとリョービの差はわずかだった
●高機能フィルタを装着した場合、紙パック式のリョービが1番高速
追記:マキタ(CL282FD-51.8m/s動画はこちら

次に比較したのはストレートパイプ内で発生している風速だ。モーターやバッテリーが生み出す吸気風は内径を細く絞ることで高速化することが可能なため、(速い風速)=(吸引力が強い)とは言い難いが、各電動工具メーカーのストレートパイプの内径やヘッドの設計に大差がないため、風速計で最高風速を測定して対決させてみた。

結果は、マキタとハイコーキに目詰まりしにくい「高機能フィルター」を取り付けた場合、リョービの紙パック式が一番強い風速が発生していた。次に排気性能を落として「フェルトのフィルター」をマキタとハイコーキに取り付けて比較した場合では、わずか0.7m/sの差であるがマキタがリョービを抜いた。

わたしの体感の吸引力ではリョービが一番強いと感じたので、マキタがリョービと競ったのは予想外であった。また、同等と思っていたマキタとハイコーキの風速に大きな差が生じたのも予想外の展開。次のダンボールを吸い上げる比較テストでは、間違いなくハイコーキが最初に脱落するだろうと予想も変わった。

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ダンボールをたくさん持ち上げられるのはどの電動工具メーカーのクリーナー?

ざっくりまとめると

●マキタ(CL281FD)は22枚のダンボールを持ち上げられた
●リョービ(BHC-1800)は19枚のダンボールを持ち上げられた
●ハイコーキ(R18DA)は13枚のダンボールを持ち上げられた
追記:マキタ(CL282FD)は18枚のダンボールを持ち上げられた(動画

最後に床用ヘッドを装着した状態でダンボールを吸い上げられる枚数を競う対決をさせてみた。

なおこの対決は本体のパワー対決のため、メーカー各社の本体には同じマキタのストレートパイプとTヘッドを装着している。また、持ち上げているダンボールはアマゾンの底にしかれているものを使用。一番上にしているダンボールには切り目が入っており、毎回同じダンボールを上にして検証(※モーターが焼き付くことがあり自己責任)。

まずはじめに最初に脱落しそうなハイコーキでダンボールが何枚持ち上げられるか検証すると13枚までならなんとか吸い上げることができた(カメラを回したときは吸い上げられなかった)。

次にマキタで吸わせると13枚のダンボールを軽く吸い上げることができた。まだまだ力に余裕があったため、ダンボールの枚数を一気に6枚増やした19枚をマキタとリョービで吸い上げるとどちらも持ち上げることができた。当然ハイコーキは19枚のダンボールを持ち上げることができず、吸込仕事率の数値通りパワーに差があることを確証。

さらにダンボールを1枚増やした20枚で挑戦。すでにダンボールの束は辞典のように分厚くなり、10.8Vや14.4Vシリーズのモデルではビクともしない重さになっている。マキタとリョービも限界が近づいていることが分かるほど吸い上げるのに必死な感じがしたが、どちらもなんとかダンボール20枚を持ち上げることができた。

そして、そろろそろ決着がつきそうなため、バッテリーを満充電+冷却し万全の状態で21枚重ねたダンボールにトライ。ここでマキタは何度かダンボールを落としてしまうものの最終的にカメラの位置まで持ち上げることができた。一方のリョービは数センチほどの高さまで持ち上げることはできたが、カメラがある高さまで持ち上げることができなかった。

最後にダンボール22枚を持ち上げられるかマキタで挑戦するとなんとか持ち上げることができた。次にリョービで試したみると21枚目のときと同じように高い位置まで持ち上げるのが難しい状態であった。おまけでハイコーキでも試してみたが1mmも浮かせることはできなかった。重量挙げ対決では1位マキタ、2位リョービ、3位ハイコーキの結果となった。

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BHC-1800/R18DA/CL281FD/CL282FD 真空度 比較

高い圧力を引き出しているのはどの電動工具メーカーのクリーナー?

ざっくりまとめると

●リョービ(BHC-1800-紙パック)7.01kpa
●マキタ(CL281FD-フェルトフィルター)7.69kpa
●マキタ(CL281FD-高機能フィルター)7.50kpa
●マキタ(CL282FD-紙パック)7.84kpa
●ハイコーキ(R18DA-フェルトフィルター)4.18kpa
●ハイコーキ(R18DA-高機能フィルター)4.11kpa

掃除機のパワー対決で風速とダンボールを持ち上げられる枚数だけでは種目数が少ないうえ信ぴょう性にかけると思い、大気圧より低い圧力(真空度)を測定できる真空計を使って、どのモデルが一番強い圧力を引き出しているのか対決させてみた。基本的に真空度の高いほうが、重い固形のゴミを勢いよく吸い上げると考えてよいだろう。

なお、アナログ仕様の真空計では細かい数値まで読み取れなかったため、デジタルのマノメーター(差圧計)を使用。基本的にマノメーターは2つの場所の圧力の差を測定するものだが、2つある一方の差込口をそのままにしておくことで、大気圧との差圧を測定することが可能。

検証の結果は意外なことに風速とダンボールを持ち上げられる対決で3位だった、マキタの(CL282FD-紙パック)が7.84kpaと一番強い圧力を叩きだす。また、リョービが高機能フィルターを装着したCL281FDに少し劣ったのも意外であった。吸込仕事率が劣っているハイコーキのR18DAがビリになるのは予想通りであったが、1位のCL282FDと約2倍近い差が開いたのも意外であった。

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結局どのメーカーのモデルが一番吸引力が強いの?

結局どの電動工具メーカーのモデルが一番吸引力が強いの?

ゴミの除去率や効率は吸引力で決まらない!?

ぶっちゃけた話し、掃除機が部屋の床を綺麗にするのに吸気風のスピードや物を持ち上げる重さは関係ない。なぜなら、フロアのゴミの除去率はヘッドの設計や集じん方式によって大きく左右するからだ。このため、特に大手家電メーカーの掃除機のパワーヘッドやサイクロン式のダストカップセットは改良されることが多く、毎年独自の特徴を打ち出した新モデルが投入されている。

また、吸い取るゴミの種類によっては18Vシリーズのモデルはオーバースペックとなることもある。例えば、家庭に落ちている微細な塵・埃や重量の軽い髪の毛をフローリングから吸引する場合、10.8V/14.4V/18Vシリーズどのモデルを使っても掃除効率に大きな差がないからである。ただし、電動工具メーカーのようにヘッドの設計が同じだった場合、吸い取るゴミの量が多かったり、ペット用のトイレ砂のように重いゴミの場合は電圧の高いモデルが有利となる。

 

1位 マキタ/CL281FD(白フィルタ使用時)
2位 リョービ/BHC-1800(紙パック使用時)
3位 マキタ/CL282FD(紙パック使用時)
4位 ハイコーキ/R18DA(白フィルタ使用時)

個人的な感想(パワーが強いと思ったモデル)

ざっくりまとめると

●ハイコーキ(R18DA)が一番吸引力が弱い
●マキタ(CL281FD)とリョービ(BHC-1800)の吸引力は同等だと感じた
●モーターに負荷がかかった場合はマキタ(CL281FD)のほうが有利
●標準付属品の高機能フィルタを使用した場合、リョービのほうが上(未確認)
▼モーターに負荷がかかるシーン
・カーペットの掃除をしたとき
・重たいゴミを大量に吸引したとき
・フィルターが目詰まりしはじめたとき

電動工具メーカーのスティックコードレスクリーナーの場合、標準装備されている「床用ヘッド」や「ストレートパイプ」、そして別販売されている「サイクロンアタッチメント」*1の設計が非常に似ているため、とにかくパワーを重視したい場合は18Vシリーズで吸込仕事率の高いモデルを選ぶとよいだろう。(*1:ハイコーキは吸い込んだ空気とゴミを遠心分離するサイクロンアタッチメントなし)

当サイトの検証ではどのモデルが一番吸引力が強いとは断言できないため、個人的な感想となるが、経験と検証の結果から一番吸引力が弱かったのはハイコーキの(R18DA)。そして、マキタの(CL281FD)とリョービの(BHC-1800)の吸引力はスペック(吸込仕事率60W)通り同等であると感じた。

ただし、マキタの新モデルは負荷がかかったときにモーター速度が減速しにくい「ブラスレスモーター」を採用しているため、モーターに負荷がかかる「重たいゴミを大量に吸引する場合」「フィルターが目詰まりしはじめたとき」「ヘッドと床の隙間がなくなるカーペットを掃除したとき」は、マキタの(CL281FD)のほうが若干有利だと判断。

【2019年版】18V コードレス掃除機 マキタ・リョービ・ハイコーキ音の比較
大手電動工具メーカーの18Vシリーズ(フラッグシップ機)がでパワー対決をしたの機会に運転音の比較も行ってみた。いつも騒音計で騒音値を測定しても大きな差は現れないが、3モデル同時に駆動させると頭ひとつ抜いて爆音なのがリョービのBHC-1800。次に耳につくような不快な音を響き渡らせてるのはハイコーキのR18DA。そして、この2モデルに運転音をかき消されているのがマキタの新モデルである。1:28のシーンが実際に近い運転音で、電動工具メーカー特有の甲高い音が大幅に低減されている。どのモデルも吸引力は強く満足できるレベルであるが、あまり大きな音をだせない環境ではマキタの騒音カットされている新モデルがおすすめだ。

追記

ざっくりまとめると

●マキタの紙パック式(CL282FD)も比較するべきだった(追記済)
●次に新モデルがでるとしたらハイコーキ?!
●36Vに対応したモデルがでるとマキタとリョービはすぐに太刀打ちできない

差出人: k様
題名: R18DSALとCL281FDの比較メッセージ本文:
会社業務でHIKOKIのR18DSALを使用しており新たなコードレス掃除機購入を検討しています。
マキタのCL281FDRFWはカタログスペック上の吸込み仕事率は上回りまっているようですが、実際の所どの程度違うのかわかりません。
本当にR18DSALよりパワーがあるのか実際に使用した場合のパワーの違いを教えて下さい。実際に吸い込むゴミは鉄の削りカスや5mm程のガラス片等です。–
このメールはコードレス掃除機マニアの比較サイト(マキタ菌)のお問い合わせフォームから送信されました

なお、この記事は上の問い合わせの返信した内容を元に作成。記事を作成している途中に思ったことは、リョービ(BHC-1800)の集じん方式は紙パック式のため、マキタの紙パック式モデル(CL282FD)も比較するべきであった。後日、検証を行いたい。

検証した結果:CL281FDとCL282FDは同じ吸込仕事率のうえ、紙パックとフェルト式のフィルターの集じん補修率は同等のため、近い数値をだせると思っていたが、風速はリョービ(BHC-1800)より1.7m/s低い結果となった。ダンボールもCL282FDと同じ枚数を持ち上げられると予想していたが、2番手のリョービ(BHC-1800)より1枚少ない18枚しか吸い上げられなかった。

今回検証を行ったリョービのモデルは2015年に発売されたBH-1800Lで4.0Ahのバッテリーが付属されたモデル。翌年(2016年)にバッテリー容量が5.0Ahのバッテリーを付属したモデル(BH-1800L5)を発売しており、バッテリーの容量が変化した場合に若干パワーに差が生じる可能性あり。ちなみにマキタに使用したバッテリーはCL282FDに標準付属されている3.0Ahのバッテリー。ハイコーキは一番高容量タイプの6.0Ahを使用。

ハイコーキに使用したモデル(R18DA)は2017年に発売されているが、2014年に発売された(R18DSAL)がベースとなったモデルとなり、スイッチ方式が変わっているだけである。このため、今回比較したメーカーの中で一番最初に新モデルを投入する可能性が高い。その場合、マキタやリョービのモデルに匹敵、もしくはそれ以上のモデルが投入される可能性が高い。また、同社はバッテリーの電圧を(18V⇔36V)に切り替えられるバッテリーを導入しており、36V(AC電源に匹敵)に対応したモデルが発売した場合、現行のマキタやリョービはすぐに太刀打ちできる製品をだせないだろう。

サイクロンアタッチメントを装着したマキタのターボ60に使えるクリーナースタンド

この記事は約 6 分で読めます ( 約 3367 文字 )

サイクロンアタッチメントを装着したマキタクリーナーに使えるスタンド

サイクロンアタッチメントを取り付けたマキタクリーナーに使えるスタンド

マキタから微細な埃や塵によるフィルターや紙パックの目詰まりを防ぐことができる「サイクロンアタッチメント」が販売されたことにより、サイクロンアタッチメントを装着した状態で立て掛けて収納できるクリーナースタンドを探している人も多いのではないだろうか。このページでは現在10.8Vシリーズで人気のあるマキタのターボ60にサイクロンアタッチメントを装着して、色々なクリーナースタンドを使って収納できるのか試してみた。

なお、同社のスティックコードレスクリーナーは電動工具にも採用されている7.2V/10.8V/14.4V/18Vのバッテリーを採用したモデルが販売されているが、ストレートパイプや床用ヘッドのサイズは同じなので、ここで紹介するスタンドは流用できると考えていただいて差し支えない。試したスタンドは当サイトで紹介している「電動工具メーカーのクリーナーに使えるスタンド一覧」で紹介したものを使用。

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スタンドを使用する前に知っておきたい

買う前に知っておきたい(サイクロンアタッチメントの位置)

サイクロンアタッチメントの位置

基本的にサイクロンアタッチメントを装着した状態でクリーナースタンドに収納する場合は、サイクロンアタッチメントを延長管の上側に配置しないと収納することができない。
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スキマノズルの収納ホルダーの位置

買う前に知っておきたい(スキマノズルの位置)

また、ストレートパイプにスキマノズルを収納するホルダーの位置も強制的に変えなければいけないスタンドも存在した。
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4076DW専用スタンド

安定力が弱いスタンドをおすすめしないわけではない

安定力が弱いスタンドの特徴

●価格がリーズナブル
●コンパクトで場所をとらない
●重量が軽い
●床との接地面積が小さい

このページではスタンドの安定力を星5段階で評価。安定力が低いスタンドでも家具と家具とのあいだや、部屋の隅に設置しておけば、収納しているクリーナーやスタンドが横転することはないため、人が通らない場所の設置であれば安定力の弱いスタンドでも十分使える。逆に小さい子供やペット・人通りの多い場所に設置する場合は、迷わず倒れにくい安定力の高いスタンドを選びたい。
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サイクロンアタッチメントを取り付けた状態で掃除機を収納できたスタンド

YAMAZAKI(山崎実業株式会社)クリーナースタンド(Plate 3275)
スタンドの安定力-1

(山崎実業株式会社)クリーナースタンド(Plate 3275)

こんな人におすすめ

●部屋の隅に立て掛けたい
●安価なものを探している
Youtube アイコン動画で見る

山崎実業が販売しているプレートシリーズのクリーナースタンドは、コードレスクリーナーを最も省スペースに収納することができる。シンプルかつコンパクトで人気が高いものの、土台が床との接地面が小さいうえ重量が軽いため、軽くぶつかっただけで倒れそうになったり、土台が動きやすいデメリットが存在する。安定力の弱さは人が通らない隅の方に設置する場合は問題にならないが、人と接触しやすい場所に設置は避けたいところ。

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Yullmu クリーナースタンド
スタンドの安定力-1

Yullmu クリーナースタンド

こんな人におすすめ

●部屋の隅に立て掛けたい
●アタッチメントも収納したい
●安価なものを探している
Youtube アイコン動画で見る

Yullmuのクリーナースタンドも上で紹介した山崎実業のプレート(3275)と同様にコンパクトな設計になっているため、省スペースにコードレス掃除機を収納することが可能となっている。金属製のプレート(3275)と違い、(3275)土台とハンガー部が灰色の樹脂になっているため、チープなプラモデル臭が漂うデザインだが、アタッチメントを2つ収納できるのは高ポイント。コンパクトで質量が軽く安定力が弱いため、人と接触しないような狭い場所の設置におすすめしたい。

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4076DW用スタンド
スタンドの安定力-1

4076DW用スタンド

かなり前に購入したものだが、現在も販売されているようなので紹介しておきたい。古いモデル(4076DW用)として販売されているスタンドだが、マキタのターボ60や同社が展開する電動工具のバッテリーを採用しているモデルにも使用することが可能。このようなスタンドの様に、直径5mmほどの鉄棒を曲げた類似スタンドが多く販売されているが、床との接地面が小さいため、ちょっと体がぶつかったりしただけで倒れそうになったり、土台が簡単に動いてしまうため、人通りの多い場所の設置には不向きである。部屋の隅や家具とのあいだにに設置には適しているが、前述した山崎やYullmuのスタンドに比べると土台の幅が少し広い。

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通販生活-スチールスタンド
スタンドの安定力-2

通販生活のスチールスタンド

こんな人におすすめ

●そこそこ高い安定力を求めている
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★は2つであるが、スチール製で土台と床との接地面が広いため、人が通りやすい廊下に設置しても問題ないくらい高い安定力がある。このマキタ専用のスタンドは通販生活限定で販売されているものだが、最近は通販生活がAmazonに出店しているため、Amazonでも注文することが可能となっている(商品名は「マキタのスタンド」)。シンプルでデザイン性も高く、そこそこ高い安定力があるため、個人的にはかなり気に入っている。

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通販生活-収納つきスタンド
スタンドの安定力-2

通販生活の収納つきスタンド

こんな人におすすめ

●そこそこ高い安定力を求めている
●アタッチメントを収納したい
●紙パックを収納したい
●じゅうたんノズルを収納したい
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この商品も上で紹介したスタンドと同じ通販生活限定で販売されているマキタ専用のスタンドである。スタンドの素材は重量が軽い樹脂になっているが、床との接地面が広いため、そこそこ高い安定力がある。スチールスタンドとの違いであり最大の特長となっているのが、「アタッチメント」「じゅうたん用ノズル」や紙パックを収納できるスペースが設けられていることだ。アタッチメントや紙パックも一緒にまとめて収納したい人におすすめである。

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伸晃 クリーナースタンド BKCSW
スタンドの安定力-3

伸晃 クリーナースタンド BKCSW

こんな人におすすめ

●簡単に倒れない高い安定力を求めている
●ハンガー部の高さが変えられるものを探している
Youtube アイコン動画で見る

伸晃のクリーナースタンド(BKCSW)は、土台が厚い木製になっているうえ、床との接地面も広いため、ハンガータイプのスタンドの中でかなり高い安定力を誇っている。さらに、ハンガーの高さをスライドさせて変えられるため、もっともベストなポジションでクリーナーを支えられるのも嬉しいポイント。さらには、延長管をもたれさせるハンガー部分の幅が広いため、家にあるメーカー各社のハンディタイプのスティッククリーナーをすべて収納することも可能。このため、別メーカーの製品に買い替えても使いまわすことができるため、ハンガータイプの中で一番おすすめのスタンドである。

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マキタ 掃除機用 スタンド【タッタくん】
スタンドの安定力-3

カネヤマ株式会社 タッタくん

こんな人におすすめ

●簡単に倒れない高い安定力を求めている
●サイクロンを好きな場所に固定して収納したい
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カネヤマ株式会社が製作したマキタ専用クリーナースタンド(タッタくん)は、唯一サイクロンアタッチメントを延長管の下側に取り付けた状態でもクリーナーを立て掛けて収納することができたスタンドだ。最大の特長は重量が2.2kgもあるため、簡単に倒れたり・スタンドが動きにくいメリットがある。ただし、これまで紹介してきたスタンドと違い、慣れていてもクリーナーをスタンドにセットするのに手間取るときがあるのがネックとなる。長いこと使っているが、表面にはニッケルクロームメッキ加工処理が施されているため、錆びが発生したことは一度もない。

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BOSCH(ボッシュ) バッテリークリーナー壁用ホルダ 1619PA5263
スタンドの安定力-5

BOSCH(ボッシュ)壁用ホルダ 1619PA5263

こんな人におすすめ

●左右前後に掃除機が倒れないものを探している
●アタッチメントを収納したい
●サイクロンを横にした状態で収納したい
Youtube アイコン動画で見る

マキタと同じ電動工具メーカー(BOSCH)が販売しているコードレスクリーナーの壁用ホルダーは、マキタのターボ60や電動工具のバッテリーが採用されているモデルにも流用することが可能となっており、サイクロンアタッチメントを装着した状態でも立て掛けて収納することができた。クリーナーの本体部分をホルダー部に差し込むことにより、しっかり固定された状態で収納することができるため、横方向だけでなく前方向に倒れる心配もない。誰もが5つ星をつける高い安定力があるものの、壁にネジ止めする必要があるため、壁に穴をあけられない賃貸での使用は難しい。

【2019年】Amazonプライムデーのダイソンコードレス掃除機はお買い得か検証!

この記事は約 14 分で読めます ( 約 8000 文字 )

Amazonプライムデーのダイソンはおすすめできほどお買い得か!?

ざっくりまとめると

●プライムデーとはAmazonで年に一度だけ行われる大セール
●プライムデーのセールは「プライム会員」しか参加できない
●会員費:月間プラン(500円)年間プラン(4,900円)
●Amazonプライムは初めての利用であれば30日間の無料体験も可能

Amazonプライム会員になると得られる大きなメリット●「Prime Video」映画・ドラマ・アニメが見放題
●「Prime Music」邦楽・洋楽が聴き放題
●「Prime Reading」書籍や漫画が読み放題
●「Prime Photo」写真を容量無制限で保存できる

プライムデーとは?(プライム会員限定の大セール)

Amazon Prime Day(プライムデー) 」とはプライム会員にならないと参加することができない「プライム会員限定」のセールである。プライムデーは年に一度だけ行われる大セールで、前日からTVやネットでも広告が頻繁に流れるため、欲しい商品がセール対象にならないかと注目しているユーザーも多いのではないだろうか。

特に販売数が限定されている「プライム限定タイムセール」では、通常のタイムセールより価格が大幅に下がることがありすぐに売り切れるほど人気が高い。プライム会員になると、荷物のお急ぎ便・お届け日時指定便が無料になるだけでなく、プライム登録されている本・ビデオ・音楽が無料で利用することができるので個人的にもおすすめである。

プライムデーで販売されるダイソンの型

プライムデーのダイソンは型落ちモデルなの?本当にお買い得?

プライムデーでは、毎年、各メーカーの掃除機が登場する。掃除機の中でもすぐに売り切れてしまうメーカーが「ダイソンのコードレスクリーナー」や「アイロボットのルンバ」だ。人気が高いメーカーなので憧れのダイソンやルンバを狙っているユーザーも多いことだろう。

しかし、掃除機を販売する家電メーカーは毎年新しいモデルを発売するため、セールで出品された商品が本当に「信頼できるものかどうか?」「お買い得なのか?」と不安になり、ネットで記事や口コミを見て判断するのに手間をかけている人も多いのではないだろうか。

そこで、毎年ダイソンの新モデルを購入している管理人が、今年のプライムデーに登場するダイソンの掃除機の特徴を端的に分かりやすく説明し、価格が安いかどうか検証してみることに。口コミやレビューを見て総合的に判断することが難しい人の参考になれば幸いである。

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2019年のプライムデーで販売されたダイソン

2019年 アマゾンプライムデー Dyson V10 Fluffy

Dyson V10 Fluffy SV12 FF

特徵をざっくりまとめると

●2018年に発売されたシリーズ
●V10以降サイクロンとクリアビンが直線的に配置されてフォルムが変更
●MAXモードの吸込仕事率はV7/V8より高い
●吸込仕事率:通常:28WA/強:130WA
●連続使用時間:省電力モード:40分/通常:20分/強:8分
●V10Fluffyで掃除をした動画はこちら
●V10 Fluffyのゴミ捨て動画はこちら

2019年 アマゾンプライムデー V10 Fluffyの付属品

後述するプライムデー初日から登場したV7Fluffyは早々に売り切れたものの、最終日の残り3時間前にV10Fluffyが追加された。

V10シリーズの最大の特長はダストボックス(クリアビン)とサイクロンの向きが変わり、従来モデルとフォルムが大きく変わったことだ。空気とゴミが流れる風路が直線的に配置されたことと、デジタルモーターV10を搭載したことで吸引力が従来モデルより向上。さらに、プレモーターフィルターとポストモーターフィルターが一体化し、フィルターお手入れが従来モデルより簡単になっている。また、クリアビンをゴミ箱の奥に入れながらゴミ捨てが行えるため、ゴミ捨て時に埃が舞い上がりにくいのも家庭で使うには高ポイント。

2019年 アマゾンプライムデー V10 Fluffyの価格

V10 Fluffy SV12 FFはお買い得なの?
過去にAmazonで販売された価格と比較すると最安値になっているが、今年の3/25~4/2のあいだに近い価格まで値下がった時期が発生しているようだ。決算月が過ぎてからの実勢価格は5万以上のうえ、価格.comに掲載されている最安値ショップより割安のため、最終日に追加されたV10 Fluffyはお買い得といえる。
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アマゾンプライムデーのダイソン(Dyson Cyclone V10 [SV12FFOLB])

Dyson V7 Fluffy SV11 FF OLB

特徵をざっくりまとめると

●2017年に発売されたシリーズ
●比較的新しいモデルの中で一番軽い
●バッテリー容量が小さいためV8より運転時間が短い
●吸込仕事率:通常:21WA/強:100WA
●連続使用時間:通常:20分/強:6分
●ソフトローラークリーナーヘッドで掃除をした動画はこちら
●V7 Fluffyのゴミ捨て動画はこちら

2019年のプライムデーセールに登場したダイソンのスティックタイプのコードレスクリーナーは、オンライン限定モデルの「V7 Fluffy SV11 FF OLB」である。他のV7 Fluffyと比べると付属品(アタッチメント)が少ないため価格が安く、床だけを掃除したい人に最適なモデルとなっている。アタッチメントは後から購入することも可能となっており、公式オンラインで注文するより「Amazonの並行輸入品」のほうが割安。

ダイソン V7 セール情報

V7シリーズは2017年に発売された型落ちモデルとなるが、比較的新しいシリーズ(V7/V8/V10/V11)の中で本体重量が軽いため、軽さにウェイトを置きたいユーザーには人気となっている。比較的新しいシリーズの中で軽い理由はバッテリー容量が小さくなっているからである。このため、連続使用時間が前年モデルのV8シリーズより短いデメリットも存在する。

ゴミ捨て方法はV7以降のモデルから簡単になっており、本体上部にあるレバーを引くと同時にダストカップのフタが開きゴミが落ちていく設計となっている。また、レバーを引いたときにスクレイパーがゴミをこそぎ落としてくれるため、従来モデル(V6以前のシリーズ)のようにゴミがダストボックスの中で詰まったりせずしっかり捨てられるのも高ポイント。

アマゾンプライムデーのダイソン(Dyson Cyclone V10 [SV12FFOLB])の価格

V7 Fluffy SV11 FF OLBはお買い得なの?
タイムセールに登場した「V7 Fluffy SV11 FF OLB」は、現在(26,800円)で販売されている。V7 Fluffyがセールで3万円を切るというのは非常に珍しく、ここ1年の中で一番安い割引率となっている。また、価格.comに掲載されている最安値のショップよりも安いことから、今回プライムデーで登場したダイソンはかなりの特価といえる。※追記7/16:売り切れました。
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アマゾンプライムデーのダイソン(Dyson Cyclone V6 ベイビー&チャイルド HH08DCBC)
Dyson V6 Baby+Child セール情報

Dyson V6 Baby+Child HH08DCBC

2019年のプライムデーセールにはDysonのスティックタイプのクリーナーだけでなく、ハンディタイプの「Dyson V6 Baby+Child」も出品されている。Dyson V6 Baby+Childはスティックタイプのモデルと違い「ストレートパイプ」や「床用モーターヘッド」が付属されていないため、床の掃除には不向きであるが、目についたゴミをサッと掃除するには最適となる。アタッチメントには「コンビネーションノズル」「スキマノズル」「ハードブラシ」「フトンツール」が同梱されており、目についたゴミだけでなく、手の届きにくい狭い場所、玄関の砂埃・泥汚れ・布団などの寝具の掃除にも最適である。

アマゾンプライムデーのダイソン(Dyson V6 Baby+Child)の価格

V6シリーズは2015年に発売されたやや古いモデルとなるが、V6のハンディクリーナーが1万5千円を切るというのは非常に珍しい。また、価格comの最安値ショップの価格より安い設定になっているため特価といえる。V6は型落ちといえど使用頻度の高い「標準モード」の吸引力は比較的新しいモデルと比べても大差がない。ただし、ダストカップ内に詰まったゴミをこそぎ落としながら捨てられるスクレイパーが採用されていないため、ゴミが詰まらないようにこまめにゴミ捨てを行うように心がけたいところ。
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【2019年版】最安値のウェットティッシュを探してみた

この記事は約 5 分で読めます ( 約 2657 文字 )

最安値のウェットティッシュ

猫を飼いだしてからウェットティッシュの消耗スピードが早くなり割高に感じてきたまき

家で毎日消費するもの中にウェットティッシュがある。これまではエリエールの除菌できるアルコールタオルを購入していたが、猫を飼いだしてからクイックルワイパーのフロリーングシートと共に消費が異常に激しくなったため、コスパのいい詰替え用ウェットティッシュを探すことに。そこで「ウェットティッシュ 最安値」で検索してみたが、あまりリーズナブルなものが紹介されていないため、自分で一枚あたりのウェットティッシュが一番安い商品を探してみることに。

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Amazon&楽天市場の中で一番安いウェットティッシュ

エリエールアルコールタオル 使用頻度

エリエールのアルコールタオルはかなり割高

除菌できるアルコールタオル

メーカー:エリエール
商品名:除菌できるアルコールタオルつめかえ用80枚×3パック
サイズ:200×140(mm)
現在価格:804円(Amazon-2019-7-13調べ)
一枚の価格:3.4円
1年にかかる金額:3,723円(1日3枚使用時)

ちなみに上のエリエールの「除菌できるアルコールタルつめかえ用80枚×3パック」が、我が家でいつも購入していたものである。いつもボトルで購入するより割安の「つめかえ用」を購入し、使い古してきたボトルに補充してきたのだ。

つめかえ用 240枚(80枚×3パック) は、いつも楽天市場で送料無料にするため、他の消耗品と一緒に購入しており(900円)ほどで販売されている。現在、Amazonで約800円で販売されているが、800円で換算しても1枚3.3円の計算となる。

猫を飼う前は消耗スピードが遅かったために値段は気にならなかった。しかし、猫を飼いだしてからは消耗スピードが異常に早くなる。猫が汚した床・食事トレー・トイレをこまめに拭き取るようになったため、すぐに切れるようになり割高に感じてきたのだ。

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除菌ウェットティッシュ RWT-AT100

アルコール入りウェットテイッシュで一番安いのはRWT-AT100

除菌ウェットティッシュ RWT-AT100

メーカー:アイリスオーヤマ
商品名:除菌ウェットティッシュ 詰め替え RWT-AT100
サイズ:180×130(mm)
現在価格:1890円(楽天市場-2019-7-13調べ)
一枚の価格:1.6円
1年にかかる金額:1,752円(1日3枚使用時)

アマゾンで販売されている各メーカーのボトル詰め替え用のウェットティッシュを片っ端から1枚の価格を求めていったときに頭1つ抜けて安かったのが、アイリスオーヤマから販売されている「除菌ウェットティッシュ 詰め替え RWT-AT100」であった。さらに楽天市場ではRWT-AT100(100枚入)を12個セットで1,890円(送料無料)で販売しているショップがあり、1枚あたりの価格は1.6円とエリエールより約2倍もリーズナブル。

また、RWT-AT100にはわたしがウェットティッシュとしての条件としているエタノールが含まれている。エタノールは揮発性が高いうえ、除菌するだけのウェットティッシュと違い、殺菌や消毒効果があるため、猫用トイレや猫が汚した床だけでなく、衛生面が気になる水回りや水が使えない家電など幅広く使えるのが嬉しいポイント。ただし、エリエールのアルコールタオルと比べるとサイズが少し小さく感じたのはマイナス。

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Amazonブランド(SOLIMO)ノンアルコール除菌ウェットティッシュ

ノンアルコールのウェットティッシュで一番安いのはSOLIMO

SOLIMO ノンアルコール 除菌 ウェットティッシュ

メーカー:Amazonブランド(SOLIMO)
製造会社:レック株式会社
商品名:ノンアルコール 除菌 ウェットティッシュ
サイズ:180×140(mm)
現在価格:1,798円(Amazon-2019-7-14調べ)
一枚の価格:1.5円
1年にかかる金額:1,642円(1日3枚使用時)

ボトルタイプに使える詰替え用ウェットティッシュの単価を調べてたときにアイリスオーヤマの「RWT-AT100」のように段違いで安いウェットティッシュがあったので紹介しておきたい。殺菌や消毒効果がないノンアルコールタイプとなるが、1枚の価格はアイリスオーヤマより割安のため、リーズナブルで除菌効果のあるウェットティッシュを探している人にはかなり経済的である。

家では毎日猫の手足や体を綺麗にするために「SCOTTIE-ノンアルコールタイプのウェットティッシュ」を使用してきた。猫の入浴については賛否があるが、わたしは定期的にお風呂で猫の体を洗う上、毎日、猫の体や手足をノンアルコールタイプのウェットティッシュで拭いている。なぜなら、猫はどこにでも転がったりするうえ、体のすべての部分を自分でグルーミングできないからだ。また、トイレの砂を手足でかいたり、長毛種はお尻周りが汚れやすいこともある。

Bitatto ウェットシートのフタ

袋タイプと合わせて買うと便利

●シートの取り出しやフタの開け閉めが簡単になる
●密閉性が高まるからシートが乾燥しにくくなる
●持ち運びに便利なポケットサイズにも使える
●100回以上脱着しても使える(水洗い可能)

SOLIMOのように袋からウェットシートを取り出すタイプで不満なところが、シールのフタを何度も開閉しているとフタの粘着力が弱くなってしまう問題。それに伴い、いざ掃除をしようと使おうとしたときに乾燥しているなんてことも。これらの不満を解消してくれるアイテムがBitattoの「ウェットシートのフタ」。何度もフタを開け閉めできるようになるうえ、密着性が高まりシートが乾燥する事態も防止。また、簡単にシートが取り出すことができるようになるのも高ポイント。類似商品も販売されているが、Bitattoのフタは粘着式だからピタッと貼るだけで簡単に取り付けることが可能。さらに、メーカーの連続脱着テストでは100以上をクリア。粘着力が弱くなっても、粘着面を水洗いや中性洗剤で洗うことで繰り返し使うことができる。

アルコールティッシュ 猫

家の猫はアルコールと炭酸ジュースの匂いを嗅ぐとこのようなしかめっ面になる。このため、人がペットボトルやエリエールのアルコールタオルのフタを開けるといちもくさに逃げていく。SOLIMOはこれまでペットに使ってきたSCOTTIEのウェットティッシュと同様にノンアルコールなので逃げたり嫌がることはなかった。

ダイソンのアタッチメントを一箇所にまとめて収納できる収納ホルダー

この記事は約 5 分で読めます ( 約 2634 文字 )

ダイソンのアタッチメント収納方法

ダイソンはアタッチメントをまとめて収納できない

ダイソンのアタッチメント収納問題

●「収納用ブラケット」は2個しかアタッチメントを収納できない
●「V11専用充電ドック」は1個しかアタッチメントを収納できない
●「ツールクリップ」は2個しかアッタチメントを収納できない
●収納できないアタッチメントを他の場所に保管しなければいけない
●使いたいときすぐに掃除機本体にアタッチメントを取り付けられない

基本的にダイソンのスティックコードレスクリーナーに付属されている「収納用ブラケット」は、アタッチメントを2個しか収納することができないため、付属されているアタッチメントすべてを1ヶ所にまとめて収納することができない。このため、収納できないアタッチメントを別の場所に保管するため、使いたい専用ツールをすぐに使えなかったり、付属品を省スペースに収納できないことが問題となっている。

掃除機本体と複数のアタッチメントをまとめて収納できる他社の「ダイソン専用スタンド」を利用している場合は問題とならないが、収納用ブラケットを壁・ディアウォールに固定して収納していたり、V11専用充電ドックで収納している場合は、アタッチメントを省スペースにまとめられなかったり、使いたい専用ツールをすぐに取り付けられないため、不満を抱いている人も多いのではないだろうか。

ダイソンのアタッチメントを1ヶ所にまとめて収納できる収納ホルダー

アタッチメント1ヶ所にまとめて収納できる「収納ホルダー」

収納ホルダーのメリット

●アタッチメント収納部を増設できる(2個分→6個分)
●アタッチメントを省スペース+一箇所にまとめられる
●使いたいアタッチメントをすぐに掃除機本体に取り付けられる
●床用モーターヘッドも収納できるからAbsoluteに対応

そこで、前述した収納問題やちょっとしたひと手間を解決してくれるのが、アタッチメントを収納する箇所を簡単に増やすことができるダイソン専用の収納ホルダーだ。この収納ホルダーを収納用ブラケットのアタッチメントを収納する部分に差し込むと、アタッチメントの収納部を2ヶ所から6ヶ所に拡張することができるのだ。このため、アタッチメントの種類が豊富なV11 AbsoluteProに付属されている専用ツールや床用ヘッドもすべて一箇所にまとめてすっきり収納することができるのだ。

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LANMU-ダイソン収納ホルダー(V7/V8/V10/V11専用)

V7/V8/V10/V11専用

LANMUの収納ホルダーはV7/V8/V10用として販売されているが、V11も前モデルと同じ「スムーズフィット機構」が採用されているため、V11シリーズに付属されているアタッチメントを収納することが可能であった。わたしが購入したときはAmazonで価格が1,699円で販売されていた。この手のホルダーは海外では他にも販売されているため、おそらく日本でも類似商品が出回ってくると考えられる。


LANMU-ダイソン収納ホルダー(V6以前専用)

DC35/DC45/DC62/DC74/V6専用

同社のダイソン収納ホルダーは「スムーズフィット機構」が採用されていない従来モデルに使用できるタイプも販売されていた。AmazonではV6専用と販売されているが、V6と従来モデルのアタッチメントは互換性があるため、V6以前のシリーズにも使用することが可能だろう。実際に米Amazonでは同じ商品が(DC30/DC31/DC34/DC35/DC45/DC44/DC45/DC58/DC59/DC62)にも使用できると記載されていた。現在(2019/7)の時点ではAmazonでしか販売されておらず、約1,600円で販売されている。

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LANMU(ダイソン収納ホルダー)レビュー

わたしが購入したときは収納用ホルダー(V7/V8/V10/V11用)が2個入りで約1,700円。横幅が16cmほどコンパクトなサイズになっているうえ、収納用ブラケットに取り付けても両サイドが約13cmほど広がる程度なので省スペースにアタッチメントを収納することができた。また、収納用ホルダーは社外品となるが、ダイソンの収納用ブラケットやアタッチメント同じグレー色になっているため、収納用ブラケットと組み合わせてもまったく違和感がなく、まるでダイソンが別売している純正パーツのようだ。

ダイソン 収納ホルダー

ご覧のように1ヶ所にアタッチメントを6個収納できるため、使いたいアタッチメントをすぐに掃除機本体と組み合わせて掃除することができるようになった。また、家の場合は収納できないアタッチメントを押入れのカゴの中に保管していたため、収納スペースに余裕ができたのも嬉しいポイント。ただし、V10シリーズのFluffy+/Animal+/Absoluteは専用ツールが7個付属されているため、1つだけ収納することができない。

LANMU(ダイソン収納ホルダー)フトンツール&ミニモーターヘッド収納

収納用ブラケットに収納しにくい「フトンツール」と「ミニモーターヘッド」も2つまめて収納することができた。ただし、幅のあるアタッチメントを上の収納部に装着すると他のアタッチメントと干渉して2つ収納できなくなるため、下の収納部に装着したほうがよいだろう。ちなみに、フトンツールとミニモーターヘッドはギリギリ干渉しているが、問題なく着脱することができた。

LANMU(ダイソン収納ホルダー)にモーターヘッドを収納

収納ホルダーに床用のモーターヘッドも収納することができた。Absoluteには「ソフトローラークリーナーヘッド」と「ダイレクトドライブクリーナーヘッド」2つのモーターヘッドが付属されているため、使ってないほうのヘッドを床の隅に置いていたり、邪魔にならないように他の場所に収納している人も多いのではないだろうか。

LANMU(ダイソン収納ホルダー)をDyson V11™コードレスクリーナー専用充電ドックに装着

「Dyson V11™コードレスクリーナー専用充電ドック」にも収納ホルダーを取り付けてアタッチメントやモーターヘッドを収納することもできた。ダイソンV11シリーズのFluffy+とAbsoluteのモデルには「Dyson V11™コードレスクリーナー専用充電ドック」が同梱されており、本体を立てかけながら壁に穴をあけずに好きな場所に充電できるため大変便利であるものの、アタッチメントを1つしか収納できないのがネックだった。しかし、ツールクリップを支柱に取り付ければ、2つの収納ホルダーをスタンドに取り付けることができるため、付属されているアタッチメント5つと床用ヘッドを全て収納することができて不満は解消された。
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クイックルワイパーに代用できるシートのサイズ

この記事は約 6 分で読めます ( 約 3103 文字 )

クイックルワイパーを使い始めた理由と効果

クイックルワイパーを使いはじめた理由

我が家では猫を飼いはじめてから花王のクイックルワイパーを愛用している。なぜなら、猫は毎日何度もトイレで用を足し、トイレ用の砂をかいた手足で家の至るところを動き回ることを考えると不衛生に思えるからだ。また、猫は辺りかまわず床に寝転がったりしたうえで、自分の舌で一日に何度も毛づくろいをするため、猫の健康のためにも床を毎日清潔な状態にしておきたい理由もある。

花王が販売しているクイックルワイパーのシートを大別すると「ドライシート」と「ウェットシート」の2種類に大別される。双方の違いはドライシートは埃・髪の毛・花粉・ハウスダストなどのゴミに対応しているのに対し、ウェットシートはそれらのゴミと皮脂汚れ・食べこぼし・泥汚れを拭き取ることもできるのだ。さらに、消毒や殺菌にも用いられるエタノールや除菌剤を含んでいる。

クイックルワイパーのシートの種類

クイックルワイパー専用のウェットシートは毎日使うとかなりの支出

毎日使った場合の支出

●32枚入りの価格:約800円
●シート一枚の価格:約25
●一ヶ月間の支出:約750円
●一年間の支出:約9,125円
○Amazonに販売されている価格で換算(2019年6月調べ)

毎日、家の床に発生する髪の毛や猫の抜け毛から埃や塵のような微細なゴミの掃除であれば、モーターヘッドを搭載した高機能タイプのコードレスクリーナーで事足りるが、ペットが汚した床の拭き取りや、目に見えない菌まで拭き取ることは難しい。大手家電メーカーの製品には床の乾拭き効果が高いモーターヘッドや、菌まで拭き取ることができるヘッドを搭載した製品もあるが、それらの高い効果を得るには毎日ヘッドの回転ブラシを丸洗いして衛生を保つ必要があり手間がかかる。

そこで、面倒なお手入れを毎日行わずにフローリングや畳を綺麗にできる便利なクイックルワイパーを抜擢。しかし、前述したゴミだけでなく、皮脂汚れ・食べこぼし・泥汚・除菌にも対応したウェットタイプのシートを毎日使用しているとかなりの出費がかさむのだ。ウェットタイプは香りが残るタイプと残らないタイプが販売されており、どちらも32枚入りが約800円。ドライタイプと違って使用するたびに交換しないといけないため、毎日使用すると一ヶ月で使い切ってしまうことに。

クイックルワイパーのヘッドのサイズ(横)

クイックルワイパーに使えるシートのサイズを測定してみた

横のサイズ

●クイックルワイパーのヘッドのサイズ(横):25cm
●クイックルワイパーのシートのサイズ(横):28.5cm
●他社のシートで代用する場合のサイズ(横):27cm以上

まずクイックルワイパーのヘッド(横)のサイズを測ると、公式ページで掲載しているサイズと同じ25cmであった。ただし、ヘッドの横の長さときっかり同じ長さのシートだと、両端をぴったり揃えて取り付けないと、床にこすり傷をつけてしまうため、両サイド1cmほどはみ出すくらい余裕がほしいところ。このため、シートの長辺は最低27cmは必要だと判断した。

クイックルワイパーのヘッドのサイズ(縦)

縦のサイズ

●クイックルワイパーのヘッドのサイズ(縦):10cm
●クイックルワイパーのシートのサイズ(縦):20.5cm
●他社のシートで代用する場合のサイズ(縦):18cm以上

クイックルワイパーのヘッド(縦)のサイズを測ると、これも公式ページで掲載している10cmと同じ長さであった。そして、ヘッドの端から差込口(奥の切込みまで)までの距離が3cm・ヘッドの高さが約1cmあるため、他社のシートを代用する場合は最低でも18cm必要だという結果にいたった。

クイックルワイパーに代用できるシートのサイズ

クイックルワイパーに使用できるサイズ

●他社のシートで代用する場合のサイズ(横):27cm以上
●他社のシートで代用する場合のサイズ(縦):18cm以上

クイックルワイパーに他社のフローリングシートを代用する場合は、最低でも横(27cm)×縦(18cm)ほど必要だという結果になった。

クイックルワイパー 他社のシートを代用

実際にシートのサイズを横(27cm)×縦(18cm)にハサミで切断してクイックルワイパーに取り付けてみると、差込口にギリギリ固定することができた。横幅もヘッドから少しはみでるほど余裕があり、デリケートなフローリングにも傷がつく心配もない。
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クイックルワイパーの代用品

クイックルワイパーで代用している最安値のエタノール入りウェットシート

価格の比較

●クイックルワイパー(無香料):1枚…約25
●レック 水の激落ち超厚:1枚…約7.5
○Amazonに販売されている価格で換算(2019年6月調べ)

多くのメーカーがウェットタイプのフローリングシートを販売しているため、どこのシートが優れているのか分かりかねるが、家ではレックの「水の激落ち 超厚 ウェットシート」を多用している。なぜレックのシートを多用しているのかというと、価格が毎日気兼ねなく使えるほどリーズナブルだからである。一枚あたりのシートを換算すると7.5円、これはクイックルワイパーのウェットシートより約3倍も安い金額となる。さらなるコスパ重視だと100円ショップに販売されているシートもおすすめだ。

さらに、シートには普通の水拭きでは取れない汚れを浮かせて落とすアルカリ電解水を含んでいるだけでなく、クイックルワイパーのシートと同様にエタノールや除菌剤も含まれているため、汚れを拭き取っても濡れた床はすぐに揮発し乾燥し傷みにくい。除菌だけでなく殺菌+消臭効果があるのも小さい子供やペットがいる家庭では高ポイント。さらには、フローリングだけでなく、ビニール床・壁・天井・家具にも使用することができるため、これ1枚で家中まるごと掃除をすることもできる。

ただし、商品名には「超厚」とあるが、クイックルワイパーのシートに比べるとやや薄いうえに、凸凹とした立体構造ではないため、髪の毛のようなゴミを絡め取る捕集力は本家のシートに比べると劣るだろう。家ではクイックルワイパーをかける前にサッとコードレスクリーナーで掃除をするため、汚れを拭き取ったり、除菌+殺菌+消毒することができれば問題ないが、週に1回は花王のウェットタイプのシートで念入りに掃除をする。

 

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Bitatto ウェットシートのフタ(クイックルワイパー)

ウェットシートの乾燥を防ぐ対策「ウェットシートのフタ」

特長をざっくりまとめると

●片手で簡単にフタを開閉できる
●シートを簡単にサッと取り出せる
●密閉性が高まるから乾燥しにくくなる
●粘着式だから繰り返し使える

ウェットシートでいざフローリングを掃除しようと思ったら、ウェットシートが乾燥して使えなかったという経験はないだろうか。中央上部にあるシールのフタは何度もあけしめしていると粘着性が弱まり、隙間から空気がはいり水分やエタノールが蒸発&揮発して乾いてしまうことがあるのだ。

そこでおすすめなのがBitattoから販売されている「ウェットシートのフタ」。このフタをシートの取り出し口にぺたっと貼るだけで、何度も開閉できる密閉性の高いフタが取り付けられるのだ。ウェットシートが乾きにくくなるだけでなく、シートが簡単に取り出せるようになるのも嬉しいポイント。水洗いすれば繰り返し使うことも可能。

 

ダイソンの中でフローリングで傷がつきにくいヘッドはどれ?

この記事は約 12 分で読めます ( 約 6688 文字 )

先日フローリングにフロアコーティング(UVコート)をしたばかりで、フローリングに傷がつかぬよう、モップで掃除をしております。しかしモップでは細かいゴミを取り除くことに一定の限界があり、「傷がつきにくい掃除機はないか」と試行錯誤していたところ、貴HPに辿り着いた次第です。HPの記事でも何度か言及されていましたが、「フラフィーヘッド」と「ハードフロアツール」という2つを比較した場合、どちらの方がよりフローリングに傷がつきにくいのでしょうか?加えてダイソンにこだわらず、フローリングが最も傷つきにくいヘッドを採用しているメーカー・機種をご存知でしたら、ご推薦頂けますと幸甚です。

返信した内容を記事向けに編集しています。

ヘッドを滑らせたときにフローリングに傷がつく要因

ダイソンの中でフローリングで傷がつきにくいヘッドはどれ?

フローリングに傷がつく大きな要因

●ヘッドと床との隙間より高さのある硬いゴミがはさまる
●ヘッドの車輪が回転しなくなり引きずってしまう
●回転ブラシがフローリングに接触すると小さい傷がつく

そんなものはない(関羽風)

コードレス掃除機でフローリングを掃除した際に目立つひっかき傷や細かい傷がついてしまう大きな要因は上記の3点である。基本的に掃除機には、車輪(ローラー)・回転ブラシ搭載されていたり、ヘッドと床の隙間がある設計になっているため、どこのメーカーの掃除機を使ってもフローリングに傷がついてしまうことを避けることができないのが現状となっている。

ダイソン ヘッドと床の隙間

ヘッドと床との隙間より高さのある硬いゴミがはさまる

掃除機に標準装備されている床用ヘッドには必ずヘッドと床に隙間が存在する。この隙間に硬いゴミが挟まった状態でヘッドを滑らせるとフローリングに目立つ傷がつく場合がある。この隙間の広さはメーカーによって異なっており、ヘッドと床との隙間が広ければ広いほどゴミが噛む可能性が下がるため、傷がつくにくいヘッドといえるが、ゴミを吸い上げる吸引力が弱くなるデメリットも存在する。

ダイソン 車輪ローラーによる傷

ヘッドの車輪が回転しなくなり引きずってしまう

基本的に掃除機のヘッドには軽い力でヘッドを前後に滑らせるため、ヘッドの裏面には車輪(ローラー)が配置されている。この車輪の軸に髪の毛や糸くずが絡みつくと回転が悪くなり、その状態でヘッドを前後に滑らせるとタイヤの引きずった跡がフローリングにつく場合がある。また、ヘッドを横や斜めに滑らせたときにも車輪が止まりやすく、床の表面に引きずった跡が残ることもある。その他に車輪が硬い素材だと、車輪が止まらなくても車輪が通った跡が残ることがある。この跡は床が鏡面調に仕上がっているほど目立つ。

ダイソン 回転ブラシによるフローリングの傷

フローリング上でブラシが高速回転すると細かい傷がつく

例えば、ダイソンの歴代モデルに長く採用されてきた「カーボンファイバーブラシ搭載モーターヘッド」の批評では、「フローリングに傷がついた」という批判もあれば「フローリングに傷がつかない」という意見も存在する。なぜ同じヘッドを使用しているにも関わらず意見が分かれるのかというと、フローリングの表面が照明や背景が反射するほど鏡面状態になっている場合は、モーターヘッドで高速回転しているブラシが摩擦したときに付く細かな傷が目立ったり、何度も掃除機がけをしていると表面が白く濁ってきたりするからである。
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フローリングで傷がつきにくいヘッド

2位:ソフトローラークリーナーヘッド

フローリングや畳のようなフラットな床面に適しているソフトローラークリーナーヘッドは、現在はCMでもお馴染みとなり、ダイソンの象徴ともいえるヘッドとなっている。ローラーが柔らかいナイロンフェルトに覆われているうえ、硬いナイロンブラシが採用されていないため、ダイソンのコードレスクリーナーに採用されているモーターヘッドの中で一番傷がつきにくいヘッドといえる。

ヘッド「ダイソンFluffyは傷がつかないのか?」質問の回答

ただし、広い開口部と柔らかなローラによって大小のゴミを同時に吸引できるメリットがあるものの、ゴミを引きずりながら吸込口に運ぶ仕組みになっているため、ペット用の餌・砂や米粒のような硬いゴミを吸引すると、ローラーがゴミを引きずった傷がつく場合がある。このため、ヘッドでゴミを集じんする際に傷がつく原因となる硬いゴミが落ちてないか注意が必要である。

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3位:カーボンファイバーブラシ搭載モーターヘッド

従来のスタンダードモデルであった「カーボンファイバーブラシ搭載モーターヘッド」は、コンパクトで軽量なうえ、やや硬いナイロンブラシが採用されているため、フローリングだけでなくカーペットにも適していて根強い人気がある。その人気は2019年にV7シリーズから「カーボンファイバーブラシ搭載モーターヘッド」を搭載した「V7 Slim」がラインアップされたほどである。

やや硬めのナイロンブラシが採用されているが、ダイレクトドライブクリーナーヘッドに採用されているナイロンブラシに比べると柔らかい素材になっているため、フローリングではダイレクトドライブクリーナーヘッドより傷がつきにくくなる。ただし、ヘッドと床との隙間が極端に狭い設計になっているため、米粒のような嵩のあるゴミが噛むと表面に引きずった傷がつくことがある。

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4位:ダイレクトドライブクリーナーヘッド

カーペットやラグの掃除に適してるダイレクトドライブクリーナーヘッドは、カーペット(絨毯)からより多くのゴミを吸い取るヘッドとして、カーペットを敷いている面積が広い家庭や、ペットの抜け毛がカーペットに絡みついて困っているユーザー層から人気が高い。また、カーペットの奥深くからより多くのハウスダストを掻きだせる集じん性能が高いため、当サイトではアレルギーで悩んでいる人にもおすすめしているほどだ。

ダイレクトドライブクリーナーヘッドはフローリングにも対応しているが、前述した通りカーペットからより多くの微細なゴミを掻き出すために、他のモーターヘッドより硬いナイロンブラシが採用されている。この硬いナイロンブラシがデリケートな床にとってマイナスになることがあり、特にフローリング表面が背景を反射するほど鏡面仕上げになっている場合は、ブラシによる研磨痕が目立ったり、何度も掃除をしていると無数についた細かい傷により白く濁った感じになることもある。

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1位:ハードフロアツール(別販売品)

フローリングのような固い床面に部屋の背景がくっきり映りこむほどの鏡面になっている場合は、どんなに柔らかいブラシが採用されたモーターヘッドといえど、高速回転するブラシが摩擦することによって細かい傷がついたり、掃除機がけを何度も行うと鏡面調に施された床面が白く濁ってきたりすることがある。例えば、ウレタンニスで塗装した木や鏡のように磨いた金属の表面に回転するブラシを当て続けると鏡面が失われ濁ってくる。これは表面に目に見えない傷が無数についたためである。

このような細かい傷がつくことを懸念しているのであれば、ヘッドに車輪やモーター駆動の回転ブラシがついてない「ハードフロアツール」が最適である。ハードフロアツールはモーターヘッドのように高速回転するブラシが搭載されていないため、激しい摩擦によって生じる微細な傷がつきにくい。さらに吸込口に車輪がついていないため、動きが悪くなった車輪によるひっかき傷もつかない。さらには、ヘッドと床との間に挟まりそうな嵩のあるゴミは吸込口の周りに配置されたブラシによって押し出されるため、ゴミがヘッドと床とのあいだに噛んでひっかき傷がつくこともないのだ。

2位のソフトローラークリーナーヘッドは柔らかい「ナイロンフェルト」と「カーボンファイバーブラシ」のみが搭載されているため、同社の他のモーターヘッドに比べると微細な傷がつきにくい設計となっている。しかし、ローラーがゴミを引きずりながら吸込口に集じんするため、硬いゴミを吸い込んだ場合は目立つ傷がつく場合がある。また、不具合で車輪が止まって引きずった傷がつくこともある。従って「ソフトローラークリーナーヘッド」と「ハードフロアツール」を比較すると車輪とローラーがついてないハードフラツールのほうがフローリングでは傷がつきにくい設計となる。

ただし、ハードフロアツールにもデメリットがある。ハードフロアツールは吸込口が標準装備されているモーターヘッドより面積が広く、ゴミを浮き上がらせる回転ブラシがついていないため、ペットの餌・砂・米粒のような固形のゴミを吸い上げる力が弱い欠点が存在する。このため、吸引できるゴミはフローリングのようなフラットな床面に落ちている埃・塵・髪の毛のような軽いゴミとなる。その他に、カーペットやラグではブラシが繊維に引っかかるため、ヘッドを前後に滑らせて掃除をすることができない。

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フローリングで傷がつきにくい掃除機のメーカー

フローリングに傷がつく3つの原因

●ヘッドと床とのあいだに固形のゴミが挟まってひっかき傷がつく
●不具合で止まったヘッドの車輪(ローラー)でひっかき傷がつく
●何度もモーターヘッドのブラシが回転することで細かい傷がつく

国内メーカーのパワーヘッドのブラシ

海外メーカーより日本メーカーのほうがブラシが柔らかい

基本的に国内の大手家電メーカーが販売している高機能タイプのコードレスクリーナーはモーターヘッドに柔らかいブラシを採用しているため、硬いブラシを採用している海外メーカーに比べるとフローリングに傷がつきにくい。このため、回転ブラシによる細かい傷を懸念しているのであれば、海外メーカーより床に負担をかけない設計である国内メーカーのスティックコードレスクリーナーのほうがおすすめである。

ブラシが柔らかいメーカー:東芝、シャープ、日立、パナソニック、三菱

海外メーカーのパワーヘッドのブラシ

モーターヘッドにタワシのよう硬いブラシを採用しているメーカーは、「Dyson(Animal)」「SHARK」「Electrolux(エルゴラピード、エルゴラパワー)」「Anker」となり、部屋の背景が反射するほど鏡面になっているフローリングで使用すると細かい傷がついたり、長く使用しているとフローリング表面のコーティング材が白く濁ってきたりする場合がある。このため、日本の床向けに設計されてヘッドを搭載したモデルはおすすめだが、土足文化が根付いている欧米と同じ設計のヘッドが搭載されているモデルは避けたほうが無難である。

ブラシが硬いメーカー:ELECTROLUX(エルゴラピード、エルゴパワー)DYSON(Animal)、SHARK、ANKER
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床に傷がつきにくい掃除機

国内メーカーなら回転ブラシを停止できるパナソニック

基本的に高機能タイプの製品を販売している国内メーカーは、ヘッドに柔らかいブラシを採用しているため、前述した海外メーカーに比べるとデリケートなフロアで使用しても細かい傷がつきにくい。しかし、いかに柔らかいナイロンブラシが搭載されていても何度も掃除機がけを行っていると、ブラシの摩擦によってフローリング表面に塗装されたコーティング材の鏡面は失わていく。

そこで、回転ブラシによる細かい傷を懸念している人におすすめなのが、パナソニックから販売しているiT/パワーコードレスシリーズのモデルである。パナソニックのスティック掃除機には回転ブラシを停止させる機能が搭載されているため、回転ブラシを停止させて使用することにより、フローリングに傷がつく懸念材料を減らせるだけでなく、モーターヘッドの回転音の騒音値を抑えたり、髪の毛や糸くずがブラシに絡みつくことも抑えることができる。

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ダイソンの中で傷がつきにくいヘッド

海外メーカーならダイソンのFluffy

欧米では日本と違って家の中で靴を履いて生活している土足文化のため、カーペットの奥深くに入り込んだ砂埃を効率よく掻き出しながら掃除をしなくてはならない。このため、基本的に海外メーカーの掃除機のモーターヘッドにはカーペットからより多くのゴミを集じんするために、タワシのような硬いナイロンブラシを搭載しているメーカーが多い。

現在、唯一硬いナイロンブラシを採用していないモデルが、ダイソンから販売されているソフトローラークリーナーヘッドを搭載したFluffyだ。フローリングに適しているFluffyはDC74シリーズから登場したモデルとなり、それ以降のシリーズ(V6/V7/V8/V10/V11)にもラインナップされているほど人気が高い。Fluffyを選ぶなら迷わず簡単なごみ捨て機構が採用されているV7以降のモデルがおすすめ。

ダイソン-ハードフロアツール(フローリングで傷がつきにくいヘッド)-隙間の高さ

ハードフロアツールは傷がつく懸念材料が一番少ない

いくら大手家電メーカーの柔らかい回転ブラシを搭載したモーターヘッドを使用したり、回転ブラシが搭載されていないノーマルヘッドを採用したローエンド機を使用しても、ヘッドと床との間に硬いゴミが噛んだり、車輪に髪の毛や埃などが絡みついて動きが悪くなった場合に目立つ引っかき傷がつく場合がある。このため、どのメーカーの現行機種で掃除をしてもフローリングに傷がつく可能性は0にはならないのが現状だ。

今のところフローリングに傷をつける懸念材料をなくしたヘッドはやはりダイソンから別販売されているハードフロアツールしかないだろう。このヘッドは吸込口の周りにナイロンブラシが配置されているため、嵩のあるゴミが床に落ちていたとしてもヘッドの前面で押し出すため、ヘッドの床との隙間に挟まる心配がない。また、車輪がついていないため、なんらかの不具合で車輪が停止したり滑りが悪くなることもないため、引きずった跡がつく心配もない。

ただし、ハードフロアツールはカーペットやラグのような床面で使用すると、ブラシが絨毯繊維に引っかかりヘッドをうまく前後に滑らせることができないため、フローリングのようなフラットな床面専用となる。このため、カーペットを敷いている部屋がある家では、床の種類に合わせてヘッドをつけかえる手間が増える。また、コードレスより吸引力が強いキャニスター掃除機専用ヘッドのため、コードレスに装着すると米粒のような固形のゴミを吸い上げる力が弱くなるデメリットも存在する。

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掃除機以外のおすすめのフロア用掃除道具

花王クイックルワイパー

フローリングに傷をつけたくないならクイックルワイパーが最強!?

フローリングに傷をつけずに掃除をしたい場合は、花王が販売しているクイックルワイパーのように柄のついたヘッドにシートを取り付けて掃除ができるフロア用掃除道具もおすすめだ。個人的におすすめしたいシートが同社から販売されてる「立体吸着ウエットシート」。ウェット感があるうえゴミを絡め取る立体構造を採用しているため、モップより微細な埃や塵や、絡め取りにくい髪の毛の取りこぼしも少ない。成分には除菌剤や界面活性剤の他に揮発性の高いエタノールが含まれているため、フローリングを傷めにくいのも高ポイント。

また、掃除機に床に傷がつく要因を取り除いていくと、前述したパナソニックのように回転ブラシを止められるヘッドや、ハードフロアツールのように回転ブラシや車輪がついてないヘッドに選択肢が絞られてしまう。これらのヘッドは傷がつきにくくなるメリットはあるものの、汚れを拭き取る乾拭き効果が落ちてしまうため、床についた汚れや微細なハウスダストを綺麗に除去することができなくなるデメリットも存在する。クイックルワイパーなら、埃・塵・髪の毛だけでなく、汚れまで綺麗にすることができるのも嬉しいポイント。

ただし、花王のウェットタイプのシートは割高のため、毎日これで家を掃除するとあまり経済的ではない。このため、質素倹約を旨としている我が家では、他メーカーが販売している安価なウェットタイプのフローリングシートを多用している。花王のようにシートの表面が凸凹とした立体構造シートではないため、髪の毛を絡め取る捕集力は劣るものの、毎日、一般家庭の床に発生する埃・塵・ハウスダスト・皮脂や食べこぼしの汚れであれば、安価なタイプでもしっかり綺麗にすることが可能であった。

この手のお掃除シートは種類が多すぎて把握してないが、ヘッド部のサイズが(縦10cm×横25cm)に流用できるクイックルワイパーのモデルには、サイズが(縦18cm×横27cm)以上のシートであれば流用することが可能であった。(流用できるシートのサイズは当サイトの調べによるもの)。
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【Q&A】マキタのCL141FDが快適になるのは「高機能フィルター」「サイクロン化」どっち?

この記事は約 5 分で読めます ( 約 2465 文字 )

メッセージ本文差出人: M様
題名: フィルター
CL141FDを愛用しているモノです。
詳しく書かれているブログでお勉強をさせてもらっています。
高機能フィルターなど発売されている事を知らずに、ほこりまみれのフィルターを嫌々掃除していました。
いま悩んでいるのが高機能フィルターを買うか?サイクロン化するか?です。
子供が小さいので毎朝マキタのお世話になっているので、より快適に使用できるおススメはどちらですか?
あと互換バッテリーのおススメなどあれば教えて頂けると幸いです。お願いします
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cl141fd-フィルター+プレフィルター

フィルター+プレフィルター

ざっくりまとめると

●素材:不織布
●目詰まりしやすい
●目詰まりした塵は水洗いしないと除去できない
●水洗い可能
●フィルターお手入れ目安:週1回(毎日家中掃除した場合)
●30~35μm微粒子を90%捕集

14.4Vシリーズのカプセル式の従来モデルに標準付属されていたフィルターです。目に見える大きなゴミをプレフィルターで捕集し、粉じんのような微細なゴミを不織布のフィルターで捕集します。大きなゴミはダスター刷毛のようなブラシで除去できますが、不織布に入り込んだ粉じんはブラシで除去することができません。このため、家の場合は毎日家中の部屋と廊下や階段を掃除すると、1週間に1回はフィルターを水洗いしていました。

マキタクリーナーを初めて使った当初は、このサイトをつくるきっかけになるほど便利なもので感動しました。しかし、その当時マキタとよく比較されていたダイソンを使ってから、マキタのフィルターのお手入れがうんざりするほど面倒になりました。それまで否定していたダイソンはゴミを捨てる度にフィルターのお手入れをする必要がなかったため、マキタ欠点を解消したクリーナーとして紹介するようになりました。
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cl141fd-高機能フィルター

高機能フィルター

ざっくりまとめると

●素材:超極細繊維
●目詰まりしにくい
●目詰まりした塵をダスター刷毛で掃き落とせる
●水洗い可能
●フィルターお手入れ目安:月1回(毎日家中掃除した場合)
●30~35μm微粒子を95%捕集

高機能フィルターは従来の不織布のフィルターと違い、メガネ拭きの生地のようにサラッとした生地になっているため、付着した目にみえるゴミを簡単にはらい落とすことができます。さらに、微細なゴミの捕集効率は従来のフィルターより高く、生地の目も極細になっているため、目詰まりした粉じんもダスター刷毛で掃き落とすことが可能です。このため、毎日家中まるごと掃除をしてもフィルターの水洗いは月に一度で十分だと感じました。

マキタのカプセル式モデルに高機能フィルターを装着すると、フィルターに付着したゴミをサッと落とせるようになったためストレスがかなり軽減されました。また、目詰まりした粉じんもダスター刷毛のような毛先の細いブラシを使えば除去できるため、面倒だったフィルターの丸洗いも一週間に1度から一ヶ月に1度に低減されるのも嬉しいポイントです。その他に、排気がやや綺麗になるのも高ポイントです。
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cl141fd-サイクロンアタッチメント

サイクロンアタッチメント

ざっくりまとめると

●吸込口から吸い込んだ空気とゴミを遠心分離
●フィルターが目詰まりしにくくなる
●吸引力は低下するが強い吸引力が持続する
●ごみ捨てが億劫にならないほど簡単になる
●ごみ捨て時に埃が舞い上がりにくい
●フィルターお手入れ目安:月1回(毎日家中掃除した場合)
●水で丸洗い可能

マキタのカプセル式モデルは吸込口からフィルターへと空気が一直線に流れる構造となっています。このため、すぐにフィルターが目詰まりを起こし、吸引力の低下につながっていました。サイクロンアタッチメントを装着すると、目に見える大きなゴミだけでなく、フィルターの目詰まりの原因となっていた埃や微細な粉じんまでも遠心分離するため、強い吸引力が持続するだけでなく、フィルターのお手入れ頻度も大幅に低減されます。

サイクロンアタッチメントを装着すると、埃が舞い上がる不衛生+面倒なフィルターのお手入れ頻度が低減されるうえ、吸引力を持続することができるため、一度使うと元の仕様には戻れなくなります。また、カップをゴミ箱の中に入れながら捨てられるため、ごみ捨て時の埃を舞いあがりが軽減されるのも個人的にかなり評価が高いです。同社の紙パック式も愛用していますが、紙パック式の(紙パックの着脱+ごみ捨て)より、(サイクロンアタッチメントの着脱+ごみ捨て)のほうが簡単です。
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cl141fdにおすすめのフィルター

管理人おすすめの構成

CL141FD おすすめの構成

●「高機能フィルタ」+「サイクロンアタッチメント」がおすすめ
●どちらか一択であれば迷わず「サイクロンアタッチメント」を選択
●面倒なフィルターお手入れや不衛生な埃の舞い上がりから開放される利点は大きい

毎日のフロア掃除が用途であれば、フィルターを高機能フィルターに交換して、サイクロンアタッチメントを装着する構成がおすすめです。しかしながら、高機能フィルターとサイクロンアタッチメントを装着すると吸引力が低下するため、吸引力の低下を少しでも抑えながら、ごみ捨て時の埃の舞い上がりや面倒なフィルターのお手入れから開放されたい場合は、現在のフィルターを取り付けた状態で、サイクロンアタッチメントの装着がおすすめです。

メーカーのカタログでは掃除機にサイクロンアタッチメントを装着した場合、クリーナー本体のごみ捨て頻度は1/6と記載していますが、家庭で使用する場合は建築現場のように微細なゴミが大量に落ちていないため、本体のごみ捨てやフィルターお手入れの頻度はさらに低減されます。とりあえずはサイクロンアタッチメントの装着、それでもフィルターのお手入れがストレスになる場合は、高機能フィルターに交換してみたはいかがでしょうか。

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【Q&A】ドックフードを吸引できる軽い紙パック式コードレス掃除機

この記事は約 8 分で読めます ( 約 4425 文字 )

差出人: M様
題名: コードレス紙パック掃除機

メッセージ本文:
コードレス紙パック掃除機を買いたいのですが何がいいのか分かりません。記事を読んでマキタがいいのかな〜と思いましたが、機種が選べずにいます。マキタにこだわっている訳ではないので他メーカーでも構いません。ちなみにマキタのバッテリーは持っていません。アドバイスお願いします。

予算は1万円前後、安ければ安い程いいです。

・掃除する床の種類→フローリング
・吸引するゴミの種類→ホコリ、粉類、ドックフード、割れ物の破片
・掃除機をかける部屋の広さ→部分的な掃除用
・掃除機をかける頻度→毎日クイックルワイパーかけていて、大掃除や粉類こぼした時やお皿割ってしまった時だけに掃除機使います。
・掃除機をかけるのに費やす時間→10分程度
・重視したいポイント→軽い程いいです。ヘッドブラシ無しで、粉、お皿の破片が吸えるように吸引力が強い物が欲しい。紙パックでも埃が漏れない物。
・今お使いの掃除機の悩み→以前コードありダイソン使用、今は掃除機ありません。サイクロンはゴミ捨てや手入れが嫌なのでお手入れいらずの紙パックが欲しいです。

機械に疎くて何を買えばいいか分かりません。
宜しくお願いいたします。


このメールはコードレス掃除機マニアの比較サイト(マキタ菌)のお問い合わせフォームから送信されました

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クイックルワイパーとコードレスクリーナー

フローリングメインであれば、クイックルワイパーとローエンド機でも十分

ざっくりまとめると

●予算1万円前後だと7.2V/10.8Vしか選択肢がない
●埃・塵・髪の毛・ペットの毛・食べこぼし等はローエンド機でも吸引できる
●家では床に付着した目に見えない粉じんや汚れをクイックルワイパーで拭き取り

予算が1万円前後で軽い紙パック式のコードレス掃除機を探しているとのことですが、軽い10.8Vのバッテリーが採用されている製品がおすすめです。我が家も猫を飼いだしてから、フローリングや畳の掃除にクイックルワイパーを愛用しているのですが、フローリングのようなフラットな床面であれば、ローエンドタイプのクリーナーとクイックルワイパーでも十分だと考えております。

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アイリスオーヤマとマキタのクリーナーヘッド

10.8Vの紙パック式で人気のクリーナーは「アイリスオーヤマ」と「マキタ」の製品

ざっくりまとめると

●毎日一般家庭の床に発生するゴミはどちらの製品でも吸引できる
●ペットの餌や砂のような固形のゴミを吸い上げる力はマキタのほうが上

現在、このクラス(10.8V)で人気の充電式クリーナーは、アイリスオーヤマとマキタの製品となります。ダイソンやiTのようなハイエンド機に比べると吸引力は劣りますがサブ機として人気が高いです。

フローリングから毎日床に発生する埃・塵・髪の毛・ペットの抜け毛のような軽いゴミの掃除であれば、どちらの製品でもストレスフリーに掃除ができますが、ペット用の餌や砂のような重たいゴミを吸い上げる力や最適なヘッドは、電動工具メーカーのマキタクリーナーのほうが適しています。

マキタ(Makita)は建築現場の職人たちから定評がある電動工具メーカーとなり、10.8Vシリーズの電動工具が使われているバッテリーを採用しているコードレスクリーナーは、力の弱い女性でも持てる軽さと取り回しの良さから、家庭で使われている機会も増えています。また、2009年からリチウムイオンバッテリーを採用した充電式クリーナーを販売しており、クリーナーを販売している歴史はアイリスオーヤマより古いです。

 

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マキタの10.8Vの紙パック式で人気なのは「CL107FDSHW」と「マキタのターボ60」

ざっくりまとめると

CL107FDSHW:充電器で充電する着脱式バッテリー
マキタターボ60:充電アダプタを本体に差し込んで充電する内蔵バッテリー

現在、マキタの10.8Vシリーズの紙パック式充電式クリーナーで吸引力が強くて人気なのが、「CL107FDSHW」と「マキタのターボ・60」です。双方の大きな違いはバッテリーの充電方法となり、CL107FDSHWが充電器でバッテリーを充電する「着脱バッテリー」、マキタターボ60が本体に充電アダプターを差し込んで充電する「内蔵バッテリー」を採用しています。

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マキタ|CL107FDSHWの吸引力を検証(色々なゴミを吸い取ってみた)

CL107FDSHW(紙パック式)の特徴

特徴をざっくりまとめると

●同社の10.8V(スライド式)の電動工具と共用できる
●充電器で充電する着脱バッテリーを採用
●充電時間(22分)が家電メーカーの製品より早い
●予備バッテリーを用意できる(使用時間アップ)
●バッテリー交換が容易に行える(経済的に電池交換)

着脱式バッテリーを搭載しているCL107FDSHWの最大の特長は、同社が展開する10.8Vシリーズの電動工具と同じバッテリー(BL1015)が採用されていることです。同タイプのバッテリーを使用することで、電動工具とのあいだで使い回すことができます。

また、バッテリーは本体から取り外して急速充電器で充電するため、22分という驚異的なスピードでフル充電することが可能となり、途中で充電が切れてもすぐに掃除を開始できます。その他に、予備バッテリーを用意すれば、連続運転時間を延ばすことができるメリットも存在します。

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通販生活限定モデル マキタのターボ・60(CL113FD)の吸引力比較

マキタのターボ60(紙パック式)の特徴

特徴をざっくりまとめると

●工具メーカーの同クラス(10.8V)で一番強い吸引力を誇る
●本体に充電アダプタを差し込んで充電する内蔵バッテリー採用
●使用頻度の高い強モードの使用時間がCL107FDSHWより長い
●充電時間に2時間半かかる
●内蔵式バッテリーだがバッテリー交換は自身で行える(交換動画

内蔵式バッテリーを搭載しているマキタターボ60の特長は、吸引力の目安となる吸込仕事率が同社の同クラス(10.8V)の中で一番強い数値となっていることです。CL107FDSHWより後発に発売されているため、比較的新しいマキタクリーナーに採用されている延長パイプをワンタッチで着脱できる(パイプロックボタン)搭載されています。

また、使用頻度の高い「強モード」の連続運転時間がCL107FDSHWより長くなっているため、一回の充電で使用できる時間がCL107FDSHWより上となっています。ただし、バッテリーの充電時間が2.5時間と着脱式バッテリーのCL107FDSHWより長くなるため、充電切れするとすぐに掃除を開始できない欠点も存在します。

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CL107FDSHW モデル マキタターボ60
MAX:32W
強:20W
標準:5W
吸込仕事率 MAX:35W
強:20W
標準:5W
MAX:10分
強:12分
標準:25分
連続使用時間 MAX:12
強:20
標準:60
22 充電時間 2.5時間
1.1kg 本体重量 1.0kg
充電器 充電方法 充電アダプタ
紙パック 集じん方式 紙パック

どっちを選んでも後悔しないが、軽さと吸引力にウェイトを置く場合はマキタターボ60がおすすめ

個人的には吸引力の指標となる吸込仕事率や重量・価格に大きな差がないため、CL107FDSHWがおすすめなのですが、同社の充電式ツール(10.8Vスライド式)を使い回す予定がないのであれば、通販生活限定で販売されているマキタのターボ60を選んでも後悔しません。(現在、通販生活はAmazonに出店しているため、Amazonでも注文することできます。アイボリー・オレンジ・ブラックの3色がラインナップ)

マキタターボ60の充電時間が2.5時間といってもアイリスオーヤマが3時間、ダイソンが3.5時間のため、同じ充電アダプターで充電するタイプの製品と比べて早いほうです。また、本体重量も牛乳パック(1000ml)と同じ1kgのため、力の弱い女性やシニアの方には人気の高いモデルとなっています。その他に、マキタターボ60のほうが後発なので本体と延長管をワンタッチで取り外せる新機能(パイプロックボタン)も搭載されています。

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【回答用】マキタのCL107FDSHWでロイヤルカナン
上はCL107FDSHWで猫用のドライフード(大粒タイプ)を吸引した動画です。吸引力はダイソンのようなハイエンド機やキャニスター掃除機に比べると劣りますが、ヘッドには回転ブラシがついていないため、ヘッドの有無に関わらず弾き飛ばさずに固形のゴミを吸引することができます。犬用のドライフードはもっと大粒のタイプが存在しますが、後述する動画でさらに重たいビー玉や500円硬貨を吸引することができることから、問題なく吸引できるかと思います。
【回答用】マキタのCL107FDSHWでビー玉・おはじき・500円玉
割れたお皿の破片を用意することができなかったため、おはじきやビーダマを吸引した動画です。通気口を通る大きさであれば問題なく吸引することができるかと思います。微細なガラスの破片であれば軽々と吸引できます。なおMAXモードの吸引力は少しの差ですが、CL107FDSHWよりマキタターボ60のほうが上となります。
マキタのCL107FDにサイクロンアタッチメントを装着して掃除してみた
小麦粉のような浮遊するような超微細なゴミは、落ちている量が少なければ問題ありません。しかし、一度に大量に吸引すると他のゴミと違い、紙パックが一杯になる前にフィルターが目詰まりを起こし吸引力が大幅に低下します。少しこぼす程度であれば不要ですが、このようなフィルターの目詰まりの原因となるような粉じんレベルのゴミを大量に吸引する場合は、別販売されている「サイクロンアタッチメント」の装着がおすすめです。
確かに仰られる通り、ダイソンなどのキャニスタータイプのサイクロン掃除機はダストカップ内のお手入れが大変ですが、マキタのサイクロンアタッチメントはゴミを捨てるたびにお手入れする必要がないうえ、ごみ捨ても他社のサイクロン式に比べると埃を舞い上がらせずに簡単に行えます。(ごみ捨て動画はこちらからどうぞ
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マキタの紙パック

マキタの紙パック式モデルは、繰り返し使うことができる「ダストバッグ(1枚)」と、使い捨てタイプの「紙パック(10枚)」が付属されています。紙パックの品番はA-48511となり、同社の紙パック式モデルすべてに互換性があります。10枚入りで500~600円ほどですが、大量に出品しているショップも存在し、まとめて買うとお買い得になります。前述したサイクロンアタッチメントを装着すれば、紙パックの消費が低減され経済的です。

【Q&A 】マキタの充電式クリーナー 18V CL182FDにおすすめのバッテリー

この記事は約 4 分で読めます ( 約 2139 文字 )

差出人: H様
題名: マキタ18V充電式クリーナーのバッテリー買い替え

メッセージ本文:
マキタ掃除機を買う時にこちらを拝見し 購入を決めました かれこれ三年くらい経ちました ありがとうございました とうとうバッテリーの持ちが悪くなりまして 買い替えようと思ってます
*充電式クリーナー 18V CL182FD
*バッテリー BL1840
*充電器 DC18RC
上記のものを使用しています
アマゾンで見ると バッテリーのもちが1.5倍 残量表示のあるBL1860Bの商品がきになりました
この商品はお勧めの商品でしょうか?
また 別でお勧めのバッテリーはありますか?
よろしくお願い致します


このメールは コードレス掃除機マニアの比較サイト (http://makita-cleaner.com) のお問い合わせフォームから送信されました

マキタの充電式クリーナー 18V CL182FDにおすすめのバッテリー

マキタのバッテリー「残量表示機能」のメリット

ざっくりまとめると

●残量表示:確認ボタンで…4段階で残容量表示
●自己故障診断:確認ボタンで…左右の2個交互点滅で故障
●バッテリーの残量が分かるから、焦って掃除をしなくてよかった
●バッテリーの残量が分かるから、充電のタイミングが分かるようになった

BL1860Bのように型番の末尾に[B]がつくバッテリーは、従来のモデルにはなかった「残量表示機能」が搭載されています。バッテリーの前側にあるボタンを押すことで、バッテリーの残量をランプで4段階表示します。

現在、わたしも残量表示付きのバッテリーを使用しており、残量が分かるようになったので「そろそろバッテリーが切れるかな…」と焦って掃除をしなくなりました。また、残量表示の点灯しているランプが1つになったら満充電するようにしています。

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型番 電圧 容量 使用時間 重量
BL1815 18V 1.5Ah 使用不可
BL1815N 18V 1.5Ah 強:10分
標準:20分
350g
BL1820B 18V 2.0Ah 強:13分
標準:26分
375g
BL1830 18V 3.0Ah 強:20分
標準:40分
640g
BL1830B 18V 3.0Ah 強:20分
標準:40分
635g
BL1840 18V 4.0Ah 強:26分
標準:53分
640g
BL1850 18V 5.0Ah 強:33分
標準:66分
630g
BL1850B 18V 5.0Ah 強:33分
標準:66分
635g
BL1860B 18V 6.0Ah 強:40分
標準:80分
660g

上の仕様は2019年5月調べ。重量の仕様が変わったりラインナップが増える場合があります。

「CL182FD」のバッテリーの選び方

ざっくりまとめると

●掃除機にかける費やす時間より駆動時間が長いバッテリーがおすすめ
●軽量重視ならBL1815N/BL1820B
●重量を気にしないならBL1830B/BL1850B/BL1860B
●使用時間が長いならBL1850B/BL1860B
●BL1830B/BL1850B/BL1860Bの重量に大きな差はない
●型番末尾に「B」がつかないモデルは生産中止

これまで18Vのプロ用バッテリーは9種類が発売されており、少しでも予算を抑えたい場合や、一回の掃除機に費やす時間が短い場合は「BL1830B」がおすすめです。従来モデルに付属されていた「BL1830」は生産中止となっています。

付属されていたBL1830や今お使いのBL1840より軽いバッテリーが良い場合は、BL1815N/BL1820Bがおすすめ。ただし重量がかるくなる分、バッテリーの容量が小さくなるため使用時間が短くなります。

予算に余裕がある場合や、一回の掃除に費やす時間が長い場合は大容量の「BL1850B」や「BL1860B」がおすすめです。バッテリー容量が大きいと重たくなるイメージがあるかもしれませんが、重量はBL1830やBL1840と比べると大きな差はありません。

下記(ブログでは上表)にバッテリーの重量とCL182FDに使用した場合の連続使用時間を記載しておきます。

ちなみに、CL182FDがパワーアップした後継機種(CL282FD)も今年発売されており、本体のみで購入することも可能です。「CL282FDのレビュー」はこちらからどうぞ。

–返信した内容ここまで–

家のマキタはBL1830B(3.0Ah)

わたしの場合は毎日掃除機がけを行うものの、家が2階建てで各階に掃除機を設置しているため、1回の掃除機に費やす時間は10分以下。このため、一回の満充電で(強:20分/標準:40分)使えるBL1830Bでも不自由なく使うことが出来ている。使用頻度の高い「運転モード」の一回の使用時間がBL1830Bの連続運転時間を超える場合は、BL1840以上のバッテリーを選ぶとよいだろう。現在、モデルの末尾に「B」がつかないモデルはほとんど生産中止になっているため、今後の選択肢はBL1830B、BL1850B、BL1860Bと変わっていくだろう。ちなみにBL1850Bの重量は従来のBL1830より軽いので重さを心配する必要はない。